出向・悶運なんども鑑定隊in博麗神社に入れてもらえなかった!!
文様が悪いんですよ。
私の何が悪いんですか?
文様、その......
『口が笑っているのに眼が笑って無い』
結局、人里にある寺子屋の一角を無断占拠してこの話は始める運命だった。byレミリアではない
「まあ、良いでしょう。そんなことより鑑定師の紹介でもしましょうか」
のの字一本で生きてる、実は習字の天才、犬走椛!
「・・・・あ、よろしくお願いします。文様」
「椛、ちがうでしょ。挨拶するのはパソコンのモニターの前に居る美奈さんでしょ」
「よろしくお願いします。美奈様」
椛はこの話では赤面症だ。頬を赤く染め、何か文字文字しながら美奈さんにご挨拶できました。
「さて、では次の人の紹介……紹介天狗?」
「え、また私ですか?」
「ふふふ、哨戒じゃないです。自意識過剰な椛も嫌いじゃありませんが」
日本語の発音で紹介も哨戒も同じ発音である。これは椛を嵌めるための罠とみて間違いないだろう。
でも、今は邪推をやめて鑑定師哨戒しないと鑑定出来ぬがさ!
「もしかして、もう一人の鑑定師ってさっきからこっち見てる美奈さんですか?」
(美奈ちゃんは困惑した表情だ)
「ぶっぶー残念でした。今回も、にとりです」
「にとりさん!」
「…あ。やぁ。椛何年ぶりだっけ?」
にとりは、憔悴していた。ゆで卵を生卵に戻す実験が上手くいかずいけずだった。
「大丈夫ですか? にとりさん」
憔悴してその場に座り込みゆで卵の底を叩いて立たせて居る、にとりに椛は肩に手を当て語り掛けた。
「これでも、妖怪だから大丈夫だよ・・もみ」
「そんなことよりも、じゃあ役者もそろったことなので鑑定探偵始めましょう!」
射命丸は司会進行なので話を半ば強制的に進めてた。
「文様待って。にとりが」
「・・それでは第一被害者、あ、依頼人だった。テラコヤ、テラコッタ、ナンテコット上白沢慧音先生!」
慧音先生、寺子屋でラテン語やベルベル語を教えていないが先生がお見事に登場だ。
「どうも」
「それで、鑑定してほしい品物は何ですか? ダイイングメッセージとかだったら即逮捕ですよ」
「残念、私の持って来た品物はコレ、歴史の闇に葬ったままで放っておいたら全滅してしまった人里だ」
人里、幻想郷にある人々の住まう土地、人々の活気に溢れそれは貨幣価値に替えられないプライスレスだ。
それとは別の歴史が有った。まだ、慧音が若輩だったころ、守るために外界と遮断したまま数世紀、ぶっちゃけ隠したままで本人も忘れたままだった。
遮断され枯れ果ててしまった。枯山水も真っ青な一品だった。
「・・・事故物件ならぬ事故人里だね」
「今更、解放したところでこんな残酷なことが有った土地に価値があるのでしょうか?」
あー、割とグロイというかソフトに表現して外界を求めてその郷の人々は枯れていったのだろう。
いたるところに、抜け出せそうな特異点を求めて干からびた何かが転がっていた。
「本物か本物じゃないかって言ったら」
「贋作が良かった」
流石にこれはホンモノじゃないと誰もが思いたいだろう。
「それでは、上白沢先生本人評価を教えてください」
「き~さ~ま~ら~も歴史の闇に葬ってやろうか?」
間違った評価したら、歴史の闇に葬られる。
それでも、鑑定探偵の名に懸けて犯人を特定しなくてはならない。
”『鑑定探偵もみじ』生まれも育ちも山、木の葉天狗が成長して気が付いたら探偵してた。真実はいつも圧力か権力改竄”
隠された人里であった大量虐殺、この犯人評価は如何に?
