もう一度星空に、この世界に、お礼とお別れを言いました。
「……お待たせしました。
もう、悔いはありません」
「本当に?」
「ええ」
本当はあります。でも、この世界から飛び出す以上、この悔いは仕方のないことなのです。
「親友に挨拶していないんだろう? もうあえなくなるんだよ?」
「あえなくなる」のところだけ気を遣って小さな声で仰いました。優しさに甘えたくなりますが、もう決めた事です。
「構いません。
言えば、別れが辛くなりますから」
「……わかった」
こうして私たちは、幻想郷へと旅立ちました。午後十時、ぴったりのことでした。
【森の中のセピア】
「では、いってきます」
お二人の御返事を聞き、引き戸を閉めました。「今日のご飯何かな」、という失礼ながら無邪気な声が中から聞こえます。その声に包まれた期待に、今日も美味しいご飯を作らないと、という嬉しいプレッシャーが掛かります。
「えっと……」
外の世界とは違って、ここにはスーパーがありません。ですから一軒一軒回らなくてはならないのです。昔はメモの上から素直に回っていましたが、それでは時間が掛かってしまいます。
私が買う予定のものは――。ずらずらっと並んでいる買うものリストにざっと目を通しました。
にんじん、油揚げ、牛肉、大根、卵、牛乳、――。
これを整理すると……。
「あっ……」
まるで私の考えを邪魔するかのように、風が私とメモの間を通り抜け、メモは空中に。
「待って……」
少し反応が遅かったため、メモは私の手をすり抜け、文字が書かれた面と白紙の面を交互に見せながら、宙を舞いました。
メモに視線を固定し、森のほうへ飛ぶメモを追い走り続けました。あまりに必死だったため、足元にあった石にも気づかず。
「きゃっ」
躓いた事により右足が引っ張られたような気持ちになりましたが、咄嗟に左足を地面に付き、なんとか転ぶということは免れました。
その代わりに買い物籠が私の手を離れ、中身が飛び出して地面に落ちました。お財布だけだったので特に問題はないのですが。
お財布を拾おうとして気づきました。お財布が二つあるのです。
「あれ?」と思ったのも一瞬のこと。
これは私が幻想郷に行くためにもってきたお財布です。念のため貯金を全額下ろしてここに入れてきたのです。結果的には意味がなかったんですけど。
「あ……」
お財布に気持ちが移り、メモのことを忘れていました。
確かメモは森へと吸い込まれたはず。家に確かめに帰る事も考えましたが、正直面倒です。
私は森の中へと入りました。
1/
森の中は明るく、外の世界では見えない自然がありました。いや、野性と呼ぶべきかもしれません。今は大丈夫ですが、夜になれば妖怪たちの通り道となり、狩場となる場所でしょうから。
日が出ている間は優しい顔をしていても、夜になると牙をむく。それが幻想郷なのです。
「えっと……」
入ったものの、検討は付きません。このまま帰って足りないものを一から見直す事も考えましたが、正直面倒です。ですから私はメモを捜し求め、森の奥へと足を進めていきました。
道とは呼べないような荒い道を進んでいるうちに、先程まで私を囲んでいた木々がなくなりました。そこだけぽっかりと、穴が開いたように開けているのです。
自分が木々の代わり、と言いたげにその広場の真ん中にあるのは、電話機のようでした。ちょうど、私のお腹くらいの高さの台に座っています。
外の世界にいたとき、黒電話というのを見た事があります。それにそっくりでした。ただ全然違うのが一点。
その電話はセピア色をしているのです。泥の汚れかと思いましたが、拭ってみても色は変わりませんでした。
2/
でもこれはラッキーです。お金を入れれば家に繋がるんです。恐れ多いですがどちらかに冷蔵庫の中身を調べてもらえばいいのですから。
早速私はお金として、数銭を入れました。
こういう事がたまにあります。入れたお金が返ってくる。当然無料通話なんてさせてくれるはずがありません。使用料が必要なのに、返される。よくあることですが、拒否かと思ってしまいます。
硬貨を替えて、もう一度入れました。
結果は変わりませんでした。
硬貨を間違えた? なんてことはないと思いますが、一応電話機を調べてみました。壊れているのなら、さっさと立ち去るまでなんですが。
「あれ……」
それを見たとき、あまりにも当たり前すぎて驚けませんでした。ですが時間が経つと、そのありえなさに気づき、「え?」という間抜けな声だけが漏れました。
投入口のすぐ近くに描いてあった硬貨の絵は、十円玉なのです。あの、表に平等院鳳凰堂が、裏には10の数字が描いてあるセピア色で銅製の、外の世界のお金です。
不思議です。この世界には十円玉硬貨なんて存在しなかったはず。なのになぜ、ここに?
