ふとした拍子に、私とパチュリーとアリスでそれぞれ「いちばん好きな本」を持ち寄って、発表することになった。
何のことはない。パチュリーの奴が、ずっと探していた稀少本をやっと手に入れたとかで、いつになく興奮して自慢してきたから、何だこんなの、私の持ってる本のほうが面白いぜ、とついつい言い返してやったのだ。そしたらパチュリーの奴、沼の底みたいな目をして「どうせ私の図書館から盗んでいった本でしょう。サノバビッチ」なんて言いやがる。
実際その通りだが、ほんとのことを言われても面白くない。ちょっと喧嘩になった。するとアリスが仲裁に入った。ところでアリスは仲裁が下手だ。私たちの間に入って、なんとか両方の顔を立てようとがんばっていたが、私もパチュリーも生来強情で、その上にパチュリーは陰険なのでどうにもうまくいかない。そのうちアリスは泣き出してしまった。
「ちょっと、あんたたち、いいかげんにしなさいよねっ、ぐす」
アリスの泣き顔を見ると、ほんわかした気持ちになった。それで私たちは顔を見合わせて、いったん矛をおさめたが、なんだか空気が重くなってしまった。そこで私が、どうせなら各々でいちばん大事な本を持ち寄って、比べっこしよう、と言い出したわけだ。
「うちの本じゃないでしょうね。というか、それは返しなさいよ。ファックオフ」
「安心しろ。お前の本なんか盗らなくても、うちにはすごい本がたくさんあるんだ。ガッデムシット」
「まだ喧嘩してる……」
「アリスの本も楽しみだな。いつも持ってるそれでもいいんだぜ」
「えっ、私も参加するの?」
「当然よ」
「当然だな」
「そう……」
その日はそれで解散して、明日また図書館に集まり、発表することになった。咲夜の飯が食えなかったのは残念だが、早いとこ家に帰って探さないと、私の家のことだから、どこになにがあるかわからず、恥をかくかもしれなかった。
連れ立って魔法の森へ戻る途中、アリスはずっと「あんたたち馬鹿。ほんと馬鹿」とかつぶやいていた。何が馬鹿なんだ、と訊くと、各々研究している分野がちがうんだから、本の価値だってそれぞれじゃない、と言う。そういうつまんないこと言ってるから、お前の人形はいつまでたっても完成しないんだぜ、と言ってやったら本気で怒ったので最高速で逃げ帰った。
◆
家に着いた。ドアを開けると、われながら雑然としたうえに雑然としたものが積み重なってエロいくらいに汚くなっている様子が目に飛び込んできて、ちょっとうんざりした。しかしこうなっているのがいちばん安心するのだから仕方ない。
ひとまずお湯を沸かして、お茶を飲んだ。落ち着くと、まずは台所の引き出しに入っているはずの魔法書を探して、一冊引っ張り出した。黒ミサのやり方をいくつかのパターンに分けて詳細に解説している本だった。図版や呪文の発音が充実しているのが実用的な、使える良書だ。
しかしこれはパチュリーの図書館からパクッてきた本だった。条件に合わない。
居間に戻り、テーブルの上に積み重なっている本の背表紙をざっとながめて、下から二番目の本を気合を入れて抜き出す。なんとか崩れなかった。教会関係の古い文書で、こういう分野の用語索引には必ず載っている、かなり重要なものだった。頁をぱらぱらめくる。私たちの使う、妖術(言葉はいろいろあるが、この本では妖術と定義されるもの)について、悪魔崇拝であると決め付ける一方、それが馬鹿げた幻想であるとも宣言している、わりと軸がぶれた本だったが、それでも当時の教会法に定着し、その後200年にわたって影響を与えつづけた。この領域を学習するなら外せない本のひとつだった。
これも図書館の本だった。私は本を後ろに放り投げた。何かに当たって、どんがらがっしゃん、と不吉な音がしたが、気にしないことにした。
時が解決するだろう。
そのあと、研究室に入り、寝室に入り、トイレに入り、風呂の脱衣所に入り……そこかしこに置かれている本をひとつひとつ手にとって、確認していった。私のコレクションだけあって、どれもこれも貴重で、研究に役立つ、値打ちものだった。しかしどうもぴんとこない。図書館から借りているものが多かったし、自分自身で集めたものについても、これぞというものはなかなか決められなかった。
