ここは博麗神社の縁側。時刻は昼を少し過ぎたというところ。
今日はとてもいい天気。
「はぁー」
いい天気だけど、私、博麗 霊夢の心はどこか曇り気味。
「どうしたんだよ、ため息なんてついて」
「あぁ、魔理沙か」
突如空から声が掛かったと思い見上げてみると、そこには顔なじみの魔法使い、霧雨 魔理沙がいた。
魔理沙は私の横に腰かけると、言葉を続けた。
「魔理沙か、とは随分なご挨拶だな。何かあったのか?」
「ちょっと悩みがあってね…」
先程のため息もこの悩みが原因だったのだ。
ここ最近、私はずっと悩まされ続けているのだが、これがどうにも解決策の見当たらないもので、どうしたものかと考え続けているのだ。
「悩み? なんだよ、悩みって?」
「それがね、紫のことなのよ」
「ゆかり? 紫って、あの紫か?」
「他に誰かいる?」
そう、私の悩みとは他の誰でもない、八雲 紫に関するものなのだ。
「それで、あいつの何が悩みなんだ?」
「紫ってさぁ…」
「うん」
「何て言うかさぁ…」
「うん」
「からかい癖があるわよね」
「はぁ?」
「だから、あいつってよく私たちをからかって楽しんでるでしょ?」
「それが悩みなのか?」
「うん、まぁ…ちょっとだけ違うんだけどね」
確かに私の悩みはあいつのからかい癖なのだが、それが全てという訳ではない。問題は別にあるのだ。
「何が違うんだよ」
「別にあいつがからかってくるのは構わないわよ。
もともと胡散臭い奴だし、それは気にしてないわ。問題はからかわれる私たちにあるのよ」
「私たち? どういう意味だ?」
「私たちって、人間じゃない」
「そりゃそうだな」
「紫って妖怪でしょ?」
「それもそうだな」
「人間が妖怪にからかわれるって、それでいいのかしら?」
「…すまん、言っている意味がよく分からないんだけど」
「だから、からかわれっぱなしでいいのか、っていう意味よ」
世に妖怪が人間を騙したという逸話は多くあれど、それらの妖怪は必ず何らかの報復を受けている。そう、最後に笑うのは人間であるべきなのだ。
特に私は博麗の巫女。その私が妖怪に手玉に取られたままというのは、何とも収まりが悪いというものだ。
「要するに、やられっぱなしは悔しい、って話なんだな?」
「く…悔しくなんてないんだからっ! ただ、あいつもそろそろ痛い目を見るべきなんじゃないかな~、なんて…」
「それで仕返しをしたいと?」
「まぁ、そういう事になるのかな…?」
「はぁ…悩んでるって言うから心配してみれば、そんなことか」
「そんなこととは何よ。あなただって紫に悔しい思いとかさせられたことあるでしょう?」
「ん~…記憶にないな」
「…今なんて?」
「私はあまりあいつと関わらないんだよ。宴会が開かれたときとか異変が起きたときくらいに少しだけ、って感じだから霊夢みたいな気持ちは無いなぁ」
「そ、そんな…」
何ということだろう…同じ人間である魔理沙が私の想いに共感してくれないなんて…!
「じゃ…じゃあ他の犠牲者は…」
「いるだろうけど、みんな諦めてるんじゃないかな? また紫か、みたいな感じで」
「魔理沙は私を手伝ってくれたりは…」
「しないな。君子危うきになんとやら、だぜ」
ということは、私は独り…?
たった一人で紫に立ち向かわなければいけないの? あの、万年胡散臭い・オブ・ザ・イヤーの異名をとる紫に…
「少なくとも人間でそんなにからかわれるのはお前だけだと思うぜ」
「そんな…」
「ていうか、そもそも仕返しって何したいんだ?」
「え~っと…あいつをぎゃふんと言わせられればそれでいいかな?」
「紫をか?」
「うん…」
「なるほど、それは悩むな」
「でしょう?」
紫を騙す。それだけでも大変な事なのに、さらにはそれを一人で実行しなければならない事が確定した私はどうしたらよいのだろう…?
