これは、八雲の名と藍の話です。・・・・・・
「つぁ・・・やっぱり叶わないか・・・紫様には・・」
藍が嘆く、藍が嘆いている理由は、30分前に遡る。
「紫様!私と勝負して下さい!」
「何よ、突然~あ、変な物でも食べたかしら?藍」
「いえ・・・そうではなくて、あの・・・その・・・なんというか・・・」
藍は顔を赤くして、もじもじしている。 それに対し紫は
(あぁ・・・私の式かわいぃわぁ~)
なんてのんきな事を思っていると、
「私に 八雲 の名が欲しいのです!」
八雲の名とは、八雲一家伝統の、紫の様に、強い妖怪等に与えられる物であり、決してその名の座敷は低くない、むしろ高いぐらいである。
「ん・・・藍の思いは分かったわ、でも勝負と八雲の名に関係が有るのかしら?」
「藍が勝ったら、八雲の名を頂きたいのです!」
「私に勝つ、か・・・そうね、それぐらいの力があれば差し上げましょうか。」
「わ~! あと一つお願いが有るのですが・・・」
「なぁに?藍?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、いうわけである。そして藍の横には、橙もいた。
「むぅ・・・らんしゃま・・・強いですね、ゆかりしゃま・・」
「あぁ、でもここで諦めたらダメだ、ダメでもやる、それが強くなる第一歩だぞ?橙」
「なるほど・・・・ちぇん、頑張ります!」
「橙は物わかりの良い子だなぁ・・・」 なでなで
そんなほんわかな会話に対し、紫は・・・
(これも、一つの作戦かしら?奥義級のスペカ準備?そうなら隙がある今がチャンス!だけど藍がそんな安易な事をする訳が無いわ、だいたい違ったら・・・)
と、優位に立っているのに何故か切羽詰まっている。
藍が紫にお願いしたお願いは、藍にパートナーを一人(1妖)を加えること、
それが橙である。 何故藍は橙をパートナーにしたか? 橙には申し訳ないのだが、ストレートにいうと、幻想郷には橙よりも強い者達は沢山いる。
歴史を喰う知識者 時とナイフを扱うメイド長、 半人半霊の2刀流剣士
日陰の少女や 人形遣いもいる 普通の魔法使いや楽園の巫女なんてもいい。
では藍はなぜこの者達を選ばなかったか?忙しい、それも有ると思うが、一番の理由は、 藍と紫の事を一番知っているのは橙以外いないからである。
2人(妖)であるが故にコンビネーションが大切、バラバラでは紫には勝てない。 結局橙が一番適しているのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「行くわよ!藍・橙!」
―結界「客観結界」―
紫がスペル発動後、地面に光が4つ走る。
「わっ避けられないっ」
「らんしゃまぁっっ!」
―鬼符「赤鬼青鬼」―
それに負けじと橙はスペル発動、両者のスペルは暗殺を起こすものの、紫のスペルには光が残る。でもこれぐらい簡単に避けられる。
「よっと・・・ありがとう橙」
「わ~い!らんしゃまにほめられた~」
危機を打開された紫は
「そろそろ出すわよ、覚悟!」
と一言。
―魍魎「二重黒死蝶」―
紫の得意中の得意のスペル、華やかな蝶が舞う中、藍と橙は避けようとはしない。避けるのを諦めた訳でも無く、理由はただ一つ。決着を付けるのみ―
「ちぇん!」 「らんしゃま!」
―鬼神「鳴動持国天」―
―式神「十二神将の宴」―
あまりに多い弾の量
(私の式達も、成長したわね・・・おめでとう 八雲藍 )
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結局紫は避ける事は出来ず、藍は念願の 八雲の名をもらえたのである。
「ありがとうございます!紫様!」
「もっともっと頑張るのよ~ 八雲藍」
「はい!紫様!」
「おめでとうございます!らんしゃま!」
「ありがとう橙」 なでなで
「よし、今日は私が腕を振るうわよ!紫特製和食フルコース!」
「「わ~い!やったぁ~」」
紫は確かにあの弾幕は確かに避けられない、でも隙間を使えば避けられる、余裕で、
では何故使わなかったのか?それは
藍が、八雲の名にふさわしい力を持ったため、あえて避けなかったのである。
(私の式達の成長が楽しみだわ♪)