本を一冊だけ選ぶ、というのは、言葉から受け取る印象ほどやさしくない。
ひとつの本を読む。すると、他の本を参考にして理解しなければいけない部分があるのに気づく。それで次の本を読む。もうひとつの本が、また導きだされる。そんなふうにして、本はいくつもいくつもつながっているもので、読めば読むほど世界が広がり、読むべき本が増えていくのだ。
嫌になってしまった。通常、次から次へと本をたどっていくことは、私の趣味に合っているし、喜ばしいことなんだが、こういう場合、困ってしまう仕様だ。自分の中でいちばん大事な、ひとつの本を選び出せ。今回はそういうミッションだから、何冊も持っていくわけにはいかない。しかしこの本を選ぶと、必然的にこっちの本も必要になるので……きりがない。
頭がこんがらかってきたので、飯を食ってトイレに入って風呂に入った。髪を拭いていると、やっぱり家中に散らかっている、厚かったり薄かったり、大きかったり小さかったり、古かったり新しかったりする本の群れが一様に目に入ってきた。
小悪魔みたいな司書を雇おうか、と考えてしまった。パチュリーはずっと本を読んでいる。
百年間ずっとそれしかやってないんだから、私よりもはるかに多くの本を読んでいるだろう。しかしそれだけつづけても、あの図書館の本の洪水に対しては、蟷螂の斧って奴で、まったく太刀打ちできそうにない。読んでるはしから新しい本が増えていく。興味のある分野だけにしぼっても、すべての本を読むなんてことははなから不可能なのだ。
一度、訊いてみたことがある。パチュリーほどの魔力を持っているなら、わざわざ自分で手と目を使って読まなくても、本の内容を何らかの方法で圧縮して、直接脳みそに送り込むこともできるんじゃないか。そのほうが時間の節約になるし、お前の望む真理や何か、よくは知らないが、そういった目標にもとっとと到達できるんじゃないか?
そういうことを質問した。あわよくば、私にもその方法を教えてもらうつもりだった。そのとき私は忙しくて、何とか速く本を読む方法を探していたのだ。本から力を引き出して、自分の技術にすること。そのことばかりを考えていた。パチュリーやアリスとよく話すようになって、自分の未熟さが身に染みていたのもあるし、霊夢相手の勝負で、負けが込んでいたのも一因だった。
私の言葉を聞くと、パチュリーは、はあ、とため息をついて、読んでいた本から目を離し、私を見据えた。いつもどおり水の底みたいな目だったが、その底には何か、危険だけど美しい生き物が潜んでいて、寝ていたそれがわずかに目を覚ましたような、ちょっとした気配があった。
「魔理沙。あなたには教えてあげる」
「何をだよ」
「本を読むとは、ただ単に書かれていることを解釈して、自分の言葉に置き換えることではない。それは知識を身につける手段。けれど本を読むとは、それだけのことではないの。私は本を読んでいる。図書館にいる。お茶を飲んで、窓の外は暗く、ランプの灯りがテーブルを照らしている。あなたがいて、あなたと時々話しをする」
「だから、何だよ。いつもと変わらないじゃないか」
「聞いて。本を読むとは、その本を読んでいる時間を体験することなの。私は今一冊の本を読んでいる。もうすぐ読み終わるわ。読み終われば、この本は小悪魔に整理されて、本棚のどこかにしまわれてしまうでしょう。でも、私はこの本の内容を覚えていて、いつかふとした拍子に、または何か必要があるときに、それを思い出すのよ。そのときには、この図書館、この灯り、今飲んでいるお茶の温度や味も、思い出す。あなたとしているこういう会話も、いっしょに思い出すでしょう。……思い出さないかもしれない。忘れてしまっていて、細かいことはもう一度読むか、頭をひねらないと、出てこないかもしれない。でもね魔理沙。わかるかな」
「あ?」
「この本を読んだ、その時間は、けっしてなくならないの。それはあなたといっしょに過ごした時間。魔理沙とこの本は、整理されて、ずっとどこかにしまわれてしまうのよ。魔理沙。わかるかな」
「ああ。わからないな」
「馬鹿ね」
「あいにくこっちは、そんなに余裕がないんだぜ。早く本を読めるなら、すぐに次の本に移れる。そのほうが経済だろ?」
「ま、いつかわかるでしょう。もとより期待してないわ」
