Coolier - 新生・東方創想話

毎度おなじみ射命丸です。今日は魔理沙さんのスカートの中を取材してみようと思います。

2010/02/27 23:45:39
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「しまった………………」
梅雨が明け、そろそろ大繁殖しているだろうと、
今日はキノコ狩りに出ようと思っていた。
 しかし、
「………………かわいて、ない?」
着替えていた魔理沙は愕然とした。
魔力のストックはもうほとんどない。
もしなにか異変が起きたらと思うと、一刻も早くキノコ狩りに行きたい。
「くぅー、しまったぁ」
雨が続いていて、洗濯ができなかったので、昨日まとめてやってしまったのだ。
 結果、
「はぁ、しかたない、」
下着が乾いていなかったのだ。
「今日はノーパンだぜ………………」
はぁ、ともうひとつため息。

「ヨ? 魔理沙ぁ~?」
結局、ノーパンのままで魔法の森の北側、
大きめの籠を片手にキノコ狩りに励んでいると、フラフラとにとりに遭遇した。
「ん~? 元気がないのかヨ? ………………っえい!!」
にとりの右手が驚きのスピードで動く。
ふわっと舞い上がる魔理沙のスカート。
「うわぁっ!!」
あわてて籠を投げ出して両手で押さえるが、
「っな、履いていない、だと!?」
しっかり確認されてしまう。
「馬鹿な、履いていない!? そんなこと………………」
あまりの驚きでハードボイルドになってしまったにとり。
普段はゆるゆるの顔までがシリアスタッチになっている。
「まさか、な。………………しかし、もういちどっ!!」
またしても全力でめくりに行く。
大きく右手を伸ばして、すくい上げるように。
「ぶぼへぁっ☆」
魔理沙の右足が炸裂する。
ついでにかなりきわどいところまで見えていたが、
まだぎりぎりであった。
「やめてくれ………………。ホントに履いてないんだ」
顔を真っ赤に染める魔理沙。
いわゆるデレツンである。
「たのむよぉ」
「しかたないなぁ………………」
そう言いつつ背負っていたカバンからいろいろなものを取り出す。
ニッパー、スパナ、マヨネーズ、ぬいぐるみ………………。
「クマのぬいぐるみ………………かわいいもの持ってるんだな」
「うるさいヨっ!」
じゃじゃーん!
「何だそれ?」
「携帯電話だヨ」
にとりは小型の機械をなにやらいじくり始める。
「なにやってんだ?」
「うるさいヨ、ちょっとまっててヨ」
ピポパポパ。
「あーあー? 椛? あーちがうヨ………………
いいから文にかわるヨー」
なにやら小型機械に向かって話し始めるにとり。
それを手持ち無沙汰に見守る魔理沙。
(なにやってんだコイツ?)
「んー電波が悪いヨー。あ、文? 実は頼みがあるんだヨ………………」
なぜかと中から明らかに小声になる。
「じゃーはやく頼むヨ」
ふぅ、とひと仕事終わった感で撒き散らしたものをしまい始める。
「なにやってたんだ?」
「? 気にしなくていいヨ。 はやくキノコを見つけるヨ」
なんとなく話題をそらされた気がしながらも、作業に戻る。
「こんなところにもあったヨ!」
「あ、馬鹿それは、」
「ぎやあああああああああ」


「どうも毎度おなじみ文々。新聞です。………………どうしたんですか?」
数分後、文が現れると、そこには
「かぶれちまったヨ」
両手を手拭いで冷やすにとりと呆れたように眺める魔理沙がいた。
「まったく、キノコには気をつけろよ」
はぁ、と今日何回目かわからないため息をつく。
「あっ、いたたたた………………」
「ったく、しょうがないなぁ。コレ、冷やしてくるぜ」
魔理沙がにとりの手拭いを持って近くの泉に冷やしに行く。
「すまないヨ………………さて」
そして、みえなくなるとまたハードボイルドに戻るにとり。
「えぇ、わかってます。魔理沙さんのスカートの中ですね」
「ふっ、これでどうヨ」
と腫れていない左手の指を三本立てる。
「いいでしょう、商談成立ですね」
にやり、といやな感じで笑う二人。
なにやらいやな取引が成立した。


「冷やしてきたぜ。あいつは?」
「あぁ、文なら………………」
何かに気をとられたようにふと横を向くにとり。
「ん?」
魔理沙もつられてしまう。
「もらったぁ!!」
文が上を向いたままカメラを構えて頭から滑り込む。
パシャッ☆
「うわっ!!」
あわてて裾を押さえるが、
「残念ながらとらせていただきました」
文がおき上がってニマニマと勝ち誇ったようにカメラを振る。
座り込んで涙目でにらみつける魔理沙。
「ってあああぁぁぁぁっ!! カバーがああぁぁ!!」
ようやく気づいたのか、年代物のカメラにはカバーがかかったままだった。
「っしまった………………こうなったら、うりゃ!」
カバーをはずし、やけに大きくスカートをまくり上げる。
「うわああああ!!」
魔理沙はそばにあった大きめの石を振り下ろした。
ボガッ!
「あぃったあぁぁ」
石に直撃された文は、頭を押さえてうずくまる。
「こわいヨ………………」
にとりも半分腰が引いている。
「ぃ、いいかげんにしてくれよ、っもうやめてくれよ!」
怒りとショックで半泣きになる魔理沙。
「ご、ごめんヨ、悪かったヨぉ」



「いやあ、今日はすいませんでした」
苦笑いを浮かべながら後頭部をおさえる文。
こぶになっているらしい。
「………………ふんっ」
すっかりすねられてしまった。
「お詫びにお二人で一枚どうですか?」
「じゃ、じゃあ頼むヨ、ね? 魔理沙ぁ」
「………………」
そう簡単に機嫌は直らない。
「え、えぇ。そしたらそこに並んでください、いいですか」
「はぁ、」
魔理沙はまたため息をつく。ちょっと諦めた感じだ。
「わかったから早く撮ってくれ」
立ち上がってスカートの裾をたたく。
「はい、じゃあ撮りますよ、はいチーズ」
よくある文句とともに文がシャッターを下ろそうとしたとき、それは起きた。
突然、下から掬い上げるような強い風が、
「あっ」
パシャッ☆
どうもすいません。
前回の物からちょっと文体を変えてみましたがどうでしょうか。
自分では結構不自然な気がします。
またアドバイスとかがいただけるとうれしいです。
すいません。
小城
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コメント



0.530簡易評価
3.90名前が無い程度の能力削除
なんかにとりのキャラがウザイwww
だがそれが良いww
6.90名前が無い程度の能力削除
『さあ、その写真を現像する作業に今すぐとりかかれ。』
そして、
俺は指を三本立て
『売ってくれ。』
そうハードボイルドに言ってのけた。
7.100名前が無い程度の能力削除
まりさかわいいよまりさ
8.80名前が無い程度の能力削除
何がハードボイルドだwwwハーフにすら達してねぇよww
12.100名前が無い程度の能力削除
なかなか、いい、「ハードボイルド」だ…!

面白いです。次も頑張ってください!
13.無評価小城削除
ありがとうございます
すいません、誤植は訂正しておきます
15.90名前が無い程度の能力削除
乾いてないぱんつをはくくらいならノーパンを選ぶか
その心意気やよし!

あとあややの携帯番号教えてください。
その写真についてご相談があります。
17.100名前が無い程度の能力削除
風はきっと文が吹かせたんだなwwww