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『幻想郷第119季 その手触りを確かめよ』
そこは冷たい地下の部屋、ここ云百年お屋敷から外に出たことの無い
フランドールお嬢様は、今日も従者の紅美鈴と何気なく一日を過ごす。
「おい中華人民共和国、中華人民共和国はどこだ?」
「はい、お嬢様」
「パッドが見たいわ、中華人民共和国」
「パッド、でございますか? ちなみに私の名前は、紅美鈴でござ」
「パッドよ、中国」
「左様でございますか」
「あなたはパッドを見た事があって?」
そう問われ、紅美鈴は自らの胸の谷間に両手を差し込む。
「ただいま、谷間の不要物保存庫を検索しております……ほう! これは愛らしい」
「そうよ、揉んでよし、投げてよしよ! ……揉んでよし、投げてよし……」
「私の記憶によりますと、約四万八千秒前まで
この紅魔館で二番目に胸の小さいメイド長が使っていたとあります」
「私は?」
「三番目のようです」
「いいわ、私に頂戴」
フランドールお嬢様、パッドを装着。
「……重いわ」
「左様でございますね」
「見栄か?」
「見栄でございます」
その胸元にある大きな物体を両手で抱えるフランドールお嬢様。
「じきに、その重さにも慣れると思われます」
と同時に、現れる謎の二つの物体。
「何よこれ」
「胸亡きメイド長が異変解決に使用したマジカル咲夜ちゃんスターでございましょう」
「……可愛いわね」
「左様でございますね」
そしてマジカル咲夜ちゃんスターから突然放たれる弾幕。
「でも、これでは邪魔すぎて私は紅茶を飲むこともできないわ」
「左様でございますね」
『幻想郷第119.01季 9.25分後』
そこは冷たい地下の部屋、ここ云百年お屋敷から外に出たことの無い
フランドールお嬢様は、今日もクロワッサンをワッフルワッフル。
「おい毛沢東、毛沢東はどこだ?」
「はいお嬢様、ちなみに私の名前は、紅美鈴でござ」
「あなたは口を挟まないで、毛沢東」
紅美鈴の言葉を一断し、その顔を見ると同時に少し引くお嬢様。
「なによ、そのインペリシャブルな顔は……良い意味で」
「包帯でございます、目にナイフが入りましたようで」
「それは、痛いわね」
「お分かりいただけますか? 例えるなら、道中を攻略し、パワーと刻符が画面中に溜まった時」
「はい」
「上で纏めて回収しようといたしますものの、忘れた頃に被弾するのが、リグルキックでございます」
「わかるわ」
「痛し痒しでございます」
「ともあれそれ、微妙に不気味だから、今日はもう門前にお戻りなさい」
「なりません、私紅美鈴は、お屋敷、ひいてはお嬢様から、一時たりとも
目を離さぬようおそばにございますのが、スカーレット家にお仕えして
二万と八百日、胸亡きメイド長とのお約束でございます」
「約束は大事よね……ならば、私の立っている位置を言い当てて御覧なさい」
「かしこまりました」
フランは紅美鈴の周りを適当にうろつき始める。
「これは?」
「右でございます」
「――これは?」
「私の左後方、八時の方角でございます」
「――それじゃあこれは?」
「私の正面、眼の先、九十センチでございます」
「……凄いわ、でもフォーオブアカインドは隙を生じぬ四段構えよ」
「左様でございま――」
『幻想郷第120季 幼女が絶頂んだ日』
そこは冷たい地下の部屋、ここ云百年お屋敷から外に出たことの無い
フランドールお嬢様は、今日も幼女臭が熱帯低気圧。
「おいモンゴル自治区、モンゴル自治区はおるか?」
「はいお嬢様、ちなみに私の名前は、紅美鈴でございま」
「あなたは口を挟まないで、四川省」
「申し訳ございません」
そしてフランドールは上着を捲りあげる。
「今日の私を見て、何か気付かなくって?」
「……お美しい」
「そう」
「大人の魅力を学ばれましたか」
「違うわよ……大人の魅力」
「その胸元の物は!」
「そうよ!」
「メイド長ご愛用の豊胸装置!」
フランドールが頭を捻る。
「豊胸装置……? おしゃれブラジャーよ!」
「豊胸装置でございます、胸を大きくする事ができるとか、できないとか」
「でもでも、私のドレッサーの前に置かれていたわ」
「胸亡きメイド長秘蔵の書物にも、お取り扱い説明書が付属されております」
「そう」
「分かりやすい図解入り」
「便利ね」
「胸がスイッチのようです……三度の衝撃を与えよ、とあります」
「……こうかな?」
フランドールは自らの胸を三度揉む、
すると豊胸装置はわずかな動作音を立てた。
「……大きくならないじゃない」
「大きくなりませんね……やはり、おしゃれブラジャーでございましょうか?」
「それみたか」
「申し訳ございません」
一拍の後、フランドールは上着を捲り、脱ぎ捨て、ポーズを取る。
「お美しい!」
「そうね、だけどこれ、微妙に胸の谷間が気になるわ」
ムニッ、ムニッ、ムニッ……ブブブブブブブブブブブ……。
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もちろん予約しましたよ、速攻でw
これはひどいwwwwwwwwwwww
二話目は原作そのままと思いきやオチで爆笑してしまった
某デ○ズニーが怖かったから出来なかったのにw
さすが幻想と空想の混ぜ人さま、俺達に出来ない事を以下略。
もちろん予約しました~♪
美鈴「てゆーかおっけてぃんぐwww」
>隙を生じぬ四段構え
天翔龍閃wwwwwwwww
それでも脳内再生されてしまった