「ふん」
「魔理沙」
「何だよ。めずらしくよくしゃべるな」
「今あなたが読んでいる本、あげるわ」
「何だって? おいおいどうしたんだ、そんなこと言うのはじめてだぞ」
「いいのよ。その本を思い出すとき、私の言ったことも思い出すでしょう。感謝しなさい」
「魔女先生の高尚な話題にはさっぱりついていけないがな。ありがたく、本はいただいてやるぜ。必要なんだ」
「また霊夢とやるの? 勝てっこないのに」
「関係ないだろ。新しい魔法を準備中なんだ。できたら、お前にも見せてやるぜ」
「そうね。見習い魔女がどれだけやるものか、観察させてもらうわ」
「ああ、とくとごろうじろ、だ」
その日は図書館に泊めてもらった。夜が更けると、私は眠くなってしまったが、パチュリーはまだ起きている、とのことだったので、パチュリーのベッドを使わせてもらった。夜中に目を覚ますと、こちらを見ていたらしいパチュリーが、あわてて目をそらすのが見えた。まだ眠かったが、私はそれから起きだして、朝までまたパチュリーといっしょに本を読んだ。
◆
トイレにあった本が、そのときにもらった本だった。これを持って行ってやろうか、と少し考えたが、やめた。さてどうするか。
私は記憶をたどった。この本を読む前、私はどの本を読んでいたんだったか。霊夢に勝とうとして、別の爆発系の呪物を研究していたんだった。その本の名前がわかる。読んだ本について交わした会話も、少し覚えている。図書館にパチュリーがいて、アリスがいて、いつも薄暗い図書館だから、小さな灯りが点いていた。お茶の味を思い出した。静かな図書館で、けれど私が口を開くと、アリスがこたえて、ときどきパチュリーも会話に乗ってきて……完成した魔法はそれ自体ではそれほど効果があるものではなかったが、かなり応用が効くので、それから作ったいくつかのスペルカードの基礎のひとつになった。
その前はどんな本を読んでいたか。その前は? だんだん遡っていくと、私は子どもの頃に戻った。魔法の森に住みつく前の、何もできない子どもだ。私はお茶を飲んで、ゆっくりして気を落ち着けた。それから寝室に入ると、ベッドの下に置いてある箱を引っ張り出して、その中から一冊の本を取り出した。
◆
「早かったわね」
アリスといっしょに図書館に着くと、パチュリーが出迎えた。まだ朝のうちで、いつもよりも少し早い時間だった。パチュリーはもしかすると、まだ寝ているかもしれない、と思ったが、いつもどおりテーブルに座って大きな本を読んでいた。あの本が、パチュリーの選んだ本なんだろうか。
訊いてみた。
「ちがうわ」
「そうか。お前が選ぶ本、興味あるぜ」
「めずらしいのね。なんだか殊勝だわ。魔理沙はどんな本を持ってきたのかしら」
「まあ、楽しみにしてろ。アリスはどんなのだ。いつも持ってる本、読ませてくれるのか」
「う、ううん。えっとね」
アリスは照れているようだった。両手を後ろに回して、もじもじしている。
「いろいろ考えたのよ。最近読んだ本だと、人形づくりにとても役立つ新しい技術が細かに解説されていて、いくつも発見があったわ。それを使って上海に改良を加えたら、上海が半目で眠るようになったわ。すごくかわいいのよ。でも、その本がいちばんかというと、どうもちがうと思った」
「上海、眠るのか? そもそも」
「半目って、むしろ不健康なんじゃないの」
「それで、家にある本をざっと整理して、ひとつひとつ順番に評価を与えていったわ。でもそれも、うまくいかなかった。あまり高い点をつけなかった本が、別の本との関連で、絶対に必要になることがある。ものすごく役に立った本でも、同じくらい使える本はたくさんあるし、ものすごく興味深くて、面白くて、夢中になって読んじゃった本でも、研究にはちっとも関係のなかった本がある。悩んだわ。悩んで悩んで、ついついお菓子作っちゃったわ。はいこれクッキー」
「おお、いいもの持ってきたな。アリスのお菓子はうまいからな。パチュリー、お茶出せ」
「本の話をしなさいよ。あとさりげなく自分のぶんを多めに取らない」
お茶が出た。今日は小悪魔じゃなくて、咲夜が淹れてくれた。本の発表会のことをどこからか聞きつけて、興味を持ったらしい。咲夜は本なんか読むんだろうか?
