冬の寒さも去りちょっとずつ暖かくなってきた初春のある日に事件は起きた。
その事件は天狗の新聞によりたちどころに幻想郷中に知れ渡った。
ある者は笑い、ある者は戦慄した。
そしてこの事件は間違いなく博麗霊夢の手によって解決されるだろうと幻想郷獣が確信した。
「よし、集まったわね」
少し起こり気味でそう言う霊夢の先には4人の少女たちがいた。
4人ともなぜここに呼ばれたか原因は分かっていた。
……もしかしたら1人は理解していないかもしれないがそれでも共通して全員困惑した顔を浮かべていた。
呼ばれた原因は分かるのだが理由はなかったからだ。
そんな4人の気持ちなど知らず霊夢は大層機嫌が悪かった。
そんな霊夢に恐れもしないで一番に口を開いたのは魔理沙だった。
「なぁ霊夢、私たちは何で呼ばれたんだ?」
「白々しいこと言うんじゃないわよ。あれを見れば分かるでしょ」
そう言うと霊夢は後ろを鋭く指さした。
その先には本来はほぼ空の賽銭箱があるはずなのだが今日は生憎と賽銭箱君は欠席らしく代わりにデカデカとマジックで賽銭箱(仮)と書かれたダンボールが置いてあった。
「ダンボールだな」
「五月蝿い!!今は賽銭箱よ!!」
あの賽銭箱(仮)が霊夢は大層気に入らないのか口から炎が出そうな勢いで怒っていた。
「全員わかってると思うけど、誰かに賽銭箱が盗まれたのよ!!」
「盗まれたのは知ってるが何で私たちが疑われてるんだよ?」
「盗まれた次の日に神社に来たのがあんたたちだったからよ。犯人は必ずもう一度現場を訪れるってよく言うでしょ。だから犯人はこの中に必ずいるわ!!」
そう熱弁する霊夢を見ながらあんな空の賽銭箱を盗むやつがいるのかと全員が思ったが口に出すと火に油を注ぐ結果になるのは見えていた。
だから、3人は何も言わずにただ黙っていたのだ。
「あんな空の賽銭箱なんか盗んでいった何になるというのよ?」
そんな空気を見事に読まない発言をしたのはチルノだった。
残りの3人はこいつは何をやっているんだと思いつつもしばらくは霊夢の謎の威圧感から抜け出せると思うと少し感謝もしていた。
「あら?あんたは中身が空だって何で知っているのかしら?」
「は?何でって……いつも空に決まってるでしょ」
チルノはさも当然のことだと言わないばかりそう言い放った。
そんなチルノを見て霊夢は何を確信したのか指を突きつけると高らかに宣言した。
「あんたが犯人ね!!」
「紅白、あんた行った何を言ってるのよ!?あたいが何でそんな事しなくちゃいけないのよ!!」
「だまらっしゃい!!犯人はいつでもそうやってとぼけるものよ。言い訳があるなら神社の中で聞いてあげるから着いて来なさい!!」
霊夢はそう言うとチルノの腕をつかみ神社の中に引っ張っていった。
チルノを除く3人はこれで帰れると安堵していたが霊夢が去り際に戻ってくるまでここから動くなと言われてしまった以上、帰るに帰れずにいた。
霊夢がチルノを連れて行って数分が経った。
さすがに3人とも緊張が解れてきたのか魔理沙などは欠伸をしていた。
「実は早苗が神社を乗っ取るために賽銭箱を盗んでいったんじゃないのか?」
魔理沙はからかうように笑いながら早苗に話しかけた。
「そんなことはしてませんよ。それにこの神社には分社が置いてあるのですから乗っ取る必要なんてもうありませんよ」
「すまんすまん、そうムキになるなって」
「まったく、今の霊夢さんがそんな事聞いたら私が疑われるじゃないですか」
「えぇ、そうなりそうね」
十六夜咲夜はそう言うとピシッと石畳の上に姿勢を正して正座をした。
「咲夜さん、こんな石畳の上で正座なんてしなくても誰も怒りませんよ」
「ほぅ~、早苗、あんたがうちの賽銭箱を盗んだのね?」
早苗はその声に体をビクっとさせると油を差していないブリキの人形の様にぎこちなく後ろを振り向いた。
そこには顔は笑いながらも目が全然笑ってない霊夢と何があったのかわからないが泣きじゃくってるチルノがいた。
「ちょっと霊夢さん、私がそんな事するはずないでしょ?」
「いや、あんたは一度この神社を潰そうとした前科があるからね。ちょっと奥で話し聞かせてもらおうかしら」
霊夢はそう言うとチルノと同じように問答無用で石畳の上に座っていた早苗の首根っこを掴むと神社の方へと引きずって行った。
魔理沙の横では声を上げながらチルノが泣いていた。
「……一体何があったんだ?」
「さぁ?」
射命丸文と霧雨魔理沙は不気味なオーラを放っているような気のする神社を見た後お互いの顔を見合わせた。
次は一体どっちが犠牲者となるのか?
