一面の白。
積もったばかりの雪は、けがれを知らぬ白。
レミリアは雪を踏み踏み、歩を進める。
ちょっとした散歩だ。
咲夜はレミリアの横にはいなかった。
ふと気がつくと、横にいるのは一人の少女。
人間でいうところ10歳満たない外見だ。
少女は不思議な色の眼をしていて、見つめると吸い込まれてしまいそうになる。
「こんなところでどうしたの?あなたも散歩かしら?」
「そう。…貴方と私は、出会う運命にあった。これ、貴方にあげる。」
少女はテニスボール程の大きさの玉を差し出す。
表面はつるつるつやつや。
その玉は、少女の眼のような不思議な色をしていた。
「もらってもいいのかしら?」
「ええ。でも、大切にしてね。」
「もちろんよ。」
「ありがとう。」
少女は、にこと笑った。
レミリアが笑い返そうとすると、もうそこには、彼女はいなかった…。
◇ ◇ ◇
霊夢は紅魔館へ飛んでいた。
紅魔館の門番、紅美鈴は暇を持て余していたが、こっちに気づいたようで笑顔で手を振ってきた。
「こんにちは、霊夢さん!今日はどうされました?」
「うん、ここに魔理沙来てないかしら?」
「いや、来ていないですよ。一週間ぐらい前にいらっしゃいましたけど。」
「そう…。ここでメイドとして働き始めた、なんてことはないわよね。」
「ないですよ!そうだったら面白いですけどね。」
美鈴はちょっと笑った後、真面目な顔に戻って、なぜですか?と訊く。
「魔理沙がどこにもいないのよ。それでちょっと聞き込みをしたの。そしたらチルノが、一週間前に魔理沙がここに入るのを見たと言うわ。それ以外の目撃情報はなし。ここでメイドでもしてるんじゃないかと思ったのよ。」
「なるほど、そういう訳ですか。確かに私は、魔理沙さんがここを出るのを見ていませんが、窓から出ることは可能です。…ちょっと咲夜さんに訊いてもらえますか?私は一日中ここですから、中のことに疎いもので。」
「わかったわ。ありがと。」
霊夢は紅い館へと入っていった。
顔は真剣そのものである。
◇ ◇ ◇
「なるほどね…。」
部屋には咲夜と霊夢の二人がいた。
霊夢は咲夜に、美鈴に言ったようなことを繰り返した。
「私はまず、魔理沙が一週間前、ここに来たこと自体知らなかったわ。一週間前っていうと、貴方もここに来ているわよね。そのとき、魔理沙には会わなかったの?」
「会わなかったわね。私はレミリアに会って、すぐに帰ったから、ここにいた時間はそんなに長くないのよ。」
「そう。ちょっと待っていてもらえる?パチュリー様に話を訊いてくるわ。」
本当にちょっとの時間で咲夜は戻ってくる。
「パチュリー様は魔理沙には会っているけど、魔理沙がここを出るのは見ていないと言っています。…他の窓については、冬ですから鍵が掛かっているのです。魔理沙が鍵を開けて出て行ったなら、鍵が開いているはずです。しかし私が戸締まりを確認した時には鍵は全て掛かっていたのです。」
「つまり…魔理沙はまだ、紅魔館内にいる?」
「はい、そういうことになると思います。しかし…。」
咲夜もこの状況が信じられないようで、考え込んでしまう。
「とりあえずレミリアに訊いてみましょうよ。これは二人で考えても埒が明かないわ。」
「そう…ね。」
咲夜は不安だった。
レミリアが魔理沙を監禁などしていたらどうしようかと。
お嬢様に限りそんなことはない。
咲夜は自分に言い聞かせていた。
◇ ◇ ◇
「知らないわよ。」
そうレミリアはきっぱり言った。
咲夜はホッとする。
しかし霊夢はレミリアを疑いの目で見ているようだ。
「ひょっとしてフランの部屋にいないかしら。フランなら、魔理沙を監禁するぐらいやりかねないんじゃない?」
と、フランドールの姉は言う。
「いや…食事のこととかもあるし、それは考えにくいわ。咲夜、悪いけど確認のため、フランドールの部屋を見てきてもらえないかしら。」
咲夜は微妙に行きたくないという気持ちを顔に出したものの、レミリアの視線を感じてかフランドールの部屋に向かった。
結局、フランドールの所に魔理沙はいなかった。
