Coolier - 新生・東方創想話

日常と非日常と短編集

2010/07/29 18:23:04
最終更新
サイズ
6.62KB
ページ数
1
閲覧数
1224
評価数
2/23
POINT
1050
Rate
8.96

分類タグ


第1話

霊夢と魔理沙が勝手に商品を持っていく事が減らず、段々エスカレートしている為、

僕はある事を一つ思いついた。

『霊夢、魔理沙』

霊夢と魔理沙はこちらに振り向き、手に持っていた商品を元の場所に戻した。

『君達のツケだが…………いつか払う気は無いのか?』

『『ない』』

両方合わせてハモッた。少しイラっとした。

『ならばこうしよう。』

僕は紙につらつらと表を書いた。

『まず、点数はツケを100円分は10円と十分の一にしてやる。』

100点  店の掃除

1000点   トイレ掃除三日間

5000点   1週間タダ働き

10000点  1ヶ月タダ働き

100000点  1年タダ働き

1000000点  永遠にタダ働き、もちろん住み込み




『これからこの表を壁に貼り付けておくから、これからツケする時は、君達に点数を』

その瞬間、高そうな商品を何も言わずに強盗して二人は走って行った。

僕は呼びとめようとしたが、二人は何も言わず去って行った。

その後、また戻って来て商品を持っていこうとしていた。

僕は二人を捕まえ、押し入れに閉じ込めた。

出して~~!!出して~~!!出して~~!!出して~~!!

