これは「血でしか存在を表せない妖怪」と「血でしか物を判断をできない少女」の物語
私は一人だ。
突然のヨーロッパと中国の争いに怯えていることしかできなかった。父は戦地に、母は遠くまで仕事に駆り出され、どちらの消息も立たれた。
もうまともに、何ヶ月も何も食べてはいない。食べ物を探しに行くほどの体力もないほどだ。ただ家の中で隠れて生き延びるしかできなかった。だかそれも今日まで、すぐそこ1キロと離れていない場所で。ヨーロッパと中国の激突が始まったのだ。
見つかるとどんな目に合うのだろうか・・・想像もしたくなくなり、することもなく私は眠りについた。
私は一人だ。
ただの門番妖怪なのに、主に政府へと売り込まれ、ただの兵器として取り扱われた。
この力はある程度の戦況ならひっくり返せる。そういう事で執拗に用いられた。私もこの力のおかげで食事やらの生活ができるのだから、さほど嫌がるでもなく毎回死体の山をいくつも積んでいた。
だが今回はそう簡単にいかなかった。聞くには聞いていたがあちら、ヨーロッパ側にも強力な兵器がいた。「紅の悪魔」そう呼ばれていた。
右手首、左脇腹をもぎ取られた。こちらからは左腕をもぎ取ってやったが、このままではそのうち倒れてしまう。近くの民家にでも転がり込もうと思って。一つの戸を叩いた。
コンコン・・・
「誰かいませんか・・・手当・て・を・・」
コンコン・・・コンコン・・・
だめだこのままでは・・・と思うのだがもう体が動かなかった。そのままそこに倒れた___________
家の前でなにか物音がした。警戒しながら戸を少し開けて窺うと一人の女が倒れていた。
「だれ・・・」
私が恐る恐る聞くと、
「?・・・************?いやこの言葉なら通じる?」
「え?」
私は驚愕した、ここはフランス、当然フライス語が公用語である。が目の前の女の人は、よくわからない言語の後に、日本語を話したのだ、私が六歳まで過ごした国、日本の言葉を・・・
「日本人・・・?」
「いえ・・・中国人です・・・」
そこまで言うと女の人は意識を落とした。よくみるとものすごいどころの傷ではない。とりあえず家の中にいれ治療することにした。
思えばそこからだったのか、私たちの出会いは。
私は一人だ。
突然のヨーロッパと中国の争いに怯えていることしかできなかった。父は戦地に、母は遠くまで仕事に駆り出され、どちらの消息も立たれた。
もうまともに、何ヶ月も何も食べてはいない。食べ物を探しに行くほどの体力もないほどだ。ただ家の中で隠れて生き延びるしかできなかった。だかそれも今日まで、すぐそこ1キロと離れていない場所で。ヨーロッパと中国の激突が始まったのだ。
見つかるとどんな目に合うのだろうか・・・想像もしたくなくなり、することもなく私は眠りについた。
私は一人だ。
ただの門番妖怪なのに、主に政府へと売り込まれ、ただの兵器として取り扱われた。
この力はある程度の戦況ならひっくり返せる。そういう事で執拗に用いられた。私もこの力のおかげで食事やらの生活ができるのだから、さほど嫌がるでもなく毎回死体の山をいくつも積んでいた。
だが今回はそう簡単にいかなかった。聞くには聞いていたがあちら、ヨーロッパ側にも強力な兵器がいた。「紅の悪魔」そう呼ばれていた。
右手首、左脇腹をもぎ取られた。こちらからは左腕をもぎ取ってやったが、このままではそのうち倒れてしまう。近くの民家にでも転がり込もうと思って。一つの戸を叩いた。
コンコン・・・
「誰かいませんか・・・手当・て・を・・」
コンコン・・・コンコン・・・
だめだこのままでは・・・と思うのだがもう体が動かなかった。そのままそこに倒れた___________
家の前でなにか物音がした。警戒しながら戸を少し開けて窺うと一人の女が倒れていた。
「だれ・・・」
私が恐る恐る聞くと、
「?・・・************?いやこの言葉なら通じる?」
「え?」
私は驚愕した、ここはフランス、当然フライス語が公用語である。が目の前の女の人は、よくわからない言語の後に、日本語を話したのだ、私が六歳まで過ごした国、日本の言葉を・・・
「日本人・・・?」
「いえ・・・中国人です・・・」
そこまで言うと女の人は意識を落とした。よくみるとものすごいどころの傷ではない。とりあえず家の中にいれ治療することにした。
思えばそこからだったのか、私たちの出会いは。
長くても全然いいんで繋げてもらえるとありがたいです。
ヨーロッパ連合ってことでしょうか?第三次世界大戦みたいな設定でしょうか?
ただその場合、未来の話になっちゃうのに、過去の話臭がするんですよ。
それと、話を区切るのが短すぎるので、評価が難しいです。