それとも早苗でこの犠牲は終了なのか?
そして自分は無事に帰ることができるのだろうか?
そんなことを二人が考えながら醜い犠牲者の蹴落とし合いが始まった。
「そういえば最近、いい新聞のネタがないって困っていたよな?」
「あやや、一体なんのことですかね?」
「おいおい、とぼけたって無駄だぜ。霊夢にだってお前は聞いてじゃないか?」
「たしかにネタがなくて困ってましたが自分で事件をでっちあげるなんてことを私は絶対にしませんよ」
「でも、今回の事件は結構良いネタになっただろ?」
「えぇ、まぁ結構な部数の新聞も売れましたし、ネタに困っていた私としては実にうれしい出来事でしたよ」
「あぁそうだろそうだろ。ということで霊夢、犯人はきっとこいつに違いないぜ」
「は?」
文は後ろから迫り来る禍々しいオーラを感じて頭では振り向いてはいけないと考えていても体は自然に後ろを振り向いていた。
そんな文の視界に写ったのは精根尽き果ててぐったりと石畳に倒れこむ早苗と額に見事な青筋を浮かばせている霊夢だった。
「あややややや、これは何かの間違いです。陰謀です。罠です。霊夢さんなら分かってくれますよね?」
「えぇ誰にだって苦しいことはあるわ。でもね、人様に迷惑をかけてはいけないと私は思うのよ」
「霊夢、まったくもってその通りだから私はそろそろ帰るとするぜ。早く帰らないとキノコを取りに行けないしな」
「魔理沙、一体誰が帰ってもいいって言ったのかしら?私が戻ってくるまで大人しくそこで待っていてくれるかしら?」
そう言う霊夢の顔は口角が不気味につり上がって鬼のような形相だった。
「は、はい」
その顔を見た魔理沙は素早く石畳の上で正座をすると円周率を唱え始めた。
「さて文、話はじっくり神社で聞かせてもらうわ」
霊夢はそう言うと第三の犠牲者、射命丸文を引きずっていった。
神社の境内に残されたのは円周率を一心不乱に唱える魔理沙と今だ泣き続けるチルノと抜け殻となった早苗だった。
その様子はまさにこの世の地獄のようだった。
魔理沙が逃げること自体は簡単だった。
今の境内に逃げる魔理沙を止める人物など誰一人としていないのだから。
それでも逃げた後のことを考えると怖くて実行に移せずにいた。
そんなこんなで境内で円周率を唱えながら迷っていると文と霊夢が戻ってきた。
文がなにか意味のわからないことをぶつぶつと唱えているがこの際は気にしないことにした。
「魔理沙、悪かったわね」
その予想外の言葉に魔理沙は戸惑いを隠せずにいたがこれで無事に帰れると思うと声も自然に弾んだ。
「霊夢、分かってくれたなら良いんだ」
「えぇ今にしてみればとても恥ずかしいわ」
「そんなに気にするなよ。誰にだって間違えはあるぜ」
「えぇ、何で私は最初から盗み癖のある貴方を一番に疑わなかったのかしらね?」
「は?」
「魔理沙、誰にだって間違えはあるわ。だから大人しく白状しましょう」
「霊夢、その考え自体が間違ってるんだって!!」
「話は中でじっくりと聞かせてもらうわ」
霊夢はそう言うと最後の犠牲者である魔理沙を神社の中に連れ込んだ。
神社の境内には生きた屍が順調に積み上がっていた。
最後の犠牲者が連れ込まれて数分が経った。
そしてその最後の犠牲者も今、境内へと戻ってきた。
あれほど元気だった魔理沙の目はまるで人形のように虚ろな目になっていた。
「……何で賽銭箱がどこからも出てこないのよ!!」
そんな霊夢の言葉に答えるどころか反応を示す人物はもはやこの境内に一人も残っていなかったはずなのだが……
「霊夢~」
「一体誰よ!!」
霊夢が怒りを全く隠さずに声のした方を向くとスキマから上半身を出している八雲紫がいた。
「なんの用よ?」
「落し物を返しに来たのよ」
紫はそう言うとスキマから例の賽銭箱を取り出した。