「……はぁ、椛。犯人は決まっているけど決め台詞言ってよ」
にとりは、投げやりに椛に言う。
「犯人がわかりました。その、哨戒天狗の嗅覚の名に懸けて」
分かりずらいが、椛は鼻をすんすんして犯人の臭いをかぎ始めた。
「で、椛。犯人は誰なのですか?」
シリアスなの表情で射命丸は言うが口が笑ってた。
「犯人は、時間の経過です。こういうのを操れるのは輝夜しかいない!」
蓬莱人にとって一瞬でも枯れた人たちにとっては永い永い永夜の時だったのだろう。
「おおー! なんと、犯人は輝夜でした!」
無断使用でも、寺子屋の領域は慧音先生の世界逆らう者には報復がある。
彼女達は天狗の立て社会と山のおきてに従うこととこれが同じことである事をよく理解していた。
「妹紅! 今すぐ自警団を集めてこんな残酷なことした輝夜を逮捕するぞ」
「おうよ! 慧音行くぞ!」
突如、寺子屋を占拠した天狗達を敵か味方か警戒し、またはおもしろそうだと集まってきた郷の沢山の人々の中に妹紅や自警団の人々もいた。
郷の自警団はみんな慧音の教え子、慧音は妹紅と仲良し、妹紅は輝夜と敵対関係、誰も疑うことを知らぬ。
枯れた人里が、この人里に隣接していて歴史の闇に隠されていてこんなことになっていた。そんな残虐な光景を見た妹紅と自警団は一致団結して永遠亭に攻め入った。今一度戦の時が来た。
「さて、寺子屋の承認も得たことですし、次の依頼です続いての依頼人はショタ…翔太君です」
「あのね。僕のね。作文をね。つまらない話かもしれないけど聴いてもらいたいんだ」
「天狗も河童も翔太君嫌いじゃないから頑張って!」
ファイト!と射命丸はする。この妖怪たち薄い本なりである。
”あのね、おか、おっと間ちがえた。けい音先生。ぼくはねけい音先生の事が大好きです。こうやって書けばはせいせきに花丸がもらえるからって父母に言われたわけじゃありません。ぐたいてきにどこが好きってきかれたらはずかしくて言えません。でも先生の事が大好きです”
「なるほど、翔太君の作文の価値を鑑定するんだね」
にとりの憔悴はどこへ行ったのやら。元気!
「にとりさん、隠されたcodeがあるはずですね」
隠されたcodeを推測鑑定するのが椛探偵の任務だ。
「翔太君、お姉ちゃん達の誰が好き? 本人評価を教えて」
翔太君の好みやいかに?
「え~言えない~」
「じゃあ、お姉ちゃんが選んであげようか?」
「恥ずかしいよ~」
だって、本当は翔太君、寺子屋で隣の席にいる美奈ちゃんの事が大好きなんだけど。このぐらいの歳の子ってねえ。他のお友達にからかわれちゃうから本当の事が言えなかった。
しかも、意地悪しちゃうんだね。
それでは鑑定の結果はいかに!
「椛、この子の好きな子ってもしかして機械いじりが好きな女の子かな? 父母の所が隠語になって居るんだよ。父母の因果律を分解するとkappaになる気がする」
にとりはにとりって言ってもらいたい。
「え? この子、慧音先生が好きなんじゃ?」
驚きの鑑定や如何に?
