【注意事項とお願い】
*この作品には作者の捏造設定が沢山あります。
*文章力は絶望的にありません。如何する事も出来ません
*突っ込み所は仏心で見逃して下い。お願いします
*誤字脱字があるだろうな…ヤッパリ
紅魔館の門番長こと紅美鈴は、自室の寝床で目を覚ますと、大きく伸びをしてからゆっくりと
身を起して相当眠そうな寝惚け眼で時計を見た。
「……お腹が空いた……でも九時だし食堂閉まっちゃてるな……」
美鈴はガックリとうだなれた。
紅魔館の食堂は、六時三十分から八時で終わってしまう。何時もは六時に起きて朝食を食堂で
食べているいる美鈴だが、今日は勤務シフトから外れていてお休みであっため、ウッカリ寝過
ごしてしまい朝食を食べ損なってしまった。
無論、食堂に行って頼んだら何か作ってくれるだろうが、美鈴としては朝食の後片付けや、昼
食の準備などで忙しい厨房を担当している妖精メイド達に、迷惑をかけてしまうので、したく
なかった。
「……仕方が無い、自分で何か作るか……」
美鈴は大きな欠伸をして寝床から出ると、半分閉じかかった目を擦りながら簡素な木の椅子に
かかっていた、白いエプロンを身に着けて、朝食を作るべく食材を探しはじめた
美鈴が身に着けたエプロンは、何故か白いフリフリが沢山付いた可愛らしい物だった。
美鈴は紅魔館を外敵から守ると言う過酷な仕事をしている外勤メイド、通称「門番隊」を指揮
する門番長を勤めてるためか、無骨粗忽なイメージがあってその様な可愛らしい物に興味が無
いように思われていたので、その様な可愛らしいエプロンを持っているのは少し以外かも知れ
ない。
因みに、紅魔館で食事を作る事が出来る所は、紅魔館の妖精メイド達が食事をする食堂の厨
房と、主に紅魔館の主やその友人やゲストのために、食事を作る専用の厨房がある。
その他にも門番隊の詰所に、簡単な調理場が用意されている。
さらに、美鈴の様に自室に簡単な調理場を持っている者が、紅魔館に極僅かであるが居たりする。
そして、何故か分からないが紅魔館の主、レミリア・スカーレットの妹、フランドール・スカー
レットの部屋にも、一般家庭に在る様なまともな調理場があったりする。
フランドールの部屋は地下室に在るため、換気や防火対策や何やらで、作るのに物凄く苦労し
たそうだ。
無論、フランドールの部屋に調理場を作るにあたり、色々とひと悶着あったが、割愛する
決してレミリアがフランドールに、フランドールの下着を対価として要求する事などしていない。
勿論、フランドールも泣く泣く、自分のドロワーズやを自分の姉に献上すると言うことなどして
いない。していないと言ったらしていない。
きっとフランドールが「お料理の勉強をして、お姉様に美味しい料理を食べさして上げたい」と
か何とか言ったので、レミリアは感動のあまり思わず許可してしまったに違いない
閑話休題。
美鈴は未だ寝惚けてハッキリしない頭で、卵粥を作ろうかと米と卵を取り出したとき、部屋のド
アがノックされて、続けて「美鈴、起きてる?」と遠慮がちな声が聞こえたので、美鈴は米と卵
を台の上に置くと寝惚けた状態のままドアを開けた。
ドアの向こうには紅魔館のメイド長こと十六夜咲夜がいた。
咲夜は今日、レミリアの執務室の掃除をする事になったので、執務室の家具を動かす必要性に迫
られたのだが、生憎と紅魔館のメイドの大半は非力な妖精たちが殆どで、重量のある家具の移動
は少々キツイものがあった。数を頼みに移動する方法もあるが、かえって危ないので、紅魔館で
働いている者で最も力のある美鈴に頼みに来たのだが、今日は美鈴はシフトから外れていてお休
みなので、咲夜としては仕事の手伝いを頼むのは、少々気が引けていた。
しかし、美鈴に手伝って貰わないと重量物の家具の移動に時間がかかって、掃除が進まないので
仕方なく、手伝いを頼みに美鈴の部屋を訪ねてきたのだった。
「美鈴、休日の日に悪いんだけど……ちょっと手伝ってもらいたい事があって……」
咲夜はドアを開けて出て来た美鈴のその姿に驚いて硬直してしまった。
「咲夜さん……?」
美鈴は咲夜が、突然硬直して押し黙ってしまったので声を掛けてみた。その直後、咲夜の鼻から大
量の鼻血を垂れ流し、おまけに「ゴフッ!!」と、口から大量の血を吐き出して崩れ落ちるように
倒れた。
「ちょ……如何したんです!?咲夜さん!?咲夜さん!!」
突然大量の血を鼻と口から垂れ流して倒れた咲夜に驚いて目が覚めた美鈴は、倒れた咲夜を抱き起こ
すと叫んだ。
「何事ですか!?」
「美鈴様!!メイド長、如何されたんですか!?」
「メイド長が如何されたんです!?」
付近で掃除していた妖精メイド達や、回収した洗濯物を運んでいた洗濯担当の妖精メイド達が、
美鈴の突然の大声に驚いて大勢駆け寄ってきた。そして、駆け寄ってきた妖精メイド達は美鈴の
姿を見るや否や一様に目見開いて硬直した。
「……?」
美鈴が硬直している妖精メイド達の様子に疑問を持って数瞬後、形容しがたい物凄い異変が起こ
った!!