3人は座って、それぞれ頭の中で情報を整理しているようだ。
沈黙を破ったのは、霊夢だった。
「私は、貴方たち紅魔館の住人が揃って嘘をついて魔理沙を隠しているという可能性を捨てきれないわ。全ての部屋を探させてもらえないかしら。探してみて魔理沙がどこにもいなかったら、その時は謝罪するわ。」
咲夜はレミリアを見る。
レミリアはしばらく考えた後、口を開いた。
「わかったわ、好きに探しなさい。私達の疑いを晴らすには、本人が納得するまで探すのが一番いいわ。咲夜を案内につけるから、行ってらっしゃい。」
「分かりが良くて助かるわ。」
かくれんぼの開幕だ。
霊夢は咲夜と共に紅魔館を探索して回った。
◇ ◇ ◇
「あとはこの部屋だけね。」
「ちょっとお待ちを。この部屋はお嬢様の部屋ですからお嬢様の許可なしに入るわけにはいきません。」
咲夜はレミリアを呼びに行った。
この部屋以外、隅々まで探したが魔理沙は見つからなかった。
隅々まで、である。
どこかに隠れていたということはないと思って良い。
レミリアが来て、3人は部屋へと入る。
パッと見た感じではいないようだが、広い部屋であるから隠れる場所などたっぷりある。
霊夢は部屋を隅から見ていき、咲夜とレミリアはそれを見守る。
「あっ…。」
静かな部屋に3人の声。
霊夢が、胸ぐらいの高さのある棚の近くを通った時に、それは起きた。
霊夢の腕が棚に置いてあった綺麗な玉に当たり、それが棚から落ちたのだ。
玉は床に触れて床から力を受けた瞬間、蒸発したようになくなった。
その玉は、不思議な色をしていた…。
◇ ◇ ◇
霊夢は結局、レミリア達に疑いを掛けたこと、玉を割ってしまったことの二つに謝罪をした。
レミリアは大切にしていた玉を割られ、霊夢に早く帰れとだけ言って部屋に引っ込んだ。
魔理沙については、そのうちひょっこり出てくるかもしれないわ、と咲夜は言った。
霊夢は大人しく紅魔館を出た。
◇ ◇ ◇
霊夢が神社へ戻ると、そこには一人の人間が立っていた。
「魔理沙!」
魔理沙は笑って言う。
「事件は解決したかい?」
咲夜の言った通りだ。
魔理沙はひょっこり現れた。
「ええ…。無事、解決したわ。」
魔理沙消失事件は、霊夢と魔理沙のでっち上げだった。
目的は、レミリアの持っている玉を破壊することにあった。
◇ ◇ ◇
霊夢は幻想郷の異変をいち早く察知していた。
その怪しげな気配はちょうど紅魔館から出たものらしかった。
霊夢は支度をして、紅魔館に飛んだ。
霊夢はその気配がレミリアの部屋から出ているものと知った。
しかし、レミリアは霊夢を部屋に入れなかった。
レミリアはめったなことでもない限り、他人を部屋に入れたりしない。
変な気配が出ている、などと言っても信じてはくれなかっただろう。
原因は玉だということをこの段階ではまだ霊夢は知らないのだ。
霊夢は他の方法でレミリアの部屋に入ることにした。
他の方法を考えて館の廊下をうろうろしていると、霊夢は偶然魔理沙に出くわした。
そして霊夢は、魔理沙の消失という事件をでっち上げ、レミリアの部屋に入ることを思いついたのだ。
魔理沙は、無茶な作戦だなと思いつつも了解した。
魔理沙が与えられた任務は、一週間人と会わず、家に引きこもることだった。
それは魔理沙にとって苦ではなかった。
本を読んだり研究したりしていれば一週間なんてすぐだ。
それよりも、紅魔館から家まで誰にも見つからないで帰ることの方が難しいだろうなと思っていた。
しかし運良く、魔理沙は誰にも遭遇しなかった。
霊夢は窓から飛び出した魔理沙を見送ると、窓の鍵を掛けた。
そうしたらあとは普通に紅魔館を出て、一週間後を待つのみだ。
因みに一週間というのは魔理沙の食糧がどれだけ家にあるか、ということを考慮して出した。
短すぎると、監禁と言えないからである。
その辺りから考えて一週間は妥当だった。
一週間が経ち、霊夢は紅魔館を訪れた。
そうして霊夢はレミリアの部屋への入室に成功した。
レミリアの部屋に入ると、玉が原因だということは霊夢にしてみれば明白だった。
