その日、魔理沙は紅魔館でパチュリーと雑談してた。魔法の事とか話しているとついつい時間を忘れて話込んでしまい外はもう真っ暗だった。外も暗いしもう帰るよと、帰路についたのだった。
その途中、帰ったら寝ようと思って自宅まで戻っている最中のことである。遅い時間なのになんだか妙に眼がさえて居ることに気が付いた。別にその日は遅く起きたわけでは無かった。どうしてかなって考えているうちにある事に気が付いた。
雑談している途中に出されたコーヒーを結構な頻度で飲んでしまっていたのだった。そして、気になりだすともう寝れそうもない。そこで丁度博麗神社付近だった事もあり、霊夢でも冷やかしに行こうと決めたのである。
「霊夢! 霊夢起きてるか?」
この時間だ。酒を飲んでなければもう霊夢が寝ている事は安易に想像出来たが、それでは冷やかせない。なので、魔理沙はあかりが消えてる神社に向かって大声を出したのだった。霊夢の事は嫌いじゃないし、意地悪したいとかそういう事では無い、ただ単純に我儘なのである。
「霊夢! れーいーむー、はくれー!」
「あー、何よ、こんな時間にアンタ」
そして、しばらく大きい声を出していたら、霊夢が起きて外に出て来たのだった。寝起きで寝間着ままだったが、こんな時間に起こしたせいでお怒りで、手にはお祓い棒が握られている。
「よぉ、霊夢! そのなんだ。今夜はアレだな。月が綺麗だなぁ」
霊夢のご機嫌は斜めなので、お決まりの告白フレーズでちょっとしゃれこんで魔理沙言ってみた。これできっと和んでくれるに違いないと何処か投げやりな決めつけだ。
「……え? えーっと、今夜は朔月よ。今度月が出てるときにそれは言って」
なおその日は、普通に月は空で輝いて2人を照らしている。どこまで本気なのかは分からないが、100%脈無しというわけでもないらしい。
「お。おう。そうだな」
「で、魔理沙はそれを言うために来たの?」
絶対それだけじゃないでしょうと、疑いの眼差しをジトーっとした視線が魔理沙に突き刺さる。
「や、えっと。あれアレだな。アレだ」
冷やかすといっても、冷やかすネタも何も用意してなかった。今日は一日パチュリーと雑談で色々話したが、それは魔法のばかりで霊夢が興味持ちそうな内容は無い。
「そのなんだ。あれだぜ」
「さっきから、あればっかり」
どうにか話を続けるネタを考えて居るわけなのだが、考えれば考える程わからなくなる。普段からよく会って話をするものだからお互い知らないことは無く特に目当たりしく話すことも今は無い。霊夢から何かあるわけでもない。
「そうだ。あれだ」
「はぁ? あれ?」
あればっかり言っているだけでは、ただ無駄に霊夢の機嫌を損なうだけでどんどん時間が流れていく。だったら、もう帰って寝ろってなるわけだが、コーヒー影響で目が冴えてしまっていく一方だった。
「その、あれがあれである事を私はあれだと確信しているんだぜ!」
「アンタにとって、あれを確信する事が重要な事はわかったわ。で、それを今私に報告する意味あるの?」
明確に霊夢は怒り始めているようだ。それを見た魔理沙は思わず月光の下で激昂とか言い出したくなるが、言ったらお祓い棒で確実に叩かれるだろう。
「もういいやなんでも、遊ぼうぜ!」
そんなこんな考えてるうちに何かどうでも良くなった。だから深夜のテンションで遊んで行こうと急にこみあげてきた魔理沙の感情は、もうすでに宵闇炸裂パワーだった。
「私は眠いの、というか寝てたの」
「そう言われると思ったぜ。でも私は遊ぶんだ! 遊ぶと決めたら全力で遊ぶんだ。遊びもパワーだ」
「あんたねぇ」
幻想郷で何にも、あれが無い時となったらもうこれしかない。それは、弾幕ごっこである。魔理沙は前を霊夢の方を向いたまま後方にやや距離を取るために飛んだ。
「行くぜぇ! 弾幕ごっこだ!」
今夜の弾幕ごっこは、被弾すると眠気が吹っ飛ぶそういう気持ちを込めた弾幕が霊夢に向けて射出されたのであった。
「遊びもパワーって私は寝ていたところでチャージ中だったんだけど」
それでも、霊夢は弾幕ごっこに付き合って、持ってたお祓い棒を構えて弾幕を展開して反撃に出たのであった。
「お、霊夢もやる気になったか」
「あー魔理沙、アンタをさっさと片づけるからね」
昼間の暇な時間だったら良かったのだが。生憎今は夜間で早く済ませて、霊夢は眠りたかった。なので、いつもより弾幕は鋭い動きをして魔理沙に向かったのだった。。
「お、おい。今日はいつもにまして激しいな! でも負けないぜ! 私が眠くなるまで付き合ってもらうぜ!」
「えー? ヤダ」
霊夢も仲良く明日は寝不足だ!