鼻血を噴出して飛び上がって、廊下の天井に頭が突き刺さる奴が出たかと思えば、鼻血を噴出した
勢いで廊下を水平飛行する奴が出たり、鼻血の勢いで後方に引っ繰り返って後頭部強打して気絶す
る奴がでたり思えば、鼻血の勢いで人間大車輪ならぬ妖精メイド大車輪化し転がっていく奴噴出し
た鼻血を止め様として手で鼻を押さえたら行き場を失った血潮を口から噴出させる奴や、メイド長
と同じ様に鼻血を出して崩れ落ちるように倒れる奴など、阿鼻叫喚の様子となった。
美鈴はその様子を呆気に取られて見ていたが、何故か体全体がやけにスースーする事に気が付いた。
「まさか……」
美鈴は恐る恐る自分の身体を見た……
全裸であった。スッポンポンであった。スッパだった。テンコーしていた。そんでもって、フリル
が沢山ついた白いエプロンしか身に着けていなかった。つまり……俗に言う……
『裸エプロン』
だった。
因みに、何故か靴下はシッカリと履いていた。
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」
美鈴は自分の姿を確認するやいなや、顔から火を噴くんじゃないかと思うほど顔を真っ赤にし
て、声にならない悲鳴を上げた。そして、抱えていた咲夜を放り出して、自室に飛び込む様に
入るとドアを閉めて鍵を掛けた。
その際「ゴシャッ」と鈍い音がドアの外から聞こえて来たが、気にしなかった。
「ま、不味い事になった。ど、如何しよう……」
美鈴はその場に蹲ると、何故こんな恥ずかしい姿になっているのか必死に考えた。
(……そうだ!!昨日、次の日はお休みだからと、色んな仕事を手伝ったり、何時も多忙な
咲夜さんにマッサージとかしたりしたら、思いのほか疲れてしまって、お風呂に入った後、
寝る為に寝間着に着替えようと服と下着を脱いで………………)
其処からの記憶が無い……おそらく疲れから来る眠気に耐えかねて、寝てしまったのだろう。
現に寝床の周りには、何時も着ている緑色の服と下着が脱ぎ散らかしてあった。
「そそそ、そうだ!今は兎に角服を着ないと!!」
脱ぎ散かしてある服を見た美鈴は、エプロンを外すと大急ぎで下着と何時もの服を着込んだ。
服を着たことで少し落ち着いたのかホッと一息つくと、今度は何故か恥かしさから赤くして
いた顔を急速に青くしていった。
「不味い……非常に不味い……こっ、この事が知られたら、おっ、お仕置きが……何とかし
ないと……」
美鈴が如何し様かとオロオロしてるうちに、ドアの外では「美鈴様が咲夜様を裸エプロンで出
迎えて……」と色んな好き勝手な噂話が始まっていた。他にも「私も見たかったー!!」と悔し
そうな声まで聞こえた気がした……
「はははははははは……終わった……」
美鈴は、次第に大きくなって行く騒ぎに打つ手を無くし(と、言うか初めから無い)真っ青にな
った顔で絶望的に呟いた。
その後、数日間、湖…特に紅魔館周辺の水が赤く染まると言う現象が起こった。
その事に気が付いた、楽園の素敵な巫女こと博麗霊夢と、普通の魔法使いこと霧雨魔理沙が「異
変か?」と前者は巫女としての義務として、後者は面白そうな事が起こったと野次馬根性で、そ
して日々、文々。新聞のネタを捜して、幻想郷最速で探し回る伝統の幻想ブン屋こと烏天狗の
射命丸文 が紅魔館にやって来た。そして、其処で見たものは………
物凄く良い顔で、大量の鼻血と吐血を出して気絶しているメイド長の十六夜咲夜と妖精メイドと
