Coolier - 新生・東方創想話

小鈴死亡後そして阿求

2019/08/03 21:15:51
最終更新
サイズ
12.96KB
ページ数
1
閲覧数
2041
評価数
6/7
POINT
560
Rate
14.63

分類タグ

肥えた若い女性がヨレヨレと鈴奈庵を訪問している。
自分の体重を支える自身が無いのか杖を所持して。肥えた若い女性は雨の日以外この様に貸本屋への通いが日課である。

時は十年以上前に遡る。
貸本屋の娘である本居小鈴が深夜になっても帰って来ず、数少ない友人の家や稗田の娘に聞くも全く動向は掴めなかった。
両親は大急ぎで博麗の巫女に捜索を依頼した。
巫女は嫌な予感を感じ、風祝・新聞記者の天狗・そして魔法使いに捜索の協力を直ぐに依頼した。

巫女は感を頼りに妖怪の森へ行ったが、結果は最悪であった。
魔法の森の中、地面に倒れた小鈴は左側の胸から腹にかけて三分の一ほど横から食い破られいた。
恐らく、妖怪に対する好奇心故に森に入ったのでろう。
血痕を見るに逃げた様子は無く、着衣の乱れやブーツの足跡がそれまで歩いていた物と変わらなかったことから即死であったことに違いはない。
自分で気づく間も無く、痛みも感じずに死んでいったのであろう。
傷一つも無い顔は好奇心旺盛で楽しそうなままで有った、その二点だけが幸せかもしれない。

妖怪が潜んでいる可能性が有る以上、巫女は常に襲撃に警戒しなければならない。
早急に遺体の収容を行うことも無闇に出来ないことが困った。
しかし、巫女がここから離れてしまっては妖怪が森の奥に遺体を引きずりこみ骨も残らず食べられてしまうだろう。
仲間の助けが必要だ。
巫女は空に向かい大声で射命丸文の名を呼び続けた。「耳と目の良い」天狗は直ぐに降りてきて、事態を飲み込んだ。
事態を一瞥したこの新聞記者も顔を歪めている。
相手はどんな妖怪か知れない。巫女はすぐに風祝・命蓮寺の和尚・魔法使い・紅魔館のメイド・白玉楼の剣士を連れてくるように依頼した。
もう一点、この事は小鈴の家族に修復不可能な衝撃を与える可能性が大きい。「頼むからしばらく経つまで記事にしないでくれ。」と天狗の記者に強く懇願した。
厚顔無恥な記事を書くこの天狗も神妙な、呆然とした顔をしながら同意した。

呼び出された六人を含め七人で周囲を守りながら遺体をどう運び出すか検討した。
命蓮寺の和尚が言った。「自分の専門は供養だ」と。
和尚は一旦その場を離れ命蓮寺の面々を連れ、棺桶も持ってきた。
棺は分限者でも滅多に使用しない最高級品だ。
和尚が言うには、貸本屋は人里や、人間、人間に好意的な妖怪に文化を与え続けた。
しかも貸本屋のタダの一人娘という事では無く、直接客と接し、見合った本を薦め、相談にも乗っていた。
この行為に対する最大限の礼だと言った。

顔と下半身以外を酷く損傷した小鈴を棺に入れ、死化粧するのは容易では無い。
丁寧に扱わないと既に飛び出した内臓が更に飛び出して地面に落ちてしまう。
そうなっては遺体が不自然な格好となるであろう。
誰かが一つ提案をした。食い破れられた部分にさらしを強く巻いてこれ以上内臓が飛び出さないようにしようと。
早速実行に移した。

死化粧を行う前に、血を拭い全身を拭いた。
しかし相談の結果、死化粧は行わない事とした。
小鈴は若い少女にしても綺麗な肌をしている。そしてどこか緩んだ笑顔のままだ。
必要ならば青くなった時にすれば良い。

ここまでの処置が終わっても、まだ体が十分暖かい事に気づいた。
血も茶色くならず、また完全に固くならず、糸こそ引いているが、まだヌメリ気があった。
つまり死んでからそれほど時間は経ってないと言うことだ。

