巫女とメイドなんて、真反対だと思う。
特に私と咲夜なんて、赤と青というところでも真反対。
でも、親友だ。
どうかしてるくらい仲がいい。
気になるでしょ?
私が話してあげるよ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「いい?これは、こうやって、で、これはこう………。」
ーーお母さんが丁寧に、私に戦いを教えてくれる。
………………。
………私は5歳だ。
普通の子はこんな修行しないと思う。
でも、将来博麗の巫女になるため、私は修行をしなくてはならない。
「はぁ……。」
正直言って、いやである。
(………意味わかんない。どうして、私だけ…。)
私は心の中で思う。
(お母さんのクソババア!)
ギッとお母さんを睨む。
でも、お母さんは気づかぬふりをして、
「さあ!もっとやるわよ!」
と、元気よく叫ぶ。
(バッカじゃないの!?)
…ほんと、いい加減にして! 私はお母さんに聞こえない声で呟く。
はぁ、はやく、こんな修行終われ。
ーーと私が思った、そんな時だった。
「………………あら?」
お母さんが手を止め、視線がある方向にいく。
(…?)
私も、その方向に目を向ける。
………と、そこには。
ーーー少女が1人、いた。
「………え?」
同じ歳くらいの、可愛らしい少女。
サラサラの銀髪に、吸い込まれそうな夜色の瞳。
少女は、パチクリ、と瞬きをした。
「こ、……こんにちは〜。………………」
とりあえず、挨拶をした。
すると少女は、クイッと首を傾げた。
…言葉、喋れない?
「えっと……。あ、あなた、名前は?」
そっとお母さんが、少女に声をかける。
「………………?名前?」
おお、喋った。
少女は、ポツリと言った。
「……咲夜。」
………咲夜?
…ああ、それが彼女の名前、らしい。
素敵な名前。
と私は思う。
「捨て子かしらね。」
お母さんが、少女ーーー咲夜に向かって、手を伸ばす。
ーーすると、なんと、信じられない出来事が、起きた!
ブッ。
鈍い音がして、
ーーーー咲夜が消えた。
「「!!?」」
私とお母さんは、思わず目を見開いた。
咲夜が、消えてーー。
………なんと、後ろに現れた。
そう、彼女は能力を持っていたのだ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
咲夜は、能力を持っているため、忌み嫌われ、捨てられたらしい。
ーーちなみにその能力は、時間を止めることらしいのだ。
さすがにこれは、私もお母さんも驚いた。
まあ、幻想郷だから、ありえなくはないが。
「……にしても、捨て子かぁ。」
私は、つぶやき、咲夜の顔を覗く。
あらまあ綺麗な顔立ちだこと。
本当、その夜色の瞳は、一度見たら忘れられないほど綺麗で、また顔立ちも綺麗なのだ。
トモダチ。
そんな言葉が浮かんだ…のはなぜだろう?
気がつくと私は、咲夜の肩を掴み、
「ねぇ、私がトモダチになってあげようか?」
と言っていたーーー。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ーーーそれから咲夜は、私のかけがえのない友達になった。
お母さんが、一緒に住むのを許してくれたから。
咲夜は打ち解けてくれ、その綺麗な顔で、笑ってくれた。
私達は、それぞれかけがえのない存在になり、二人で過ごす時間は、かけがえのない時間となった。
修行しまくる毎日から解放され、私は、幸せだった。
一方で咲夜も、忌み嫌われていたことが嘘のように、幸せそうだった。
ーーーーーでも。
やっぱ、私達が幸せになることが許されないのか。
私と咲夜は引き裂かれた。
………………誰に?
………………………お母さんに。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「霊夢。将来博麗の巫女になるあなたは、今この時期に、幸せを知ってはいけないの。」
ーーーいきなりそう、お母さんに言われた。
ーーー信じられなかった。
お母さんが、そんなこというなんて。
そして。
そして、そしてーーーーーー。
ワタシタチハコトバドオリ、ヒキサカレタ。
私は、前通り、修行尽くしの毎日に、
咲夜は捨て子として、
元に戻された。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
………そんなことがあって、
お母さんが死んで、
私が博麗の巫女になった。
紫が、お母さんの代わりのように、戦いを教えてくれて、
ある程度強くなった、私。
咲夜のことは、忘れた。
ーーーーーーーーー異変が起きた。
幻想郷の空が、真っ赤に染まった。
私は、原因であろう『紅魔館』に向かった。
門番を倒し、魔法使いとその司書を倒してーーー。
ーーーーーー再会したのだ。
紅魔館のメイド長となっていたーー
咲夜に。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
異変が解決してーーー。
私達は、また………、
親友に、なったんだよね。
特に私と咲夜なんて、赤と青というところでも真反対。
でも、親友だ。
どうかしてるくらい仲がいい。
気になるでしょ?