「私も……私も……見たかったーー!!」と、これまた大量の血涙を流している大勢の妖精メイド
達と紅魔館の主のレミリア・スカーレットだった。
それらの大量の血や血涙が集まって川となって湖に流れ込み、湖、特に紅魔館周辺の水を赤く染上
げていたのだった。
因みに鼻血を出している者の中には「何故!?何故あのときカメラを持っていなかったんだ!!」
と血涙を流している者も居たりした。
そして、霊夢達が何が起こったのか?何が源因なのかと聞いてから間も無くして………
霊夢と魔理沙と文の血涙が血の川に加わった。
実は美鈴のファンは幻想郷に大勢居て、美鈴の写真は売り出されるや否や直に完売するほど、特
に寝顔の写真は高値で取引されてるほど。そして、霊夢と魔理沙は隠れ大ファンだったりする。
因みに文は「何故、その時居なかったのか!!特ダネ中の特ダネだったのにーーーー!!」と血
涙を流しながら、頭を壁に打ち付けて号泣していた。
で、当の本人、紅美鈴はと言うと
「捜さないで下さい」
と、書置きを残して紅魔館から失踪していた。
はずだったが、美鈴は紅魔館内部に居た。それも、地下に在るフランドール・スカーレットの部
屋の中に居た。
美鈴は、ほとぼりが冷めるまで紅魔館から逃げ様としたが、騒ぎを聞きつけて出て来たフランに
捕まって、フランの部屋に連れ込まれたのである。そして、フランのベッドでフランからマッサ
ージを受けていた。全裸で。
そして、何故か息も絶え絶えだった。
「フ、フラン……フラン……様、ほ……本当に……も、申し訳ありませんで……した。も、もう
十分に……反省しましたから……もう……許して……下さい……」
「めーりん……私と約束したよね?確かにしたよね?めーりんの『裸エプロン』を見て良いのは、
私だけだと、約束したよね?しかも『紅美鈴の名に誓って』とか言ってまで約束したよね?なの
に何故、咲夜や妖精メイド達に見せたのかな?私との誓いはそんなに軽いものだったのかな?」
「だ、だから……それは事故でして……ワザとでは……無いのですと……先ほどから何度も……」
「ふーん……じゃあ、何故自分の部屋でワザワザそんなカッコをする必要があったのかな?誰かが
覗いたりする可能性のあるところで?どうして?」
「だから、それはそのう……寝惚たからだと何度も……お願いです……もう後生で……すから許し
て下さい……」
「どうしようかな~」
レミリアが起こした異変以降、フランは紅魔館内部なら自由に動ける様になり、以前から好意を持
っていた美鈴と急速に仲良くなって、密かに付き合い始めた。
今ではベッドの上で「レスリング」や寝技限定の「柔道」とかするまで仲良くなった。
そうしたら、フランが何処から情報を仕入れて来たのか、美鈴に「裸エプロン」を要求して来たため、
レミリアの許可をもらってフランの部屋に調理場を作ったのだ。そして、カモフラージュの為にフラ
ンは必死に料理の練習をしたのである。そりゃもう必死に…さらに、自分の料理を「美味しい」と美
鈴に喜んでもらうためでもあるが……
まぁ、そんな訳で初めて美鈴が「裸エプロン」になったとき、フランが美鈴に「他の連中にはそのカ
ッコ見せないでね」と言ったので、美鈴は「当然です。こんなカッコを見せるのは、フラン様だけで
す。紅美鈴の名に誓って」と誓いまでしたのだが……
事故でその姿をフラン以外に見られてしまい、美鈴は意外と嫉妬深く独占欲の強いフランからマッサ
ージを受けていたのである。
