闇が消え、青空が広がる。
先ほどと同じ、青い空。
しかし青空の下では、青空がてんで似合わない奴らが集っている。
チルノ、リグル、ミスティア、ルーミア、大妖精。
彼女らは成長した姿で、傷付いた美鈴と咲夜の目の前にいた。
ちなみに、日陰にはフランドールもいる。
闇が晴れる寸前に、門の影へと移動したらしい。
皆の方へ行きたいらしいが、いくら悪魔の妹といえども流石にお天道様には敵わない。
フランドールは「わたしだって頑張ったのにぃ~」と、日陰でいじいじとのの字を書いていた。
「なんで、貴女たち……」
問い質したいことがいっぱいあるが、クラっと眩暈がして咲夜はその場に膝を付いた。
体力と霊力を消耗し過ぎたらしい。
こんな状態でも腕の中の美鈴を落とさなかった自分を褒めてあげたい。
「あっ、大丈夫?!」
「私はいいの……それよりも、美鈴が……」
大妖精は屈み込んで、咲夜を支える。
咲夜は蒼白い顔をしていたが、それよりも抱かれている美鈴はもっと血色が悪く、咲夜の腕の中でぐったりとしていた。
「ミスティア」
「OKだよ」
大妖精の視線に、ミスティアは片方の目を瞑って頷く。
大妖精と同じように咲夜の傍に屈むと、その口から静かに音を紡いだ。
歌とは、揺らぎと言霊。
音とは、分子の揺らぎ。
風とは、大気の流れ。
風とは、命運ぶ歌。
ミスティアの歌を、大妖精の風が運ぶ。
咲夜へ、美鈴へ。
優しく、強く、そっと。
ミスティアの紡いだ歌は、癒しの歌。
大妖精の風は生命の息吹。
二つが調和し、カラダへ染み込む。
心地よい歌と風に包まれて、気付けば咲夜の肉体に沈殿していた筈の疲労はなくなっていた。
霊力の消耗による気怠さは多少残っているものの、体には活力が満ち、顔色は普段と同じくらいに血色が良くなる。
「……あれ?」
美鈴は目を開き、自分の体を眺める。
あれだけボロボロだった体の傷は塞がり、蒼白かった頬が綺麗なピンク色を取り戻していた。
「あばら……おれたはじゅなんでしゅが……」
痛みが全くなくなってしまったのか。
美鈴は小さな手で胸元を撫でて折れていた筈の肋骨の存在を確認する。
そうして咲夜に「くっついちゃってましゅ!」と、驚きに目を見開きながら声を上げた。
「よかった」
大妖精はホッとしたように笑った。
「ありがとうごじゃいましゅ、ミスチーしゃん、だいちゃん!」
「ううん。メイちゃん、もう痛いところない?」
「はい。だいじょーぶでしゅよ」
「やっぱり回復系は大ちゃんがいると効果が全然違うよね~」
ミスティアの言葉に、大妖精は照れたように「そ、そんなことないよ」と両手を振る。
美鈴は「もうだいじょーぶでしゅよ」と咲夜に笑いかけ、腕の中から抜けて立ち上がった。
「そんなことあるよ、大ちゃん。コイツは変な歌ばっか歌うから、回復系だと全然ダメだからね」
「リグルちゃん、ちょっと酷くない?」
口を尖らせるミスティアの鼻を、リグルが軽く摘む。
「もー、やめてよー」とか、「あぁ、ゴメン。摘みやすいからつい」とか言ってナチュラルにイチャコく二人。
どうでもいいが、リグルは軍服にマントを羽織っているだけなのに、どうしてこうも王子様チックに見えるのだろうか。
リグルの言葉にも照れて、ほっぺをちょっと赤くする大妖精。
チルノがその隣に寄り添って、熱を持った頬を指先で撫でてあげた。
「大ちゃんはほんと照れ屋だよなぁ~」
「そ、そうかなぁ?」
チルノの冷たい指先が心地よいのか、大妖精の表情が綻ぶ。
うん。大丈夫だ。問題はない。
どうやら漸く平和が戻ってきたらしい。
「チルノしゃんも、ルーミアしゃんもありがとうごじゃいました」
「別にいいって。困ったときはお互い様ってね。なぁ、ルーミア?」
少し離れた場所で煙草を吹かすルーミアに、チルノが問いかける。
ルーミアは煙草を咥えながら軽く微笑した。
「えぇ。ともかく助かったわ。ありがとう……えぇっと……」
成長したバカルテットPLUS(『バカルテットPLUS』とはバカルテット四人に大ちゃんを加えた時の名称)を見て、若干戸惑う咲夜。
