魔理沙がぶどうを持ってやってきた。いつも、手ぶらが当たり前なのに。
たくさん収穫できたからな、おすそ分けだ!と偉そうにない胸を張って言う。
籠に入ったぶどうを魔理沙はそうっと取り出して、美鈴に渡す。
渡す時に一粒二粒、房から外れてこぼれた。
「「あ」」
二人同時に声を出す。美鈴に渡して手が空いた魔理沙が拾う。潰れてないか確かめてから
また籠に戻す。手からぶどうがそれ以上こぼれないよう気をつけながら美鈴が問う。
「収穫って?あなたが育てたわけじゃないでしょう?」
「ああ、天狗たちが栽培しているんだけど、今年は豊作だというんで、椛が収穫を手伝うなら
いくらか報酬としてくれるって。にとりと一緒に手伝ってきた。で、ホントに豊作でな。
たくさん取れたんだ。じゃあついでに他のやつらにも、ってことで」
「はぁ、そうですか。つまりは椛さんのおすそ分けでなんですね、これは」
「ま、そういうことだ。もうアリスのところには置いてきたんだ。次は霊夢んとこに行くぜ」
「あれあれ、今日は図書館に寄らないんですか?」
「ああ、神社の他にも行くところはあるからな。今日は大忙しだぜ。
じゃあレミリアやパチュリーにもよろしく言っといてくれ」
「わかりました。では、これは確かに私がお受け取りいたしました。
お嬢様にお伝えします。ありがとうございました」
「ああ、みんなで秋の味覚を楽しんでくれ。なかなか甘くてうまいぞ。じゃあな!」
最後のセリフを言ったかと思うと、もう紅魔館には背を向け、遥か彼方へぶっ飛んでいった。
何もなくても遊びに来る魔理沙が、堂々たる口実を手に入れて幻想郷中を駆け回る。。。
楽しそうだ。実際、楽しそうだった。嬉しいのだろう、自分がもたらしたものが相手を
喜ばせられると言うことが。箒にまたがった配達人だなんて、昔咲夜に読んであげた
物語の魔女そのままじゃないか。彼女は黒猫がパートナーだったけれど。
「さてと。とりあえず、これはどうしよう。お嬢様はまだ寝てるんじゃないかなぁ。
咲夜さんに渡すのがやっぱり一番ベターか」
魔理沙がきたのはお昼を過ぎて、そろそろ小腹が空いたな、という時間帯。
おそらくは現在15時前後と思われる。お嬢様はあと1時間以上多分起きてこない。
門を離れることに少し逡巡したけれど、このまま手で持ったままでは仕事にならない。
魔理沙も籠ごとくれればいいのに。宅配先が多いのだからこうなるのも仕方がないけれど。
受け取ったぶどうを見ながら、房から落とさないようゆっくり館の方に歩いていく。
大粒で黒っぽいぶどうだ。おいしそう。館の中に入り、咲夜を探す前に台所に向かうことにする。
とにかくぶどうを安全圏においておきたかった。この状態で妹様が体当たりでもしてきたら、
せっかくのぶどうが悲惨な結末を迎えることになる。魔理沙がわざわざ持ってきたものを
台無しにしたとなれば、妹様も気にするだろう。
台所に近づくにつれ、咲夜が妖精メイドに指示する声が聞こえてきた。運が良い。
そろそろと歩いていた美鈴が台所に着く頃には、妖精メイドは指示に従いながら
散っていくところだった。妖精メイドとすれ違いざま、挨拶をする。みな、挨拶を返すが
指示されたばかりの仕事をこなすことに夢中で、美鈴の持っているものに気付きもしない。
台所に足を踏み入れたら中にいたのは咲夜だけだった。気配に気付いたのか、
呼びかける前に振り向いた咲夜と目が合う。
「アラ、美鈴。どうしたの、こんなところで。午後の休憩はまだでしょう?」
「ええ、まぁ、そうなんですが。ところで咲夜さん。このぶどうを置く、
お皿などは取っていただけないでしょうか」
「あらあら、ぶどう?どうしたの、それ」
言いながら食器棚から適度な大きさの皿をダイニングテーブルの上に置く。
やっとこ、重くはないが気を遣うものが自分の手から離れて、一息つける。
「はぁ、よかった。これはですね、椛さんからのおすそ分けで、魔理沙が配達人として
さっき門のところにきたので受け取りました。お嬢様はまだお休みでしょうから、
とりあえず咲夜さんにと思って」
「椛の?そう、じゃあ今度何かお礼を考えないとね。骨とか・・・?
