謝罪・注意
本当に申し訳ありません。
僕の操作ミスで一度アップしたこの作品を消してしまいました。
みなさんのコメントに感動して返信を打って更新するときに、もう今思い出したらあの時の自分を殴るたくなるんですが、間違えて「削除」ボタンを押してしまいました。
この作品を読んでくださった方、本当にすいません。
もう一回アップさせようかかなり迷ったのですが、この作品は僕の最初の作品なだけに思い入れがあります。どうか、ご容赦ください。お願いします。
というわけで、この作品は前のと同じです。
読んだことがおありの人はブラウザの戻るボタンを押してください。
読んだことのない人は、どうか最後まで読んでいってください。
楽しんでいただければ幸いです。
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昼下がり__紅魔館の門にて___
「あぁ~いい天気ですぅ。こんな日は何だか眠たくなってきますね~」
私がそう言って、うとうとしていた時、
「美鈴、あなたはいつも寝ていると思ったけど?」
ふと背後から声がした。と同時に飛来物複数。
「さ、咲夜さん!」
言いながら私は素早くそれらを避ける。
ズガガガガッ!!
私が立っていたところにナイフが綺麗に突き刺さる。
こんなことは日常茶飯事なのだが、違うこと1つ。
「ひどいですよ~、私が何をしたっていうんですか?」
そう、咲夜さんはいつもなら私が寝ているときにナイフを投げてくる。
しかし、さっきの私は寝ていない。うとうとしていただけである。
そう!何もしていないのに!どうして!!
これはメイド長の立場を悪用したパワハラだ!!!
「何もしてないからよ」
一本、とられた。
「あなたが怠けていると、紅魔館全体がナメられるのよ。いい?あなたは門番なの。
それは紅魔館の顔と言ってもいい。だから、いつもしっかりとしていないとダメなのよ。
わかったかしら?」
咲夜さんが厳しい顔でお説教をしている。
あぁいつもの真剣な顔もいいけど、ツンツンしている顔も可愛いなぁ。
「ちょっと美鈴、きいているかしら?」
「あ、はい!ありがたいお言葉でした!」
「…なんだか怪しいわね。まぁいいわ。私はでかけるから、しっかりと門番するのよ。」
あぶないあぶない。咲夜さんほんと可愛い。鼻血でるかと思った。ツンがきたからデレもこないかなぁ___って
「え?どこかいくんですか?」
「ちょっと里までね。買いたいものがあって」
「時間を止めて行かないんですか?」
「最近いそがしかったから少し能力を使いすぎたの。結構疲れるのよ。大丈夫、お嬢様から許可を頂いたし、晩御飯を作れる時間には帰ってくるから」
「そうですか。では、いってらっしゃい」
「いってきます」
そういうと、咲夜さんは里へと飛んで行った。
と、入れ替わりに来たのは青い妖精。
「めーりん!あそびにきてあげたわよ!アタいにかんしゃすべきね!」
チルノだ。普段は湖で他の妖精たちと遊んでいるのだが、それに飽きると紅魔館に遊びに来たりする。もちろん中には入れずに、門の前で私がなぞなぞを出している。そうするとたいてい答えられずに数刻たったあと、探しに来た大妖精に湖に連れ戻されている。
今回もそうしようかと思ったのだが、先ほど咲夜さんから言われたことが頭をよぎる。
よし、ここは厳しく
「今は仕事中です。遊んでいる暇はありません。」
すこし心が痛んだが、私はキッパリと告げた。
「なによー!せっかくきたのに!あたいかえる!おぼえとくべきね!!」
飛んで行った。
ごめんね。でもこれが本来のあるべき姿。最高の主の威厳を守る立派な門番。
あれ?私もしかしてほめてもらえる?咲夜さんにいい子いい子をしてもらえる?
よくできたわね、偉いわよ、美鈴。ご褒美に何でもしてあげちゃうんだからって__キタコレ!!!
ちょ!やばい!最高じゃないか?門守る。守るよ、私。マジで。本気と書いてマジで。
燃えている!今の私はかつてないほどに!燃えている!嗚呼、これが愛なのか!!
どうして今まで寝ていたのだろうか!なぜ、こんなことに気づかなかった!
仕事をやり遂げた後のスーパー咲夜さんタイム!!ひゃっほおおう!!
しかし、きがかり1つ。
あの魔法使いをどう退けるか…
いつも嵐のようにやってきては図書館から本を借りて去っていく。返しに来たことはない。
私は彼女に負け越している。おそらくもう私のスペルカードは通用しないだろう。
はぁどうしよう…
瞬間、閃光__
「マスタースパーク!!!」
「!?」
上空からの声。怒涛の光の奔流。破壊の輝き。
私はなんとか気で壁をつくり受け流す。
「考え事していたみたいだな。私の気に気づかないようだったから、気が付かせてやったぜ」
もう、本当に。
タイミングというか、なんというか。まぁ来てしまったらしょうがないが。
「魔理沙!今日はこの紅美鈴、誇りにかけてあなたを通させはしない」
「おぉ?いつもと雰囲気違うなあ。勤労意欲にめざめたか?」
いいえ、ご褒美です。さておき、
「あなたがここに入ることができるのは今まで借りた本と延滞料金を持ってきた時だけです」
「だから死んだら返すって。延滞料金はキノコでいいか?」
「ダメです」
「まぁいいや。読みたい本があるんだ。借りてくぜ」
「ここは通さないといったはず!!」
かくして、弾幕ごっこが始まった。
数刻後___
「はぁはぁ、クッ本当に今日はちがうなぁ」
「だから、はぁはぁ、通しません。あきらめてください」
私たちは2人とも満身創痍といった体になっていた。
やはり私のスペルカードはことごとく避けられたが、それでも牽制くらいには使えた。
だが、やはり決め手がないのは辛い。対して、魔理沙にはマスタースパークがある。
初手は向こうが本気でなかったので防げたが、次に撃たれたら終わるだろう。そうさせないように、小技などを使い、撃つ隙を与えてこなかったのだが、さきほどイリュージョンレーザーをもろにくらってしまった。致命傷は避けたものの、ダメージが大きく、とべなくなったので、今の私は地上から魔理沙を見上げている。
「だが、もう終わりだぜ。これで最後だ」
魔理沙の構えた八卦炉に光が収束する。
だが、私は負けない。この門を守り抜き、咲夜さんからほめてもらうのだ!
