【幻想郷:山のどこか】
「、っと」
自宅と定めている小屋に出先から戻った藤原妹紅は、戸口を開けた姿勢で身を固くした
誰かが寄り付く様な小屋ではない上、戸口には錠前まで掛けていたのだ
(盗まれて困る様なものは無いが、生理的習慣である)
そんな小屋の中、さも当然の様に座して囲炉裏の火を掻き回しす人陰があったのだから驚きである
「おかえり、妹紅」
空色の銀髪と瞳が、囲炉裏の灯りで夕焼け色に輝く
「……、ただい、ま …慧音」
「ただいま」なんて言葉はしばらく使ってなかったので、返事が遅れた
些事
「、っと」
自宅と定めている小屋に出先から戻った藤原妹紅は、戸口を開けた姿勢で身を固くした
誰かが寄り付く様な小屋ではない上、戸口には錠前まで掛けていたのだ
(盗まれて困る様なものは無いが、生理的習慣である)
そんな小屋の中、さも当然の様に座して囲炉裏の火を掻き回しす人陰があったのだから驚きである
「おかえり、妹紅」
空色の銀髪と瞳が、囲炉裏の灯りで夕焼け色に輝く
「……、ただい、ま …慧音」
「ただいま」なんて言葉はしばらく使ってなかったので、返事が遅れた
些事