「……何であんたがそれを持ってるのよ!!」
「どうも寝ぼけてスキマを開けたときに落ちちゃったみたいだから今日返しに来たのよ」
「…………」
「じゃあ返したし私眠いからもう帰るわね」
紫はそう言うと来た時と同じように唐突に帰っていった。
そんな様子を霊夢はポカンとしながら見送っていたが賽銭箱が帰ってきたことを確認すると子供のように無邪気に喜んだ。
「皆、悪かったわね。でも無事に賽銭箱が帰ってきたからもう帰っていいいわよ」
霊夢はそう言いながら満面の笑みを浮かべて4人の方を見た。
そこには屍などはなく4体のゾンビがゆらりと立っていた。
4人はゆっくりと霊夢に近づいてきた。
「な、なによ!?」
「…………」
「悪かったって謝ってるでしょ!?」
「……そんなので許せるか!!」
その後、神社からは悲鳴がひとつ轟いてきたのだった。
その事件は天狗の新聞によりたちどころに幻想郷中に知れ渡った。
ある者は笑い、ある者は戦慄した。
そしてこの事件は間違いなく博麗霊夢の手によって解決されるだろうと幻想郷獣が確信した。
「よし、集まったわね」
少し起こり気味でそう言う霊夢の先には4人の少女たちがいた。
4人ともなぜここに呼ばれたか原因は分かっていた。
……もしかしたら1人は理解していないかもしれないがそれでも共通して全員困惑した顔を浮かべていた。
呼ばれた原因は分かるのだが理由はなかったからだ。
そんな4人の気持ちなど知らず霊夢は大層機嫌が悪かった。
そんな霊夢に恐れもしないで一番に口を開いたのは魔理沙だった。
「なぁ霊夢、私たちは何で呼ばれたんだ?」
「白々しいこと言うんじゃないわよ。あれを見れば分かるでしょ」
そう言うと霊夢は後ろを鋭く指さした。
その先には本来はほぼ空の賽銭箱があるはずなのだが今日は生憎と賽銭箱君は欠席らしく代わりにデカデカとマジックで賽銭箱(仮)と書かれたダンボールが置いてあった。
「ダンボールだな」
「五月蝿い!!今は賽銭箱よ!!」
あの賽銭箱(仮)が霊夢は大層気に入らないのか口から炎が出そうな勢いで怒っていた。
「全員わかってると思うけど、誰かに賽銭箱が盗まれたのよ!!」
「盗まれたのは知ってるが何で私たちが疑われてるんだよ?」
「盗まれた次の日に神社に来たのがあんたたちだったからよ。犯人は必ずもう一度現場を訪れるってよく言うでしょ。だから犯人はこの中に必ずいるわ!!」
そう熱弁する霊夢を見ながらあんな空の賽銭箱を盗むやつがいるのかと全員が思ったが口に出すと火に油を注ぐ結果になるのは見えていた。
だから、3人は何も言わずにただ黙っていたのだ。
「あんな空の賽銭箱なんか盗んでいった何になるというのよ?」
そんな空気を見事に読まない発言をしたのはチルノだった。
残りの3人はこいつは何をやっているんだと思いつつもしばらくは霊夢の謎の威圧感から抜け出せると思うと少し感謝もしていた。
「あら?あんたは中身が空だって何で知っているのかしら?」
「は?何でって……いつも空に決まってるでしょ」
チルノはさも当然のことだと言わないばかりそう言い放った。
そんなチルノを見て霊夢は何を確信したのか指を突きつけると高らかに宣言した。
「あんたが犯人ね!!」
「紅白、あんた行った何を言ってるのよ!?あたいが何でそんな事しなくちゃいけないのよ!!」
「だまらっしゃい!!犯人はいつでもそうやってとぼけるものよ。言い訳があるなら神社の中で聞いてあげるから着いて来なさい!!」
霊夢はそう言うとチルノの腕をつかみ神社の中に引っ張っていった。
チルノを除く3人はこれで帰れると安堵していたが霊夢が去り際に戻ってくるまでここから動くなと言われてしまった以上、帰るに帰れずにいた。
霊夢がチルノを連れて行って数分が経った。
