[概要] トガガガッガッガー
橙と藍は紫のお使いでお出かけしてた。 お手々つないで仲良し親子みたいに2人とも仲良く出かけていたのに、橙はキュッと強くその手を握ったのだった。
「橙どうしたの? 何か顔色が悪いわね?」
「藍しゃま! 見えないの? 戸隠が投稿してる怖いよぉ!」
「橙、見ちゃ駄目よ。それは有害指定のチラシの裏よ」
『可愛い可愛い橙さん、戸隠のサクヒンはチョー面白いっすよ。このサクヒンにはは楽しい川遊びにおやつがあるっす。そうだ、くぁあわいい水着もあるっすよぃい!』
「藍しゃま! 藍しゃま! キモい戸隠がなんか言ってるよぉ」
「駄目よ。それは気にしちゃ駄目、さっさとブラウザバックしなさい」
『橙さん、一緒に遊ぼうっす。準備も何も万事オッケーバルジの戦いっす! 妖精さんもいるっすよ。ミスティアさんのふつくくしい歌も聞けるっすよ』
セリフいだけじゃなく、戸隠はニタニタ手招きもしている。
トガガガッガッガー
「藍しゃま! 藍しゃま! 駄目だよぉ、戸隠がニタニタしてるよ」
「橙、ああ何てこと、多分もしかして、式が外れかけてるんじゃない?」
『橙さんの式は正常っすよ。じたばたしてる姿もくわぁいいっすね!』
トガガガッガッガー
「藍しゃま! 藍しゃま! もう無理だよぉ。気持ち悪いよぉ 」
橙は藍の手を握ったままその場に座り込んでしまい嗚咽して泣いた。
藍はあえぐ橙を抱きしめて、急いでお使いを済ませて紫の元に戻ったが既に概要は終わってしまう。 |