あらすじ
靈夢が起こした爆発で夢幻館ごと異世界に飛ばされてしまった幽香。
目を覚ますと森の中に倒れていた。
そこで博麗神社を見つけたが、そこの巫女は幽香の知っている博麗の巫女ではなかった。
一緒に飛ばされたはずのエリー達も見つからない。結局その夜は神社の軒下で野宿した。
1)
そして翌朝。夜明けの暗い青空から徐々に差し込む太陽の光。
慣れない屋外と、布団もない堅い寝床によって熟睡できなかった幽香は容易に目を覚ました。
肌を刺す冷たい秋の空気。意識ははっきりしていた。
「お腹すいたなあ・・・朝ごはんもないし」
幽香は寝起きの体をふらふらさせながら、神社の敷地を少し歩いてみた。
昨日は夜だったのでよくわからなかったが、今は早朝の澄んだ空気と穏やかな日差しで周りの情景を容易に確認することができた。ここ博麗神社は高台にあるので、幻想郷の景色を一望できる。
眼下に広がる魔法の森や、その向こうに見える人間の里、さらにその向こうの
大きな湖。それは幽香がよく知っているいつもの幻想郷の風景であった。
幽香はとたんに元気を取り戻した。
「やっぱり・・・ここは幻想郷よ。異世界なんかじゃない」
昨日の博麗の巫女以外、変わった様子は特にない。ともかく、夢幻館の場所がどうなっているか確認したい。
幽香は妖力を使って空にフワッと舞い上がった。そしてその場から神社の裏山にある湖を見た。
湖は確かにあった。だが、その向こうに夢幻館は確認できなかった。
「・・・」
幽香は湖の上空を横切り、夢幻館があったであろう場所に降り立った。
湖の対岸。そこには遊歩道の周囲にただ深い森が生い茂っているだけであった。
夢幻館がそこに存在したという痕跡すらも残されていなかった。
まるでそんな館など最初から存在しなかったかのように。夢幻館は、本当の夢幻の館になってしまったのだ。
家が無くなり、幽香はもう帰る場所が無くなってしまった。
しかし幽香は、まだ希望を捨ててはいなかった。
彼女自身と同じように、夢幻館やエリー達も幻想郷のどこかに飛ばされたのかもしれないと思ったからだ。
幽香は再び飛翔し、さっきとは逆方向に引き返すと、そのまま神社をフライパスして霧の湖方面に向かう事にした。昨日巫女が、霧の湖に行ってみてはと言っていたからだ。
ちなみに人間の里は同じコース上にあるが、行かない方がいいとのこと。
神社から10キロほど飛んだ先に、人間の里が見えてきた。
しかし上空から見ると、幽香は里のある「変化」に気がついた。
彼女はあまり人間界の方に来たことがなかったが、だいぶ前に見物した里の様子とずいぶん違う、と感じた。
町の中を行きかう人々の服装が、どうも前時代的なのである。洋服を着ている人間もいるが、和服を着ている者も珍しくなく、まるで明治時代の町並みを見ている感じであった。
自動車はあるが、数はずっと少なく型もかなり古いタイプで、むしろ馬や牛が多く使われている。
また、巫女の言っていたように、人間たちは何かに警戒していることが見て取れた。
住宅地と農地を隔てる場所にはバリケードが作られ、検問が設けられている。
やはりあまり近づかない方がいいようだ。
この時点に至って幽香は、ここが少し前まで自分のいた世界とはまったく異なる世界であることを認識した。
ここはもはや、幽香の知っている幻想郷ではないのである。
襲い来る危機感と落胆で、心臓がキュンッとなった。また一つ、希望が消えた。
「霧の湖に急ぎましょう・・・」
人間の里のすぐ先には霧の湖が広がっていた。美しい湖で、名所の一つでもある。
沿岸部に一軒の洋館(プリズムリバー邸)が見えたが、夢幻館とは関係なさそうなのでフライパス。
幽香はそのまま湖上空を縦断し、向こう岸にたどりついた。