さすがに3人とも緊張が解れてきたのか魔理沙などは欠伸をしていた。
「実は早苗が神社を乗っ取るために賽銭箱を盗んでいったんじゃないのか?」
魔理沙はからかうように笑いながら早苗に話しかけた。
「そんなことはしてませんよ。それにこの神社には分社が置いてあるのですから乗っ取る必要なんてもうありませんよ」
「すまんすまん、そうムキになるなって」
「まったく、今の霊夢さんがそんな事聞いたら私が疑われるじゃないですか」
「えぇ、そうなりそうね」
十六夜咲夜はそう言うとピシッと石畳の上に姿勢を正して正座をした。
「咲夜さん、こんな石畳の上で正座なんてしなくても誰も怒りませんよ」
「ほぅ~、早苗、あんたがうちの賽銭箱を盗んだのね?」
早苗はその声に体をビクっとさせると油を差していないブリキの人形の様にぎこちなく後ろを振り向いた。
そこには顔は笑いながらも目が全然笑ってない霊夢と何があったのかわからないが泣きじゃくってるチルノがいた。
「ちょっと霊夢さん、私がそんな事するはずないでしょ?」
「いや、あんたは一度この神社を潰そうとした前科があるからね。ちょっと奥で話し聞かせてもらおうかしら」
霊夢はそう言うとチルノと同じように問答無用で石畳の上に座っていた早苗の首根っこを掴むと神社の方へと引きずって行った。
魔理沙の横では声を上げながらチルノが泣いていた。
「……一体何があったんだ?」
「さぁ?」
射命丸文と霧雨魔理沙は不気味なオーラを放っているような気のする神社を見た後お互いの顔を見合わせた。
次は一体どっちが犠牲者となるのか?
それとも早苗でこの犠牲は終了なのか?
そして自分は無事に帰ることができるのだろうか?
そんなことを二人が考えながら醜い犠牲者の蹴落とし合いが始まった。
「そういえば最近、いい新聞のネタがないって困っていたよな?」
「あやや、一体なんのことですかね?」
「おいおい、とぼけたって無駄だぜ。霊夢にだってお前は聞いてじゃないか?」
「たしかにネタがなくて困ってましたが自分で事件をでっちあげるなんてことを私は絶対にしませんよ」
「でも、今回の事件は結構良いネタになっただろ?」
「えぇ、まぁ結構な部数の新聞も売れましたし、ネタに困っていた私としては実にうれしい出来事でしたよ」
「あぁそうだろそうだろ。ということで霊夢、犯人はきっとこいつに違いないぜ」
「は?」
文は後ろから迫り来る禍々しいオーラを感じて頭では振り向いてはいけないと考えていても体は自然に後ろを振り向いていた。
そんな文の視界に写ったのは精根尽き果ててぐったりと石畳に倒れこむ早苗と額に見事な青筋を浮かばせている霊夢だった。
「あややややや、これは何かの間違いです。陰謀です。罠です。霊夢さんなら分かってくれますよね?」
「えぇ誰にだって苦しいことはあるわ。でもね、人様に迷惑をかけてはいけないと私は思うのよ」
「霊夢、まったくもってその通りだから私はそろそろ帰るとするぜ。早く帰らないとキノコを取りに行けないしな」
「魔理沙、一体誰が帰ってもいいって言ったのかしら?私が戻ってくるまで大人しくそこで待っていてくれるかしら?」
そう言う霊夢の顔は口角が不気味につり上がって鬼のような形相だった。
「は、はい」
その顔を見た魔理沙は素早く石畳の上で正座をすると円周率を唱え始めた。
「さて文、話はじっくり神社で聞かせてもらうわ」
霊夢はそう言うと第三の犠牲者、射命丸文を引きずっていった。
神社の境内に残されたのは円周率を一心不乱に唱える魔理沙と今だ泣き続けるチルノと抜け殻となった早苗だった。
その様子はまさにこの世の地獄のようだった。
魔理沙が逃げること自体は簡単だった。
今の境内に逃げる魔理沙を止める人物など誰一人としていないのだから。