「それでは、椛妖怪鑑定妖怪探偵、鑑定推理の結果を発表して下さい」
「……翔太君の好きな娘は、文様です」
にとりと、文を天秤にかけて忖度した結果だった。
「おお!翔太君は私の事が大好きなんですね! 文ちゃんも大好きですよ!!」
「違うやい!僕が好きなのは! 美奈ちゃんだい! あ! しまった」
否定と勢いで、翔太君は本当の気持ち言ってしまった。
ここは寺子屋、当然同級生の美奈ちゃんもいました。
「翔太君、いつも意地悪ばかりするのに」
他の児童がいます。ヒュー!ヒュー!と子供なのでせかしますが、それは尊敬の裏返しなのです。クラスのマドンナ美奈ちゃんに告白する勇気なんかありませんでしたから。
「いやその、僕、美奈ちゃんの事なんか大嫌い」
翔太君はその場を走って逃げだしてしまいました。
お決まりのパターンですか、美奈ちゃんちょっと大人びてるところがあるので、┐(´∀`)┌ヤレヤレでした。
翔太君の体育の成績(保健体育が良かったら幻滅)と両親の年収次第(合計で良いので2000とは言わない1800程度)では付き合ってあげても良いかなって思いました。
「あっと、残念、翔太君。残念ですね。さて、次が最後の依頼人です」
射命丸はこの翔太君が名残惜しいという暫定的性格。
「続いての依頼人は! 寺子屋、人里と言ったらこの人! 霧雨の親父さん!」
それでも、射命丸は司会進行話を進めなくてはならない。
「おう、俺だ! 俺の娘は目に入れても痛くないぜ! だから家に帰って来てくれよ!」
「以上、この悶運なんども鑑定隊のスポンサー霧雨の親父さんでした!」
「ちょ、まって! 俺はこれの価値を鑑定してもらいに……」
霧雨の親父さんは、ビビンバに使いそうな焼き物とか飾りが付いた枝を出そうとしたが無視されてしまった。
「今のは、スポポンサーのCMですよ。気を取り直していきましょう。本日、最後の依頼人は! (戸隠:あ、やばいっす。これって、自分でハードル上げてるパターンっす。オチ、マリさんに帰って来てくれよ、俺の気持ちはプライスレスで落とせば良かったのにっす)(戸隠:あ、あと、これ入力しながら落ち考えているっすが、誰だそうか考えて考えながら時間稼ぎに入れてるっる!。るっるって今の誤字ったっすが受けると思ったっす。永くなるっすから改行するっす
で、サイゴン…もはや何も言うまい。…新宿2ちょめ)
新宿2丁目は関係ない渋谷も関係ない、人里の勃興をむしろ慧音先生よりも昔から見ていた寺子屋さんです!」
寺子屋「わー、寺ちゃん、擬人化されちゃったよ!」
文「寺子屋さん! 依頼の品は何でしょうか?」
寺子屋「そうだね。寺ちゃんの宝物は、寺ちゃんで育った。郷の皆だよ」
文「寺子屋さんの依頼品は! 人里のみなさんでした!」
顔は笑顔、でも一筋の冷や汗が射命丸の頬から滴り落ちる。戸隠とかいう生き物が脳の一部を汚染したせいでこうなった事を恨んだ。
このままここで、価値が無い。ニセモンとか0円とか評価しようものなら無事に山に帰れる保証は無い。
妖怪の圧倒的な力だって、これだけの大衆の中にはそれを打破する力を持った特異な者がいるかもしれない。
「わーすごいね。モブだから数だけは沢山いるね」
にとりは呑気にそう言う。射命丸と違い、退廃的なkappa主義だった。
「有象無象の賊徒が沢山いますね!」
とにかくたくさんの、民衆の価値は計り知れない。数量の推定にかんしては冒頭の自警団が慌ただしい動きをしたから野次馬があつまりそのほとんどが聴衆に加わっていたから数が多い。
「寺子屋さん、本人評価は?」
「全部が全部、温かくて綺麗いとは言わないけれど。寺ちゃんはそれぞれまっすぐな道を歩んでいると思いたいな」
民衆の鑑定結果はいかに!
「ねぇ、椛、あいつやってない?」
「ああ、やってますね。いい仕事してますね」
千里眼の先に見えるのは犯罪であるスリ行為民衆の中でばれないと思ってたのだろう。その怪しい動きはばれているのだ。
「椛、鑑定の結果は?」
「……寺子屋様の言う通り、それぞれが、それぞれに頑張っています!」
幻想郷の人里は正直民度は低い、身内には高いが他人には冷たいってのが本当の気持ちが椛には有ったが忖度だ。
「徒然なる人里日暮、筑後に筑前ですね素晴らしい結果ですね! 寺子屋さん!」
射命丸は褒めたたえたのだった。
「寺ちゃんの子供らだから当然の結果だね」
椛の忖度を知らず、寺子屋は誇らしげにそう言った。大統領のように勝ち誇って居る。
椛の本当の気持ちに誰もがちょっと察していたがそれぞれがそれぞれなりに忖度していたから。
何かの刺激さえあれば先導され暴徒になりそうな民衆が勝ち誇る中で、出向・悶運なんども鑑定隊in寺子屋主義は盛大に終了したのだった!!
革命の戦士、翔太君が40年後革命戦争を起こす前夜祭だったとは誰もこの時は想像できなかった。
文様が悪いんですよ。
私の何が悪いんですか?
