【 epilogue 】
村長拉致騒動から数日後。
椛は大天狗に笛の騒動の報告にやって来た。
「アイツ等の処遇? お咎めなしだけど?」
「はぁ!? 意味がわかりませんよ!?」
報告をする前に、笛を手に入れようと暗躍した一派に対する処遇を聞いて、返って来た言葉がこれだった。
「守矢への寝返りは重罪のハズですよ?」
「その肝心な証拠が無いのよねぇ。河童の村長ちゃんは自発的に付いて行っただけだから拉致監禁も成立しないし」
「つまりこれからもアイツ等一派は、この山の重要な地位に居続けると?」
「そういうこと」
椛たちが屋敷で暴れた件は、賊に入られたということで決着がついた。
「釈然としませんね」
深い溜息を吐くと、大天狗もそれに被せるように溜息をついた。
どうやら思うところは椛と同じらしい。
「ていうか、今回の件で天狗組織の中にいる守矢派の連中の結束が強まったわ」
「どうしてです?」
「もし今回、アイツ等の裏切りが立証できれば、アイツ等から芋ズル式に守矢派の連中をしょっ引けたワケよ」
しかし、彼らにとっては幸いな事にそうはならなかった。
「自分達が運命共同体ってことを認識したみたいで、近い内どっかで秘密裏に集まって血判書を作るなんて噂よ」
「つまり今回一番得をしたのは」
「間違いなく、守矢神社でしょうね。何もしてないのにね」
「ったく」
二度目の溜息を椛は吐いた。
天狗同士、内輪で争えば自ずと守矢に利が生まれることくらい、良く考えればわかる話だった。
「それで。笛の方はどうなったの? 在り処まで辿り着いたんでしょ?」
「それなんですけど。保管方法が悪かったせいか、箱ごとシロアリに喰われててボロボロで。手に取ったら粉になっちゃいました」
「本当に?」
「嘘ついてどうするんですか?」
「文ちゃんが怪我したらしいけど? 足に鉛弾受けて。あれなに?」
「転んだ先にたまたま鉛弾が落ちてたらしいですよ」
村長を庇っての発言だった。文にそう言うように頼まれていた。
「マッハで突っ込まなきゃ足にめり込まないと思うけど?」
「じゃあそのマッハとやらで突っ込んだんじゃないんですか?」
「むーー」
不機嫌そうな顔で頬杖をつく大天狗。
「モミちゃん何か隠してる」
「隠してませんよ」
「ちなみに事件が解決した翌日、モミちゃん欠勤してるみたいだけど?」
「ああ、それはですね」
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にとりの地下工房から地上に出てすぐの話。
「これ、壊してもいいんだよね?」
にとりは両手で笛を握り締めながら尋ねた。
文は足に応急処置の包帯が巻かれ、村長はまだ気を失っている。
「これって本物なんだよね?」
はたてが文に確認を取る。
「ええ。村長の態度からして、間違いなく本物かと」
「実はずっと昔に誰かの手で擦り替えられてって事はないよね?」
「絶対に無いとは言えませんが」
「じゃあ吹いてみればいいじゃないですか? 丁度ここに白狼天狗がいますし」
そう提案したのは椛だった。
だがこれに文とはたては反発する。
「駄目ですよそんなの。この笛でほぼ確定なんです。わざわざ椛さんが実験台になる必要はありません」
「そうだよ。この音、白狼天狗にとって洒落にならない音が出るんでしょ?」
「こればっかりは私情を挟んだらいけないことくらい、お二人もわかっているハズです」
文は怪我をしてることもあり、笛ははたてが吹くことになった。
「じゃあ。いくよ?」
「いつでも」
はたては小さく、筒に息を吹き込む。出来るだけ音がしないようにする配慮だった。
しかし。
「あっっがぁぁ!!!」
まるで、頭からつま先まである全ての毛穴に釘を刺されたような痛みと、両耳から割り箸を突っ込まれて脳みそをかき回されるような嘔吐感が椛を襲った。
翌日は丸一日、軽い吐き気と倦怠感に苛まれた。
目を覚ましてからにとりから聞いたが、椛が気絶した直後、笛ははたての手で粉々になった。その時、親の敵を見るような形相だったらしい。
この事実をそのまま大天狗に報告しても良いのだが、大天狗にはすでに笛は壊れていたと伝えようと決めた。
特に理由は無い。
ただなんとなく、この出来事は四人だけの秘密にしたかった。
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「深酒して夏風邪を引いてしまいました。どっかの誰かさんみたいに」
「あう゛」
それ以上、大天狗は追及できなかった。
「もういいですか?」