「ねぇ魔理沙、何か良い考えはない? あなただったら誰かを騙すなんて日常茶飯事でしょ?」
「何か引っかかる言い方だけど、あの紫をなぁ……簡単な事じゃないぜ」
「そうなのよねぇ。というか、どうしてあいつは私ばっかり標的にするのかしら?」
「そりゃあ気に入られてるから…」
「どうしたの?」
「一つ思いついたぜ。上手くいくかは分からないけどな」
「え、なになに?」
魔理沙は言葉を区切ったかと思うと、突如そんな事を言った。
ちょっと頼りない感じだけど今の私には何よりもの救いだ。こと誰かを騙すという点では、私よりも魔理沙の方に一日の長があると言わざるを得ないのだから。
「今度紫の前で倒れてみろよ」
「はぁ、倒れる?」
「倒れるって言っても勿論演技だぞ?」
「それは分かってるけど、そんなことで上手くいくの?」
「だからさっき言ったように分からないって。でも私の見立てが正しければ、多分成功するぜ」
「本当かしら…」
「とりあえずやってみろって。他に何も思い浮かばないんだろ?」
「そうなんだけどね」
「ならいいじゃないか。ものは試しだぜ?」
確かに魔理沙の言う通りかも知れない。それが成功するかは分からないが、何もやらないよりかはマシというものだろう。
それに多分という言葉付きとはいえ、魔理沙が成功するだろうと言ってくれたのだから、それに乗らない手は無い。
「わかったわ。それでやってみる」
「おう、霊夢の演技力にかかってるぜ」
「それはまぁ…頑張るわ」
「なら後は実行するだけだな。なぁ霊夢」
「何よ?」
「お茶くれよ。あとお茶菓子も」
「はいはい…」
実行あるのみ、か……上手くいくのかしらね?
~ ~ ~
日が沈み、魔理沙も自分の家に帰った。
そろそろ夕食の支度をしなければいけない時間帯だが、私には何よりも先にやらなければならない事があった。
「魔理沙は倒れろって言ってたけど、それだけじゃ物足りないわね。やっぱり演技には小道具が必要でしょ」
私は目下紫をぎゃふんと言わせるための準備に取り掛かっていた。今の私にはこれが夕食の支度よりも優先されるのだ。
「う~ん、やっぱり血でも吐いたらリアリティが出るのかしら?
それならケチャップと水を少し…と、これでいいかな。あと何か使えそうなものは……無いか」
あんまり凝った演出すると逆に胡散臭くなるから、これくらいが丁度いいのかもしれない。
いや、血糊はやり過ぎなのかしら…?
「まぁいいわ、なんとなくだけど今日は紫が来るような気がする。早く練習しないと間に合わないわね」
いや、根拠は無いんだけどね。なんとなくよ、なんとなく。
「でも、練習といっても苦しそうな表情をつくるだけなのよねぇ…」
試しにちょっと倒れてみる。そしてちょっと呻き声をあげてみる。
結論、虚しいことが判明した。
「…何やってるんだろう、私」
いやいや、全ては紫に一泡ふかせるためなのだ。この努力は決して無駄なんかじゃない!
無駄なんかじゃないもん…
「紫…早く来て…」
早いとこ私を解放して欲しい。はっきり言ってこのままだと自分を見失ってしまいそうだ。
健康体だというのに、何が悲しくて一人で倒れて一人で呻き声をあげなくてはならんのだろうか。
「うぅ、ちょっと涙出てきた…」
「霊夢ー、今日も遊びに来たわよー」
救世主きたーーー!!
ありがとう紫、今日ほどあなたの来訪を待ち望んだ日は無いわ。練習できなかったけど、それはもう気にしない。
「霊夢、どこにいるの? 返事くらいしなさいよ……霊夢?」
紫が居間に入って来た。何か驚いた様子だが、どうかしたのだろうか?
「どうしたの霊夢!? どこか具合でも悪いの!?」
あぁそうだった、練習の真っ最中だったんだ。
どうしよう…来てくれたのは助かるんだけど、まだ心の準備ができていない。
「ねぇ霊夢、意識はある!? しっかりしなさい!」
…予想以上の結果だ。正直魔理沙の提案を聞いた時は半信半疑だったのだが、これ程までにおたつく紫を見たのは初めてだ。
心の準備ができてはいないが、もうこのまま始めるしかないだろう。なるようになれだ。
これだけでも十分な成果を上げてはいるのだが、せっかく仕込んだ小道具を使わない手は無いだろう。ふふ…紫、これでも喰らいなさい!