そして、湖の桟橋付近にフワリと降り立った。目の前には、紅色の煉瓦造りの洋館がそびえたっていた。
この洋館、なんと夢幻館にそっくりなのである。
「私の家・・・!」
当然、幽香の胸には喜びの感情が湧きあがろうとしていた。しかしその思いは一瞬でかき消された。
なぜなら、館の正面にある門の柱に、あるはずのないものがあったからだ。
紅魔館 -THE SCARLET HOUSE-
漢字と英文で書かれたその立て札。そしてその前に立つ見知らぬ中国風の妖怪。
チャイナ服と、星のマークがついた中華風ZUN帽を被った赤髪の美しい長身の女性妖怪だ。
「なに、これ」
唖然としながらも門に歩み寄る幽香。一方、門の前に立つ中国風妖怪も、幽香の姿に気がついた。
「失礼ですが、ここに何か御用ですか?」
「ここは私の家よ!」
「は?」
この紅魔館の門番である中国妖怪紅美鈴は、幽香の予想外の答えに困惑した。
しかし幽香はかまわず、毅然とした落ち着いた声で言葉のドッジボールを続ける。
「あなたはいったい誰?そしてこの表札はいったい何かしら。私の家で勝手に何をやっているの?」
美鈴は、きっとこの妖怪は頭がおかしいのだと思った。だから自分は門番として、この不審者を放っておくわけにはいかない。美鈴は今までのほんわかした雰囲気から一転、厳しい態度で幽香に対応する。
「ここは紅魔館だ。用がないなら立ち去れ!」
「聞こえなかったのかしら?ここは私の家よ」
客観的に見れば、この世界が幽香のいた幻想郷ではない以上、ここが絶対に夢幻館であるとは言い難い。
しかし幽香はすでに冷静な判断力を欠いていて、現実を受け入れられなかった。カリスマを保とうと落ち着いた口調を心掛けてはいるが、美鈴から見ればただの異常者であった。
幽香のボロボロのみすぼらしい服もあいまって、そう思わせるのには充分だった。美鈴は戦闘の構えを取った。
「これ以上騒ぐのであれば、力ずくで追い出すぞ」
「痛い目に遭いたいようね・・・」
幽香は一切ひるむ様子はない。美鈴は内心焦っていた。美鈴は相手の気を読む能力に長けている。
だから彼女は、幽香が強力な妖怪であることにすでに感づいていた。
しかしその時、美鈴のその不安を打ち破る声が、後ろから聞こえた。
「自分の格好を見て、偉そうな口を聞いたらどうです?」
「お嬢様・・・!」
門の向こうに立っていたのは、幼い姿をした吸血鬼。この紅魔館の主、レミリア・スカーレットである!
彼女の周りにはメイドの格好をした使用人と、カメラを持った記者と思われる鴉天狗、
そしてレミリアの客人と思われる何人かの妖怪が立っていた。
美鈴は、よく来てくれたと言わんばかりに安堵の様子を見せる。
一方幽香は、当然レミリアに突っかかった。普段の彼女らしくもなく、もう半ギレであった。
旧作幽香を見れば分かると思うが、本来彼女は怒ったところなど想像もつかない、かわいらしい性格である。
だが、すでに幽香は精神的にだいぶ参ってしまっていた。
「このヴァンプ野郎!貴様、人の家で何をしているんだ!いったい誰に断わって・・・!」
しかしレミリアは全く動じず、あきれ顔で返答する。
「やれやれ、礼儀も知らないとは、困ったものね」
「ふざけるな、私を誰だと思ってるの・・・!?」
「はて・・・?あなたのような低所得層に属する妖怪の名前など、わたくしは存じ上げておりませんことよ」
「な、な、なんですってえ!」
激昂する幽香をよそに、レミリアはやれやれと言うようなジェスチャーを見せる。そして後ろにいるギャラリーに自分の正当性を訴えかけた。
「ごらんくださいみなさん。現実を受け入れられず、夢と幻の世界に生きるこの哀れな妖怪の姿を。しかしながら、幻想郷の未来を担う我が紅魔館は、このような理不尽なクレームに対しても誠意をもって対話をしております」
