丸い月である。
博麗神社の縁側の庭で霧雨魔理沙こと私はお猪口を口にくわえながら見ていた。
「丸い」
十五夜の月を見ながら言う。年にこの日の夜が一番、月が綺麗に見える日である。
「特に丸いだけで感想がないな」
口にくわえてるお猪口を手でとりもう片方の手に持ってる酒瓶にある酒をお猪口に入れる。
「丸い月より萃香の厳選した酒の方が感想がでてくる」
お猪口に酒を入れ終えるとグイと飲む。
「プハー。美味しいー」
酒を一気に飲む。完全にできてるなと思った。
「萃香の持ってきた酒は軽くて飲みやすい物だからけっこう行けるなー」
丸い月を見ながら飲み続ける。
博麗神社で伊吹萃香がいい酒をと言いながら大量に酒瓶を持ってきた。そして酒の匂いを嗅ぎ付けて勝手に人が集まり毎度お馴染みの宴会が始まった。
ちょうど十五夜でもあるために丸い月を見ながらの宴会になった。
「しかし、霊夢は大丈夫か?」
飲みながら後ろを向いた。
縁側では酒瓶を抱いて横になって寝ている博麗霊夢がいる。
「けっこう飲んでたからなー」
霊夢をじっと見る。夜で暗いが丸い月のおぼろけな光が霊夢の顔が映る。
「......」
見とれてる?
ブルブルと左右に頭を振る。
「なんであの食い気だけの鬼巫女なんて」
顔を戻し、お猪口にお酒を注ぎ一気に飲む。
「......」
飲みながらも再び霊夢の顔を見ていた。丸い月の光が静かな波のように映す。
「無防備だよな」
そろそろと霊夢の前に行く。酒瓶をがしっりと抱いてる寝ている霊夢がいる。
「無防備」
いつのまにか手にしてたお猪口と酒瓶を縁側に置いていた。
月の波
霊夢の映す光の波に私は流されるように顔を近づけていた。
見えてるのは霊夢の顔そして、霊夢と私の顔が近づく、
「ガーーー」
いきなり霊夢がイビキをかいた。素早く顔を引かせたが勢い余って尻餅をついた。
「危ない 危ない」
丸い月の魔力侮りがたい
丸い月を見た。
「あの月のやつらのいたずらだろう、さあ、飲み直そう」
顔を戻した時に、
「魔理沙」
「は!!」
目の前にしゃがんでる霊夢がいた。
「魔理沙」
霊夢が以上に近づいてくる。
「え? 霊夢」
尻餅をついたまま後ろに逃げる。しかし霊夢はハイハイした状態で追ってくる。
そしては木に追い詰められる私がいた。
「霊夢。まてまて」
霊夢の顔は完全にできている。
「魔理沙が続きをしないのが悪い」
目の前に霊夢の顔が近づいてくる。そして霊夢の......
「霊夢。ごめ......」
続きが言えなかった。自分の口になにかが塞がれた。柔らかいなにかが。
「......」
数秒・数時間。時間の感覚がなくなっていた。
そして柔らかいのが私の口から離れる。
次に、
「ぐおおおお」
霊夢は私のひざでイビキをかいて寝てしまった。
「??」
いまいち状況が飲み込めないまま私は丸い月を見ていた。
「絶対に月のやつらの陰謀だ」
私と私のひざで寝ている霊夢の姿をおぼろな月の光を照らしながらクスクスと笑っている月のやつらを想像しながら私は自然と自分の唇を撫でていた。
霊夢はイビキの音は消えすやすやと寝息をたてていた。
博麗神社の縁側の庭で霧雨魔理沙こと私はお猪口を口にくわえながら見ていた。
「丸い」
十五夜の月を見ながら言う。年にこの日の夜が一番、月が綺麗に見える日である。
「特に丸いだけで感想がないな」
口にくわえてるお猪口を手でとりもう片方の手に持ってる酒瓶にある酒をお猪口に入れる。
「丸い月より萃香の厳選した酒の方が感想がでてくる」
お猪口に酒を入れ終えるとグイと飲む。
「プハー。美味しいー」
酒を一気に飲む。完全にできてるなと思った。
「萃香の持ってきた酒は軽くて飲みやすい物だからけっこう行けるなー」
丸い月を見ながら飲み続ける。
博麗神社で伊吹萃香がいい酒をと言いながら大量に酒瓶を持ってきた。そして酒の匂いを嗅ぎ付けて勝手に人が集まり毎度お馴染みの宴会が始まった。
ちょうど十五夜でもあるために丸い月を見ながらの宴会になった。
「しかし、霊夢は大丈夫か?」
飲みながら後ろを向いた。
縁側では酒瓶を抱いて横になって寝ている博麗霊夢がいる。
「けっこう飲んでたからなー」
霊夢をじっと見る。夜で暗いが丸い月のおぼろけな光が霊夢の顔が映る。
「......」
見とれてる?
ブルブルと左右に頭を振る。
「なんであの食い気だけの鬼巫女なんて」
顔を戻し、お猪口にお酒を注ぎ一気に飲む。
「......」
飲みながらも再び霊夢の顔を見ていた。丸い月の光が静かな波のように映す。
「無防備だよな」
そろそろと霊夢の前に行く。酒瓶をがしっりと抱いてる寝ている霊夢がいる。
「無防備」
いつのまにか手にしてたお猪口と酒瓶を縁側に置いていた。
月の波
霊夢の映す光の波に私は流されるように顔を近づけていた。
見えてるのは霊夢の顔そして、霊夢と私の顔が近づく、
「ガーーー」
いきなり霊夢がイビキをかいた。素早く顔を引かせたが勢い余って尻餅をついた。
「危ない 危ない」
丸い月の魔力侮りがたい
丸い月を見た。
「あの月のやつらのいたずらだろう、さあ、飲み直そう」
顔を戻した時に、
「魔理沙」
「は!!」
目の前にしゃがんでる霊夢がいた。
「魔理沙」
霊夢が以上に近づいてくる。
「え? 霊夢」
尻餅をついたまま後ろに逃げる。しかし霊夢はハイハイした状態で追ってくる。
そしては木に追い詰められる私がいた。
「霊夢。まてまて」
霊夢の顔は完全にできている。
「魔理沙が続きをしないのが悪い」
目の前に霊夢の顔が近づいてくる。そして霊夢の......
「霊夢。ごめ......」
続きが言えなかった。自分の口になにかが塞がれた。柔らかいなにかが。
「......」
数秒・数時間。時間の感覚がなくなっていた。
そして柔らかいのが私の口から離れる。
次に、
「ぐおおおお」
霊夢は私のひざでイビキをかいて寝てしまった。
「??」
いまいち状況が飲み込めないまま私は丸い月を見ていた。
「絶対に月のやつらの陰謀だ」
私と私のひざで寝ている霊夢の姿をおぼろな月の光を照らしながらクスクスと笑っている月のやつらを想像しながら私は自然と自分の唇を撫でていた。
霊夢はイビキの音は消えすやすやと寝息をたてていた。
これは魔理沙が悪い
あぁ、もどかしい。早くくっついて欲しいと思ってしまう2人が本当に可愛かったです。