こいしへ
明けましておめでとう。
案の定読んだわけですね、はあ……。
お姉ちゃんは今恥ずかしすぎて死にそうです。
ところであなたの意見には身につまされる部分があります。
伊達にふらふら出歩いているわけではないみたいですね。
とはいえそんなシーンを書いたのをあなたに読まれた日には、布団の中でのたうち回ってしばらく出られなかったに違いないので、私は自分の内向性に感謝しています。
神社にいるのですね。
長い間地底にいると時間の感覚も季節の感覚もなくなってしまうのですが、なるほど今は冬でしたか。
私も久しぶりに門松なんか飾ってみましょうか。
魔女と黒ネコは仲が良いものだと思いますよ、一般論として。
まあそれは冗談としても、目に見えるものが全てではありません。
あなたも昔は知っていたようにね。
夜は暖かくして寝ること。
地上の冬は冷えますよ。
あなたの姉、さとり