霊夢は事故に見せかけて、故意に玉を破壊した。
事故に見せかけた理由は、それが最も確実な方法だったからだ。
あの玉は厄介で、レミリア自身の手で破壊するとレミリアを呪う可能性がある。
もし万が一レミリアが破壊してしまうことを考えれば、自分が早く破壊したほうがいい。
それに霊夢は、レミリアがあの玉を気に入っているのではないかと思ったのだ。
迷いが生まれる前に壊してしまおうと思ったのだ。
◇ ◇ ◇
「では、ひょっこり紅魔館に現れることにするよ。あまり心配かけても悪いしな。」
「あら、普通に登場しちゃうの?」
「何かいい登場方法でもあるのか?」
霊夢は空を見上げる。
「霧雨魔理沙、奇跡の大脱出!みたいな。」
空は、あの玉の色をしていた。
言葉では説明できない不思議な色。
少女の眼は、幻想郷を見つめていた。
積もったばかりの雪は、けがれを知らぬ白。
レミリアは雪を踏み踏み、歩を進める。
ちょっとした散歩だ。
咲夜はレミリアの横にはいなかった。
ふと気がつくと、横にいるのは一人の少女。
人間でいうところ10歳満たない外見だ。
少女は不思議な色の眼をしていて、見つめると吸い込まれてしまいそうになる。
「こんなところでどうしたの?あなたも散歩かしら?」
「そう。…貴方と私は、出会う運命にあった。これ、貴方にあげる。」
少女はテニスボール程の大きさの玉を差し出す。
表面はつるつるつやつや。
その玉は、少女の眼のような不思議な色をしていた。
「もらってもいいのかしら?」
「ええ。でも、大切にしてね。」
「もちろんよ。」
「ありがとう。」
少女は、にこと笑った。
レミリアが笑い返そうとすると、もうそこには、彼女はいなかった…。
◇ ◇ ◇
霊夢は紅魔館へ飛んでいた。
紅魔館の門番、紅美鈴は暇を持て余していたが、こっちに気づいたようで笑顔で手を振ってきた。
「こんにちは、霊夢さん!今日はどうされました?」
「うん、ここに魔理沙来てないかしら?」
「いや、来ていないですよ。一週間ぐらい前にいらっしゃいましたけど。」
「そう…。ここでメイドとして働き始めた、なんてことはないわよね。」
「ないですよ!そうだったら面白いですけどね。」
美鈴はちょっと笑った後、真面目な顔に戻って、なぜですか?と訊く。
「魔理沙がどこにもいないのよ。それでちょっと聞き込みをしたの。そしたらチルノが、一週間前に魔理沙がここに入るのを見たと言うわ。それ以外の目撃情報はなし。ここでメイドでもしてるんじゃないかと思ったのよ。」
「なるほど、そういう訳ですか。確かに私は、魔理沙さんがここを出るのを見ていませんが、窓から出ることは可能です。…ちょっと咲夜さんに訊いてもらえますか?私は一日中ここですから、中のことに疎いもので。」
「わかったわ。ありがと。」
霊夢は紅い館へと入っていった。
顔は真剣そのものである。
◇ ◇ ◇
「なるほどね…。」
部屋には咲夜と霊夢の二人がいた。
霊夢は咲夜に、美鈴に言ったようなことを繰り返した。
「私はまず、魔理沙が一週間前、ここに来たこと自体知らなかったわ。一週間前っていうと、貴方もここに来ているわよね。そのとき、魔理沙には会わなかったの?」
「会わなかったわね。私はレミリアに会って、すぐに帰ったから、ここにいた時間はそんなに長くないのよ。」
「そう。ちょっと待っていてもらえる?パチュリー様に話を訊いてくるわ。」
本当にちょっとの時間で咲夜は戻ってくる。
「パチュリー様は魔理沙には会っているけど、魔理沙がここを出るのは見ていないと言っています。…他の窓については、冬ですから鍵が掛かっているのです。魔理沙が鍵を開けて出て行ったなら、鍵が開いているはずです。しかし私が戸締まりを確認した時には鍵は全て掛かっていたのです。」
「つまり…魔理沙はまだ、紅魔館内にいる?」
「はい、そういうことになると思います。しかし…。」
咲夜もこの状況が信じられないようで、考え込んでしまう。
「とりあえずレミリアに訊いてみましょうよ。これは二人で考えても埒が明かないわ。」