誰だって読む。ことに私の持ってきた本は、きっと咲夜だって読んでいるはずの本だ。けっきょくのところ、それがいちばん大事な本だった。私にとって、人生を決定づけるだけの力があったのだ。
「私もアリスと同じようなことを考えたわ」
パチュリーが口を開いた。
「私はあなたたちより数百倍、数千倍の本を読んでいる。それだけしかしていないんだからね。どれも内容を覚えていて、その少しずつが、私の一部になっているわ。もぐもぐ、ほんとおいしいクッキーね」
「えへへ」
「アリス、結婚しましょう」
「えっ」
「本の話をしろよ」
「一冊の本は、それだけでは完結しない。一部が必ず別の本とつながっていて、それに拠って知識を構成する性質を持っている。そうやって次々と本を読み続けて、一部と一部が集まってできているのが私。だからどの本だって、役割にちがいはあれど、同じように大切だった」
「ああ」
「それでも、魔理沙、あなたが言い出したことだから、私は一冊の本を選ばなければいけなかった。それで、私は考えた。私のはじまりの本を。私がどうして、魔女になったかを」
いつもどおりのぼそぼそした口調だったが、少し力がこもっているように思えた。顔を見ると、病的に白い肌に、血が通ってほんのり赤くなっていた。恥ずかしがっているようだった。
「笑えばいいわ。私はこの本にあこがれて、魔女になることを目指したの」
「ちょ、ちょっと待て」
「何よ」
「あのな、私も同じことを考えたんだ」
「そう」
「そうだ。だから私も、その、恥ずかしいんだ。お前のだけ先に見るのは嫌だ。私もいっしょに出す」
「わかったわ」
「あのう……実は私も、同じようなものなの。みんないっしょに出さない? 笑うのはなしで」
「お前もか。いいぜ、いっぺんに出そう」
「何で魔理沙が仕切るのよ」
「うるさい奴だな。いいから用意しろよ」
せーのっ、で同時に出した。私はまずパチュリーの本に目を向け、それからアリスの本を見た。
全員が、絵本を持ってきていた。表紙の絵柄はそれぞれちがったが、どれも同じ物語だった。
私の本の表紙では、金髪のきれいな女の子が、お姫様のようなドレスを着て、お城を背景にして王子様と手をとりあって踊っていた。アリスの本も、女の子の髪の毛が栗色など、細かな意匠のちがいはあれど、同じシチュエーションだ。パチュリーのは――つぎはぎだらけの汚い服を着た女の子のところに、魔女がやってきて、泣いている女の子に話しかけている場面だった――
『シンデレラ』の絵本だった。
「……ぷっ」
「くっ、くくくっ、くくっ、げほげほ」
「は、ははははは」
私たちは目を丸くして、各々のシンデレラを見つめると、顔を見合わせて、同時に笑ってしまった。パチュリーにいたっては、つぼに入って、喘息の咳が出てしまうほどだった。アリスがうれしそうに、絵本を見つめながら言った。
「何よ、これ。みんないっしょじゃないの」
「お前らも、シンデレラじゃなくって魔女にあこがれたくちか。アリスはともかく、パチュリーは意外だったな」
「何とでも言いなさい。私がはじめて使った魔法は、かぼちゃを馬車に変える魔法だったわ」
「あ、それ、私も試したことある」
「成功したのか」
「当然よ。と言いたいところだけど、何故だかうまくいかなくって、ジャック・オ・ランタンになったわ」
「あぁ……」
「あぁ……」
「何よ」
拗ねるように口を尖らせた。でも目は笑っていて、今ならちゃんとできるわよ、やってみせましょうか、と面白そうに言った。
私たちはそれから、それぞれの絵本を交換して読んだ。同じ物語だけど、絵と文章がちがうとけっこう印象がちがった。しかしやっぱり私の本がいちばんいいな、と言うと、パチュリーとアリスがむきになって反論してきた。最後にはアリスがまた泣いた。
シンデレラを読んで、シンデレラに憧れない辺り、彼女達は少なからず残念なんだなぁと思いました。
勿論、いい意味で