「うん。ありがとう」
「これから、文さんのお見舞いに行くのですが。何かお言付けはありますか?」
「そっか。おーい、従者ー」
パンパンと手を叩くと、すぐに従者がやって来た。
「モミちゃんに果物セットか、菓子折り持たせてあげて。可愛くラッピングよろしく」
「かしこまりました。準備してまいります」
「ところでモミちゃん。文ちゃんは何時退院の予定?」
「弾はそれほど深くなかったので、3日後には」
「じゃあ『報酬は3日後に渡す』って伝えてあげて。それで伝わるから」
「はぁ?」
玄関で従者から見舞いの品を受け取ると、一緒に行く約束をしているにとりの家へ向かった。
「弾詰まり?」
「うん」
にとりと合流して文のいる診療所に向かう途中。
にとりは、文が自らの額に銃口を押し付けて村長の説得を試みた時のことを話し始めた。
「村長の銃は、弾が正しく装填されないと、引き金がロックされる構造になってるんだ」
にとりが回収した時、銃は装填に不備があったことから、引き金がロックされていた。
切迫した状況で、冷静さを欠いたためそのようなミスをしたのだろう。
「文さんは撃てない事に気付いていたから、あんな無謀な行動に出たと?」
「装填が正しくされた時の音と、そうでない音を覚えていてたんじゃないかな。多分」
「一回聞いてわかるものなのでしょうか?」
椛もあの説明の場にいたが、同じ状況で同じ事をやれと言われたら、やり遂げる自信は無い。
「文さん、取材中は相手の動作や言動、仕草なんかをすごく注意深く観察してるからね。覚えてても不思議じゃないと思うけど」
「つまり文さんには、文さんなりの勝算があったと?」
「多分」
「どちらにせよ。そんな不確かな情報で命を賭けるのは感心しませんね」
「珍しいね。椛が文さんの心配するなんて」
「心配してないです。呆れてるだけです」
「じゃあそういうことにしておこうか」
はたて宅。
「すみません仮面さん。これから文のお見舞いに行くので、お昼は適当に何か…どうしたんですか、掃除なんてして?」
テーブルや椅子を布で磨く仮面の天狗を見て、怪訝な顔をする。
「いや。そろそろおいとましようと思ってな。せめて自分が生活で使った場所くらいは綺麗にしようと」
「帰っちゃうんですか?」
「何日も泊めてもらってたのに、大した礼もできずにすまなかった」
「そんなこと無いです。母さんのことだけじゃなく、重要な情報を一杯もらいましたし」
彼女の情報なしでは、今回のような結末を迎えることは出来なかった。
「ちょっとだけお前の携帯を借りてもいいか?」
「構いませんけど」
携帯型カメラを受け取ると、彼女はそれを慣れた手付きでいじりはじめた。
「あ、あの」
「どした?」
ボタン操作中の彼女にはたては話しかける。
「先日仰ってた。そう遠くない未来に争いが起きるって話」
「なんだ、ばっちり気にしてるんじゃねえか」
「そりゃああんなモノを見せられたら不安にもなりますよ。本当に来るんですか?」
「さあな」
「さあなってそんな」
「俺様の知ってる世界じゃ。河童の村長はあの時に自殺を完遂させて、もうこの世にはいなくなっていた。しかし、こっちはそうならなかった」
「それってどういう意味で…」
「ほら、持っててくれ」
操作の終えたカメラをはたてに渡す。
画面には『10』という数字が浮かんでいた。
「これってタイマー機能ですよね?」
「それを私に向けててくれ」
「写真が取りたかったんですか?」
残り時間が『8』に変わる。
「未来は変わった。守るか失うか、滅びるかは抗うか。全てはお前次第だ」
彼女は仮面に手をかける。
残り時間が『6』に変わる。
「がんばれよ私」
そしてついにその仮面を外した。
「嘘」
はたては驚愕し目を限界まで見開く。目の前にいる人物は紛れも無く自分自身だった。
残り時間が『3』に変わる。
「俺様のことは、タヌキかなんかに化かされたとでも思ってくれ。じゃあな」
「待って!」
残り時間が『0』になり、シャッターが切られた。
彼女の姿はもうどこにも無かった。
3日後。
木々が程よく切り開かれて、見晴らしの良い広い場所に、大勢の白狼天狗がぞろぞろと集結を始めていた。
肩に酒樽を担ぐ者、1ダースの酒瓶が入ったカゴを持つ者、料理が乗った大皿を慎重に運ぶ者と、ほぼ全員が何かの食材を運んでいた。
「どうしたんですか、急に『やっぱり歓迎会開くぞー』なんて?」
広場の中心にセッティングされた、来賓用の快適なスペースでふんぞり返る大天狗に椛が尋ねる。
「義理も人情も捨てた大天狗様がどういう風の吹き回しですか?」