一人一人をマジマジと見て、問いかける。
「……マルキュウ?」
「誰が⑨だ」
青い髪を姫結びにした氷の妖精は、咲夜の酷い言いように呆れた様子で返す。
普段は無邪気な色で輝きまくっている氷色の瞳が、今は理性的で凛と涼やかな光を灯している。
『バカ』なんて単語が何処からも見つからないくらいに、隙がなかった。
「貴女は……私の最大の敵の黒いアレ?」
「ボクは蛍だ!」
触覚を怒らせ、声を張り上げるリグル。
カッチリと纏った軍服が、何故だかこんなにも王子様ルックに見えてしまう女の子も珍しい。
「それから貴女が、毎夜毎夜ちょっと下品な鳴き声を発してる夜雀よね?」
「下品いうな! 下ネタに聞こえるのは心が穢れてるからだもん!!」
翼をはためかせ、ミスティアは噛み付くように言う。
どうでもいいが、なんでミスティアが四人の中で一番露出度が高いのだろうか。
「で、貴女が……」
「…………」
黒いドレスで煙草を吹かしている、艶(あで)やかなんだかダンディなんだかよく分からないルーミアを見て、咲夜の言葉が一瞬止まる。
多分、出るところ出ていて引っ込むところ引っ込んでいる、所謂ところの「ナイスバディ☆」になっているお姉様ルーミアに戸惑っているらしい。
「……そ、そーなのかー?」
「…………」
咲夜の意味不明な言動にルーミアは暫し無言でいたが、「お約束であるのなら仕方ない」という紳士な顔をして、
「そうなのか……」
と、紫煙を吐きながら低い声で呟いた。
どうでもいいけど、ダンディすぎるだろう。
「貴女は名も立ち絵もない妖精よね?」
「う、うん。間違ってはないけど……」
大妖精は苦笑しながら頬を描く。
隣のチルノが「立ち絵とか名前がなくたって、大ちゃんは大ちゃんだよ」と、大妖精の指先をきゅっと握る。
混ぜるな自然というか、自然にイチャイチャするなといいたくなる。
ギャップが結構果てしなくあるが、とりあえず把握した咲夜は改めて五人に礼を述べた。
「咲夜ー! わたしはー!!?」
が、後方から拗ねた声が。
門の日陰ギリギリのところでフランドールが手をブンブン振っていた。
「あぁ、もぅっ! あの太陽壊したい!!」
物騒なことをいうフランドール。
バカみたいな話だが、フランドールがいうと恐ろしくて堪らない。
呆れた顔をしていたチルノは、ルーミアに視線を合わせる。
ルーミアは微苦笑しながら頷いて、指をパチンと一回鳴らした。
「妹、影から出てみろ」
「はぁ?」
いやいや、出たら灰になって死んじゃうじゃん。なに言ってんだコイツ? と言いたそうな顔で、フランドールはルーミアを見て小首を傾げた。
「いもうとしゃま! るーみあしゃんがいうんなら、だいじょーぶでしゅよ」
何か分かったのか。
美鈴は「おいでー」と両手を広げる。
いや、そんなことされたら行くしかないだろう。
フランドールは勇気を出して、長い足で一歩陽の下に踏み出す。
「……あれ?」
何ともない。
もう一歩踏み出す。
全然平気。
フランドールは表情をパァーっと明るくして、「メイー!」と声を上げて飛んで、嬉しそうに美鈴の抱き上げた。
「メイ、どうしよぉ! わたしってば太陽克服しちゃった!!」
「わわっ! あぶないでしゅよ~!」
「落ち着け、バカ」
はしゃぐフランドールの頭を、チルノが掴む。
⑨に「バカ」と言われるなんて屈辱的過ぎるが、今のチルノ……チルノお姉さまは何処か違うので、逆にもっとバカと言って欲しくなる。
と思った方は正直に挙手しよう。大丈夫だ。君は作者と上手い酒が飲める。
フランドールは「何よ?」とむっとしながらチルノの手を払った。
「克服したんじゃなくて、ルーミアのお陰だっての」
「あ、そーなの? じゃなくて、そーなのかー?」
「あの、別に言い直さなくてもいいと思うよ?」
確かに大妖精の言うとおり「そーなのかー」と言い直さなくても良い。
「どゆこと?」とフランドールはルーミアに説明を求める視線を投げた。
ルーミアは、
