Coolier - 新生・東方創想話

幻想大決戦 読み切り版

2024/09/12 15:24:18
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幻想大決戦 〜 最後の章
ゆっくりAが亡くなって、暫く
皆は、元の幻想郷を
元の生活を取り戻していた


冥界 白玉楼
妖夢「幽々子様‼食べ過ぎですよ‼」
幽々子「だって、妖夢の作るご飯は美味しいんだもん????‼」

幻想郷境内 博麗神社
魔理沙「おーい、霊夢ぅ、いるかぁ」
霊夢「何よ、うるさいわねぇ」

霧の湖付近 紅魔館
レミリア「咲夜ぁ‼紅茶お願い‼」
咲夜「かしこまりました…」

この様に皆は
普段通り
そう、あの少年「ゆっくりA」がいなくなり
元の生活を取り戻していた

そして、何も無い
何気な日常を送っていた皆
そこで、思い出す

「ゆっくりA‼」

空を見上げると、いつもよりも明るく、幻想郷中を覆った

そこには、そう「ゆっくりA」がいたのだ
幻想郷中の誰もが驚いた
霊夢「…ゆっくりAなの?」
魔理沙「…おい、ゆっくりA…」
フラン「…ウグッ…ヒック…ゆっくりA〜‼」
ゆっくりA「悪いが、皆に大事な事を伝えに来た」
フラン「大事な…事?」
ゆっくりA「ああ、そうだ」
ゆっくりA「とても、重要な事だから、良く聞いてくれ」
霊夢「…で、なんなのよ…話す事って」
ゆっくりA「…この中に、人間は勿論いるだろう…皆は、死ぬのは怖いか?」
霊夢「べ、別に?」
魔理沙「…あるのぜ(小声)…」
ゆっくりA「まあ、そうだよな…だがな、人間は、生き物は、花の様に、咲き(生まれ)、枯れた花の様に散りゆく(死にゆく)ものだ…死なない人生は、確かに欲しい…だがな、生き物は、全員、死んでなお美しく輝き続けるんだ…だが、死ななければ、ただ腐っていくだけ…そして、人間は、生き物は、死ぬのを恐れるんじゃなくて、未来はどうなるのか?、来生はどのような姿か?という、視点で見て欲しい…それこそ、楽しみが増え、死ぬのが楽しみになる…これを…心の中に刻んでいて欲しい…」
フラン「…分かったから…戻って来てよ…ゆっくりA…」
ゆっくりA「ずっと君達の側にいるよ…そう、君達の心の中という、家にね…」
ゆっくりA「それじゃあ、今度は遊びに来た時に会おう…それじゃあな‼」
フラン「…ウ、うわああああん‼ゆっくりAぇぇ‼」
霊夢「…何カッコつけてるのよ…バカ…」
魔理沙「うわあああああん‼ゆっくりAぇぇぇ‼」
紫(…本当なんでしょうね?私の愛しい恋人(大切な人)さん?)

そして、この、少年の活躍記録「幻想大決戦」は、幕を閉じたのだった…

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