むかしむかし、ある所にとても可愛らしい女の子がおりました。女の子の家は貧しいものでしたがお母さんもお父さんも優しく、毎日楽しく暮らしていました
ところがある日のこと。月明かりもない真っ暗な夜の日のことでした。女の子が寝ているとお母さんが部屋に入ってきて女の子を起こしました。女の子が起きるとお母さんはひどく慌てた顔でこう言いました
「ベットの下に隠れていなさい。決して朝までそこから出てはいけないよ。例え誰が呼んでも決して出てきてはいけないからね」
そういって、これはお守りよといってお母さんは首にかけてある十字架のネックレスを私にくれました
女の子はいつも優しい顔のお母さんがなんだか怖い顔をして言うのでお母さんの言うとおりにしました。女の子がベットの下に隠れたのを見るとお母さんは部屋の鍵をかけて出て行きました
それからしばらく女の子が隠れているとなんだか部屋の外から大きな音がたくさんしてきました。女の子はお父さんとお母さんが心配になりました。心配で心配で部屋から出て二人のところへ行きたいと思いましたがお母さんの言ったことを守りました
それからしばらく大きな音がずっとしていましたがやがて一段と大きな音がバァン!としたかと思うと静かになりました。それから何人かが階段を昇ってくる音がしてきました。女の子は怖くなって手を口に当てて息を殺しました
女の子がそうしていると部屋の前に誰かがいる気配がします。するとそれはドアをノックしてこう言いました
「こんばんわお嬢さん、ここを開けてくれないかい?」
女の子は知らない男の人の声がしたので怖くなりました。ベットの下でじっとして男の人がどこかへいってしまうのを待つことにしました。でも女の子がそうしているとドアの方から何かが壊れる音がして誰かが入ってくる足音がしてきました。そして女の子が震えていると・・・
女の子の名前は―――といいました。―――は今大きなお屋敷へと人さらいに連れてこられていました。私にはお母さんの十字架のネックレスしかありません。お母さんは別のところに連れて行かれました。お父さんは、頭に穴が空いて、胸から血がたくさんでていました。
お母さんは最後まで私を守ろうとしていました。でもムチで打たれながら連れていかれました
お屋敷にはおじさんと執事さんとメイドさんがいることだけを―――は知っていました。―――はお屋敷の地下にある牢屋にいます。牢屋にはトイレと大きくて豪華なベットだけがあります。朝になるとメイドさんがご飯を持ってきて、ベットのシーツを新しいのに変えていきます。
夕方になると執事さんが首輪をつけてお風呂に連れて行ってくれます。執事さんは体を洗ってくれますが―――はこの執事さんが嫌いでwした。お風呂の時に嫌なことをしてくるからです。お風呂が終わると―――は綺麗な新しい服を着せてもらいます
夜になるとおじさんがやってきます。おじさんは怖い人でした。執事さんと同じような嫌なことをするからです。嫌な事の間は―――は何も考えないようにしています。そうしないと壊れてしまうような気がしたからです
嫌なことを毎日毎日されて何日も経ちました
ある日、知らない小さな女の子がやってきました。赤い瞳に金髪の小さな女の子でした。―――はこの子も自分と同じことをされるためにここに連れてこられたんだと思いました。メイドさんに聞くと、やっぱりメイドさんはこの子は新しいあなたの仕事仲間なんだといいました。でもなんだかメイドさんの顔はどこか怯えていて、新しい子を怖がっているように見えました
その子はルーミアと言いました。ルーミアはまだここに連れてこられた理由がわかっていないのでしょう。幼いからかもしれません。お姉ちゃんと言ってくれるいい子でした。でもやっぱり牢屋に閉じ込められて不安そうにしていました
その晩、またおじさんがやってきました。―――はいつものように何も考えないようにすることにしました。そしておじさんが牢屋の中に入ってきて―――に近づいてきました。―――はベットの上でいつものように座っています
―――は何も起こらないのに気がついた時にはベットは真っ赤になっていました。足元にはおじさんがいました
おじさんは、こちらを見ています。でもその目には生気がありません。顔は醜く歪んで、いつもの醜悪な笑みではありません。おじさんの体はベットの上にうつ伏せになっています。それにおじさんの首から何かが出ています。赤くて、鉄錆の匂いがする、何かが出ています。でもおじさんの頭からも血が出ています
おじさんの頭は、「私」の足元に、ボールのようにゴロン、と転がってこちらを見ているのです。その目は、苦痛に溢れていました。頭からは血が出尽くしたせいか、断面が見えます。ピンク色の繊維や、白い骨が姿を見せ、なんとも言えない体液が流れ出ているのがわかります
おじさんの体は、少しも動きません。それに腕が一本ありません。首からもいろいろなものが見えます。いろんなものです。いろんなものが、いろんなものが、たくさん、たくさん、たくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさん見えているのです
「私」は叫びました。叫んだつもりでした。でも声が聞こえてきません
そうしていると声が聞こえてきます。それはルーミアの声です