「大したことはない。不可視の闇で君の周囲を覆っているだけだ」
と、紳士的に丁寧に、且つシンプルに分かり易く答えた。
「へぇー。まぁ、なんでもいいや。とにかくこれでメイといっぱい遊べるよね♪」
「はわっ!」
ぎゅむっと抱き締められる美鈴。
谷間に顔がうずまって、美鈴は「あわわ」と慌てる。
咲夜の視線が痛くて、尚慌てている。
いつもだったらここで時でも止めてフランドールから美鈴を奪取する咲夜だが、今はいかせん助けて貰った後なので仕方がないと諦める、もとい瀟洒らしく我慢だった。
「それにしても、どうして貴女たちまでそんな姿に?」
意識が向いている先を変えようと、咲夜は先程聞こうと思った事柄の一つを問う。
リグルが「原因は同じさ」と肩を竦めながら答えた。
「じゃあ、あのまるまるもふもふのいきものがげーいんで、ちるのしゃんとるーみあしゃんももとのしゅがたに?」
美鈴の何気ない言葉に、チルノとルーミアと大妖精を覗く全員が「え?」と呟き動きを止めた。
そこになんで大妖精は驚いてないんだ? という疑問も混ざって、咲夜・フラン・リグル・ミスティアに視線は、チルノとルーミアと大妖精に向かった。
「もとのしゅがたをみるのは、ほんとにひしゃしぶりでしゅね~」
「かれこれ五百年ぶりくらいか?」
「そんなところだろう」
「あーぁ。あん時あのスキマ妖怪に負けてなきゃなぁ~」
なるほどなるほど。あのスキマ妖怪と色々あったんですね。
チルノとルーミアの新事実に戸惑っている四人はそう解釈し、詳しい話は後日たっぷり聞きだしてやろうと心に固く誓った。
「あのまるまるもふもふのまほう、とんでもなくきょーりょくなんでしゅね。ゆかりしゃまのふーいんをかきけしちゃうなんて……」
「掻き消した、というわけではないだろう」
ルーミアは新しく煙草を出し、口に加えた。
説明はチルノに任せるというポーズだ。
チルノは若干面倒そうに口を開く。
「あのスキマ妖怪の術式は高度な数式を隙間なく配置した数字の混沌みたいなもんだ。膨大な量の数式がコンマ0.1秒単位で順序を変え、新たな方程式となって絶えず配置を変えるっていう厄介な構造に加え、その数字の変化がめまぐるしいからカオスめいてる。しかも一個の統一された式を使っているわけじゃなく、古今東西の色んな数字・式を使ってるから余計に厄介なんだけどな。
それに対してフランやリグル達がかかっている魔法は、簡単に言えば純粋な秩序の塊なんだろう。端から端まで綺麗に並べられた数式の羅列だな。
秩序と混沌は相反するものだろ? だから、互いに反発し合って相殺……結果、あたいとルーミアの封印は解除され、へんてこな魔法にもかからなかったから元に戻った、と……まぁ、これはあくまであたいの憶測だが、そんなに間違ってはない筈だ」
チルノの話を聞きながら「ねぇ、美鈴」と、咲夜が耳打ちした。
「はい?」
「わたし、全然意味が分からないんだけど……」
「だいじょーぶでしゅ。わたしもまったくわかりましぇん」
ゴニョゴニョと内緒話をしなくても、その場にいる大半が分かってない筈だから、普通に話せばいいのに。
ほら、リグルはこめかみを押さえて難しい顔をしているし、ミスティアはちんぷんかんぶん。
フランドールなんか「何して遊ぼうかなぁ~」と聞くこと自体を放棄している。
チルノは皆の様子に気付き、「まぁ、そんな話はいいな」と溜息を混じりに呟いて、話題を変えた。
「それより、今の奴らはなんなんだ?」
「わかりましぇん。とつぜんしょらがゆがんで、あながあいて……しょこからでてきたんでしゅ」
闇に呑まれ、そしてミスティアの歌によって修復された空間を一同は見上げた。
「……もしかして、ここだけじゃないかもしれない」
リグルが呟く。
誰も反論せず、ただ頷く。
考えていたことは同じだった。
「そうだね。もし、人里でこんなことが起きたら……」
「あぁ。あたい達で手分けをして、幻想郷中を調べてみよう。あたいはまず湖周辺を調べて、それからレティのことも心配だからちょっと探してくる」