その際、フランはフォーオブアカインドで、四人になって交代しながら、ときには四人一編に美鈴
にマッサージを12時間以上もぶっ続けで行っていたのである。
実はフランはマッサージの達人だったりする。なにせ、495年間も地下に幽閉されていたフランは暇
潰しにマッサージを覚えた。
ただ覚えるだけでは面白くないので、如何すればもっと気持ち良くなるためには、如何すれば良いの
かと、フォーオブアカインドで四人に分裂して、分身にマッサージをしたり、させたりと非常に長い
間色々と研究していたので腕前は一級である。
なお、フランが好んでマッサージをして上げるのは、美鈴だけである。と、言うか美鈴以外しない。
その際、あまりの気持ち良さに、気分が高揚して、どこと無く艶っぽい声を上げたり、息が荒くなっ
て汗を大量にかいたり、粘性のある液体を出したりするが、如何と言う事は無い。鼻水や唾液だって
粘性はあるんだから、気にしてはいけない。
時には体を痙攣させて声を上げる事があるが、気持ち良過ぎての事であり気にしてはいけない。
ただ、フランは門番の仕事とかで疲れているであろう美鈴に、マッサージを施しているだけなのだか
ら、気にしてはいけないのである。全く疲れてない時もマッサージをして上げる事がよくあるが、大
した事では無い。
因みにマッサージをするときは、2人とも何故か全裸である。
「美鈴、解かったね?本当によく解かったね?」
「ハイ、良く……解かりました……もう二度と……あのような事は……いたしません……」
美鈴の言葉に、フランはニッコリと微笑むと美鈴の体に圧し掛かった。
「今度は絶対に忘れないでね(ハート)」
「は……い……フラン様……」
「じゃぁ、美鈴に御褒美を上げないとね。と、いうわけでマッサージ再開ーー」
「エッ?そんな……アッ……ソコは……チョッ……アッ……アーーーーーーーーーーーーーー!!」
フランのマッサージが終了したのは、更に12時間以上も経ってからであった。
*この作品には作者の捏造設定が沢山あります。
*文章力は絶望的にありません。如何する事も出来ません
*突っ込み所は仏心で見逃して下い。お願いします
*誤字脱字があるだろうな…ヤッパリ
紅魔館の門番長こと紅美鈴は、自室の寝床で目を覚ますと、大きく伸びをしてからゆっくりと
身を起して相当眠そうな寝惚け眼で時計を見た。
「……お腹が空いた……でも九時だし食堂閉まっちゃてるな……」
美鈴はガックリとうだなれた。
紅魔館の食堂は、六時三十分から八時で終わってしまう。何時もは六時に起きて朝食を食堂で
食べているいる美鈴だが、今日は勤務シフトから外れていてお休みであっため、ウッカリ寝過
ごしてしまい朝食を食べ損なってしまった。
無論、食堂に行って頼んだら何か作ってくれるだろうが、美鈴としては朝食の後片付けや、昼
食の準備などで忙しい厨房を担当している妖精メイド達に、迷惑をかけてしまうので、したく
なかった。
「……仕方が無い、自分で何か作るか……」
美鈴は大きな欠伸をして寝床から出ると、半分閉じかかった目を擦りながら簡素な木の椅子に
かかっていた、白いエプロンを身に着けて、朝食を作るべく食材を探しはじめた
美鈴が身に着けたエプロンは、何故か白いフリフリが沢山付いた可愛らしい物だった。
美鈴は紅魔館を外敵から守ると言う過酷な仕事をしている外勤メイド、通称「門番隊」を指揮
する門番長を勤めてるためか、無骨粗忽なイメージがあってその様な可愛らしい物に興味が無
