「エヴァンゲリオンごっこがしたい!」
「誰かこいつを止めろ―っ!!」
と、事の成り行きはものすごく唐突なもので。
いきなり紅魔館のチビ当主、レミリア・スカーレットがアホなことを言いだした。
エヴァンゲリオンごっこってなに!?
今時の子でもそんなことしないわよ。
そんなわけで私、博麗霊夢と隣でげんなりしている霧雨魔理沙はそのアホに付き合わされることになった。
「私がアスカで決まりね」
「レミリア、落ち着きなさい。てかなんでアスカっ!?」
「だってアスカは赤でしょ? 私しかいないじゃない」
「頭が痛いわ」
「で、シンジ役がパチェ」
「それはなんかわかる気がするぜ」
「やめて魔理沙…。私今すぐ逃げ出したいわ」
「レイは…。めんどくさいから咲夜がやりなさい」
「はい、お嬢様」
なんかサクサクっと役が決まっていった。
思ったけど私たち別にいらなくない?
「さぁて。まずはなにからしようかしら?」
「シンジとアスカのユニゾンをやられたらどうですかお嬢様?」
「あら咲夜。貴方なかなかセンスいいわね。パチェ、やるわよ!」
「もう好きにして……」
そんなこんなで早速ユニゾンが始まった。
見てて辛い。
聞いてて泣きたい。
ああ、誰でもいいからこいつらを止めてください。
「なぁ、霊夢」
「なに?」
「私たち、いらなくないか?」
「アンタもその答えに辿りついたのね。よかったわ」
「ああ、あとなんか見てて悲しくなってくるな」
「そうね。だって…」
「「初号機も零号機も弐号機もないんだもん」」
「せめて魔法でそれらしくすればいいのに」
「リアルなもん造ったら逆に恐いぜ」
あいつらなんか打ち合わせ的なことしてるけど、やる必要あるのかしら?
…なんかレミリアがこっちに近づいてくる。
あ、パチュリーが死んでる…。
「霊夢と魔理沙には使徒役をやってもらうわ!」
「「却下」」
「即答!? いいじゃないのよ、減るもんじゃないし」
「いろいろ減るわ!!」
「だいたいなんで私がやられ役なんだよ! 納得いかないぜ!!」
「ふんっ! 私が主人公的立場にいるんだからアンタたちに使徒やってもらうしかないじゃない」
「ふざけんな!! 私はここいらで帰るぜ!」
「図書館の本を自由に持って行ってもかまわないわ」
「任せておけ!」
「ちょっと待てーっ!!」
私はたまたま持っていたハリセンで魔理沙の頭を思いっきり叩いてやった。
いい感じに入ったのか、魔理沙は盛大にぶっ倒れた。
床に顔面強打したのか鼻からは血がポタポタ落ちていた。
「ぐっ! 霊夢、どっからそんなもん出したんだよ…。マジいてぇ」
「アンタなにレミリアの言いなりになってんのよ!」
「本がかかってるんだ! 乗らない手はないだろう」
「ほら、霊夢も魔理沙と一緒に使徒役やってよ」
「やらん!! 私はそこまでプライド低くないわ!」
「あら…。せっかくやってくれたら報酬としていくらかお金出そうかと思ったのに、残念ね」
「なにしてんのよ! さっさとやるわよ!」
「現金なやつ!?」
こうして紅魔館では怪しげな空気の中でエヴァンゲリオンごっこが始まりを告げることになった。
無理やりすぎwww
まぁ魔理沙は多分ラミエルだな。
暴走するとどうなるのか興味あるww
続くのなら気にはなりますけどww
ミサトは? めーりんなの?
劇場版ならあるかもしらんが、どちらにしてもごっこ遊びやるには無理があるw
なんか本格的にやると紅魔館つぶれそうwww
ところで、カヲル君は誰がやるんでしょうか