私が話してあげるよ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「いい?これは、こうやって、で、これはこう………。」
ーーお母さんが丁寧に、私に戦いを教えてくれる。
………………。
………私は5歳だ。
普通の子はこんな修行しないと思う。
でも、将来博麗の巫女になるため、私は修行をしなくてはならない。
「はぁ……。」
正直言って、いやである。
(………意味わかんない。どうして、私だけ…。)
私は心の中で思う。
(お母さんのクソババア!)
ギッとお母さんを睨む。
でも、お母さんは気づかぬふりをして、
「さあ!もっとやるわよ!」
と、元気よく叫ぶ。
(バッカじゃないの!?)
…ほんと、いい加減にして! 私はお母さんに聞こえない声で呟く。
はぁ、はやく、こんな修行終われ。
ーーと私が思った、そんな時だった。
「………………あら?」
お母さんが手を止め、視線がある方向にいく。
(…?)
私も、その方向に目を向ける。
………と、そこには。
ーーー少女が1人、いた。
「………え?」
同じ歳くらいの、可愛らしい少女。
サラサラの銀髪に、吸い込まれそうな夜色の瞳。
少女は、パチクリ、と瞬きをした。
「こ、……こんにちは〜。………………」
とりあえず、挨拶をした。
すると少女は、クイッと首を傾げた。
…言葉、喋れない?
「えっと……。あ、あなた、名前は?」
そっとお母さんが、少女に声をかける。
「………………?名前?」
おお、喋った。
少女は、ポツリと言った。
「……咲夜。」
………咲夜?
…ああ、それが彼女の名前、らしい。
素敵な名前。
と私は思う。
「捨て子かしらね。」
お母さんが、少女ーーー咲夜に向かって、手を伸ばす。
ーーすると、なんと、信じられない出来事が、起きた!
ブッ。
鈍い音がして、
ーーーー咲夜が消えた。
「「!!?」」
私とお母さんは、思わず目を見開いた。
咲夜が、消えてーー。
………なんと、後ろに現れた。
そう、彼女は能力を持っていたのだ。
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咲夜は、能力を持っているため、忌み嫌われ、捨てられたらしい。
ーーちなみにその能力は、時間を止めることらしいのだ。
さすがにこれは、私もお母さんも驚いた。
まあ、幻想郷だから、ありえなくはないが。
「……にしても、捨て子かぁ。」
私は、つぶやき、咲夜の顔を覗く。
あらまあ綺麗な顔立ちだこと。
本当、その夜色の瞳は、一度見たら忘れられないほど綺麗で、また顔立ちも綺麗なのだ。
トモダチ。
そんな言葉が浮かんだ…のはなぜだろう?
気がつくと私は、咲夜の肩を掴み、
「ねぇ、私がトモダチになってあげようか?」
と言っていたーーー。
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ーーーそれから咲夜は、私のかけがえのない友達になった。
お母さんが、一緒に住むのを許してくれたから。
咲夜は打ち解けてくれ、その綺麗な顔で、笑ってくれた。
私達は、それぞれかけがえのない存在になり、二人で過ごす時間は、かけがえのない時間となった。
修行しまくる毎日から解放され、私は、幸せだった。
一方で咲夜も、忌み嫌われていたことが嘘のように、幸せそうだった。
ーーーーーでも。
やっぱ、私達が幸せになることが許されないのか。
私と咲夜は引き裂かれた。
………………誰に?
………………………お母さんに。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「霊夢。将来博麗の巫女になるあなたは、今この時期に、幸せを知ってはいけないの。」
ーーーいきなりそう、お母さんに言われた。
ーーー信じられなかった。
お母さんが、そんなこというなんて。
そして。
そして、そしてーーーーーー。
ワタシタチハコトバドオリ、ヒキサカレタ。
私は、前通り、修行尽くしの毎日に、
咲夜は捨て子として、
元に戻された。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
………そんなことがあって、
お母さんが死んで、
私が博麗の巫女になった。
紫が、お母さんの代わりのように、戦いを教えてくれて、
ある程度強くなった、私。
咲夜のことは、忘れた。
ーーーーーーーーー異変が起きた。
幻想郷の空が、真っ赤に染まった。
私は、原因であろう『紅魔館』に向かった。
門番を倒し、魔法使いとその司書を倒してーーー。
ーーーーーー再会したのだ。
紅魔館のメイド長となっていたーー
咲夜に。
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異変が解決してーーー。
私達は、また………、
親友に、なったんだよね。
そそわに締め切りなんてものはないんだからわけわからん言い訳
胸糞じゃん。
良い話でした!ありがとう!
多けりゃ良いってもんでもない。
あと、負の感情の表現が拙いのでそこ要推敲。
期待してるよ。
ナイトちゃんだよね?
とても面白かったです。
頑張って下さい。
もう少し霊夢と咲夜の掛け合いがあっても良いかなと思いました。
これからも頑張ってね。