昔読んだ童話のほとんどは忘れていますけど、ときどき頭の中に根強く残っているのがあったりするんですよね。
後、咲夜さんww
小5の時学級文庫の中に(何故か)あって、それまで「漫画じゃなくて文字だけの本なんて面白いわけないじゃん!」とか言っていた私を小説の世界に引きずり込んだ張本人です。
この本が分岐点だったなぁ……。
そんな思い出を発掘しました。ありがとうございます。
アリス可愛いです
好きな子の泣いてる顔って良いよね
エルマーのぼうけん
ピーナッツバターとゼリーのサンドイッチ・みかんのかわ・棒付きキャンディー
餓えていたのだろうか・・・
素晴らしい話をありがとうございました。
電撃文庫に学生時代の大半を捧げ、乙一先生の才能にパルパル。
そして忙しさと相まって、あまり本が読めなくなった現在。
……もうちょい一般書読めよ、俺。
人生を変えた一冊って、何の前触れもなく出会って、いつまでも語れるものですね。
魔法使い3人組の意外な一冊の物語、ほのぼのと堪能いたしました。
挿絵は復刻と漫画版より当時のおどろおどろしい方が好きだったり…。
思い出の本を思い出す話でありました。
でも子供の頃に憧れたものが無い自分としては、どことなくうらやましい話。
扉に爆弾が仕掛けられて無かったらと夢想してしまう
それ以上に、この咲夜さんとは美味いお酒が飲めそうなんだがw
あれを読んだせいかぬ~べ~読んだり遠野物語読んだり幽霊見たりってなったのかと思うと感慨深いです。懐かしい気持ちにさせていただき感謝。
ゾロリ→ズッコケ→ああっ女神さまっ だった自分に死角はなかった。
小学生の時に読んで以来、天の瞳が人生のバイブルです。
ウチの一冊は果てしない物語かな。
面白くて仕方なくて、読むのが止められなかった記憶がある。
あと21さん、懐かしい思い出が蘇ってきました。
作者さんと併せてありがとう。
自分の読書履歴を遡っていくと意外な作品にぶち当たること、非常によくありますよね。
私の場合、某火サスの浅見光彦が好きで内田康夫の原作を読んでミステリにはまり、
その流れで京極夏彦の百鬼夜行シリーズを読んで妖怪とか民俗学に目覚め、
さらにその流れで東方の世界観にどっぷりはまりこんでいった懐かしい過去を思い出しました。
シンデレラを選ぶとは彼女たちらしい気がします。
シンデレラを読んでシンデレラストーリーに憧れない辺りが、魔女の素質なんだろうなあ。
とても良かった
あとは小学校の国語の教科書にちょこちょこのってた小説とか思い出深い。
スイミーなんてこの話を読まなかったら思い出さなかったな。
自分は「おしいれの冒険」だなあ。
アリス、結婚しよう
そしてアリス可愛すぎるwww
私の一冊は青い鳥文庫の「トム=ソーヤの冒険」でしょうか
夢水清志郎シリーズやパスワードシリーズを読むきっかけになった大事な一冊です
アリス結婚してくれ
おもしろかったですー
パチュリー、魔理沙、そしてアリス。みんな生き生きとしていて、面白かったです。
最初に読んだ本はなんだったか。一番好きな本はなにか、思わず考えてしまいました。
意外なところに、自分のルーツが潜んでいそうです。
温かな時間を、ありがとうございました!
小学校に上がってから2→5→1→4→7→6→3みたいなむちゃくちゃな順番で「ナルニア国物語」を読みました。
二年前、中学にあがったばかりの頃「図書館戦争」に出会いました。その作者さんの他の本もまとめて読み漁りました。
一番好きな本ランキングがこれから何度入れ変わるのかすごく楽しみです。
後、好きなSSランキングにこれを追加しときます。素敵な作品をありがとうございました。
確かに女の子がみんなお姫様に憧れるとは限らない、納得のオチです。
私の場合、一冊だけと言われるとおそらく「デルトラ・クエスト(の第一巻)」になります。シリーズ物ではあるけれど、私が風邪を引いていたときに母が買ってプレゼントしてくれた初めての小説で、力強いハイ・ファンタジーの世界に引き込んでくれた物語でした。