二人の声が聞こえる。




翌日、朝刊には僕の書いたあの表が貼り付けられていた

それ以来、多くの客が店が入ったが、ほとんどが万引きしていた。

紫さんも、理不尽に商品を持っていく事が多くなった。

何が一体、こんな事になったんだろう。

そう言えば、もうすぐで霊夢と魔理沙が100万点行くのだが、

この点数制、止めようかと思うのだが、それを言ったら二人に縛られ、押し入れに入れられ居た

『点数が辿り着くまで待ってな!!ゲヒャヒャヒャヒャ!!!』

と言われた。心底後悔しました。










第2話


今日も、猛暑が続くらしい。

妖怪も暑さを感じる為、このような気候は不愉快だ。

そう言えば、最近かき氷を作る物体を拾った。

拾ったのは冬なので、こんな物要るかぁぁぁ!! と思ったのだが、

夏になった今ではこんなにも重宝したくなるものだとわな。せっかくだしかき氷を作るとしよう。

まずは氷をこの歯車の上に載せて、

氷は冷凍庫の中にあるので困りはしなかった。

そして上にある持ち手を回せば、すぐにかき氷の完成だ。

早速、砕けた氷を皿の上に乗せ、……………そうだシロップはどうしよう。

よくよく考えれば、シロップが無い事を思い出した。

しょうがない。庭で育てているスイカを使おう。

庭に出ると、そこには立派に大きくなったスイカが並んでいた

『あっ!!やべっ!』

魔理沙は、僕の存在に気づくとどこか遠くへ飛んで行った。

僕はスイカを手に取り、繋がっている茎の部分をハサミで切り取った。




スイカを包丁で割ると、真っ赤な断面図に黒い種がそこらじゅうに埋められている。

僕は、その中身をスプーンですくい、ミキサーに入れた。

そして2キロぐらいの砂糖を入れて、スイッチを押した。

ミキサーは相変わらずに変な音を出す。

途中で静電気の音が聞こえ、雷撃がテレビに当たり、電源が入ってしまう。

それが稀に窓に出て上の方に飛んでいくのだが、

その時、『ギャイン!!』という声とカラスの羽がそこらじゅうに散らばるときがある。

たまに霊夢がピクピクして倒れているときもあるのだが、

ドスン

庭で物音が聞こえた。

見に行くと、どうやら魔理沙が落ちてきたようだ。

僕は窓を閉め、物騒なので鍵をかけた。

もうそろそろシロップもいいだろう。

僕はミキサーのスイッチを押し、出来たシロップを器に変えて、

シロップを少しずつかき氷にかける。

これでかき氷は完成だ。僕は完成したかき氷をスプーンですくい、口に運んだ。

食べた瞬間、体中が冷えてきた。

それは涼しく、気持ちの良い物だった。

食べているときに、霊夢が店の中に入ってきたようだ。

また商品を持っていかれるかと思ったが、なぜか僕の方をじっと見ていた。

その目線の先、どうやらかき氷を見ているようだ。

霊夢がこちらに近づき、そのかき氷に手を伸ばそうとしているので、僕はかき氷を持って手を上に上げた


『う――――……………』

霊夢が恨めしそうにこちらを見ていた。

『食べ終わったらまた作ってやるよ。』

僕はそう言うと、霊夢は満面の笑顔になり、大人げなくはしゃいで飛びあがっていた。

だが、暑いのですぐバテた。

僕はかき氷を作り、シロップをかけて隣の席に置いた。

霊夢は瞬時に飛びあがり、近距離であるのにも関わらず走ってこちらに来て、僕の隣に座った。

持っていけば良い物を。

霊夢はかき氷を口に運ぶと、幸せそうな顔になり、また一気にかき氷を口に頬張った。

そして頭を押さえた。
ぬぅぉぉぉおおおおおおおおおお   と言っていた。

それからはのんびりとかき氷を食っていたのだが、食べ終わると霊夢は生き返ったかのように息を吐き、

その場で寝ころんだ。床が冷たいからか。

『生き返った――――。』

霊夢は嬉しそうにそう言った。

『そう言えば霖之助さん。』

かき氷まで作ってやった上に、お前の世話話まで聞かなきゃならんのか。と僕は思った。

『店の庭で魔理沙が寝ていたけど、あれはどうして?』

『さぁ?なんでだろうね。気持ちわるい』







第3話


壁にポッキーが生えていました。

どうやら、未知の茸では無く、本当にポッキーのようです。

ですが、それはポッキーではないかもしれません。

魔理沙が、その壁に生えていたポッキーを見た時の反応は、

『おっ珍しいキノコ。ラッキー』

と、魔理沙はそのポッキーを折って口に運んだのですが、

食べた瞬間、魔理沙は発光して居なくなってしまいました。

『おい香霖!!』

魔理沙の声が下から聞こえたので、僕はそこらじゅうを探すように歩き回った。

その瞬間、魔理沙の声は聞こえなくなりました。

僕は魔理沙の服を、とりあえず洗濯する事にしました。

ちなみに、僕は他人の洗い物と自分の洗い物とは別にして洗います。







その次の日

霊夢は僕の店に来ました。

『なんだか、魔理沙が昨日から帰ってきてないってアリスが言ってたんだけど。』

アリスなら、さっき何か服の中に何かを詰めて満面の笑みでどこか去って行ったけど。

別に関係無い事だと思ったから、それは口に出さなかった。

『あら、ポッキーよラッキー。』

そう言って霊夢は壁に生えたポッキーを口に運んだ。

その瞬間、霊夢は発光して消えていった。

そこには、布地しか無かったのだが、

『霖之助さ―ん。』

下の方で声が聞こえた。下の方を見ると、小さな霊夢がそこに居た。

『霊夢?どうしたんだ?』

『ちょっと!!こっち見ないでよ!!』

キツイ口調で霊夢はそう言った。

僕はとりあえず、布地を引き出しから取り出し、服を作ることにした。

『新しい服?だったら早く作ってください!!』

僕は、机から霊夢を覗き込むと、

『…………お願い………します……』

と、何故か弱々しく返事をした。

僕が怖いのだろうか?まぁ、静かになるのなら別に良いのだが

服を脱い終わると、僕はそれを床に置いた。

小さな霊夢は、服を手に取り、着替え始めた。

僕の作ったその服は、小さいので少し洗い作りになっている。

『すまないが、しばらくそれで我慢してくれ』

霊夢は、少ししょんぼりした

『こんにちわー!!文々新聞でーす!!』

文が店の中に入り、僕の所まで来た。  歩いて

『はい!!朝刊を持ってきましたー!!』

机の上に朝刊を置いた彼女は、再び店の外まで行った。歩いて

『それでは!!これからも文々新聞をよろしくお願いしまーす!!』

そう言った文は、店の外に出た瞬間飛びあがって行った。

その時気付いた。だが、文は構わず飛んで行った。

僕はため息をついた。  やれやれ。彼女も困ったものだな。

片方の足が履き違えてるよ。白い靴に赤い靴、気付かない物なのかね。
第3話はホラー調となっています。

苦手な人はダッシュで見ないでくださいね。

近日、長いものを一本出します。
↑下ネタじゃありませんよ
ND
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.900簡易評価
6.70K-999削除
ふ、踏まれたの!?
9.80NDK(NDさん話が怖いです削除
第一話に似たようなネタはpixivにもありましたね。
やはりツケをポイント制にするとワンチャン永久住み込みを選ばれてしまうのでしょうか?w
18.無評価名前が無い程度の能力削除
2話目がわからない