「ねえ」
「私」はホッとしました。自分以外の誰かがいる、味方がいること。今日あった子だけれど、とても明るくて、幼くて、可愛くて、だからかわいそうで、でも妹のような、仲間が出来たことに「私」はこの子がされるであろう行為に対して不謹慎にも、今日は喜んでいたのです
「あなたは食べられる人間?」
だから信じられません。信じたくはありません。彼女が持っている理由がわかりません。いえ、信じたくないから理解しようとしないのです。それは腕でした。見覚えのある、宝石のついた指輪をした腕です。ぶよぶよとした腕です。「私」を何度も何度もぶった手です。「私」の大切なところに入っていた指です
それはどう見ても、目の前にある死体の持ち物だったものです。彼女はその持ち物をベットの横に立って口に近づけました。そして
口を大きく、開けて
噛み付きました
そしてそのまま犬のような、吸血鬼のような鋭い牙をその肉に食い込ませます。まるでクリスマスにでる七面鳥に齧り付くように。それから首を少し、横に振って、それを食いちぎりました。それから口に含んで、それを咀嚼しています
ルーミアは血よりも綺麗な赤色の瞳を妖しく光らせながらこちらを、見ています。「私」は二人に見られながら、目の前の光景にどうすることもできません。心を閉ざそうにも、彼女が明らかに人外であることに気づいてしまった。理解したくなかったのにしてしまったから
「なんで泣いているの」
ルーミアは笑いながら問いかけてきました。そして、ゆっくりとこちらに近づいてきます
「この人間は美味しくないわ、育ちが悪いのね」
そういって手にある腕をゴミのようにむき出しのトイレに投げ捨てました。腕は水音と共に消えていきました
ルーミアはこちらににじみ寄って、顔を近づけてきます。近くで見ると来たときとは全く違う顔です
ああ、そうだ。これはルーミアじゃあないんだ。きっとこれはあの子の皮を被った悪魔なんだ。十字架を握りしめて祈ります。どうか悪魔去りますように。どうか神様・・・
「あなたは、美味しそうね。食べてもいい?」
どうか・・・・・
「ねえ、お姉ちゃん」
ルーミアは博麗神社で薄いお茶をすすりながら縁側で寛いでいた
ここの主は文句を言いながらも歓迎してくれるから好きだ。それにここは居心地がとてもいい
縁側でそうしていると霊夢が煎餅を持ってlきてくれた。もちろん小言をいいながら
煎餅を間に置いて霊夢が腰掛ける。今日も暑いわね、なんて言って
煎餅に、霊夢が手を伸ばす。その時だ。ルーミアはその腕をみて思った
「あなたは、美味しそうね」
ところがある日のこと。月明かりもない真っ暗な夜の日のことでした。女の子が寝ているとお母さんが部屋に入ってきて女の子を起こしました。女の子が起きるとお母さんはひどく慌てた顔でこう言いました
「ベットの下に隠れていなさい。決して朝までそこから出てはいけないよ。例え誰が呼んでも決して出てきてはいけないからね」
そういって、これはお守りよといってお母さんは首にかけてある十字架のネックレスを私にくれました
女の子はいつも優しい顔のお母さんがなんだか怖い顔をして言うのでお母さんの言うとおりにしました。女の子がベットの下に隠れたのを見るとお母さんは部屋の鍵をかけて出て行きました
それからしばらく女の子が隠れているとなんだか部屋の外から大きな音がたくさんしてきました。女の子はお父さんとお母さんが心配になりました。心配で心配で部屋から出て二人のところへ行きたいと思いましたがお母さんの言ったことを守りました
それからしばらく大きな音がずっとしていましたがやがて一段と大きな音がバァン!としたかと思うと静かになりました。それから何人かが階段を昇ってくる音がしてきました。女の子は怖くなって手を口に当てて息を殺しました
女の子がそうしていると部屋の前に誰かがいる気配がします。するとそれはドアをノックしてこう言いました
「こんばんわお嬢さん、ここを開けてくれないかい?」
女の子は知らない男の人の声がしたので怖くなりました。ベットの下でじっとして男の人がどこかへいってしまうのを待つことにしました。でも女の子がそうしているとドアの方から何かが壊れる音がして誰かが入ってくる足音がしてきました。そして女の子が震えていると・・・
女の子の名前は―――といいました。―――は今大きなお屋敷へと人さらいに連れてこられていました。私にはお母さんの十字架のネックレスしかありません。お母さんは別のところに連れて行かれました。お父さんは、頭に穴が空いて、胸から血がたくさんでていました。
お母さんは最後まで私を守ろうとしていました。でもムチで打たれながら連れていかれました
お屋敷にはおじさんと執事さんとメイドさんがいることだけを―――は知っていました。―――はお屋敷の地下にある牢屋にいます。牢屋にはトイレと大きくて豪華なベットだけがあります。朝になるとメイドさんがご飯を持ってきて、ベットのシーツを新しいのに変えていきます。
夕方になると執事さんが首輪をつけてお風呂に連れて行ってくれます。執事さんは体を洗ってくれますが―――はこの執事さんが嫌いでwした。お風呂の時に嫌なことをしてくるからです。お風呂が終わると―――は綺麗な新しい服を着せてもらいます
