~博麗神社~
「れ、霊夢…?」
「なによ」
「わ、私と付き合ってちょうだい!」
しばらくの間、二人の間に静寂が流れる。
少しして、霊夢が口を開いた。
「弾幕ごっこ?いいわよ、かかってきなさい!」
そういいながら能力を発動し、空へと飛び立つ霊夢。
固まっているレミリアと、近くの草木に隠れている紅魔館の面々。
(あぁ、お嬢様…)
(あぁもうっ…霊夢のやつ、気づきなさいよ!)
(パチュリー様の怒っている表情も素敵です!)
(はぁ…お姉さま、何してるのかしら…)
(zzz…)グサッ…
霊夢はすでに空中で御札を構え、陰陽球を出している。
レミリアを心配している紅魔館メンバーとは裏腹に、レミリアはにこやかな表情を浮かべていた。
「かかってきなさい!負けて泣かしてあげるわっ‼(告白はまた今度でいいでしょ♪)」
かくして、勘違いから生まれる弾幕勝負は始まった。