食われてから霊夢が発見するまでそれほど時間は経ってないということだ。
喰われた為に帰宅出来なかった訳ではなく。
帰らなく、あるいは帰るのに遅れて喰われた疑いが濃厚である。

あと一歩のところで助けられたのかもしれないと思うと博麗の巫女は唇を噛んだ。

何か妖怪の仕業か?
或いは迷って昼の間に抜け出せなかったのか?
しかし、この小娘の事だ。何れにせよ妖怪の活動する夜になっても平然と歩いてたのは事実であろう。

とりあえず妖怪のことは後で処理を付ける。
この森には人が食われた事を明記し、絶対に人が入らないように警告をする。
これは射命丸に頼もう。

皆で相談した結果、翌朝早くに鈴奈庵に報告に行くこととした。
遺体は敢えてその翌日に引き渡す。
丸一日時間を置くのは、少しでも両親の落ち着きを取り戻させる事が一つ。
小鈴の好きだった市松模様の着物とエプロン、袴等々が酷く血で汚れており引き裂かれていた。
この間に、それらの新しい服を鈴奈庵から貰い全て私達で交換する。
両親には到底やらせるせること出来ない。

そして、全てが綺麗な状況で両親に引き渡す。
可愛い一人娘が凄惨な死に方をしたのだ。狼狽するのも目に見えてる。
酷い動揺から、何が起きたか分から無い状況となる。一人娘の最期の姿の記憶も葬式の記憶も残らなくなる可能性が有るのは酷だ。


ところで少々暑いので遺体が痛むのは確実だ。
葬儀までに匂いが発生したり、色が変わり始めるのは問題である。
冷やさなければならない。
紅魔館のメイドが依頼を受け、氷の妖精が拉致されてきた。

氷の妖精を連れてくる前に、まだ暖かい小鈴の柔らかい唇に全員がキスをした。
その後、「最強のあたいが何で」とメイドに髪を鷲掴みにされ、叫んでいる氷の妖精が連れてこられた。
さすがのバカ妖精でも棺桶と中にいる貸本屋の娘を見ると、現状を把握し涙を流した。
涙を貯めながら氷の妖精が「パーフェクトフリーズ」と言いながら制御しつつ、十度程度に冷やし続けた。

翌朝、子鈴の両親に、博麗の巫女を筆頭に・風祝・命蓮寺の和尚が詳細は敢えて語らず、最悪の事態になってしまった事だけを伝えた。
私達は長い時間、深々と頭を下げつつも、母親の悲痛な叫び声が聞こえ続けた。
父親は我慢しているのだか、嗚咽を漏らしながら泣いている、腰も抜けているようだ。
母親は狼狽している。やはり可愛い一人娘だ、父親の方が衝撃が大きいようだった。
暫くして「新しい服をお召しあげたいので、好きだった市松模様の着物と袴などを頂けないでしょうか?」
「どうかお願いします、経帷子など着せたくない生前の小鈴ちゃんのままお別れをしたいのです。」
と言った所、子鈴の両親は一体どういう死に方をしたのだか大体予想がついた様である。


もう一箇所伝えなければならない場所があり一同気が滅入って居た。
発狂するかも知れないからだ。
稗田家に向かうと、普段接触の無い三人が訪れたことに阿求は困惑していた。
「お茶の用意をすると」言い、離れた途端、稗田家の使用人に、小声かつ素早く事の成り行きを伝え、常に監視しておくことを忠告した。

一杯目のお茶が終わった後である。
普段の小鈴、出会った頃からの思い出話、良いところ、悪いところ、など長い事楽しそうに話した。

二杯目のお茶を頂いた後、寿命が短い阿求と小鈴のこれからを聞いた。
小鈴の死を見たくないから、自分が先に死ぬことが嬉しいとまで。
とても楽しそうだった。
全員俯いたままだった。