まぁとにかくお嬢様には私から伝えておくわ」
なにやら椛が聞いたら怒るんじゃないかと思われる言葉を聴いたが、かといってそれが
明確な間違いなのかわからない。冗談かもしれないが顔は至って真面目だ。ので、スルーした。
じゃあ何がいいのよ、と聞かれても困る。
「ええ、お願いします。今日のおゆはん後のデザートとかいいですね」
「ええ、そうね。あ、お嬢様がいいと言ったらね」
「ええ、それはもちろん」
皿の上のぶどうを咲夜が見つめながら言う。
「・・・この一房の中でもひとつぶひとつぶ微妙に色が違うのね」
確かに。品種の話は全くしなかったが、これはなんというぶどうなのだろう。
黒っぽくて大粒なのを見ると、オーソドックスなところで巨峰だろうか。
何を考えているのか、咲夜は夢中でぶどうを見ている。子どもの頃のように、
じぃと見つめている咲夜の顔を見たら、こちらも少し子どもじみた考えが頭をよぎる。
「咲夜さん、味見してみませんか」
本来ならば、主への献上品を従者が先に手を出すなんてもってのほか。
「え、でも・・・」
おそらくじっと見つめて考えていたことは「たべてみたい」だったのだろう。
美鈴がいなくなれば、きっと咲夜は一人で試食をしていたはず。”つまみぐい”は
悪しきことでも、”毒見”となれば、必要なことでもある。いつも咲夜が一人で
していたことを美鈴と二人でしたところでなんの不都合があろうか。
一粒二粒、多くても三粒くらいなのだから。
そんなこと駄目に決まってるでしょ、早く仕事に戻りなさい、と言われる前に続ける。
「ね、咲夜さん。おいしいぶどうの見分け方って知ってますか?」
「・・・・」
「実の色が黒っぽい色のぶどう、このもらったやつみたいのですね。
こういうのは色が濃いものを。緑系のぶどう、マスカットが代表的ですね。
そういうのは黄色っぽいものがおいしいと言われています」
「へぇ、じゃあこれとか、甘いのかしら」
「ええ、きっと。食べてみてください」
つまみ食い云々で悩むのはもうやめたのか、咲夜の白く細い指が、
一番色が濃いと思われる一つをつまみ、皮をむきはじめる。果実はとても瑞々しく、
一皮剥くごとに、皮と果肉がはがれる時に果汁を発生させた。皮を半分ほど剥いたところで
咲夜がそれを口に含む。
「おいしいですか?」
「ええ、とっても。甘いわ。・・・あ」
口に残った皮を取り出したのと同時に濃厚な赤いしずくが、咲夜の指を伝う。
重力に逆らわないまま、流れは手の付け根にスルリと垂れる。あ、やば、と咲夜は呟いて
下に垂れないよう腕をテーブルの上へ持っていく。次は自分が、と思っていたのに
これは素通りできない。心の中でニヤリと笑んで。
「じゃあ、私もいただきます」
「え、」
その咲夜の腕を掴んで、顔を寄せる。
「・・・・・っ」
咲夜の息を呑む音が聞こえる。気にせず、流れをせき止めるように、
腕に流れるしずくを舐め上げる。舐めながら、咲夜に視線をやる。
先ほどまでの澄ました白い顔が慌てふためき、真っ赤に染まっている。
「・・・・っ、めいりん!やめっ・・・!」
甘い甘い果汁の跡をたどって、美鈴の舌が動く。親指についたものも舐めて、
ついで人差し指へ。人差し指は丹念に。強く吸い上げて、第二関節の筋から、
爪の甘皮に至るまで。果汁のついてない指まで口に含んだ。ちゅぅ、と音を立てて、口から離す。
「はい、ご馳走様でした。ふふ、ほんとだ、甘いですね」
にっこり笑って言ってやる。