「じゃあボクはまずは太陽の畑の方へ」
「ならあたしは人里の様子を見に行こうかな~」
色々と話し合うバカルテットPLUS。
いや、本当はもうなんかバカルテットなんて呼べないが、便宜上バカルテットと呼ぶことにする。
本人達は至って真剣に話し合っているのだが、フランドールにはそれが楽しそうに、というかカッコよく見えたらしく、
「ねね、わたしがリーダーだよね!?」
と、突如変なことを言い出した。
「はぁ?」
「だってスカーレットだよ? 赤だよ、赤!」
「いやいや、なんの話だよ?」
「だって『赤=リーダー』でしょ? ほら、メイも紅だし、わたしたち赤チーム!」
「だから意味分かんないっての!」
ギャーギャーとチルノとフランドールの口論が始まる。
その裏で、
「人里ってここから割りと近いよね? どうせだから冥界の方も行ってきてよ」
「えぇ!? ちょっ、ヤダよ、絶対にイヤ! だってあそこ……」
「勿論、白玉楼の方にも行って来てね」
「あたし完全に死亡フラグじゃん!? リグルちゃんの鬼ー!!」
リグルとミスティアがそんな会話を繰り広げていた。
「わぁーったよ、もぉっ! お前リーダーでいいよ! でもその代わりちゃんと働くんだぞ?」
コチラの会話はどうやらチルノが折れることが決着が付いたらしい。
フランは『キラッ☆』というポーズを取りながら「フランちゃんにまっかせて☆」とチルノの言葉に答えた。
(うわぁ……すげぇー不安すぎる……)
戦闘力は認めるが、これはどうだろうか。
一抹の不安を覚えながらも、チルノはリーダーに提案する。
「じゃあ、リーダー。リーダーって言ったら、やっぱり仲間集めをしなくちゃだろ?」
「おー! 超重要だね! いきなりすっごい重要任務だね!!」
「そうそう。ほら、今いるのは青に緑にピンクに黒だけだろ? だからさ、白を探してくれよ」
「白? 白なら……」
「……私ですか?」
フランドールの視線に、咲夜は嫌そうに答える。
もう、物凄く嫌そうに返す。
チルノは「甘いな」と首を振った。
「ソイツはどっちかってーとシルバー。ホワイトじゃない。ほら、いるだろ? 白くて、犬耳で……」
「あっ、分かった!」
チルノの誘導作戦は見事成功したらしい。
フランドールは美鈴を抱えたまま、虹色の翼をはためかせる。
「善は急げだよね! 行って来る!!」
「待ちなさい」
今にも飛び立とうとするフランドールを、とある声が呼び止める。
全員の視線が門前へと向く。
そこには小悪魔に抱えられたパチュリーが、蒼白とした顔でいた。
先程の美鈴よりも死にそうな顔をしているのは、きっと美鈴と咲夜の危機に駆け付けようとしたけど、頑張った結果発作を引き起こして生死の境を彷徨ったからだろう。
そしてエントランスで朝見た時よりも酷い有様になっていたカリスマを見て「ツボった」とかいって笑い転げていたからだろう。
「どうしたの、パチェ? なんか死にそうだね」
「えぇ。死にかけたわ、色々な意味で。それより、行くのならこれを持っていきなさい」
パチュリーはポケットから、黒い生地に赤い蝙蝠が描かれ、その上から白抜きで「S」と描かれた腕章を取り出してフランドールに渡す。
いっておくが、この「S」はサディスティックの「S」では決して無い。「Scarlet」の「S」である。だから断じてサディスティックの「S」ではない。断じて違う。
「即興で作った簡易通信アイテムよ。身に付けていれば、同じアイテムを持った仲間同士で簡単に連絡を取り合うことが出来るわ。勿論、私とも」
パチュリーは簡単に説明し、「貴女たちも持っていきなさい」と、チルノたちに渡す。
チルノは氷の形(手裏剣に見えるが手裏剣じゃない。あくまで氷である)の中心に「C」の文字が刻まれたものを左肩に。
リグルは葉っぱの形をしたものの中心に「W」が刻まれたものを左の首筋に。
ミスティアは羽の形をしたものの中心に「M」が刻まれたものを右鎖骨の上に。