それでも逃げた後のことを考えると怖くて実行に移せずにいた。
そんなこんなで境内で円周率を唱えながら迷っていると文と霊夢が戻ってきた。
文がなにか意味のわからないことをぶつぶつと唱えているがこの際は気にしないことにした。
「魔理沙、悪かったわね」
その予想外の言葉に魔理沙は戸惑いを隠せずにいたがこれで無事に帰れると思うと声も自然に弾んだ。
「霊夢、分かってくれたなら良いんだ」
「えぇ今にしてみればとても恥ずかしいわ」
「そんなに気にするなよ。誰にだって間違えはあるぜ」
「えぇ、何で私は最初から盗み癖のある貴方を一番に疑わなかったのかしらね?」
「は?」
「魔理沙、誰にだって間違えはあるわ。だから大人しく白状しましょう」
「霊夢、その考え自体が間違ってるんだって!!」
「話は中でじっくりと聞かせてもらうわ」
霊夢はそう言うと最後の犠牲者である魔理沙を神社の中に連れ込んだ。
神社の境内には生きた屍が順調に積み上がっていた。
最後の犠牲者が連れ込まれて数分が経った。
そしてその最後の犠牲者も今、境内へと戻ってきた。
あれほど元気だった魔理沙の目はまるで人形のように虚ろな目になっていた。
「……何で賽銭箱がどこからも出てこないのよ!!」
そんな霊夢の言葉に答えるどころか反応を示す人物はもはやこの境内に一人も残っていなかったはずなのだが……
「霊夢~」
「一体誰よ!!」
霊夢が怒りを全く隠さずに声のした方を向くとスキマから上半身を出している八雲紫がいた。
「なんの用よ?」
「落し物を返しに来たのよ」
紫はそう言うとスキマから例の賽銭箱を取り出した。
「……何であんたがそれを持ってるのよ!!」
「どうも寝ぼけてスキマを開けたときに落ちちゃったみたいだから今日返しに来たのよ」
「…………」
「じゃあ返したし私眠いからもう帰るわね」
紫はそう言うと来た時と同じように唐突に帰っていった。
そんな様子を霊夢はポカンとしながら見送っていたが賽銭箱が帰ってきたことを確認すると子供のように無邪気に喜んだ。
「皆、悪かったわね。でも無事に賽銭箱が帰ってきたからもう帰っていいいわよ」
霊夢はそう言いながら満面の笑みを浮かべて4人の方を見た。
そこには屍などはなく4体のゾンビがゆらりと立っていた。
4人はゆっくりと霊夢に近づいてきた。
「な、なによ!?」
「…………」
「悪かったって謝ってるでしょ!?」
「……そんなので許せるか!!」
その後、神社からは悲鳴がひとつ轟いてきたのだった。
>幻想郷獣が確信した。
>少し起こり気味でそう言う霊夢の先には4人の少女たちがいた。
>紅白、あんた行った何を言ってるのよ!?
>言い訳があるなら神社の中で聞いてあげるから着いて来なさい!
4人って言ってるのに、チルノ 魔理沙 文 咲夜 早苗 の五人いるような気がするし(途中で咲夜消えた?)
もうちょっと推敲というか見直ししましょうぜ
しかし幻想郷獣って強そうだな
もう一個脱字
咲夜さんは石畳に正座をしに神社に来たけどすぐ帰ったんですね。わかります。
あとこれだと霊夢が本当に自分勝手で好感が持てない。
まぁ原作通りちゃあそうなんだけど。
何が酷いって作者のレベルが酷い
早苗 魔理沙 チルノ 文 咲夜
文章に慣れないうちは2,3人しか登場しない物語を書いてみては?
内容自体は悪くないと思います。
7様の言うとおりこれは酷いとしか言いようのないものになっております。
1様の指摘して頂いてるとおりに見直しをおざなりにした結果でございます。
もう一度深くお詫び申し上げます。
そして、このような文章にアドバイスや正直に感想を言ってくださってありがとうございます。
次に書くときは、今回のようなことが無いように気をつけ作品を作ることを心がけたいと思います。
その時はどうかよろしくおねがいします。