夜になるとおじさんがやってきます。おじさんは怖い人でした。執事さんと同じような嫌なことをするからです。嫌な事の間は―――は何も考えないようにしています。そうしないと壊れてしまうような気がしたからです
嫌なことを毎日毎日されて何日も経ちました
ある日、知らない小さな女の子がやってきました。赤い瞳に金髪の小さな女の子でした。―――はこの子も自分と同じことをされるためにここに連れてこられたんだと思いました。メイドさんに聞くと、やっぱりメイドさんはこの子は新しいあなたの仕事仲間なんだといいました。でもなんだかメイドさんの顔はどこか怯えていて、新しい子を怖がっているように見えました
その子はルーミアと言いました。ルーミアはまだここに連れてこられた理由がわかっていないのでしょう。幼いからかもしれません。お姉ちゃんと言ってくれるいい子でした。でもやっぱり牢屋に閉じ込められて不安そうにしていました
その晩、またおじさんがやってきました。―――はいつものように何も考えないようにすることにしました。そしておじさんが牢屋の中に入ってきて―――に近づいてきました。―――はベットの上でいつものように座っています
―――は何も起こらないのに気がついた時にはベットは真っ赤になっていました。足元にはおじさんがいました
おじさんは、こちらを見ています。でもその目には生気がありません。顔は醜く歪んで、いつもの醜悪な笑みではありません。おじさんの体はベットの上にうつ伏せになっています。それにおじさんの首から何かが出ています。赤くて、鉄錆の匂いがする、何かが出ています。でもおじさんの頭からも血が出ています
おじさんの頭は、「私」の足元に、ボールのようにゴロン、と転がってこちらを見ているのです。その目は、苦痛に溢れていました。頭からは血が出尽くしたせいか、断面が見えます。ピンク色の繊維や、白い骨が姿を見せ、なんとも言えない体液が流れ出ているのがわかります
おじさんの体は、少しも動きません。それに腕が一本ありません。首からもいろいろなものが見えます。いろんなものです。いろんなものが、いろんなものが、たくさん、たくさん、たくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさん見えているのです
「私」は叫びました。叫んだつもりでした。でも声が聞こえてきません
そうしていると声が聞こえてきます。それはルーミアの声です
「ねえ」
「私」はホッとしました。自分以外の誰かがいる、味方がいること。今日あった子だけれど、とても明るくて、幼くて、可愛くて、だからかわいそうで、でも妹のような、仲間が出来たことに「私」はこの子がされるであろう行為に対して不謹慎にも、今日は喜んでいたのです
「あなたは食べられる人間?」
だから信じられません。信じたくはありません。彼女が持っている理由がわかりません。いえ、信じたくないから理解しようとしないのです。それは腕でした。見覚えのある、宝石のついた指輪をした腕です。ぶよぶよとした腕です。「私」を何度も何度もぶった手です。「私」の大切なところに入っていた指です
それはどう見ても、目の前にある死体の持ち物だったものです。彼女はその持ち物をベットの横に立って口に近づけました。そして
口を大きく、開けて
噛み付きました
そしてそのまま犬のような、吸血鬼のような鋭い牙をその肉に食い込ませます。まるでクリスマスにでる七面鳥に齧り付くように。それから首を少し、横に振って、それを食いちぎりました。それから口に含んで、それを咀嚼しています
ルーミアは血よりも綺麗な赤色の瞳を妖しく光らせながらこちらを、見ています。「私」は二人に見られながら、目の前の光景にどうすることもできません。心を閉ざそうにも、彼女が明らかに人外であることに気づいてしまった。理解したくなかったのにしてしまったから
「なんで泣いているの」
ルーミアは笑いながら問いかけてきました。そして、ゆっくりとこちらに近づいてきます
「この人間は美味しくないわ、育ちが悪いのね」
そういって手にある腕をゴミのようにむき出しのトイレに投げ捨てました。腕は水音と共に消えていきました
ルーミアはこちらににじみ寄って、顔を近づけてきます。近くで見ると来たときとは全く違う顔です
ああ、そうだ。これはルーミアじゃあないんだ。きっとこれはあの子の皮を被った悪魔なんだ。十字架を握りしめて祈ります。どうか悪魔去りますように。どうか神様・・・
「あなたは、美味しそうね。食べてもいい?」
どうか・・・・・
「ねえ、お姉ちゃん」
ルーミアは博麗神社で薄いお茶をすすりながら縁側で寛いでいた
ここの主は文句を言いながらも歓迎してくれるから好きだ。それにここは居心地がとてもいい
縁側でそうしていると霊夢が煎餅を持ってlきてくれた。もちろん小言をいいながら
煎餅を間に置いて霊夢が腰掛ける。今日も暑いわね、なんて言って
煎餅に、霊夢が手を伸ばす。その時だ。ルーミアはその腕をみて思った
「あなたは、美味しそうね」
一体、女の子はどう結末を迎えたのでしょうか?私に言えることはただ一つです。
ざまぁみやがれこの野郎。
結構な頻度で神社に訪れていて霊夢との絡みもそこそこ上手くいってるんだよね
なぜ今さらになって襲おうとしたのか
あと前半の物語との繋がりが見えない