「っ・・・・何するのよ!!!この変態門番!!早く仕事に戻りなさいよ!!!!」
「あっはっはっは、ごめんなさーいぃ」
ナイフが、後にした台所の入り口付近の壁に刺さった音がした気がする。危ない危ない。
ああ、でもさっきの顔真っ赤にした咲夜さんかわいかったなー。息まで上がっちゃって。
甘えモードにスイッチが入っていない咲夜はとことんうぶだ。特に仕事中はなおさら。
部屋で二人っきりの時にはこちらがたじろぐほどに誘惑してくることもあるけれど。
・・・なんてことをムフフと門に向かって走りながら美鈴は考える。
『ぶどうかぁ、そうだなぁ、ここでも育ててみようかなぁ。
棚にできそうなところはけっこうありそうだし』
ぶどうを見るたび、咲夜が今日のことを思い出すように。
追記。
ぶどう棚を見る前に、主に献上品のことを伝え、要望どおり夕食後のデザートを出した時、
咲夜の顔が時々赤くなるのを目敏いパチュリーだけは気付いていたが、
どうせ門番がらみだろうと黙殺した。
ちなみに、門番は主の献上品に手を出そうとした罪でその日の夕食は抜きとなった。
・・・と言うのは主への建前で、結局はメイド長の許しを得て、仕事の終わった後に
自室で食べることになったとか。件のぶどうも何粒か。
おいしくおいしく、いただきましたとさ。
End
たくさん収穫できたからな、おすそ分けだ!と偉そうにない胸を張って言う。
籠に入ったぶどうを魔理沙はそうっと取り出して、美鈴に渡す。
渡す時に一粒二粒、房から外れてこぼれた。
「「あ」」
二人同時に声を出す。美鈴に渡して手が空いた魔理沙が拾う。潰れてないか確かめてから
また籠に戻す。手からぶどうがそれ以上こぼれないよう気をつけながら美鈴が問う。
「収穫って?あなたが育てたわけじゃないでしょう?」
「ああ、天狗たちが栽培しているんだけど、今年は豊作だというんで、椛が収穫を手伝うなら
いくらか報酬としてくれるって。にとりと一緒に手伝ってきた。で、ホントに豊作でな。
たくさん取れたんだ。じゃあついでに他のやつらにも、ってことで」
「はぁ、そうですか。つまりは椛さんのおすそ分けでなんですね、これは」
「ま、そういうことだ。もうアリスのところには置いてきたんだ。次は霊夢んとこに行くぜ」
「あれあれ、今日は図書館に寄らないんですか?」
「ああ、神社の他にも行くところはあるからな。今日は大忙しだぜ。
じゃあレミリアやパチュリーにもよろしく言っといてくれ」
「わかりました。では、これは確かに私がお受け取りいたしました。
お嬢様にお伝えします。ありがとうございました」
「ああ、みんなで秋の味覚を楽しんでくれ。なかなか甘くてうまいぞ。じゃあな!」
最後のセリフを言ったかと思うと、もう紅魔館には背を向け、遥か彼方へぶっ飛んでいった。
何もなくても遊びに来る魔理沙が、堂々たる口実を手に入れて幻想郷中を駆け回る。。。
楽しそうだ。実際、楽しそうだった。嬉しいのだろう、自分がもたらしたものが相手を
喜ばせられると言うことが。箒にまたがった配達人だなんて、昔咲夜に読んであげた
物語の魔女そのままじゃないか。彼女は黒猫がパートナーだったけれど。
「さてと。とりあえず、これはどうしよう。お嬢様はまだ寝てるんじゃないかなぁ。
咲夜さんに渡すのがやっぱり一番ベターか」
魔理沙がきたのはお昼を過ぎて、そろそろ小腹が空いたな、という時間帯。
おそらくは現在15時前後と思われる。お嬢様はあと1時間以上多分起きてこない。