さて一通りの話が終わり、三杯目の茶を淹れてくれた
そして、事前に申し合わせた通り、お茶を一気に飲み干すと三人で目を合わせた。
二人は下を向いたままで、博麗の巫女が小鈴が亡くなった事のみを伝えた。
具体的な事は一切言わなく、ともかく死亡したことと明日遺体が鈴奈庵に運ばれ、夜に通夜が開かれることだけを伝えた。
阿求はこの三人が決して悪質な冗談を言わないことを知っている。

阿求は金切り声を上げながら泣き叫んだ。三人は何も言わず深々と礼だけをして出て行き、帰途使用人たちに再び注意を促した。
阿求が落ち着くまで最低数十日後まで掛かるだろう。向こうから声を掛けるまで決して何も声を掛けないようにとも。

子鈴の遺体は経帷子では無く、いつもお気に入りの市松模様の着物とエプロン、袴とブーツであった。
棺桶の中に入っていなければ、幸せそうに気楽に寝ているだけの様だった。
阿求は小鈴の両親よりも取り乱してる。
両親からすれば友達が少ない娘の最高の親友である。そんな彼女が、幻想郷の記憶者としての体面も無く、抱きかかえられなければ腰も立たないほど取り乱している姿を見ているのは誰が見ても余りにも辛かった。
小鈴の両親は剃刀を手に、小鈴の髪を片手一杯遺髪として切り取った。
爪を整えた際に出た遺爪も同じ箱に入れ阿求に渡した。
また愛用のメガネも髪飾りの鈴も手渡しした。
「稗田様が持てば小鈴も喜ぶ」と。
阿求は泣き腫らしたままだが、落ち着きを取り戻した。

遺体は命蓮寺に葬られることとなったが更に遺髪を少々切り取り、鈴奈庵の庭に埋葬し、小さな祠のような墓が作られた。
分限者でも使うことは滅多に無い棺を贈ってくれた妙蓮寺の和尚・娘の遺体を回収してくれた博麗の巫女一同七名。
遺体を保ってくれた氷の妖精。
子鈴の両親は無念ながらも、娘に対する最大の配慮に巫女と風祝・妖怪たちに涙を流した。

命蓮寺に埋葬に行く前のこと。
阿求は冷たく硬くなった小鈴の唇に何分もキスをした。そして遺髪のお礼と言わんべきか、その場で小鈴の遺髪を切った剃刀で自らの髪を切り自らの髪飾りと共に棺に収めた。
遺髪のお礼とも言うべき量を。
更に幻想郷縁起を書くのに愛用していた筆を入れた。彼女の中での歴史は終わったということなのだろう。幻想郷の記録者として生まれたものの、一人の少女としての生活を送らせてくれた親友が居なくなった。自分の死を見届けて貰いたかった親友が亡くなった。

遺爪は故人の切った爪なのだが、阿求は遺爪を頂けた最大限のお礼として、爪を棺に入れようとした。
そしていかなる理由であっても小鈴を守れなかった自らへの罰としても、その場で爪を切るわけではなく次々と剥がし始めた。
すごい勢いで爪を剥がしても痛さすら感じない様子で、何が起きたか分からず。呆気にとられ、すぐに止められる者は居なく周りが取り押さえるまでに少々時間が必要だった。
しかし既に剥がされた五本の爪は棺に入れられた。

命蓮寺で墓に埋葬し土を掛けている際、皆泣いていたが、阿求はだけは立つこともままならず、最早呆然とした様子で座りながらその作業を見ていた。

「あと十年チョット」で私は死ねたのに…
小鈴よりも早く死ねたのに、何で…
人は愛するものよりも短く生きたいと思うものなの…
とブツブツと呟いていた。

埋葬と読経が終わった。
帰宅の際も、人事不省となった阿求を霊夢他数名が屋敷に連れて行った。

古い慣習を持っていることから四十九日だけではなく、昔ながらの七日に一度、計七回の四十九日まで行われた
その都度、阿求は参加しているが、巫女の背中や魔法使いの箒に乗せられ、襷で固定されながら空を飛び移動していた。
阿求は小鈴死亡の報告後お茶以外何も口に出来なかった。