高速で向かってくる弾幕を、魔理沙は華麗によけて反撃のキラキラと眼が眩む弾幕をどんどん撃ちだした。今宵はカフェインで覚醒してキレッキレだったのであった。
その途中、帰ったら寝ようと思って自宅まで戻っている最中のことである。遅い時間なのになんだか妙に眼がさえて居ることに気が付いた。別にその日は遅く起きたわけでは無かった。どうしてかなって考えているうちにある事に気が付いた。
雑談している途中に出されたコーヒーを結構な頻度で飲んでしまっていたのだった。そして、気になりだすともう寝れそうもない。そこで丁度博麗神社付近だった事もあり、霊夢でも冷やかしに行こうと決めたのである。
「霊夢! 霊夢起きてるか?」
この時間だ。酒を飲んでなければもう霊夢が寝ている事は安易に想像出来たが、それでは冷やかせない。なので、魔理沙はあかりが消えてる神社に向かって大声を出したのだった。霊夢の事は嫌いじゃないし、意地悪したいとかそういう事では無い、ただ単純に我儘なのである。
「霊夢! れーいーむー、はくれー!」
「あー、何よ、こんな時間にアンタ」
そして、しばらく大きい声を出していたら、霊夢が起きて外に出て来たのだった。寝起きで寝間着ままだったが、こんな時間に起こしたせいでお怒りで、手にはお祓い棒が握られている。
「よぉ、霊夢! そのなんだ。今夜はアレだな。月が綺麗だなぁ」
霊夢のご機嫌は斜めなので、お決まりの告白フレーズでちょっとしゃれこんで魔理沙言ってみた。これできっと和んでくれるに違いないと何処か投げやりな決めつけだ。
「……え? えーっと、今夜は朔月よ。今度月が出てるときにそれは言って」
なおその日は、普通に月は空で輝いて2人を照らしている。どこまで本気なのかは分からないが、100%脈無しというわけでもないらしい。
「お。おう。そうだな」
「で、魔理沙はそれを言うために来たの?」
絶対それだけじゃないでしょうと、疑いの眼差しをジトーっとした視線が魔理沙に突き刺さる。
「や、えっと。あれアレだな。アレだ」
冷やかすといっても、冷やかすネタも何も用意してなかった。今日は一日パチュリーと雑談で色々話したが、それは魔法のばかりで霊夢が興味持ちそうな内容は無い。
「そのなんだ。あれだぜ」
「さっきから、あればっかり」
どうにか話を続けるネタを考えて居るわけなのだが、考えれば考える程わからなくなる。普段からよく会って話をするものだからお互い知らないことは無く特に目当たりしく話すことも今は無い。霊夢から何かあるわけでもない。
「そうだ。あれだ」
「はぁ? あれ?」
あればっかり言っているだけでは、ただ無駄に霊夢の機嫌を損なうだけでどんどん時間が流れていく。だったら、もう帰って寝ろってなるわけだが、コーヒー影響で目が冴えてしまっていく一方だった。
「その、あれがあれである事を私はあれだと確信しているんだぜ!」
「アンタにとって、あれを確信する事が重要な事はわかったわ。で、それを今私に報告する意味あるの?」
明確に霊夢は怒り始めているようだ。それを見た魔理沙は思わず月光の下で激昂とか言い出したくなるが、言ったらお祓い棒で確実に叩かれるだろう。
「もういいやなんでも、遊ぼうぜ!」
そんなこんな考えてるうちに何かどうでも良くなった。だから深夜のテンションで遊んで行こうと急にこみあげてきた魔理沙の感情は、もうすでに宵闇炸裂パワーだった。
「私は眠いの、というか寝てたの」
「そう言われると思ったぜ。でも私は遊ぶんだ! 遊ぶと決めたら全力で遊ぶんだ。遊びもパワーだ」
「あんたねぇ」
幻想郷で何にも、あれが無い時となったらもうこれしかない。それは、弾幕ごっこである。魔理沙は前を霊夢の方を向いたまま後方にやや距離を取るために飛んだ。
「行くぜぇ! 弾幕ごっこだ!」
今夜の弾幕ごっこは、被弾すると眠気が吹っ飛ぶそういう気持ちを込めた弾幕が霊夢に向けて射出されたのであった。
「遊びもパワーって私は寝ていたところでチャージ中だったんだけど」
それでも、霊夢は弾幕ごっこに付き合って、持ってたお祓い棒を構えて弾幕を展開して反撃に出たのであった。
「お、霊夢もやる気になったか」
「あー魔理沙、アンタをさっさと片づけるからね」
昼間の暇な時間だったら良かったのだが。生憎今は夜間で早く済ませて、霊夢は眠りたかった。なので、いつもより弾幕は鋭い動きをして魔理沙に向かったのだった。。
「お、おい。今日はいつもにまして激しいな! でも負けないぜ! 私が眠くなるまで付き合ってもらうぜ!」
「えー? ヤダ」
霊夢も仲良く明日は寝不足だ!
高速で向かってくる弾幕を、魔理沙は華麗によけて反撃のキラキラと眼が眩む弾幕をどんどん撃ちだした。今宵はカフェインで覚醒してキレッキレだったのであった。
かわいらしいお話でした