色々な夢を見た。人形に恋をする夢、パチュリーのことを好きになる夢、魔理沙にツンデレしたりヤンデレしたりする夢、そして色々な人に犯されたり殺されたりする夢。どれも夢だけど夢の中にいたときはそこにいるんだと感じてしまった。まさか幽香の放ったマスタースパークが偶然に当たっただけでこんなことになるなんて。こんなにも夢を見たのに永淋から聞いた時間は数時間しか経っていなかった。今日は厄日だ、後で厄を取って貰おう。
「ここは本当の世界かしら」
それともここも夢の世界か。誰もいないのに呟くなんてどうかしている。人形はいるらしいけど人形の答えは要らない、人形ではない誰かの答えが欲しい。このさい口煩い閻魔でもいい。いえ、彼女が最高の人物かもしれない。
「駄目よ、貴女は起きて直ぐに目を潰そうとしたから目を包帯でぐるぐる巻きにされているじゃない。閻魔は嘘を吐けないけどそれ以外は簡単に嘘を吐くかもしれないでしょう」
「胡散臭い妖怪には興味が無いわ、閻魔が駄目ならどこかの紫魔女でいい」
「洋梨ね、美味しいわよねあれ、食べたこと無いけど。どうして目を潰そうとしたのかしら。まさか、精神異常者として扱って欲しいというわけじゃないわよね」
「この世界も偽物ならいっそ目を潰してしまおうと思って。貴女の他には誰かいないのかしら」
「残念、貴女は今精神が危ないから面会禁止になっているの。もし月のお姉さんに見つかったら隙間を使って逃げないといけないわ」
ああ、それでさっきから音が何も聞こえないわけだ。服装はどんな状況なのかくらい聞いたほうがいいだろうか。何もわからない人からしたら私はただの狂人なのかもしれない、人形を作りすぎて自分が人形になったという言い訳も通ると思う。天狗のことは幽香かここの人たちがどうにかしてくれるだろう。私のことを気にする人は誰もいないと思うから私が被害者でよかったと思う。上海、蓬莱、他の子達は元気にしているのだろうか。
「驚いた、こんな状況なのに思考回路が清々しい」
まるでその台詞は前からあったかのように清々しく回る。こんな環境だから清々しいのだろうか。
「質問です、原因の根は何でしょう」
「私」
「もっと深く」
「深く・・・」
「この世界をつくっているのは誰、なんであなたはこんなことをしないといけないの」
八雲紫と霊夢、靈夢だったかしら。夢の時間軸が滅茶苦茶だったからわからなくなっている。魅魔がいるのかどうなのか魔理沙はどちらが正しいのかわからなくなってきた。私のことは全てわかるというのに。
急に呟きが聞こえてよく聞こえなかった。二回目でそれは「消しなさい」と言っているのだということがわかった。何を消す何故消す、わからない。何故この世界を支えている人物がこの世界を消せと言ってくるのだろうか。もしかして、これも夢だから消していいとか。わからないにわからないを積み重ねていってだんだんとわけがわからなくなってきている。
「これも夢かもしれないわよ」
「そうかしら」
「そうよ、この世界を終わらせても所詮それは夢。私にとっても貴女にとってもどうでもいい世界なのよ」
「洗脳みたいね」
「事実洗脳ですから」
「まあいいわ、とにかく消せばいいんでしょう?わかったから包帯を外して」
包帯がなくなった今私は博麗神社に向かっている。この世界も夢だからこの世界の創造者を殺してさっさと本当の世界に戻ろう。
それが現実の世界だということを明確に知るのは後のことだがそれは他のときにしよう。また、この物語を書いているのは私アリス・マーガトロイドだということも他のときにしよう。隙間にギャラ払えって言われたら困るからやっぱり秘密にしよう。
「ここは本当の世界かしら」
それともここも夢の世界か。誰もいないのに呟くなんてどうかしている。人形はいるらしいけど人形の答えは要らない、人形ではない誰かの答えが欲しい。このさい口煩い閻魔でもいい。いえ、彼女が最高の人物かもしれない。
「駄目よ、貴女は起きて直ぐに目を潰そうとしたから目を包帯でぐるぐる巻きにされているじゃない。閻魔は嘘を吐けないけどそれ以外は簡単に嘘を吐くかもしれないでしょう」
「胡散臭い妖怪には興味が無いわ、閻魔が駄目ならどこかの紫魔女でいい」
「洋梨ね、美味しいわよねあれ、食べたこと無いけど。どうして目を潰そうとしたのかしら。まさか、精神異常者として扱って欲しいというわけじゃないわよね」
「この世界も偽物ならいっそ目を潰してしまおうと思って。貴女の他には誰かいないのかしら」
「残念、貴女は今精神が危ないから面会禁止になっているの。もし月のお姉さんに見つかったら隙間を使って逃げないといけないわ」
ああ、それでさっきから音が何も聞こえないわけだ。服装はどんな状況なのかくらい聞いたほうがいいだろうか。何もわからない人からしたら私はただの狂人なのかもしれない、人形を作りすぎて自分が人形になったという言い訳も通ると思う。天狗のことは幽香かここの人たちがどうにかしてくれるだろう。私のことを気にする人は誰もいないと思うから私が被害者でよかったと思う。上海、蓬莱、他の子達は元気にしているのだろうか。
「驚いた、こんな状況なのに思考回路が清々しい」
まるでその台詞は前からあったかのように清々しく回る。こんな環境だから清々しいのだろうか。
「質問です、原因の根は何でしょう」
「私」
「もっと深く」
「深く・・・」
「この世界をつくっているのは誰、なんであなたはこんなことをしないといけないの」
八雲紫と霊夢、靈夢だったかしら。夢の時間軸が滅茶苦茶だったからわからなくなっている。魅魔がいるのかどうなのか魔理沙はどちらが正しいのかわからなくなってきた。私のことは全てわかるというのに。
急に呟きが聞こえてよく聞こえなかった。二回目でそれは「消しなさい」と言っているのだということがわかった。何を消す何故消す、わからない。何故この世界を支えている人物がこの世界を消せと言ってくるのだろうか。もしかして、これも夢だから消していいとか。わからないにわからないを積み重ねていってだんだんとわけがわからなくなってきている。
「これも夢かもしれないわよ」
「そうかしら」
「そうよ、この世界を終わらせても所詮それは夢。私にとっても貴女にとってもどうでもいい世界なのよ」
「洗脳みたいね」
「事実洗脳ですから」
「まあいいわ、とにかく消せばいいんでしょう?わかったから包帯を外して」
包帯がなくなった今私は博麗神社に向かっている。この世界も夢だからこの世界の創造者を殺してさっさと本当の世界に戻ろう。
それが現実の世界だということを明確に知るのは後のことだがそれは他のときにしよう。また、この物語を書いているのは私アリス・マーガトロイドだということも他のときにしよう。隙間にギャラ払えって言われたら困るからやっぱり秘密にしよう。
残念ながら私では隅々まで噛み砕けなかったので50点で御容赦を。
ただ何か心の琴線に触れた事は事実。
>>「永淋」→「永琳」
じゃねーですかと。
意図的でしたら申し訳ねーです。
ちょっと説明不足なところもあるけど、歌うような雰囲気は良かったです