ルーミアは罰点の形したものの中心に「R」が刻まれたものを鎖骨中央に。
即興という割にはそれなりに凝ったデザインのマジックアイテムを、四人はそれぞれ装着した。
「じゃ、カリスマンジャー出動!!」
準備完了と判断したリーダーは高らかに宣言して飛び上がる。
そのなんとも言えない総称に「はぁ!?」とか「えぇー!?」とか「それはないよ」とか声が上がるが、フランドールは遥か彼方上空。
しかも美鈴を連れて行ってしまったので、咲夜は「めいりーん!!」悲痛な声で叫んでいた。
チルノは「アイツ大丈夫か?」と、やっぱり何処か不安に思いながら追うように飛び上がった。
「じゃあ、行って来るから。大ちゃんはここで待ってて!」
その間際、いってきますのチューを大妖精の頬に落とすのは忘れず。
大妖精はチルノの言葉に頷いて、照れたように笑って見送った。
「ほら、ボクたちも行くよ」
「うぅっ……冥界行きたくないよ~」
半泣き状態のミスティアを連れ、リグルも飛び上がる。
「ルーミア、ここは頼んだよ」
「任せておけ」
相変わらず煙草を加えながら、ルーミアは答える。
どうやらこのヘビースモーカーなお姉さまは居残り組みらしい。
一気に静まり返った紅魔館門前。
咲夜が寂しげに「美鈴……」と呟く声がやけに悲壮感が漂って聞こえた。
「ゴメーン! 忘れ物ー!!」
と、思ったら、あっという間に星になった筈のフランドールが戻ってきた。
多分そこらへんをグルりと一周して戻ってきたのであろう。
だって行った時とは逆の方向から飛んできたのだから。
フランドールは咲夜の頭に載ったままになっていた美鈴の帽子を掻っ攫った。
「ちょ、妹様!?」
「えへへ~。じゃあいってきまぁ~す!」
「しゃくやしゃーん!!」
マジでいつ落ちるか分からないような抱き方をされている美鈴が、涙目で咲夜を呼んだ。
「めぇえぇぇぇりぃいいぃぃいいいぃぃん!!」
咲夜の叫び声が、虚空に響き渡った。
To Be Continued...
チル姉やらシルフ大ちゃんはカリスマの権化だな。
しかし、リグルの「ぼく」は頂けないですねぇ・・・
フランvs咲夜のめーりん争奪戦いいね、頑張れ妹様
それにしてもおぜう様が…まあ最後の最後に美味しい役どころもってくんだろうな
いい!!
特にナイスバディ☆で煙草ふかしてるルーミアと軍服にマントのリグルがいい!!
携帯から来てるから、絵が見れないのが残念!!(号泣)でもいい!!
<服に縫いこまれたパチュリーの魔法
術式を考えたのはパチュリーだけど、服に縫いこんだのはアリスだから、アリスの魔法なんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょうか?
あれ、やっぱり咲夜さんじゃないの?ww
続きも期待してますぜ!
続きが楽しみすぎる。
頑張ってください。
続きを待っていた甲斐があるというもの……
SSとイラストの力が合わさり最強にみえる(・・
続きが楽しみです!!!
・・・あと作者さんとはお友達になれそうww
現時点でそうだとは言いませんが、既にぎりぎりボーダーだと思います。
また、イラストのインパクトもあってキャラ萌え要素で押しておられるようですが、ストーリーの整合性としてはこちらも既にぎりぎりだと思います。当初のような壊れほのぼのSSのままだったなら問題なかった点も、ストーリーが展開していく中でバランスほ崩す要因と成り得ます。ぶっちゃけ、単なるネタ物を逸脱して物語性を上げれば上げるほど、安易な萌えキャラや強化キャラは話の贅肉となって持て余す危険性が増して行きます。
並べてご留意下さいませ。
すんげぇかっけー
短編ならまだ楽しめたものの、ここまで長くなるとさすがにこれは度が過ぎているんではないかと。
読者を楽しませるために好きなように書くのも良いですが、貴方にはもう少しキャラを見直して欲しいです。
辛口意見でしたが今後も頑張ってください。
そろそろレミリアお嬢様の大人化を期待したい…
面白かったです