門を離れることに少し逡巡したけれど、このまま手で持ったままでは仕事にならない。
魔理沙も籠ごとくれればいいのに。宅配先が多いのだからこうなるのも仕方がないけれど。
受け取ったぶどうを見ながら、房から落とさないようゆっくり館の方に歩いていく。
大粒で黒っぽいぶどうだ。おいしそう。館の中に入り、咲夜を探す前に台所に向かうことにする。
とにかくぶどうを安全圏においておきたかった。この状態で妹様が体当たりでもしてきたら、
せっかくのぶどうが悲惨な結末を迎えることになる。魔理沙がわざわざ持ってきたものを
台無しにしたとなれば、妹様も気にするだろう。
台所に近づくにつれ、咲夜が妖精メイドに指示する声が聞こえてきた。運が良い。
そろそろと歩いていた美鈴が台所に着く頃には、妖精メイドは指示に従いながら
散っていくところだった。妖精メイドとすれ違いざま、挨拶をする。みな、挨拶を返すが
指示されたばかりの仕事をこなすことに夢中で、美鈴の持っているものに気付きもしない。
台所に足を踏み入れたら中にいたのは咲夜だけだった。気配に気付いたのか、
呼びかける前に振り向いた咲夜と目が合う。
「アラ、美鈴。どうしたの、こんなところで。午後の休憩はまだでしょう?」
「ええ、まぁ、そうなんですが。ところで咲夜さん。このぶどうを置く、
お皿などは取っていただけないでしょうか」
「あらあら、ぶどう?どうしたの、それ」
言いながら食器棚から適度な大きさの皿をダイニングテーブルの上に置く。
やっとこ、重くはないが気を遣うものが自分の手から離れて、一息つける。
「はぁ、よかった。これはですね、椛さんからのおすそ分けで、魔理沙が配達人として
さっき門のところにきたので受け取りました。お嬢様はまだお休みでしょうから、
とりあえず咲夜さんにと思って」
「椛の?そう、じゃあ今度何かお礼を考えないとね。骨とか・・・?
まぁとにかくお嬢様には私から伝えておくわ」
なにやら椛が聞いたら怒るんじゃないかと思われる言葉を聴いたが、かといってそれが
明確な間違いなのかわからない。冗談かもしれないが顔は至って真面目だ。ので、スルーした。
じゃあ何がいいのよ、と聞かれても困る。
「ええ、お願いします。今日のおゆはん後のデザートとかいいですね」
「ええ、そうね。あ、お嬢様がいいと言ったらね」
「ええ、それはもちろん」
皿の上のぶどうを咲夜が見つめながら言う。
「・・・この一房の中でもひとつぶひとつぶ微妙に色が違うのね」
確かに。品種の話は全くしなかったが、これはなんというぶどうなのだろう。
黒っぽくて大粒なのを見ると、オーソドックスなところで巨峰だろうか。
何を考えているのか、咲夜は夢中でぶどうを見ている。子どもの頃のように、
じぃと見つめている咲夜の顔を見たら、こちらも少し子どもじみた考えが頭をよぎる。
「咲夜さん、味見してみませんか」
本来ならば、主への献上品を従者が先に手を出すなんてもってのほか。
「え、でも・・・」
おそらくじっと見つめて考えていたことは「たべてみたい」だったのだろう。
美鈴がいなくなれば、きっと咲夜は一人で試食をしていたはず。”つまみぐい”は
悪しきことでも、”毒見”となれば、必要なことでもある。いつも咲夜が一人で
していたことを美鈴と二人でしたところでなんの不都合があろうか。
一粒二粒、多くても三粒くらいなのだから。
そんなこと駄目に決まってるでしょ、早く仕事に戻りなさい、と言われる前に続ける。