「ゆ…ゆか…り……ゴフッ!」
「!!!」
隠し持った血糊を思いっきり吐いてやると、紫は絶句してしまった。
いつもにやけているあの紫の心底驚いた表情……あぁ、か・い・か・ん! いつも私をからかっている罰よ。存分に狼狽するがいいわ。
「れいむ…? れい…む……い…や…嫌ああぁぁぁ!!」
ふはははは、何とも気分が良いものだな。
でも紫、ちょっと大袈裟すぎない? そんな大声をあげるほど驚くとは思わなかったのだけど。
「霊夢、死んじゃイヤ!! 霊夢ぅ!!」
いや、そのね? そんなに言われると凄く居心地が悪いのだけれど…
よくよく見れば、なんとなく紫の目尻には涙が溜まってるみたいだし、どうしよう。そろそろ本当のこと言った方がいいのかしら?
「そうだ…あの月人なら!」
月人って…もしかしなくてもあの宇宙人のことよね。そう言えばあいつって医者もやってるんだっけ。永琳って名前だっけ?
自分の手に負えなければ医者に連れていくのは当然のことね。なるほどなー、なんて言ってる場合じゃないわ。どんどん話が大きくなっていく。
これはもうネタバレしないとまずいわね。
「ね………」
「ちょっとだけ我慢してね、霊夢! 今すぐ連れて行ってあげるから!」
声を出そうとしたら遮られた。というか声を出す間もなかったわ。
紫は服が血糊で汚れるのも意に介さず私を抱きあげ、あっという間に夜空に飛び立ってしまった。それにしても凄い速さだ。
あぁ…ちょっとした悪戯だったのに~……
「霊夢、頑張ってね霊夢…!」
紫は胸に抱いた私を励ますかのような声をかけ続けるが、それがなんとも居心地が悪くて……はっきり言って罪悪感しか感じないし。
あぁ、冷や汗までかいてきたわ…
「こんなに汗までかいて…辛いの、霊夢? もう少しだからね!」
新たな誤解が生まれてゆく…だめだ、もう私の手には負えないわ。これは悪い事をしようとした私への罰なのかしら? ごめんなさい、神様……
「着いたわ、霊夢! あとちょっとよ!」
「なんだ、凄い速さで誰か飛んできたと思ったら貴女だったんですか」
「貴女は月兎の…ちょうど良かったわ、貴女のお師匠の所へ案内しなさい」
「師匠? 一体どうしたんですか?」
「急患よ! 早くしなさい!!」
「は、はいぃ~! こっちですぅ~!」
ふふ…分かっていたことだけど、もう後戻りはできないのね。流れに任せるしかなさそうだし、なるようになればいいよ…
怒られるんだろうなぁ…憂鬱だなぁ…
「師匠はここにおられます」
「そう、失礼するわね」
最後の扉が開かれる。その先にいるのは私の嘘を一目で見破るであろう素敵な女医さん。
あんまり話したことないけど、結構厳しそうな雰囲気だし…怖いよぅ…
「あら、珍しいお客さんね。どんなご用件かしら?」
「急患よ。今直ぐに診て欲しい人がいるの」
「急患って…その子?」
「そうよ、早く診てあげて! 神社に行ったら倒れてて…それに血まで吐いて…!」
「わかったから、とりあえずそこに寝かせて」
紫は言われるままに私の体を診察台に横たわらせた。その私を永琳の厳しい目がじっと見つめる。あぁ…視線が突き刺さるのがよく分かるわ。
そして少し不審に思ったのか、永琳は触診を始めるために私の体に触れると、深い深いため息をついた。
「どうなの、霊夢の容体は?」
「そうねぇ…とりあえず貴女は部屋の外に出ててちょうだい」
「なんでよ!?」
「診察の邪魔よ。終わったら呼ぶから、それまでは外で待ってて」
「…わかったわ」
紫が部屋から出ていったのだろう、扉の音がすると永琳は私に向かって声をかけてきた。
「もう起きてもいいわよ」
「やっぱりお見通しか…」
「そんなに血色のいい患者さんはいないわ」
「うぐっ…」
やっぱりプロはごまかせないわよねぇ…
「それで、どうして仮病なんて使ったの? それも、大分趣向を凝らしていたみたいだけど」
「それはそのぅ…かくかくしかじかでして…」
これまでの経緯を掻い摘んで話すと、永琳は先程よりもはるかに深~いため息をついた。