いように思われていたので、その様な可愛らしいエプロンを持っているのは少し以外かも知れ
ない。
因みに、紅魔館で食事を作る事が出来る所は、紅魔館の妖精メイド達が食事をする食堂の厨
房と、主に紅魔館の主やその友人やゲストのために、食事を作る専用の厨房がある。
その他にも門番隊の詰所に、簡単な調理場が用意されている。
さらに、美鈴の様に自室に簡単な調理場を持っている者が、紅魔館に極僅かであるが居たりする。
そして、何故か分からないが紅魔館の主、レミリア・スカーレットの妹、フランドール・スカー
レットの部屋にも、一般家庭に在る様なまともな調理場があったりする。
フランドールの部屋は地下室に在るため、換気や防火対策や何やらで、作るのに物凄く苦労し
たそうだ。
無論、フランドールの部屋に調理場を作るにあたり、色々とひと悶着あったが、割愛する
決してレミリアがフランドールに、フランドールの下着を対価として要求する事などしていない。
勿論、フランドールも泣く泣く、自分のドロワーズやを自分の姉に献上すると言うことなどして
いない。していないと言ったらしていない。
きっとフランドールが「お料理の勉強をして、お姉様に美味しい料理を食べさして上げたい」と
か何とか言ったので、レミリアは感動のあまり思わず許可してしまったに違いない
閑話休題。
美鈴は未だ寝惚けてハッキリしない頭で、卵粥を作ろうかと米と卵を取り出したとき、部屋のド
アがノックされて、続けて「美鈴、起きてる?」と遠慮がちな声が聞こえたので、美鈴は米と卵
を台の上に置くと寝惚けた状態のままドアを開けた。
ドアの向こうには紅魔館のメイド長こと十六夜咲夜がいた。
咲夜は今日、レミリアの執務室の掃除をする事になったので、執務室の家具を動かす必要性に迫
られたのだが、生憎と紅魔館のメイドの大半は非力な妖精たちが殆どで、重量のある家具の移動
は少々キツイものがあった。数を頼みに移動する方法もあるが、かえって危ないので、紅魔館で
働いている者で最も力のある美鈴に頼みに来たのだが、今日は美鈴はシフトから外れていてお休
みなので、咲夜としては仕事の手伝いを頼むのは、少々気が引けていた。
しかし、美鈴に手伝って貰わないと重量物の家具の移動に時間がかかって、掃除が進まないので
仕方なく、手伝いを頼みに美鈴の部屋を訪ねてきたのだった。
「美鈴、休日の日に悪いんだけど……ちょっと手伝ってもらいたい事があって……」
咲夜はドアを開けて出て来た美鈴のその姿に驚いて硬直してしまった。
「咲夜さん……?」
美鈴は咲夜が、突然硬直して押し黙ってしまったので声を掛けてみた。その直後、咲夜の鼻から大
量の鼻血を垂れ流し、おまけに「ゴフッ!!」と、口から大量の血を吐き出して崩れ落ちるように
倒れた。
「ちょ……如何したんです!?咲夜さん!?咲夜さん!!」
突然大量の血を鼻と口から垂れ流して倒れた咲夜に驚いて目が覚めた美鈴は、倒れた咲夜を抱き起こ
すと叫んだ。
「何事ですか!?」
「美鈴様!!メイド長、如何されたんですか!?」
「メイド長が如何されたんです!?」
付近で掃除していた妖精メイド達や、回収した洗濯物を運んでいた洗濯担当の妖精メイド達が、
美鈴の突然の大声に驚いて大勢駆け寄ってきた。そして、駆け寄ってきた妖精メイド達は美鈴の
姿を見るや否や一様に目見開いて硬直した。
「……?」
美鈴が硬直している妖精メイド達の様子に疑問を持って数瞬後、形容しがたい物凄い異変が起こ
った!!