文様、その......
『口が笑っているのに眼が笑って無い』
結局、人里にある寺子屋の一角を無断占拠してこの話は始める運命だった。byレミリアではない
「まあ、良いでしょう。そんなことより鑑定師の紹介でもしましょうか」
のの字一本で生きてる、実は習字の天才、犬走椛!
「・・・・あ、よろしくお願いします。文様」
「椛、ちがうでしょ。挨拶するのはパソコンのモニターの前に居る美奈さんでしょ」
「よろしくお願いします。美奈様」
椛はこの話では赤面症だ。頬を赤く染め、何か文字文字しながら美奈さんにご挨拶できました。
「さて、では次の人の紹介……紹介天狗?」
「え、また私ですか?」
「ふふふ、哨戒じゃないです。自意識過剰な椛も嫌いじゃありませんが」
日本語の発音で紹介も哨戒も同じ発音である。これは椛を嵌めるための罠とみて間違いないだろう。
でも、今は邪推をやめて鑑定師哨戒しないと鑑定出来ぬがさ!
「もしかして、もう一人の鑑定師ってさっきからこっち見てる美奈さんですか?」
(美奈ちゃんは困惑した表情だ)
「ぶっぶー残念でした。今回も、にとりです」
「にとりさん!」
「…あ。やぁ。椛何年ぶりだっけ?」
にとりは、憔悴していた。ゆで卵を生卵に戻す実験が上手くいかずいけずだった。
「大丈夫ですか? にとりさん」
憔悴してその場に座り込みゆで卵の底を叩いて立たせて居る、にとりに椛は肩に手を当て語り掛けた。
「これでも、妖怪だから大丈夫だよ・・もみ」
「そんなことよりも、じゃあ役者もそろったことなので鑑定探偵始めましょう!」
射命丸は司会進行なので話を半ば強制的に進めてた。
「文様待って。にとりが」
「・・それでは第一被害者、あ、依頼人だった。テラコヤ、テラコッタ、ナンテコット上白沢慧音先生!」
慧音先生、寺子屋でラテン語やベルベル語を教えていないが先生がお見事に登場だ。
「どうも」
「それで、鑑定してほしい品物は何ですか? ダイイングメッセージとかだったら即逮捕ですよ」
「残念、私の持って来た品物はコレ、歴史の闇に葬ったままで放っておいたら全滅してしまった人里だ」
人里、幻想郷にある人々の住まう土地、人々の活気に溢れそれは貨幣価値に替えられないプライスレスだ。
それとは別の歴史が有った。まだ、慧音が若輩だったころ、守るために外界と遮断したまま数世紀、ぶっちゃけ隠したままで本人も忘れたままだった。
遮断され枯れ果ててしまった。枯山水も真っ青な一品だった。
「・・・事故物件ならぬ事故人里だね」
「今更、解放したところでこんな残酷なことが有った土地に価値があるのでしょうか?」
あー、割とグロイというかソフトに表現して外界を求めてその郷の人々は枯れていったのだろう。
いたるところに、抜け出せそうな特異点を求めて干からびた何かが転がっていた。
「本物か本物じゃないかって言ったら」
「贋作が良かった」
流石にこれはホンモノじゃないと誰もが思いたいだろう。
「それでは、上白沢先生本人評価を教えてください」
「き~さ~ま~ら~も歴史の闇に葬ってやろうか?」
間違った評価したら、歴史の闇に葬られる。
それでも、鑑定探偵の名に懸けて犯人を特定しなくてはならない。
”『鑑定探偵もみじ』生まれも育ちも山、木の葉天狗が成長して気が付いたら探偵してた。真実はいつも圧力か権力改竄”
隠された人里であった大量虐殺、この犯人評価は如何に?