「人の物を勝手に捨てないでくれる? やっぱ不満の声が多かったし、全体の士気に関わるかなーって思って」
「予算はどこから捻出したんですか?」
「私のポケットマネーと、備品代をケチって。んで足りない分は天魔ちゃんにお願いして帳簿の方をちょっとばかし」
「聞かなかったことにします」
「それにこれは報酬でもあるしね。文ちゃんの」
「 ? 」
怪訝な顔をする椛に説明してやる。
「ちょっと前に文ちゃんから言われたのよ『噂調査の報酬は歓迎会の再検討』って」
「なんで文さんがそんなお願いを?」
「本人に直接訊けばいいじゃん」
大天狗が持っていた扇で椛の背後を指す。
振り返ると文とはたてが手を振っていた。そのすぐ近くで部下達がゴザを敷いて自分達の陣地を作っていた。
「凄いです射命丸様! 本当に歓迎会を開いてしまうなんて!」
「だって約束したじゃないですか。椛さんとの飲みをセッティングするって」
「はたて殿。座布団敷いたんでよかったらどうぞ」
「ど、どうも」
部下数名から感激の眼差しを受ける文。
はたては強持て達に囲まれて萎縮している。
「行ってきたら? 部下と飲みに行ったこと無いんでしょ?」
シッシと追い払うように手を振る。
「行ってきます」
「うん、行ってらっしゃい。楽しんで来てね」
宴もたけなわとなり、まばらに解散と片付けが始まった頃。
椛達一団で起きているのは文と椛だけになっていた。
「こいつ等、こんなに酒が弱かったのか?」
隊員達はそれぞれ自由な姿勢で寝息を立てていた。
「嬉しかったんでしょう椛さんと飲めて、だからハメを外し過ぎたんじゃないんですか?」
はたての介抱がひと段落ついた文は椛の隣に座る。
「聞きましたよ大天狗様から。また守矢の一人勝ちみたいですね」
「ええ。またです」
「まだまだ天狗社会と守矢神社の小競り合いは続きます」
「そうですね」
「次は勝ちましょう」
文は空になった椛の盃に酒を注ぐ。
「そうですね。でもまぁ天狗社会が勝ったところで、私のような下っ端には何の得もありませんが」
「では天狗社会の一員としてではなく椛さん個人として次は勝ちましょう。一番美味しい思いをしてやりましょう」
「出来ますか?」
「貴女が望めば」
「貴女が嘘でもそう豪語してしまうと、本当に叶ってしまいそうで怖いです」
「私は新聞記者ですよ。私が言えば、それはもう真実に他ならないのです」
二人は笑う。
今度は椛が文の盃に酒を注いだ。
満たされた盃を二人はゆっくり持ち上げる。
「負けっぱなしの椛さんの生涯に、勝利を」
「文さんが私の勝ち馬であることを信じて」
「乾杯」
「乾杯」
盃がぶつかり、カチリと小さく音を立てた。
「はたて。帰りますよ。起きてください」
「へっへっへ。私が未来の天魔様だぁ~~」
「頼もしいですねそれは。頑張って出世して誰もが生き易い山を作ってください」
はたてに肩を貸して起す。
「ほらお前達。もうお開きだぞ」
「え? あれ、もうそんな時間ですかい?」
椛の声に反応して、だらだらと起き始める隊員達。
「自分の周りの片付けをして解散するぞ」
「片付けは私ら下っ端に任せて、隊長は先のお二人に付いて行ってあげてください」
(下っ端か)
頼むぞ、と声を掛けてから椛は二人を追いかけた。
「とりあえずはたてを家に送り届けたいのですが、ココからだとどこが最短ルートですかね?」
「こっちで良いんじゃないですか?」
「はたてー、貴女の家はこの道で合ってますか?」
泥酔のはたてに訊いてみる。
「どんな道だって良いよ。私達三人なら」
「…」
「…」
その言葉に、二人は気恥ずかしそうな顔をする。
「と、いうわけだそうです」
「じゃあ行きますか。目的地さえ決まってれば、どうとでもなります」
「ほらはたて、いつまでも持たれてないで足を動かす」
「あ、うん。頑張る」
その道が間違ってない事を信じて、椛達は歩き出した。
万感の想いです。ありがとうございました
今回もとっても面白かったです
このシリーズが完結してからも他の作品を書いてくださるのでしょうか?勝手に期待させていただきます
あの後の椛、文、はたてにとりが味わえてここまで動かせて。
「番外編」というものをうまく使って。
なによりこのキャラクター達がこんなにも楽しそうでとても嬉しいです。
最高でした。
面白かったです!
「ほぼ全部足りないじゃないですか。むしろ何があるですかアイツに?」
あるですか?→あるんですか?
ではないでしょうか
面白かったで御座います。
大天狗様可愛いですよ!