「そう…ね。」
咲夜は不安だった。
レミリアが魔理沙を監禁などしていたらどうしようかと。
お嬢様に限りそんなことはない。
咲夜は自分に言い聞かせていた。
◇ ◇ ◇
「知らないわよ。」
そうレミリアはきっぱり言った。
咲夜はホッとする。
しかし霊夢はレミリアを疑いの目で見ているようだ。
「ひょっとしてフランの部屋にいないかしら。フランなら、魔理沙を監禁するぐらいやりかねないんじゃない?」
と、フランドールの姉は言う。
「いや…食事のこととかもあるし、それは考えにくいわ。咲夜、悪いけど確認のため、フランドールの部屋を見てきてもらえないかしら。」
咲夜は微妙に行きたくないという気持ちを顔に出したものの、レミリアの視線を感じてかフランドールの部屋に向かった。
結局、フランドールの所に魔理沙はいなかった。
3人は座って、それぞれ頭の中で情報を整理しているようだ。
沈黙を破ったのは、霊夢だった。
「私は、貴方たち紅魔館の住人が揃って嘘をついて魔理沙を隠しているという可能性を捨てきれないわ。全ての部屋を探させてもらえないかしら。探してみて魔理沙がどこにもいなかったら、その時は謝罪するわ。」
咲夜はレミリアを見る。
レミリアはしばらく考えた後、口を開いた。
「わかったわ、好きに探しなさい。私達の疑いを晴らすには、本人が納得するまで探すのが一番いいわ。咲夜を案内につけるから、行ってらっしゃい。」
「分かりが良くて助かるわ。」
かくれんぼの開幕だ。
霊夢は咲夜と共に紅魔館を探索して回った。
◇ ◇ ◇
「あとはこの部屋だけね。」
「ちょっとお待ちを。この部屋はお嬢様の部屋ですからお嬢様の許可なしに入るわけにはいきません。」
咲夜はレミリアを呼びに行った。
この部屋以外、隅々まで探したが魔理沙は見つからなかった。
隅々まで、である。
どこかに隠れていたということはないと思って良い。
レミリアが来て、3人は部屋へと入る。
パッと見た感じではいないようだが、広い部屋であるから隠れる場所などたっぷりある。
霊夢は部屋を隅から見ていき、咲夜とレミリアはそれを見守る。
「あっ…。」
静かな部屋に3人の声。
霊夢が、胸ぐらいの高さのある棚の近くを通った時に、それは起きた。
霊夢の腕が棚に置いてあった綺麗な玉に当たり、それが棚から落ちたのだ。
玉は床に触れて床から力を受けた瞬間、蒸発したようになくなった。
その玉は、不思議な色をしていた…。
◇ ◇ ◇
霊夢は結局、レミリア達に疑いを掛けたこと、玉を割ってしまったことの二つに謝罪をした。
レミリアは大切にしていた玉を割られ、霊夢に早く帰れとだけ言って部屋に引っ込んだ。
魔理沙については、そのうちひょっこり出てくるかもしれないわ、と咲夜は言った。
霊夢は大人しく紅魔館を出た。
◇ ◇ ◇
霊夢が神社へ戻ると、そこには一人の人間が立っていた。
「魔理沙!」
魔理沙は笑って言う。
「事件は解決したかい?」
咲夜の言った通りだ。
魔理沙はひょっこり現れた。
「ええ…。無事、解決したわ。」
魔理沙消失事件は、霊夢と魔理沙のでっち上げだった。
目的は、レミリアの持っている玉を破壊することにあった。
◇ ◇ ◇
霊夢は幻想郷の異変をいち早く察知していた。
その怪しげな気配はちょうど紅魔館から出たものらしかった。
霊夢は支度をして、紅魔館に飛んだ。
霊夢はその気配がレミリアの部屋から出ているものと知った。
しかし、レミリアは霊夢を部屋に入れなかった。
レミリアはめったなことでもない限り、他人を部屋に入れたりしない。
変な気配が出ている、などと言っても信じてはくれなかっただろう。
原因は玉だということをこの段階ではまだ霊夢は知らないのだ。
霊夢は他の方法でレミリアの部屋に入ることにした。
他の方法を考えて館の廊下をうろうろしていると、霊夢は偶然魔理沙に出くわした。
そして霊夢は、魔理沙の消失という事件をでっち上げ、レミリアの部屋に入ることを思いついたのだ。
魔理沙は、無茶な作戦だなと思いつつも了解した。