そう!愛!これは愛!愛があればなんだってできる!!ならば、今私はあの輝きを打ち崩す力がほしい!ないのなら、創ってみせる!!不可能という言葉なんて今は忘れる!!
私は右拳を引き、気を集中させる。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!」
私の気だけでは足りない。ならば、大地から!大空から!大海から!海はないけど!気を操る程度の能力であらゆるものから気をかき集めて、私の力にプラスする!
さぁこの新しい技に名前をつけよう。ふさわしいものは何か…いや、考えるまでもなかった。私の信念・目標を象徴するこの言葉こそが、この技の名にふさわしい。コマンド入力はもうすんだ。さぁ私の計画を妨げる空のあんちくしょうへと舞い上がれ!私の拳!!
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!私のこの手が真っ赤に燃える!勝利をつかめと!轟きさけぶ!必殺!!昇・龍・拳!!!!」
「そんな即興でぇええ!!マスタースパーク!!!」
2つの技がぶつかり合う刹那、現れるは
青い妖精
「ああ!めーりん!あそばないっていってたのに!なんでまりさと!!む~ゆるさないんだからぁ!くらいなさい!!」
超巨大氷塊出現。
「!?」「!?」
2つの技のぶつかる真ん中、そこに氷塊が突然できたのだから、技の衝撃で勢いよく砕けた氷塊はチルノと魔理沙を襲い、
「きゅう!?」ごつん!
「ZE!?」がつん!
頭にヒット。気絶した。私はというと、
「ふっ…この程度の氷で」じゅう~~~
やはり、愛で燃えている私にはこの程度の氷おそるるに_
ごちん!
チルノと魔理沙が降ってきた。頭にヒット。気絶した。
結局、全員倒れて気づいた時には、
「あれ?咲夜さん?」
ベッドに寝かされていた。傷には包帯も巻いてある。この部屋は…咲夜さんの部屋?
「まったく、3人そろってお昼寝でもしていたの?」
「チルノと魔理沙は?」
「さっき大妖精とアリスがきて連れて帰ったわ。まったく。出かける前にあれほど言ったじゃない。今日ぐらいはしっかりと門番するかと思ったのに。侵入者がいなかったからいいものの、安心して買い物もできやしないじゃない」
咲夜さんは怒っているようだ。でも最後は失敗したけど、ちゃんと守ることはできたみたいだ。褒めてもらえなくて少し寂しいけど。
「咲夜さん、あの」
手当てのお礼を言おうと思ったら、瞬間、視界が肌色と銀色で埋まった。鼻に感じるのはほのかな香水。そして、くちびるに触れるやわらかいものは___
コンマ遅れて、思考が再開する。触れているのが咲夜さんのくちびるだと気づいた時には、もう咲夜さんは顔を離していた。
「言わなくても分かってる。ごめんね、意地悪しちゃって。あなたが立派に門番をやり遂げたことは一目でわかったわよ。でも、あなたの怪我がひどくて、私ほんとうに心配したんだから!」
あぁ、デレた。スーパー咲夜さんタイムだ。…何やってもいいんですよね?龍から獣になっちゃいますよ?いいんですね?なら
「咲夜すわあぁぁあああん。もう一回キスし」
サクッ
「調子に乗らないで」
ベッドにナイフがささり、それよりも鋭い表情で咲夜さんが言い放った。
「すいません」
「いい?あくまでお礼よ。勘違いしないで。今から晩御飯持ってきてあげるから、おとなしくしてて」
「…はい、ありがとうございます」
私は落ち込んで返事をする。すると、
「もう、そんな顔されるとこっちまで悲しくなるじゃない」
再び、視界が咲夜さんでおおわれる。
そして__
「こ、これで、おとなしく待ってられるわよね?」
顔を真っ赤にして、そういって足早に出て行った。
本当に、私を惑わせる。
でも、そんなところが、大好きですよ。
やはり良いめーさくでした
何回か読んだらさらによく感じたので前回より高めで
>>さっかくきたのに!
せっかく
いや、でもチルノだから間違えて憶えているのか・・・?
あと、_が何度か使われていますけど、―の間違いでは?それとも敢えてですか。
ハテ、めーりんのスペルをことごとく避けた魔理沙が満身創痍・・・?
だがそんなの吹っ飛ばすほどのノリ!勢いがパネェっす。
「不可能という言葉なんて今は忘れる!!」・・・どストライク。
ミスについては・・・えと、ご愁傷様です。でも次やらなきゃ無問題?
今後期待。マジ期待。