鼻血を噴出して飛び上がって、廊下の天井に頭が突き刺さる奴が出たかと思えば、鼻血を噴出した
勢いで廊下を水平飛行する奴が出たり、鼻血の勢いで後方に引っ繰り返って後頭部強打して気絶す
る奴がでたり思えば、鼻血の勢いで人間大車輪ならぬ妖精メイド大車輪化し転がっていく奴噴出し
た鼻血を止め様として手で鼻を押さえたら行き場を失った血潮を口から噴出させる奴や、メイド長
と同じ様に鼻血を出して崩れ落ちるように倒れる奴など、阿鼻叫喚の様子となった。
美鈴はその様子を呆気に取られて見ていたが、何故か体全体がやけにスースーする事に気が付いた。
「まさか……」
美鈴は恐る恐る自分の身体を見た……
全裸であった。スッポンポンであった。スッパだった。テンコーしていた。そんでもって、フリル
が沢山ついた白いエプロンしか身に着けていなかった。つまり……俗に言う……
『裸エプロン』
だった。
因みに、何故か靴下はシッカリと履いていた。
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」
美鈴は自分の姿を確認するやいなや、顔から火を噴くんじゃないかと思うほど顔を真っ赤にし
て、声にならない悲鳴を上げた。そして、抱えていた咲夜を放り出して、自室に飛び込む様に
入るとドアを閉めて鍵を掛けた。
その際「ゴシャッ」と鈍い音がドアの外から聞こえて来たが、気にしなかった。
「ま、不味い事になった。ど、如何しよう……」
美鈴はその場に蹲ると、何故こんな恥ずかしい姿になっているのか必死に考えた。
(……そうだ!!昨日、次の日はお休みだからと、色んな仕事を手伝ったり、何時も多忙な
咲夜さんにマッサージとかしたりしたら、思いのほか疲れてしまって、お風呂に入った後、
寝る為に寝間着に着替えようと服と下着を脱いで………………)
其処からの記憶が無い……おそらく疲れから来る眠気に耐えかねて、寝てしまったのだろう。
現に寝床の周りには、何時も着ている緑色の服と下着が脱ぎ散らかしてあった。
「そそそ、そうだ!今は兎に角服を着ないと!!」
脱ぎ散かしてある服を見た美鈴は、エプロンを外すと大急ぎで下着と何時もの服を着込んだ。
服を着たことで少し落ち着いたのかホッと一息つくと、今度は何故か恥かしさから赤くして
いた顔を急速に青くしていった。
「不味い……非常に不味い……こっ、この事が知られたら、おっ、お仕置きが……何とかし
ないと……」
美鈴が如何し様かとオロオロしてるうちに、ドアの外では「美鈴様が咲夜様を裸エプロンで出
迎えて……」と色んな好き勝手な噂話が始まっていた。他にも「私も見たかったー!!」と悔し
そうな声まで聞こえた気がした……
「はははははははは……終わった……」
美鈴は、次第に大きくなって行く騒ぎに打つ手を無くし(と、言うか初めから無い)真っ青にな
った顔で絶望的に呟いた。
その後、数日間、湖…特に紅魔館周辺の水が赤く染まると言う現象が起こった。
その事に気が付いた、楽園の素敵な巫女こと博麗霊夢と、普通の魔法使いこと霧雨魔理沙が「異
変か?」と前者は巫女としての義務として、後者は面白そうな事が起こったと野次馬根性で、そ
して日々、文々。新聞のネタを捜して、幻想郷最速で探し回る伝統の幻想ブン屋こと烏天狗の
射命丸文 が紅魔館にやって来た。そして、其処で見たものは………
物凄く良い顔で、大量の鼻血と吐血を出して気絶しているメイド長の十六夜咲夜と妖精メイドと
「私も……私も……見たかったーー!!」と、これまた大量の血涙を流している大勢の妖精メイド
達と紅魔館の主のレミリア・スカーレットだった。
それらの大量の血や血涙が集まって川となって湖に流れ込み、湖、特に紅魔館周辺の水を赤く染上
げていたのだった。
因みに鼻血を出している者の中には「何故!?何故あのときカメラを持っていなかったんだ!!」
と血涙を流している者も居たりした。
そして、霊夢達が何が起こったのか?何が源因なのかと聞いてから間も無くして………
霊夢と魔理沙と文の血涙が血の川に加わった。
実は美鈴のファンは幻想郷に大勢居て、美鈴の写真は売り出されるや否や直に完売するほど、特
に寝顔の写真は高値で取引されてるほど。そして、霊夢と魔理沙は隠れ大ファンだったりする。
因みに文は「何故、その時居なかったのか!!特ダネ中の特ダネだったのにーーーー!!」と血
涙を流しながら、頭を壁に打ち付けて号泣していた。
で、当の本人、紅美鈴はと言うと