「……はぁ、椛。犯人は決まっているけど決め台詞言ってよ」
にとりは、投げやりに椛に言う。
「犯人がわかりました。その、哨戒天狗の嗅覚の名に懸けて」
分かりずらいが、椛は鼻をすんすんして犯人の臭いをかぎ始めた。
「で、椛。犯人は誰なのですか?」
シリアスなの表情で射命丸は言うが口が笑ってた。
「犯人は、時間の経過です。こういうのを操れるのは輝夜しかいない!」
蓬莱人にとって一瞬でも枯れた人たちにとっては永い永い永夜の時だったのだろう。
「おおー! なんと、犯人は輝夜でした!」
無断使用でも、寺子屋の領域は慧音先生の世界逆らう者には報復がある。
彼女達は天狗の立て社会と山のおきてに従うこととこれが同じことである事をよく理解していた。
「妹紅! 今すぐ自警団を集めてこんな残酷なことした輝夜を逮捕するぞ」
「おうよ! 慧音行くぞ!」
突如、寺子屋を占拠した天狗達を敵か味方か警戒し、またはおもしろそうだと集まってきた郷の沢山の人々の中に妹紅や自警団の人々もいた。
郷の自警団はみんな慧音の教え子、慧音は妹紅と仲良し、妹紅は輝夜と敵対関係、誰も疑うことを知らぬ。
枯れた人里が、この人里に隣接していて歴史の闇に隠されていてこんなことになっていた。そんな残虐な光景を見た妹紅と自警団は一致団結して永遠亭に攻め入った。今一度戦の時が来た。
「さて、寺子屋の承認も得たことですし、次の依頼です続いての依頼人はショタ…翔太君です」
「あのね。僕のね。作文をね。つまらない話かもしれないけど聴いてもらいたいんだ」
「天狗も河童も翔太君嫌いじゃないから頑張って!」
ファイト!と射命丸はする。この妖怪たち薄い本なりである。
”あのね、おか、おっと間ちがえた。けい音先生。ぼくはねけい音先生の事が大好きです。こうやって書けばはせいせきに花丸がもらえるからって父母に言われたわけじゃありません。ぐたいてきにどこが好きってきかれたらはずかしくて言えません。でも先生の事が大好きです”
「なるほど、翔太君の作文の価値を鑑定するんだね」
にとりの憔悴はどこへ行ったのやら。元気!
「にとりさん、隠されたcodeがあるはずですね」
隠されたcodeを推測鑑定するのが椛探偵の任務だ。
「翔太君、お姉ちゃん達の誰が好き? 本人評価を教えて」
翔太君の好みやいかに?
「え~言えない~」
「じゃあ、お姉ちゃんが選んであげようか?」
「恥ずかしいよ~」
だって、本当は翔太君、寺子屋で隣の席にいる美奈ちゃんの事が大好きなんだけど。このぐらいの歳の子ってねえ。他のお友達にからかわれちゃうから本当の事が言えなかった。
しかも、意地悪しちゃうんだね。
それでは鑑定の結果はいかに!
「椛、この子の好きな子ってもしかして機械いじりが好きな女の子かな? 父母の所が隠語になって居るんだよ。父母の因果律を分解するとkappaになる気がする」
にとりはにとりって言ってもらいたい。
「え? この子、慧音先生が好きなんじゃ?」
驚きの鑑定や如何に?
「それでは、椛妖怪鑑定妖怪探偵、鑑定推理の結果を発表して下さい」
「……翔太君の好きな娘は、文様です」
にとりと、文を天秤にかけて忖度した結果だった。
「おお!翔太君は私の事が大好きなんですね! 文ちゃんも大好きですよ!!」
「違うやい!僕が好きなのは! 美奈ちゃんだい! あ! しまった」
否定と勢いで、翔太君は本当の気持ち言ってしまった。
ここは寺子屋、当然同級生の美奈ちゃんもいました。
「翔太君、いつも意地悪ばかりするのに」
他の児童がいます。ヒュー!ヒュー!と子供なのでせかしますが、それは尊敬の裏返しなのです。クラスのマドンナ美奈ちゃんに告白する勇気なんかありませんでしたから。
「いやその、僕、美奈ちゃんの事なんか大嫌い」
翔太君はその場を走って逃げだしてしまいました。
お決まりのパターンですか、美奈ちゃんちょっと大人びてるところがあるので、┐(´∀`)┌ヤレヤレでした。