「はぁ、呆れたわ」
「うぅ…面と向かって言われると辛いものが…」
「博麗の巫女といってもまだまだ子供ね。やっていい冗談といけない冗談の分別くらいは付けないと駄目よ?」
「ごめんなさい…」
「謝る相手が違うでしょう? ほら、外に出てちゃんと謝りなさい」
「はい…」
永琳に促されて部屋の外に向かうのだが、私の足取りは重い。
まさか紫があそこまで取り乱すとは思わなかったので、今更謝ったところで済む問題でもないのかも知れない。そんな思いが私の頭をぐるぐる回っていた。
「どうしたの、早く開けなさい」
「なんか踏ん切りがつかなくって…」
「はぁ…なら私が開けるわ」
「ああ! ちょっと待って!」
私の願いも虚しく、扉が開かれてしまった。
そしてその先には案の定紫が佇んでいた。
「永琳…霊夢はどうなの…?」
「それは本人に聞くのが一番早いと思うわ」
「霊夢…起きても大丈夫なの?」
紫の心配そうな声と瞳が私を捉える。そんな目で見ないで…良心が痛むから…
永琳はさっさと部屋に引っこんでしまったし、どうやらフォローはしてくれない様ね。あぁ、胃が痛いわ…
「霊夢…?」
「紫、そのね? 私、貴女に言わないといけない事があるの」
「どうしたの…?」
「ごめんなさい!!」
「…え?」
私が勢いよく頭を下げると、紫は訳が分からないと言わんばかりに困惑した声をあげた。表情は窺えないが、きっと当惑していることだろう。
しかし、そんなの気にしていられない。私は捲し立てるように謝罪を始めることにした。
「私、病気でも何でもないの。倒れていたのは演技だし、血糊もケチャップだったし…」
「………」
「いつも貴女にからかわれていたから、それが悔しくて仕返ししてやろうと思っただけなの。
それがこんな事になるなんて思わなくって…本当にごめんなさい…」
私が謝罪の言葉を言い終わっても、紫は何の反応もしてくれない。
ヤバいなぁ…言葉も出せないくらい怒り心頭なのだろうか? 不安に思いながら恐る恐る顔をあげてみると、紫は俯いていて、どうやら肩が少し震えている。
不味い、これは明らかに怒ってる。
「ゆ…紫、ごめんなさいね…」
「………」
「紫…?」
しかし、いくら待てど紫から反応は無い。紫の姿勢は変わらず、肩も震えたままだ。
不審に思って下から少し顔を覗きこんでみると、口元が緩んでいた。そして、何かを堪えるようにギュッと目を瞑っている。
これは怒っているのではない。これでは明らかに…
「紫、笑ってるの?」
「ぷっ、あははははは! もう駄目! 霊夢ったらおかしー!」
「ゆかりさん…?」
「嘘だなんてこと最初っから分かってたわよ。
わかった上で貴女のお芝居に付き合ってあげたのに、霊夢ったら本気で謝るんだもの、あははは、本当におかしいわ!」
さいしょからわかっていた、ですと? それを理解していて、私をここまで連れてきたと言うのですか?
つまり私は結局、またからかわれたということ…? ギャフン…
「あー、可笑しすぎて涙まで出てきたわ」
「ふふ…笑いたくば笑うがいいわ…そして私を哀れな敗者と罵るがいい…」
「そ…そこまで自虐的にならなくても…」
今の私にはその慰めの言葉が何より痛いのよ。少しは空気を読んで下さい、お願いですから。
「まぁ貴女は謝ってくれたけど、私はそもそも気にしてないわ」
「そう…」
「でーもぉー」
「何よ…?」
「初め貴女が倒れているのを見て、少し驚いたのは事実だわ」
「う…ごめんなさい…」
「んー、どうしよっかなー?」
駄目だ。もう完全に紫のペースになってしまった。負け犬と化した私ではここから主導権を取り戻すなんて出来ないわ…
あぁもう、紫だって私を騙しただろうとか、色々言いたい事あるのに。
「じゃあ条件付きで許してあげる」
「条件付き?」
嫌な予感のするワード、ベストスリーの一角が現れたわね。
どうしてこんな事になってしまったのだろうか…やっぱり神罰なのかしら?