「捜さないで下さい」
と、書置きを残して紅魔館から失踪していた。
はずだったが、美鈴は紅魔館内部に居た。それも、地下に在るフランドール・スカーレットの部
屋の中に居た。
美鈴は、ほとぼりが冷めるまで紅魔館から逃げ様としたが、騒ぎを聞きつけて出て来たフランに
捕まって、フランの部屋に連れ込まれたのである。そして、フランのベッドでフランからマッサ
ージを受けていた。全裸で。
そして、何故か息も絶え絶えだった。
「フ、フラン……フラン……様、ほ……本当に……も、申し訳ありませんで……した。も、もう
十分に……反省しましたから……もう……許して……下さい……」
「めーりん……私と約束したよね?確かにしたよね?めーりんの『裸エプロン』を見て良いのは、
私だけだと、約束したよね?しかも『紅美鈴の名に誓って』とか言ってまで約束したよね?なの
に何故、咲夜や妖精メイド達に見せたのかな?私との誓いはそんなに軽いものだったのかな?」
「だ、だから……それは事故でして……ワザとでは……無いのですと……先ほどから何度も……」
「ふーん……じゃあ、何故自分の部屋でワザワザそんなカッコをする必要があったのかな?誰かが
覗いたりする可能性のあるところで?どうして?」
「だから、それはそのう……寝惚たからだと何度も……お願いです……もう後生で……すから許し
て下さい……」
「どうしようかな~」
レミリアが起こした異変以降、フランは紅魔館内部なら自由に動ける様になり、以前から好意を持
っていた美鈴と急速に仲良くなって、密かに付き合い始めた。
今ではベッドの上で「レスリング」や寝技限定の「柔道」とかするまで仲良くなった。
そうしたら、フランが何処から情報を仕入れて来たのか、美鈴に「裸エプロン」を要求して来たため、
レミリアの許可をもらってフランの部屋に調理場を作ったのだ。そして、カモフラージュの為にフラ
ンは必死に料理の練習をしたのである。そりゃもう必死に…さらに、自分の料理を「美味しい」と美
鈴に喜んでもらうためでもあるが……
まぁ、そんな訳で初めて美鈴が「裸エプロン」になったとき、フランが美鈴に「他の連中にはそのカ
ッコ見せないでね」と言ったので、美鈴は「当然です。こんなカッコを見せるのは、フラン様だけで
す。紅美鈴の名に誓って」と誓いまでしたのだが……
事故でその姿をフラン以外に見られてしまい、美鈴は意外と嫉妬深く独占欲の強いフランからマッサ
ージを受けていたのである。
その際、フランはフォーオブアカインドで、四人になって交代しながら、ときには四人一編に美鈴
にマッサージを12時間以上もぶっ続けで行っていたのである。
実はフランはマッサージの達人だったりする。なにせ、495年間も地下に幽閉されていたフランは暇
潰しにマッサージを覚えた。
ただ覚えるだけでは面白くないので、如何すればもっと気持ち良くなるためには、如何すれば良いの
かと、フォーオブアカインドで四人に分裂して、分身にマッサージをしたり、させたりと非常に長い
間色々と研究していたので腕前は一級である。
なお、フランが好んでマッサージをして上げるのは、美鈴だけである。と、言うか美鈴以外しない。
その際、あまりの気持ち良さに、気分が高揚して、どこと無く艶っぽい声を上げたり、息が荒くなっ
て汗を大量にかいたり、粘性のある液体を出したりするが、如何と言う事は無い。鼻水や唾液だって
粘性はあるんだから、気にしてはいけない。
時には体を痙攣させて声を上げる事があるが、気持ち良過ぎての事であり気にしてはいけない。
ただ、フランは門番の仕事とかで疲れているであろう美鈴に、マッサージを施しているだけなのだか
ら、気にしてはいけないのである。全く疲れてない時もマッサージをして上げる事がよくあるが、大
した事では無い。
因みにマッサージをするときは、2人とも何故か全裸である。
「美鈴、解かったね?本当によく解かったね?」
「ハイ、良く……解かりました……もう二度と……あのような事は……いたしません……」
美鈴の言葉に、フランはニッコリと微笑むと美鈴の体に圧し掛かった。
「今度は絶対に忘れないでね(ハート)」
「は……い……フラン様……」
「じゃぁ、美鈴に御褒美を上げないとね。と、いうわけでマッサージ再開ーー」
「エッ?そんな……アッ……ソコは……チョッ……アッ……アーーーーーーーーーーーーーー!!」
フランのマッサージが終了したのは、更に12時間以上も経ってからであった。
同志! おぉ、同志よ!!