翔太君の体育の成績(保健体育が良かったら幻滅)と両親の年収次第(合計で良いので2000とは言わない1800程度)では付き合ってあげても良いかなって思いました。
「あっと、残念、翔太君。残念ですね。さて、次が最後の依頼人です」
射命丸はこの翔太君が名残惜しいという暫定的性格。
「続いての依頼人は! 寺子屋、人里と言ったらこの人! 霧雨の親父さん!」
それでも、射命丸は司会進行話を進めなくてはならない。
「おう、俺だ! 俺の娘は目に入れても痛くないぜ! だから家に帰って来てくれよ!」
「以上、この悶運なんども鑑定隊のスポンサー霧雨の親父さんでした!」
「ちょ、まって! 俺はこれの価値を鑑定してもらいに……」
霧雨の親父さんは、ビビンバに使いそうな焼き物とか飾りが付いた枝を出そうとしたが無視されてしまった。
「今のは、スポポンサーのCMですよ。気を取り直していきましょう。本日、最後の依頼人は! (戸隠:あ、やばいっす。これって、自分でハードル上げてるパターンっす。オチ、マリさんに帰って来てくれよ、俺の気持ちはプライスレスで落とせば良かったのにっす)(戸隠:あ、あと、これ入力しながら落ち考えているっすが、誰だそうか考えて考えながら時間稼ぎに入れてるっる!。るっるって今の誤字ったっすが受けると思ったっす。永くなるっすから改行するっす
で、サイゴン…もはや何も言うまい。…新宿2ちょめ)
新宿2丁目は関係ない渋谷も関係ない、人里の勃興をむしろ慧音先生よりも昔から見ていた寺子屋さんです!」
寺子屋「わー、寺ちゃん、擬人化されちゃったよ!」
文「寺子屋さん! 依頼の品は何でしょうか?」
寺子屋「そうだね。寺ちゃんの宝物は、寺ちゃんで育った。郷の皆だよ」
文「寺子屋さんの依頼品は! 人里のみなさんでした!」
顔は笑顔、でも一筋の冷や汗が射命丸の頬から滴り落ちる。戸隠とかいう生き物が脳の一部を汚染したせいでこうなった事を恨んだ。
このままここで、価値が無い。ニセモンとか0円とか評価しようものなら無事に山に帰れる保証は無い。
妖怪の圧倒的な力だって、これだけの大衆の中にはそれを打破する力を持った特異な者がいるかもしれない。
「わーすごいね。モブだから数だけは沢山いるね」
にとりは呑気にそう言う。射命丸と違い、退廃的なkappa主義だった。
「有象無象の賊徒が沢山いますね!」
とにかくたくさんの、民衆の価値は計り知れない。数量の推定にかんしては冒頭の自警団が慌ただしい動きをしたから野次馬があつまりそのほとんどが聴衆に加わっていたから数が多い。
「寺子屋さん、本人評価は?」
「全部が全部、温かくて綺麗いとは言わないけれど。寺ちゃんはそれぞれまっすぐな道を歩んでいると思いたいな」
民衆の鑑定結果はいかに!
「ねぇ、椛、あいつやってない?」
「ああ、やってますね。いい仕事してますね」
千里眼の先に見えるのは犯罪であるスリ行為民衆の中でばれないと思ってたのだろう。その怪しい動きはばれているのだ。
「椛、鑑定の結果は?」
「……寺子屋様の言う通り、それぞれが、それぞれに頑張っています!」
幻想郷の人里は正直民度は低い、身内には高いが他人には冷たいってのが本当の気持ちが椛には有ったが忖度だ。
「徒然なる人里日暮、筑後に筑前ですね素晴らしい結果ですね! 寺子屋さん!」
射命丸は褒めたたえたのだった。
「寺ちゃんの子供らだから当然の結果だね」
椛の忖度を知らず、寺子屋は誇らしげにそう言った。大統領のように勝ち誇って居る。
椛の本当の気持ちに誰もがちょっと察していたがそれぞれがそれぞれなりに忖度していたから。
何かの刺激さえあれば先導され暴徒になりそうな民衆が勝ち誇る中で、出向・悶運なんども鑑定隊in寺子屋主義は盛大に終了したのだった!!
革命の戦士、翔太君が40年後革命戦争を起こす前夜祭だったとは誰もこの時は想像できなかった。
面白かった。
それはずるい
あやもみにとりは哀しいだろうなあ…
面白かった。