出てくるキャラクターがどれも魅力に溢れてて読んでて楽しかったです。
はたての念写の発展性ってのは色々考えさせられる点ですね。原理主義的に過去に撮られた写真の再現に固執するのか、それとも別の形で昇華するのか。
蛇足なんてとんでもない。震えるほど面白かったです。
いつかまた何かの気まぐれで番外編Vol.2を書いてくださることを祈っております。
愛着がわいたキャラ達の行動一つ一つが眩しくて、
すぐに読み終えるのがもったいなくて休憩取ったりしながら読ませていただきました。
いつかまた続編が出るのをお待ちしています。
毎度ながら素敵な作品でした!
相変わらずの三人のやりとりが読んでいてとても楽しいです。
日常パートもさることながら事件解決に奔走するところもやはり魅力の一つですね。
今回、少しはたての母親に関する言及があったのでその部分についてもいつか読めたら嬉しいなと思います。
素敵な物語をありがとうございました!
二つ誤字脱字を発見しました。共に2ページ目です。
・どうでも良くなっちゃんでしょうか?→なっちゃうんでしょうか?
・「ただいた」→ただいま
大きな波が去っても、小さな波はまだまだ起こる、しかし未来に起こりうる巨大な波はこの分岐により起こらなくなるとよいですね。
ついでに読んでいて誤字かな?と思ったので報告を
その目だって。いつ使い物になるかわからないし。
→いつ使い物にならなくなるかわからないし。 でしょうか?こちらが間違っていたらしみません
シリーズを通して楽しませてもらいました。
また機会があれば、氏の書いた三人が読みたいです。
天魔ちゃんゲキかわっ!w
このシリーズ大好きです
ただ・・一つ言うとしたらいつか守矢の2柱がひどい目にあうのを期待したいです。
ありがとうございました
殺伐としない日常も読んでみたい気がしますがこれが彼女たちの日常なんだな、って思います
椛隊の話やら、文は負けっぱなしの椛の勝ち馬になれるのかやら、
作品が来る度にもう少し見てみたい部分が増える不具合。
しかも、終わっていたと思っていた、「歩け! イヌバシリさん」シリーズの続編だと。(いいぞぉぉぉぉぉぉ!!!)
これから「歩け!…」シリーズの第二シーズン制作決定だと。(そんなことはいってないね!)
相変わらず、このシリーズの空気が大好きです。今回新出の爪弾きものばかりの、椛隊の皆さんもラブリーです。
このシリーズの新作を読めることが嬉しくて仕方ないです
文と椛もいい関係になってきましたね
そして幻想郷は惨劇を回避できるのだろうか
慕われてるのにそれに気づかない椛がもう堪りませんね
番外編と言わずもっと書いてもいいのよ?
ていうか書いてくださいお願いします。何なら第二部ってことで
この物語はどこまでも読んでいたい気分になるんです
やっぱ誤字か多いとかどっかそそっかしいというか雑いね
まあ、この人はここにいるあの中じゃ一番実力あると思うし凄いけど
その人でもこうだからやっぱそういうことよねとは思う
あ、キチガイはキチンとしたガイという意味だから気にしないで
後、元気すぎる投稿はわざわざ報告しなくても本人が酔ってたとか一言書けば収まることだがね。
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大天狗様の野次ですごい笑いました。
二次創作素晴らしい。
どのキャラも魅力たっぷりで、100点じゃ足りないくらい!
このシリーズは創想話で最も好きなので、続きがあればと、勝手に期待させていただきます!
短編系で椛達の日常も見てみたいです
今回もとても楽しかったです。
大好きな作品だから続きが読めれば……
俺、死んでもいいや!
重箱の隅
1
文が笛を手に入れる確立など、ほぼ0である。
→確率
麦の穂が零れるように、仲間が次々と死んで行くなかで、椛だけが生き延び、数々の視線を潜り、本人の望む望まないに関わらず、その剣の腕は練磨されて
→死線
3
「私は新聞記者ですよ。私が言えば、そうはもう真実に他ならないのです」
→それはもう
まあ、霊夢と魔理沙がいる間に大拡張しとけばどうとでもなるんじゃないかな。
所でどっこいどっこい、"見も蓋もない"が間違ってました。正しくは"身も蓋もない"です。文章の最初の所にあります。
え、面白い作品だったって?
いやー、もう評価しようが無いほど素晴らしい作品でした。貴方の素晴らしい幻想郷に最高の評価を。
いやぁ、まったく蛇足ではありません。本当に凄いです
椛たちや敵役の守矢陣の魅力にますます磨きがかかってきているだけでなく、大勢のオリキャラたちも負けず劣らず素敵で、もう嫌でも好きになってしまいますよ
それだけに、血で血を洗う現在の状況は少々やるせなくなってしまいます
未来の自分から衝撃的な事実を告げられても「へっへっへ。私が未来の天魔様だぁ~~」と余裕なはたてにはぜひともより良き未来を切り開いて行って欲しいものです