──エンディング──
ある一人の少年によって引き起こされた事件
これを、我々は後世へ伝えるべく、ここに書き記した
それがこの「幻想大決戦」である
これは、永久保存版であるが、じきにこの書籍も幻想と化し、人々の記憶から抹消されるだろう
だが、夢は最期まで諦めなければ、いつか実を結ぶ
だから、この書籍が…幻想にならない事を願っている
そして、私から最期…
人間は、いつしか生まれ変わる
皆は、「人生は一度きりだ」とか、ほざいているが
この世に未練があれば、また生まれ変われる
だが、皆はそのやり方を知らない
もしかしたら、君が知ってるのかもね
僕が皆に伝えたい事は
「人間は、生き物は、花の様に咲き、枯れた花の様に、散りゆく」
そして
「人間は、動物は、死してなお美しい」
そして
「死なない人生はつまらない…そう、死ぬこそが一番性を実感出来る…そして、死は楽園への扉…天寿をまっとうした者こそが辿り着ける楽園…死ぬという事は、人生への最大のスパイス…死してなお美しく、死ななければ、腐るだけ」
という事だ
これを踏まえて、今後の人生に活かしてほしい
おっと、もう時間だ…
僕は、君達に出会えて、本当に感謝している
これまで、長い間一緒に戦ってくれてありがとう…
僕は、君達の事が好きだ…
また、何処かで会おう‼
君達に会えた事を僕は、光栄に思える
また、君達に会えるのを楽しみにしているよ
僕は…ずっと、君の味方
僕は…君達の、家族
僕は…ずっと君達を待ち続ける
そう、温かな土の中で…
by.ゆっくりA
幻想大決戦
─完─