周りの妖怪たちから拍手が起こった。完全にレミリアのペースである。新聞記者の射命丸文はカメラのシャッターをカシャカシャ切り、レミリアの勇姿を撮影した。
メイドの十六夜咲夜に至っては、感動のあまり涙を流している。
「ああ、お嬢様。なんという素晴らしきカリスマ。このお嬢様の威厳と栄光、何人にも侵すことは永久に・・・」
一方幽香の方は、感動ではなく、くやしさで目に涙を浮かべ震えていた。
「うっ・・・うぅぅ・・・」
そんな幽香を、射命丸文がカメラで撮影しながらはやしたてる。
「おお、泣くぞ泣くぞぉー、絶対泣くぞ、ほら、泣くぞ」
射命丸に煽られたのをきっかけに、とうとう幽香は泣き出してしまった。
「ひっ・・・く・・なん・・で・・・私の・・家なのに」
レミリアは、幽香を完全に屈服させたことでその征服欲を満たし、満足感に浸っていた。
ドヤ顔でポーズを決める。
「さあ、哀れなプロレタリア妖怪よ。行くところがないのなら、この館で雇ってあげてもよくてよ?」
自分の慈善家ぶりを周囲に見せつけるレミリア。すべてを諦めた幽香は、泣きながら紅魔館を後にした。
ただ、十六夜咲夜は、レミリアの手がわずかに震えていたのに気がついていた。
2)
それから数時間後、レミリアの部屋
「お嬢様、まだ今朝の妖怪の事を気にしておられるのですか?」
十六夜咲夜は、レミリアのリビングルームで彼女に尋ねた。
レミリアは、ソファーに座りながら頭を抱えている。
先ほどの威厳あふれる姿とは違い、何かに脅えている様子である。咲夜は言葉を続けた。
「何かあの妖怪に心当たりでも・・・?」
「あるわけないでしょう!!」
レミリアはいきなりドンッと机を叩き、怒鳴った。咲夜は驚いてビクッと体を震わせた。
そんな咲夜の様子を見て、レミリアは再び冷静さを取り戻し謝った。
「いや・・・ごめんなさい咲夜」
「・・・お嬢様、彼女はただの気が狂った妖怪です。あのような妖怪の言葉を真に受けてはいけませんわ」
「・・・さくや、貴女はまだ若いわ。私の気持ちがわからないのよ・・・」
「申し訳ありません」
咲夜はこの館のメイド長で、レミリアが最も信頼している側近である。だからこうやって相談役になることもよくあることだ。
「私は、恐ろしいのよ」
「何がです?」
「・・・40年前、幻想入りした私は美鈴が管理していたこの館を偶然見つけた。美鈴は私を主だと呼び、それ以来私は当然のようにこの館に住んでいる・・・しかし・・・」
レミリアはどうも、今朝の幽香の言動に動揺しているようだった。
咲夜は、そんなレミリアを安心させるように努めた。
「ここは私の家だ、彼女が言ったのはそれだけです。証拠など何一つありませんわ。実際、あの妖怪を知っている者も誰もおりません」
「駄目よ・・・駄目なのよ・・・」
レミリアは帽子を両手で押さえ頭を抱え、屈みガードのしぐさを見せる。
「ああ、恐ろしい・・・もしかしたら・・・」
「・・・」
「あの妖怪はこの館の本当の持ち主で・・・今まで記憶を失ってどこかで彷徨っていたのかもしれない・・・そして今日、記憶を取り戻して帰って来たんじゃないか・・・そう思うのよ」
「しかしお嬢様、貴女にはちゃんと郷民票がありますし、この土地の権利書だって・・・」
「40年以上前は無いのよ!!」
咲夜の言葉を遮るように、再びレミリアが大声を出した。
そして弱弱しく、懇願するように咲夜の手を握る。
「お願い咲夜、もしものときは私を守って。私の権利を、私の立場を、私の・・・」
「お嬢様・・・」
3)
数週間後の夜。
行くあてもなく、神社の裏山から魔界にやってきた幽香。