貴殿の紳士っぷり、しかと見届けたり!
「フランドール×美鈴」こそが至高のカップリングだと世に知らしめてやろうぞ。
取り合えず、良くも悪くもこの幻想郷はもう駄目だwwww
でも見たかった
ところで改行のせいですこし読みにくかったです
それにつけても見たかった
情熱、パッション、欲望、そういうのに素直な点も良い点。
文章力と構成力はまだまだ改善の余地はあるが、素直な気持ちで書き続ければ、いずれは上達するんじゃないかな。
期待値もこめてこの点数で。
美鈴の裸エプロン…目に入ったら爆裂徹甲弾でも喰らった様に卒倒しますな。次のお話にも期待してます。
下着は替えなかったんで?
寝惚けてたとか、替えを取りに行くのが面倒かった(タオルは備え付け?)とか?
あ、話自体は面白かったです
ただ、鼻血の理由は直ぐに分かってしまいましたが
(フランちゃんの部分が無かったら、ちとつまらなかったかな
>フラメイだと?
>同志! おぉ、同志よ!!
自分はどちらかと言うと「メイフラ」何ですが「フラメイ」も当然いけます。
と、言うわけで、今回はフランちゃんに攻めに回ってもらいましたw
実は初めは「咲夜×美鈴」だったんでが、某動画サイトでメイフラ動画を見た
瞬間、鞍替えしました。そりゃもうキッチリキッパリとw
>10
>取り合えず、良くも悪くもこの幻想郷はもう駄目だwwww
幻想郷は紅魔館を中心に順調よく駄目になっていきますwwww
>19
最後まで読んでいただき有難う御座います。
>ところで改行のせいですこし読みにくかったです
言い訳にもなりませんが、改行と句読点の使い方が少々苦手なものでして、
自分の未熟さゆえ申し訳ないです。
>22
>情熱を書ききるということがまず最初の条件なので、書き切ったところは良い点だと思う。
>情熱、パッション、欲望、そういうのに素直な点も良い点。
評価して頂き有難う御座います。
情熱とか欲望なら履いて棄てるほどあるんですが、あるだけで上手に有効利用出来ないんで
すよね。情熱とか欲望を幾らくべても進みません。アメ車より燃費悪いです……orz
>期待値もこめてこの点数で
有難う御座います。頑張ります。
>24
>う~む、紅魔館勢が出ると妙に嬉しくなってしまうのは何故なんでしょうね…。
自分もです。何故なんでしょうか?
>美鈴の裸エプロン…目に入ったら爆裂徹甲弾でも喰らった様に卒倒しますな。
まぁ……失血死だけは避けたいです。
>28
>>お風呂に入った後、寝る為に寝間着に着替えようと服と下着を脱いで
>下着は替えなかったんで?
>寝惚けてたとか、替えを取りに行くのが面倒かった(タオルは備え付け?)とか?
あ~やっぱり変なところありましたか~確かにこれは変ですね。自分の文章能力の無さ
を恥じるばかりです。
>ただ、鼻血の理由は直ぐに分かってしまいましたが
でしょうねぇ……書いてる最中、自分でも「気付かれるだろうな」と思ってましたし酷く
悩んだ点です。しかし、良い考えが浮かばず……ううぅ、文章力が欲しいです。
みりん「あれか?みせかけでちょうビビってるな?」
フラン「あぁん?おきゃくさぁん!?さいきんダラしねぇな?あん?」
すんません。レスリングというとこれがおもいうかんで・・・
>いいね、メイフラ
メイフラ……良いんですけど、何故、悪魔の妹とか恐ろしい波動とか兎に角、恐
ろしいイメージがあるフランドールと、方や紅魔館住人の玩具、無能門番とか言
われている美鈴のカップリングがシックリ来るのか……自分でも解かりません
>34
>マッサージの詳細希望
詳細を書こうとしたら「幻想郷隙間倫理委員会」の注意勧告が来ましたw
>36
>さくや「はだかエプロンまじビビるわぁ」
>みりん「あれか?みせかけでちょうビビってるな?」
>フラン「あぁん?おきゃくさぁん!?さいきんダラしねぇな?あん?」
あう……不勉強なためネタが解かりません……orz