幻想大決戦 〜 And to the legend...
制作:ゆっくりA
発表:ゆっくりA
幻想大決戦著作者:ゆっくりA
元ネタ:東方Project
スペシャルサンクス:ZUN様、上海アリス幻樂団、読んでくれたあなた!
…かつて幻想郷で起こった惨事
その物語の名は…
──幻想大決戦
一人の少年が始め、終わらせた…
悲惨な出来事
過去にあった事件は、今や幻想と化し、皆の記憶から消えていた…
「今日も暇ね〜」
そう言ったのは
13代目博麗の巫女 博麗霊夢
「なんだ?暇なのか?」
そう言ったのは
友人 霧雨魔理沙
霊夢「そうなのよね〜。最近なんにも起こらないのよね〜」
魔理沙「なるほどなぁ…」
霊夢「ねえ魔理沙、なんか良い話持ってない?」
魔理沙「そんなの無いに決まってるだろ?」
霊夢「そうよね〜」
魔理沙「…と言いたい所だけどな」
霊夢「何かあるの?」
魔理沙「幻想大決戦っていう小説があるんだよ」
霊夢「なるほどね〜。それは気になるわね」
魔理沙「だろ?一緒に見ようぜ!」
霊夢「良いわよ、どうせ暇だし」
──幻想大決戦 読み終わり
二人の目からは大粒の涙が溢れていた
霊夢「…なるほどね…」
魔理沙「…懐かしいな…」
霊夢「何か忘れているって思ったら、これだったのね…」
レミリア「遊びに来たわよ〜」
シーン
レミリア「…霊夢?いるの〜?」
シーン
レミリア「…おかしいわね〜。いつもなら「帰って良いわよ〜」って聞こえてくるはずなのに」
レミリア「留守なのかしら?」
レミリア「霊夢〜、上がるわよ〜…って、どうしたの?!霊夢!」
霊夢「…レミリア…」
魔理沙「…おう…レミリア…」
レミリア「…なんか、凄い元気ないわね…」
フラン「やっほ〜!」
レミリア「フラン?!どうしてここにいるの?!」
フラン「お姉様についてきたの!」
レミリア「そうなのね…」
フラン「…で、なんでこんなに元気がないの〜?」
レミリア「分からないのよ、それが」
霊夢が口を開く
霊夢「…ゆっくりAの事よ…」
その瞬間、レミリアとフランの間の空気までもが固まり、笑っていた表情は一変し、今にも泣き崩れそうな表情だった
レミリア「…あぁ、確か、そういうやついたわね…」
フラン「ゆっ…くり…A…?」
魔理沙「…ック!畜生!なんでこんな大事なこと忘れちまってたんだ!」
博麗神社の境内に、魔理沙の悲痛な泣き声混じりの叫び声と、魔理沙の台パンの音が響き渡る
それと同時に、皆の顔から涙がこぼれる
霊夢「…ゆっくりA…」
レミリア「…」
フラン「うわあああん!ゆっくりAぇぇ!」
霊夢は静かに涙を流し、魔理沙は台パンをしながら泣き叫び、レミリアは静かに泣き、フランはその場に崩れ落ち、泣き叫ぶ…
霊夢「…こうしてはいられないわ…」
霊夢が立ち上がった
霊夢「…この出来事を、皆に話しましょう…」
魔理沙「…そうだな…いつまでもメソメソしてたら駄目だ!」
レミリア「…えぇ、そうね。ゆっくりAの意思を受け継いで、後世に受け継いでいくわよ!」
フラン「…うん、フランも頑張る!ゆっくりAに負けないくらい、強い人になる!そして、ゆっくりAの活躍を広める!」
魔理沙「その意気だぜ、レミリアとフラン!」
霊夢「…伝えましょう…あの伝説の英雄、ゆっくりAが残した伝説の話を…」
魔理沙「あぁ」
レミリア「そうね」
フラン「頑張ろう!」
博麗神社にいる全員「もう二度と、こういう過ちを繰り返させないためにも、私達は、もう一度立ち上がる!」
──幻想大決戦 終結…