こちらの世界の魔界は、以前とそれほど変わらぬ街並みであった。
ただ、幽香を知っている者はだれ一人としていない。
幽香はわずかな所持金を使い魔界のバーでやけ酒を飲み、泥酔状態でスラム街に迷い込んでしまっていた。
「みんな・・・どこ・・・」
足元がもつれ、そのまま路上に崩れ落ちてしまった。
なんとか上体を起こして、座った状態で建物の壁に寄りかかる。
その姿は、同じように落ちぶれ、魔界のスラムに流れ着いた廃人妖怪達と大差ない。
「ここは・・・私の知らない世界」
そう一言、幽香はつぶやいた。幽香にはもはや、今までいた世界が逆に幻想のように感じられていた。
精神の支えを失い、妖怪としての力さえ弱まり始めていた。妖怪は、肉体への依存度が少ない一方、精神に強く依存する生き物だ。それが揺らいでしまえば、
非常に弱い存在だ。だからこそ、強い妖怪は強い精神力を持っているものなのだが。
居場所とアイデンティティを失った幽香は、かつてのカリスマが幻想であったかのように思わせるほど、覇気を失っていた。
そんな幽香を狙って、もはや妖怪とも魔界人ともつかぬような廃人の男たちが、彼女の周りに集まってきた。彼らが何をしようとしているかは、言うまでもない。
このままでは、幽香は完全に妖怪としての尊厳を失ってしまうだろう。
その時、一台の黒い乗用車がライトを照らしながらスラムの通りに停まった。
幽香の周りにいた妖魔たちは、そそくさと路地の闇に散らばっていった。
運転席からドアを開けて出てきたのは、カチューシャをつけた金髪ショートヘアの若い女性。
身長と外観年齢は幽香と同じくらいで、身なりの良い格好をしている。彼女はこちらに歩いてきたかと思うと、へたり込んでいる幽香の前に立ち止まった。
幽香は顔を上げ、彼女の顔を見た。見覚えはない。
「こんなところにいたのね、幽香」
幽香は、何が起こったか分からず、キョトンしている。自分の名前を呼ばれた。
この人物は、自分の名前を知っている。ただ幽香は、率直な疑問を口にした。
「あなた、誰?」
「私の顔をお忘れ・・・?よくも私のプライベートを覗いてくれたわね」
「・・・あ、アリ・・・ス?」
アリスだと言うのか。確かにその目の前の金髪女性は、かつてのアリスの面影があった。
だが、一か月ほど前に旧世界で最後に会ったアリスは、まだ幼さが残るロリスだったはずだ。
今、目の前にいるアリスは、幽香と同じくらいに成長している。
「思い出したかしら。それにしてもひどい有様ね幽香。今まで一体どこにいたの。」
幽香は訳のわからぬまま、アリスの車の助手席に乗せられた。
車は夜の魔界を走る。運転しながらアリスは簡単に自分の境遇を話した。
「私はあの日、夢幻館での爆発に巻き込まれて・・・気が付いたらこっち側の世界にいた。それから7年、ここで魔法使いとして修行していたの。今じゃもう、種族魔法使いよ。」
「7年・・・どういうことなの。私はこっちに来て、まだ数週間しかたってないわよ」
だいぶアルコールの抜けてきた幽香。この世界に来て長いアリスは、自分の分かっている範囲で幽香に説明する。
「私たち、どうやらこの世界の違う時代にそれぞれ飛ばされたみたいなのよ」
幽香も自分の知っている情報に基づいて、頭の中を整理してみた。
「博麗の巫女は・・・今は西暦1999年だと言っていた。ここは私たちがいた世界と、同じ時代。でも、全く違う世界。そしてあなたは、この違う世界の違う時代に飛ばされた」
「その通り。そしてこの幻想郷は、私たちのいた幻想郷とは、別の歴史を歩んだ世界」
「魔法や妖怪が忘れ去られ、結界で隔離、保護された、文字通り幻想の世界・・・なのよね」