「ね、咲夜さん。おいしいぶどうの見分け方って知ってますか?」
「・・・・」
「実の色が黒っぽい色のぶどう、このもらったやつみたいのですね。
こういうのは色が濃いものを。緑系のぶどう、マスカットが代表的ですね。
そういうのは黄色っぽいものがおいしいと言われています」
「へぇ、じゃあこれとか、甘いのかしら」
「ええ、きっと。食べてみてください」
つまみ食い云々で悩むのはもうやめたのか、咲夜の白く細い指が、
一番色が濃いと思われる一つをつまみ、皮をむきはじめる。果実はとても瑞々しく、
一皮剥くごとに、皮と果肉がはがれる時に果汁を発生させた。皮を半分ほど剥いたところで
咲夜がそれを口に含む。
「おいしいですか?」
「ええ、とっても。甘いわ。・・・あ」
口に残った皮を取り出したのと同時に濃厚な赤いしずくが、咲夜の指を伝う。
重力に逆らわないまま、流れは手の付け根にスルリと垂れる。あ、やば、と咲夜は呟いて
下に垂れないよう腕をテーブルの上へ持っていく。次は自分が、と思っていたのに
これは素通りできない。心の中でニヤリと笑んで。
「じゃあ、私もいただきます」
「え、」
その咲夜の腕を掴んで、顔を寄せる。
「・・・・・っ」
咲夜の息を呑む音が聞こえる。気にせず、流れをせき止めるように、
腕に流れるしずくを舐め上げる。舐めながら、咲夜に視線をやる。
先ほどまでの澄ました白い顔が慌てふためき、真っ赤に染まっている。
「・・・・っ、めいりん!やめっ・・・!」
甘い甘い果汁の跡をたどって、美鈴の舌が動く。親指についたものも舐めて、
ついで人差し指へ。人差し指は丹念に。強く吸い上げて、第二関節の筋から、
爪の甘皮に至るまで。果汁のついてない指まで口に含んだ。ちゅぅ、と音を立てて、口から離す。
「はい、ご馳走様でした。ふふ、ほんとだ、甘いですね」
にっこり笑って言ってやる。
「っ・・・・何するのよ!!!この変態門番!!早く仕事に戻りなさいよ!!!!」
「あっはっはっは、ごめんなさーいぃ」
ナイフが、後にした台所の入り口付近の壁に刺さった音がした気がする。危ない危ない。
ああ、でもさっきの顔真っ赤にした咲夜さんかわいかったなー。息まで上がっちゃって。
甘えモードにスイッチが入っていない咲夜はとことんうぶだ。特に仕事中はなおさら。
部屋で二人っきりの時にはこちらがたじろぐほどに誘惑してくることもあるけれど。
・・・なんてことをムフフと門に向かって走りながら美鈴は考える。
『ぶどうかぁ、そうだなぁ、ここでも育ててみようかなぁ。
棚にできそうなところはけっこうありそうだし』
ぶどうを見るたび、咲夜が今日のことを思い出すように。
追記。
ぶどう棚を見る前に、主に献上品のことを伝え、要望どおり夕食後のデザートを出した時、
咲夜の顔が時々赤くなるのを目敏いパチュリーだけは気付いていたが、
どうせ門番がらみだろうと黙殺した。
ちなみに、門番は主の献上品に手を出そうとした罪でその日の夕食は抜きとなった。
・・・と言うのは主への建前で、結局はメイド長の許しを得て、仕事の終わった後に
自室で食べることになったとか。件のぶどうも何粒か。
おいしくおいしく、いただきましたとさ。
End
ぶどうが凄く食べたくなった…
ぶどうを見掛けたらきっと思い出してしまうww
あと、前の作品でコメ書こうとして結局忘れてたんですが、セリフの括弧内の最後は句点は要りませんよ。
いーなー。甘くて良い。
咲夜さん可愛すぎなんだよ