ダウザーで有名なナズーリンは一人平原を歩く。
ダウザーとはダウジングをする者のこと。
その、おナズのダウジングロッドが手の中で目に見えて曲がっていく。
目で追って歩けば、お散歩アリスに突き当たった。
ロッドはアリスの持つ、持ち手つき籠の中を指したきり動かなくなる。アリスはその意を介し、スカイブルーの瞳でにっこり笑うと、快く籠の中からアップルパイを取り出し、人形に指示し、武器でアップルパイを切断し、条件を付けて大きな一片ををナズに与えた。
ナズは美少女のどアップに内心たじろぎながらも平静を装いアップルパイをかじる。
アリスはいつでも食べ物を与えてくれるが、必ず体全体をチェックしてくる。
人形を作るためだろう。妖怪に会えば誰にでもするという。
「捜し物は何か、やはりご主人の宝塔か」と妙に鼻息の荒いアリス。
ナズは悪名千里を走るということわざを思い出し胸裏にご主人を軽侮し、次に自分が顔が広くて口が軽い白黒に話してしまったからだと反省する。
ごまかしてもしかたがないので「うん」と返事をすると、アリスは手伝うという。
ナズはダウナーのプライドとして鼻で笑い、鼻先で「君に何が出来る」というや、
瞬間大気が凍り付いた。
アリスから立ち上る膨大な妖気は上昇気流を発生させアリス自身を浮かび上がらせる。
しまった、そういえば聞いたことがある。アリスは今でこそ3ボスの仮面を被っているが、本来はEXな上に最強とさえ言われていた妖怪だったと。
謝ろうとするや、アリスは変なポーズで
「マーガトロイドをを知るモノ来たれ」と叫ぶ。
昼間の空に星が輝き、数十隊の人形達が降りてくる。
人海戦術よ、役に立ちそうでしょ。どの辺にありそうなの?と美少女の妖気は収まる
ナズはほっと胸をなで下ろすと、
この反応だと、東に二キロくらいの場所にありそう。
聞くやアリスの人形は猛スピードで東へと飛び立っていった。
アリスはわきわきと踊り始める。のけぞっては指をわきわき、くるっと回ったりもする。指先からは光の加減で魔法の糸が見えたり消えたりしている。本当に数十隊を操っているらしい。
他の妖怪が通り過ぎしなにアリスの変な踊りを見てギョッとする。思わずナズは顔を伏せる。
伏せる耳に、あったわと喜色満面のアリスが身を乗り出す。見れば、非常に美人だ。だが友達が居ないのも頷ける。
かえってきた人形達は本当に宝塔を持ってきた。
「こんなに早く見つかったのは初めてだよ。」
とにっこりナズーリン。
アリスは鼻息荒くうなずいて、その代わり一緒に甘味処に行こうという。
一人では入りにくかったのかな、とナズは思いながら承知する。
宝塔を抱えるナズーリンは主人の命を果たしたからか、非常に柔和な表情をしており可愛い。これぞ、うわさに聞く宝塔ナズーリン。神主の最高傑作
アリスは甘味など実際どうでもよく、ただひたすらにしげしげと宝塔ナズを眺め、また新たな人形を作る糧とした。
ダウザーとはダウジングをする者のこと。
その、おナズのダウジングロッドが手の中で目に見えて曲がっていく。
目で追って歩けば、お散歩アリスに突き当たった。
ロッドはアリスの持つ、持ち手つき籠の中を指したきり動かなくなる。アリスはその意を介し、スカイブルーの瞳でにっこり笑うと、快く籠の中からアップルパイを取り出し、人形に指示し、武器でアップルパイを切断し、条件を付けて大きな一片ををナズに与えた。
ナズは美少女のどアップに内心たじろぎながらも平静を装いアップルパイをかじる。
アリスはいつでも食べ物を与えてくれるが、必ず体全体をチェックしてくる。
人形を作るためだろう。妖怪に会えば誰にでもするという。
「捜し物は何か、やはりご主人の宝塔か」と妙に鼻息の荒いアリス。
ナズは悪名千里を走るということわざを思い出し胸裏にご主人を軽侮し、次に自分が顔が広くて口が軽い白黒に話してしまったからだと反省する。
ごまかしてもしかたがないので「うん」と返事をすると、アリスは手伝うという。
ナズはダウナーのプライドとして鼻で笑い、鼻先で「君に何が出来る」というや、
瞬間大気が凍り付いた。
アリスから立ち上る膨大な妖気は上昇気流を発生させアリス自身を浮かび上がらせる。
しまった、そういえば聞いたことがある。アリスは今でこそ3ボスの仮面を被っているが、本来はEXな上に最強とさえ言われていた妖怪だったと。
謝ろうとするや、アリスは変なポーズで
「マーガトロイドをを知るモノ来たれ」と叫ぶ。
昼間の空に星が輝き、数十隊の人形達が降りてくる。
人海戦術よ、役に立ちそうでしょ。どの辺にありそうなの?と美少女の妖気は収まる
ナズはほっと胸をなで下ろすと、
この反応だと、東に二キロくらいの場所にありそう。
聞くやアリスの人形は猛スピードで東へと飛び立っていった。
アリスはわきわきと踊り始める。のけぞっては指をわきわき、くるっと回ったりもする。指先からは光の加減で魔法の糸が見えたり消えたりしている。本当に数十隊を操っているらしい。
他の妖怪が通り過ぎしなにアリスの変な踊りを見てギョッとする。思わずナズは顔を伏せる。
伏せる耳に、あったわと喜色満面のアリスが身を乗り出す。見れば、非常に美人だ。だが友達が居ないのも頷ける。
かえってきた人形達は本当に宝塔を持ってきた。
「こんなに早く見つかったのは初めてだよ。」
とにっこりナズーリン。
アリスは鼻息荒くうなずいて、その代わり一緒に甘味処に行こうという。
一人では入りにくかったのかな、とナズは思いながら承知する。
宝塔を抱えるナズーリンは主人の命を果たしたからか、非常に柔和な表情をしており可愛い。これぞ、うわさに聞く宝塔ナズーリン。神主の最高傑作
アリスは甘味など実際どうでもよく、ただひたすらにしげしげと宝塔ナズを眺め、また新たな人形を作る糧とした。