「ええ。こっちの世界では魔法の代わりに科学が発達したのよ。もっとも、幻想郷の中では両方が混在してるけれど」
「・・・」
しばしの沈黙の後、幽香が再び口を開く。
「ならば・・・エリーもこの世界のどこかの時代に飛ばされて・・・存在しているのよね」
「そう考えるのが自然ね。現にあの紅魔館という館だって、あの時消えたはずのあなたの館なのだから」
「・・・!やっぱり、あの館は夢幻館だったんだ・・・・・・。ところでアリス、紅魔館見たことあるの?」
幽香の問いに、アリスは少し笑いながら答えた。
「そりゃあ、別に7年間ずっと魔界に引き籠ってたわけじゃないわよ。たまには本郷にもちょくちょく出ていたし・・・というか今は、魔界を出て魔法の森に住んでるの。あのレミリアとかいう吸血鬼、性格悪いでしょ」
「・・・・・・ちょっと待って。それじゃあ、今日あなたがここで私を見つけられたのは・・・なぜ?」
「私は魔法使いなのよ、幽香の妖気を見つけるくらい簡単よ。」
「それにしては、少し時間がかかった気がするけど」
幽香はわずかに調子を取りもどしたのか、少しいじわるを言ってみた。
「フフフ・・・あなたの妖気を感じた時、本当にびっくりしたわ」
以前会った時とは違い、落ち着いた瀟洒な口調で話すアリス。幽香は皮肉を言いながらも、恩人であるアリスに礼を言わねばならないと思った。
きっとこの7年間、想像を絶する孤独があったに違いない。
「アリス・・・ありがとう。私は妖怪としての精神を、矜持を、失わずにすんだ。あなたは私の恩人よ。あと・・・ストーカーしてごめんなさい」
大妖怪幽香は、一魔法使いに心から礼を言った。そしてアリスも、長年の思いを打ち明けた。
「実は私もあの時、仕返しにあなたをストーカーしようとしていたの・・・」
「知ってたわよ」
魔界の空は黒から青色に変わり始めていた。アリスが操る自動車の走行音と、ニトリ製レシプロエンジンの音だけが、夜明けの空に遠く吸い込まれていった・・・。
幽香とアリスは仲間になった!
(続く)
【補足。世界観のまとめ】
※作者の個人的2次設定
本編を使って上手く消化すべき説明なのですが、
キャラにしゃべらせてもグダグダになりそうだったので、ややこしい細かいところは
ここに記します。
旧作の幻想郷:
幽香とアリスがもともといた世界。日本国内にある土地で、結界は存在しない。外界から隔離されてもいない。
幻想郷に限らず日本中、世界中に魔法と妖怪が当たり前に存在する。魔法や霊力、妖術が科学の代わりなので、決して文明レべルが劣っているわけではない。
新幻想郷:
科学が進歩した世界なので、幻想郷は結界で隔離され守られている。八雲紫が作った。
隔離されたことで外の日本国、世界とは異なる文明ができている。
旧作の幻想郷よりも厳密な意味で幻想的な存在。
幻想郷の内部では科学と妖怪が共生する。ただし、隔離の影響で外の科学技術とは若干異なる。幽香たちは旧作幻想郷で夢幻世界に取りこまれ、この幻想郷に飛ばされた。
・何で幽香の服がボロボロになってたとか、何で髪型が変わったかとかは後に続編で。また、この時点ではまだ風見の姓はついていない。
・科学が迷信である旧作世界から来た幽香が、なぜ人里の車が古い型であると判断できたかというと、旧作世界の人間界では魔力で動く近代的なフォルムの自動車が存在したため。
後、文ww
細かいことですが一つだけ。
アリスは旧作の時点ですでに人間ではありません。
あの本は人間では扱えない代物だそうですから。
ん?これはつまり、レミリアに苛められて泣き出すような旧作の幽香が、泣く子も黙らせるドS妖怪の風見幽香にこれからキャラチェンジするということ?
…うーん、それはあまり見たくないかも…できれば元の世界に帰ってほしいなあ。