そう思いながら紫は料理を作るのである。
「つぁ・・・やっぱり叶わないか・・・紫様には・・」
藍が嘆く、藍が嘆いている理由は、30分前に遡る。
「紫様!私と勝負して下さい!」
「何よ、突然~あ、変な物でも食べたかしら?藍」
「いえ・・・そうではなくて、あの・・・その・・・なんというか・・・」
藍は顔を赤くして、もじもじしている。 それに対し紫は
(あぁ・・・私の式かわいぃわぁ~)
なんてのんきな事を思っていると、
「私に 八雲 の名が欲しいのです!」
八雲の名とは、八雲一家伝統の、紫の様に、強い妖怪等に与えられる物であり、決してその名の座敷は低くない、むしろ高いぐらいである。
「ん・・・藍の思いは分かったわ、でも勝負と八雲の名に関係が有るのかしら?」
「藍が勝ったら、八雲の名を頂きたいのです!」
「私に勝つ、か・・・そうね、それぐらいの力があれば差し上げましょうか。」
「わ~! あと一つお願いが有るのですが・・・」
「なぁに?藍?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、いうわけである。そして藍の横には、橙もいた。
「むぅ・・・らんしゃま・・・強いですね、ゆかりしゃま・・」
「あぁ、でもここで諦めたらダメだ、ダメでもやる、それが強くなる第一歩だぞ?橙」
「なるほど・・・・ちぇん、頑張ります!」
「橙は物わかりの良い子だなぁ・・・」 なでなで
そんなほんわかな会話に対し、紫は・・・
(これも、一つの作戦かしら?奥義級のスペカ準備?そうなら隙がある今がチャンス!だけど藍がそんな安易な事をする訳が無いわ、だいたい違ったら・・・)
と、優位に立っているのに何故か切羽詰まっている。
藍が紫にお願いしたお願いは、藍にパートナーを一人(1妖)を加えること、
それが橙である。 何故藍は橙をパートナーにしたか? 橙には申し訳ないのだが、ストレートにいうと、幻想郷には橙よりも強い者達は沢山いる。
歴史を喰う知識者 時とナイフを扱うメイド長、 半人半霊の2刀流剣士
日陰の少女や 人形遣いもいる 普通の魔法使いや楽園の巫女なんてもいい。
では藍はなぜこの者達を選ばなかったか?忙しい、それも有ると思うが、一番の理由は、 藍と紫の事を一番知っているのは橙以外いないからである。
2人(妖)であるが故にコンビネーションが大切、バラバラでは紫には勝てない。 結局橙が一番適しているのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「行くわよ!藍・橙!」
―結界「客観結界」―
紫がスペル発動後、地面に光が4つ走る。
「わっ避けられないっ」
「らんしゃまぁっっ!」
―鬼符「赤鬼青鬼」―
それに負けじと橙はスペル発動、両者のスペルは暗殺を起こすものの、紫のスペルには光が残る。でもこれぐらい簡単に避けられる。
「よっと・・・ありがとう橙」
「わ~い!らんしゃまにほめられた~」
危機を打開された紫は
「そろそろ出すわよ、覚悟!」
と一言。
―魍魎「二重黒死蝶」―
紫の得意中の得意のスペル、華やかな蝶が舞う中、藍と橙は避けようとはしない。避けるのを諦めた訳でも無く、理由はただ一つ。決着を付けるのみ―
「ちぇん!」 「らんしゃま!」
―鬼神「鳴動持国天」―
―式神「十二神将の宴」―
あまりに多い弾の量
(私の式達も、成長したわね・・・おめでとう 八雲藍 )
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結局紫は避ける事は出来ず、藍は念願の 八雲の名をもらえたのである。
「ありがとうございます!紫様!」
「もっともっと頑張るのよ~ 八雲藍」
「はい!紫様!」
「おめでとうございます!らんしゃま!」
「ありがとう橙」 なでなで
「よし、今日は私が腕を振るうわよ!紫特製和食フルコース!」
「「わ~い!やったぁ~」」
紫は確かにあの弾幕は確かに避けられない、でも隙間を使えば避けられる、余裕で、
では何故使わなかったのか?それは
藍が、八雲の名にふさわしい力を持ったため、あえて避けなかったのである。
(私の式達の成長が楽しみだわ♪)
そう思いながら紫は料理を作るのである。