一周忌の際にようやく阿求に小鈴の詳細な死について全てを伝えられたが、黙って涙が出るだけで狼狽はしなかった。
小鈴の父親から、小鈴が使っていた予備のメガネと筆記具、鈴の髪飾の予備が渡された。
「見ていると悲しくなる、阿求ちゃんが持っていた方が幸せだろう」との事であった。

そして七回忌を迎える頃、阿求は自らの体重を支えられなくなるほど太っていた。
かつて三回忌の頃までガリガリに痩せて、骸骨が服を着て歩いて居るような状況だった、のにも関わらずだ。

しかし幻想郷縁起を書くのは自分の義務であり、分限者の家に住み何不自由無い生活を送っているのはその対価だ。
阿求は手が震えながらも書き続けた。

三回忌の頃から変わり始めた。
子鈴の両親から「貰ってくれ、目の前に有ると悲しくなる」といった理由で、小鈴に関するありとあらゆる遺品が無造作に送られれてきた。
両親としては、かわいい一人娘の遺品を見ることさえ辛いのだろう

市松模様の服・袴・蓄音機・椅子・机・布団・下着・さらしから月経帯までも…。
阿求に与えたのは「捨てるよりは大切にしてくれる人に」という或る意味厄介払いだったのかも知れない
服と布団には懐かしい小鈴の匂いが染み付き、泣き出した。

鈴奈庵に出向いた。以前来たのはいつだか不明である。
受付に座っているはずの小鈴が居ないところを見たくはない。
今までは思い出したくないことから使いの者を出していた。

小鈴の遺品を頂いたことのお礼を渡した。
紙包に入った高級茶と筆、そして中身が分からないように紙で包んだ相当な現金、
恐らく鈴奈庵数年分の売上より多いだろう。

小鈴の父は大急ぎで、返却に来た。
しかし、「子鈴の遺品はこれよりも価値がある」と言い、返却を意地でも固辞した。
「小鈴を守れなかった罪も有る、いずれこの罰を受けたい」とも。

そしてこの事を聞いた博麗の巫女が、小鈴が生前最期に着ていた血染めの服を持ってきた。
阿求は喜びながら貰った。
最初神妙な顔をしていた貧乏巫女も駄賃を渡すと非常に喜んだ。
皆落ち着きを取り戻しているのだ、変わらないのは阿求だけ。
もしかしたら皆どうでも良くなってるのかもしれない。

小鈴の遺品を部屋中に飾る。
部屋の一角に蓄音機と机を置き鈴奈庵の受付を再現した。
悲しいが自信が出てきたが、辛いことには変わらない。
時には小鈴の使用済みの月経帯の匂いすら嗅ぐ。

ようやく人並みに食べられると思いきや、今度は過食になった。
裕福な稗田家では、数人分の食事が増えたところで何も問題は無い。
幻想郷縁起を汚さないように隣の机に山程持った白米や茶漬け漬物が常備され。
別方向の机には小鈴の遺品が並べられている。
小鈴が使用した布団で寝起きし、時には小鈴が着ていた服を着る。たまに血に染まった服を見ては小鈴が現実に居なくなった事を確認して涙する。

今では鈴奈庵にも何とか行けるし、墓参りにも行ける。

幻想郷縁起も自分の知る限りは書き尽くした。
そう思いながら子鈴を思い受かべてまた食べる。

憐憫な顔をしながら始終
「小鈴、地獄で百年閻魔様に仕えなければ行けないから転生しても会えないわね」
とうそぶいていた。

もう少々で寿命が来ることを知りつつも、早く来ることを願う。
稗田阿求は黙々と記録を書き続ける。

眠りは幸福で有るが辛い。
毎晩小鈴の夢を見るもの目覚めは寂しい。

貸本屋の娘である小鈴だが稗田の娘にも対等に接し、阿求もそれを違和感なく受け入れた。秘密を共有する仲までなった。
小鈴が阿求と育んだ友情は、時にトラブルメーカーとなり得る強い好奇心と無邪気な無鉄砲さも誘引となり魅力でもあったが、最後それが命取りとなった。