魔理沙が与えられた任務は、一週間人と会わず、家に引きこもることだった。
それは魔理沙にとって苦ではなかった。
本を読んだり研究したりしていれば一週間なんてすぐだ。
それよりも、紅魔館から家まで誰にも見つからないで帰ることの方が難しいだろうなと思っていた。
しかし運良く、魔理沙は誰にも遭遇しなかった。
霊夢は窓から飛び出した魔理沙を見送ると、窓の鍵を掛けた。
そうしたらあとは普通に紅魔館を出て、一週間後を待つのみだ。
因みに一週間というのは魔理沙の食糧がどれだけ家にあるか、ということを考慮して出した。
短すぎると、監禁と言えないからである。
その辺りから考えて一週間は妥当だった。
一週間が経ち、霊夢は紅魔館を訪れた。
そうして霊夢はレミリアの部屋への入室に成功した。
レミリアの部屋に入ると、玉が原因だということは霊夢にしてみれば明白だった。
霊夢は事故に見せかけて、故意に玉を破壊した。
事故に見せかけた理由は、それが最も確実な方法だったからだ。
あの玉は厄介で、レミリア自身の手で破壊するとレミリアを呪う可能性がある。
もし万が一レミリアが破壊してしまうことを考えれば、自分が早く破壊したほうがいい。
それに霊夢は、レミリアがあの玉を気に入っているのではないかと思ったのだ。
迷いが生まれる前に壊してしまおうと思ったのだ。
◇ ◇ ◇
「では、ひょっこり紅魔館に現れることにするよ。あまり心配かけても悪いしな。」
「あら、普通に登場しちゃうの?」
「何かいい登場方法でもあるのか?」
霊夢は空を見上げる。
「霧雨魔理沙、奇跡の大脱出!みたいな。」
空は、あの玉の色をしていた。
言葉では説明できない不思議な色。
少女の眼は、幻想郷を見つめていた。
歯がゆい感じがこの点数の内訳ですw
でも単純に面白かったです、頑張ってください!
構成は非常にシンプルで読みやすかったのですが、それぞれのシーンが短すぎること、異変の内容には触れられていないこと、玉の正体は何だったのかということ等など、最終的に読者が汲み取れる情報量が少ないのはその後の読了感に影響してくるので、もっと練った方が良かったかなと思いました。
まぁミステリーものだとそのあたりの線引きが難しいですけどね。
なかなか物語としての実感を伴いません。
キャラクタ同士の絡みのなかで解決して欲しかったですね。
怪しげな感じを出すために情報を伏せすぎてしまったようです。
励みになります。
ありがとうございます。
>6 ごもっともです。
あまり長々と書いてしまうと複雑になってしまうかと思い、最低限の文章にしたのが失敗でした。
これでは伝わりませんね。
申し訳なかったです。
>7 確かに、最終段落は変な終わり方ですね。
正直、霊夢と魔理沙が神社で会った段落で、オチはつけたつもりになっていました。
私の力不足です。
ごめんなさい。
>9 絡みの中でですか。
これが解答、っていう感じでいいかなと思ったのですが、これもまずかったですね。
コメントありがとうございます。
玉と女の子がなんだったのかちゃんと語っていれば結構いい作品だったんですけど……
仕方なく、玉と不思議な少女という逃げに走ってしまったのです。
少女、ではなく、東方キャラでうまく説明をつけるべきだったでしょうか。
ありがとうございます、腕を磨きます。
ちょっとした修正はあるかもしれませんが、大きな編集はしないつもりでいます。
こんな稚拙な文章でも一応完結した作品なので、編集をして別の作品のようになってしまうのは嫌なのです。
しかし、いただいたコメントは次回書くときに意識します。
まとまりがあって、とても読みやすかったです。読み手の事を考えた良い作品だと思います。
後半というか、最後の方がすこし、説明文が多くなってしまっていましたが、文章構成的にはいいバランスかと思いますがね。
『永遠亭殺人鬼』のぱるぽんさんですよね?
非常に励みになります。
3作目書こうかと思っているものの、ネタが浮かばず、書くに書けない状況です。
時間掛かるかもしれませんが、見かけたら読んでやって下さいませ。