「…どんな条件なの?」
「そんなに身構えなくても大丈夫よ。条件は簡単、今日は私の家に泊まりなさい」
「へ?」
「今日は我が家で一泊しなさい」
「いや、言い直さなくても分かるから……そんなことでいいの?」
「えぇ、構わないわ」
おかしい。あの紫が報復にこんな条件を出すはずが無い。何か裏があるはずだ。
もしかして一泊している間はこき使われるとかそういう…?
「そんなことはしないわ。純粋に家に泊まるだけよ」
「そうなの……私、喋ってた?」
「顔に出てたわ」
あぁ、やっぱり駄目だ。こいつには何年かかっても勝てる気がしない。
こんなちょっとしたやり取りでも簡単に手玉に取られるようでは、私の報復が成功するなど夢のまた夢だ。くそぅ…私も泣き寝入りするしかないのか…!
「人間諦めが肝心よ。もういいかしら?」
「…もはや何も言うまい…好きにしなさい」
「はいは~い。それでは、お一人様ごあんな~い」
スキマの向こうに別の空間が広がる。紫に手をひかれてスキマに潜り込むと、そこはもうマヨヒガ。抵抗は無意味だ。
諦めの境地に達した私の脳裏に、妙な違和感が残った。
~ ~ ~
「ふぅ、ようやく帰ったわね」
「師匠…あれ? お二人はどうしたんですか?」
「もう帰ったわよ」
「もう? 結局何だったんですか?」
「茶番よ、ただのね」
「はぁ…茶番ですか。紫さんが凄いスピードで飛んできたときはビックリしましたが、何事も無かった様で安心しました」
「…ウドンゲ、今なんて言ったの?」
「何がですか?」
「今、飛んできた、って言った?」
「はい、言いましたよ。いや~、あれは凄いスピードでした」
「そう…」
「それがどうかしたんですか?」
「何でもないわ、気にしないでちょうだい」
「そうですか? なら私は自分の仕事に戻りますね」
「えぇ、頑張りなさい」
「はい」
「飛んできた、ねぇ…スキマも使わずに。
それを忘れてしまう程に気が動転していた…? わかるわけないか。真相は本人のみぞ知る、といったところね。
でももしそうだとすると…意外と可愛い一面もあるのね」
後日、スキマ妖怪が博麗の巫女に対してやけに過保護になったとの噂が流れることとなった。
ゆかり、かわいいよゆかり。
いいぞ、もっと馬鹿になれ!その馬鹿を極めるんだ。
気持ち
これはいい紫。いいぞ!今度神社に来たら霊夢の通夜やったれ!ボロ泣きさせたれ!
そして悪乗りしすぎでスキマ送りな発案者・魔理沙。流石に葬式は色々とやりすぎだったんだぜ!
このあと霊夢がこんな事した理由を改めて聞いたゆかりんは、少し反省してしばらく霊夢をからかうのを控えるわけですね。
そして霊夢をからかってた分、今度は魔理沙やアリスや妖夢をよくかまうようになると。
霊夢は構われなくなってすぐは良かったと思っていたけど、自分以外がゆかりんに構われてる姿を見るにつけ、次第にモヤモヤ・ムカムカしてきて…。
という後日談を是非とも希望します!!!
久しくこの言葉を聞いたなw
いいぞ!もっとやれ!!
設定は美味しかったから、もう少しボリュームが欲しかったかも
いい物を見せてもらいました。ごちそうさま。
過保護・・・。
羨ましいです。パルスィです。
ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ(・∀・)ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ(壊れた)
スキマを使わなかったのはそれだけ焦っていたんだ、きっと。
そうに違いない。
紫にだっこされて眠る霊夢‥いかん、華血がっ!