妖怪が支配し博麗の巫女がバランスを監視する幻想郷では人里でさえ信頼できる者は少ない。
貸本屋の娘と幻想郷の記憶者の関係は数少ない友情で有ったのかもしれない。   



------------------------------------------------------------------------------------------------

そして時は来た。
幻想郷縁起の著者稗田阿求は,ある程度予定されていた寿命で亡くなった。

そして地獄で閻魔様に挨拶し
亡者の叫び声を聞きながら,悲しい気分で仕事を続けた。

そんな中で聞いたような叫び声がした。
まるで小鈴のようだと思って見ると。

全裸で有るが,かつて共に遊んだ時の姿のままの小鈴であった。

地獄で再会,嬉しいのだか,悲しいのだか。
しかもこちらは地獄の執行人側で小鈴は落とされた側。

事態が掴めないまま呆然としていると,鬼から色々聞いた。
そりゃ地獄に落ちても無理はないが余りにも可愛そうと思った。

どうしても助けたくて獄卒に事情や救出方法を聞くと
「あの姉ちゃん全く反省してないからダメ,逆に言えば罪は極めて軽いから反省すれば助ける」と。
小鈴は「助けて」だの「痛い,苦しい」だの
罪を犯したならば「ゴメンナサイ」と言うのが当然で,せいぜい「許して」でしょ。

反省促すために,話しかけて良いか閻魔様に聞いてみよう。
しかし,遺体にまでキスをして,月経帯の匂いまで嗅いだ大親友。
それが全裸で悲鳴を上げながら苦しんでる姿を見るのも興奮する。
稗田阿求は初めて女で有ることの快感を得,実感した瞬間だった。
妖怪に食われた人間とその家族・親友はどうなるかを書きたかったのです
幻想郷では妖怪に殺されることは或る意味自然災害のような物だと個人的には思ってますので,その後の対応はどうなるのだろう?と思いました

指摘にも有った通り一人称と三人称が混ざっております
霊夢パートは霊夢の一人称で進め,阿求パートは三人称で書きましたが
一部ゴジャ混ぜになっている状況です(自分が未熟なため)

名蓮寺は命蓮寺に書き直しました
ご指摘有難うございます


>7
>小鈴が死んでるのに阿求から駄賃貰って大喜びの霊夢とか……
幻想郷で人間が妖怪に殺されるのは日常茶飯事の出来事で,それが親友といえど時間が経てばその程度の扱いでしか無いと言う陰惨さを表現したかったのです
あおくろ
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.10簡易評価
1.90モブ削除
多分、名蓮寺ではなく命蓮寺かと思います。
一人称と三人称がまざったあやふやとした感覚が、掴みどころなく面白く感じました。
2.90奇声を発する程度の能力削除
面白く良かったです
3.90ヘンプ削除
阿求が狂っていく過程がとても周りからはつらいさまがまざまざと感じました。
4.80ルミ海苔削除
独特な句読点の使い方ですね。

グロテスクな良いお話でした。
5.100南条削除
とても面白かったです
正直キャラの反応とかによくわからないところが多々あったのですが、淡々と進んでいく展開に違和感をかき消すほどの迫力がありました。
鬼気迫るものを感じました。
素晴らしかったです。
7.無評価名前が無い程度の能力削除
キャラクターを内臓飛び出させて平然と殺すし、小鈴が死んでるのに阿求から駄賃貰って大喜びの霊夢とか……
これだけキャラクターを凌辱している作品に否定のひとつもつかないコメント欄が信じられない。
8.無評価名前が無い程度の能力削除
文章は悪くないと思います
ただ、妖怪に殺された人間のその後を書きたいのか、阿求と小鈴の関係性を書きたいのか、よく分かりませんでした
どっちかに絞ったほうがもっとすっきりするかと思います。個人的な感想ですがこのままだと小鈴たちがただの村人Aとその親友に思えてしまって勿体ないです
9.100終身削除
細かい所までよく考えられて緻密に書かれていて確かな熱量があったと思います 反応が少し大袈裟なような印象を持ったのですが日常が壊れていく様子の表現としては良かったのかなと思います