……色々と思うことはあります。が、そんな事この際関係ない、と割り切ったほうがよさそうです。私たちみたいに外の世界から入ってきたのかもしれませんし。
先程見つけたお財布を取り出しました。十円玉は四枚。何枚入れるべきか迷いましたが、一枚だけ入れました。
3/
いったい何が起きたのでしょう。
『もしもし? もしもーし』
わかりません。
『あのー、もしもし?』
ただ、わかる事がひとつあります。
『イタズラですかー?』
電話の向こうの声は、外の世界の親友の声を持つ誰かということです。
『切っちゃいますよー』
「ちょっと待って!」
『うわっ……。
……早苗? 早苗なの?』
急に大声を出してしまったので、相手を驚かせてしまったみたいです。
「ご、ごめん」
『びっくりしたー。何なのよいったい……』
「あー、えー、えっと……」
出来事を順番に思い出そうとがんばって見ましたが、やはりおかしなことなんてした覚えがありません。
私は十円玉を入れた。繋がった。なぜか外の世界の友人が出た。
どういうことなんでしょう。頭の中に次々と疑問が浮かびますが、それらはあまりにも多すぎて。
人が一斉に狭い通路を通ろうとするときのように、詰まって言葉が出てきません。
『ちょっと早苗、どうしたのよ?
あーわかった、明日が心配なんだ』
「明日?」
『しゅ・う・が・く・りょ・こ・う。飛行機怖がってたじゃない』
「え、修学旅行?」
この子は何を言っているのでしょう。はじめに通路を抜け出したのは、彼女が言っているつじつまの合わない言葉に対する疑問でした。
「何言ってるの、修学旅行はもう終わった……」
『……早苗、修学旅行やめて病院行く?』
どうやら満足のいく答えではなかったようです。
『今日は修学旅行前夜。わかった? 真面目な子だと思ってたけど、突然何を言うのかな。それとも怖すぎて現実逃避?』
「えっと」
『安心なさい、怖かったら私にしがみ付いてもいいから』
「う、うんありがとう」
とりあえず、感謝すべき場面だと把握しました。
信じがたいのですが、今喋っただけで電話の向こうの人が完全にわかってしまいました。一回しか喧嘩をした事がないほど、仲のよかった小学生の頃からの友達です。
「……あ、ごめん、あたしちょっと用事だわ。今日はもう切るね、おやすみ』
一方的なところも、より核心に近づく理由になります。
「う、うん、今日はごめんね。そしてありがとう。
……おやすみ?」
『ばいばーい』
違和感を置き去りにして電話が切れました。ぼんやりと空を見上げると、太陽がちょうど真上に昇っているところでした。
4/
やけに腹が立っていました。目の前にいる彼女も同じらしく、怒りの言葉を私に投げかけています。顔は燃えるように熱いのに、何故こんなに頭は氷のように冷えて、冷静でいるのでしょう。
口は暴走を止める事はなく、次々と相手を罵り、打ち負かす言葉を吐いていきます。
お互いに心の中で不快感の密度が増してゆき、ついに私たちは爆発するように泣き出してしまいました。
一瞬世界が真っ黒になり、次に明るくなったとき、私は目に涙を溜めている事に気づきました。
霧が晴れるように徐々に頭が理解します。ああそうか、これは私の過去の記憶だ、と。
償わなかった罪が、未だに私の背後に居座っているんです。
あの電話を掛けないといけないような気がする。
本能的な命令に背中を押され、私は十円玉を握って走ります。
電話の前で上がった息を静め、震える手で十円玉を入れました。
5/
『……何よ』
「その……」
あらかじめ、何となくわかっていたはずなのに。すぐにでも実行に移そうと思っていたはずなのに。
どうしてでしょうか。幼いこの子が、すっごく怖いんです。別に刃物を突きつけられているわけではありません。だから怖がらなくてもいいはずなのに、なのに、怖いんです。
それはきっと、自分の罪悪感が相手の迫力を手伝う武器となって、今にも私を襲おうとしているからでしょう。
冷たく、鋭い瞳で私を睨みつける二人目の私が電話の向こうにいました。その私は、私の敵。償わなくてはならない私の罪。
私は勝たなくてはなりません。盾なんて無くても、例え自分の罪悪感に潰されそうになっても、私は立ち上がらないと。
「ごめんなさい!」
心を込めた精一杯の叫びでした。
口がどんどん言葉をつなげていきます。私の意思をそのまま受け継いで、私を助けてくれます。
彼女のほうも何かを言いました。ほとんどが耳に入っても頭まで到達しませんでしたが、この言葉だけは受け取れました。
『私こそ……ごめんね』
電話機の向こうの私が、安心したようににっこりと微笑みました。やがて体が透け、すうっと消えてしまいました。
やり遂げたことによる疲れが、ゆっくりと私の体にのしかかってきました。不思議と苦しくはありませんでした。
6/
窓がたくさんある大きな白い建物。たくさんの人。前にも後ろにも右にも左にも。ここは来る人みな同じ気持ちになる場所。でも、みんな同じ運命にはなれない。やがて喜びと悲しみに二分される運命の場所になるでしょう。
眼鏡をかけた男性が二階の窓からそれに被さった幕を取りました。最大の緊張の瞬間がついに訪れました。
『――!』
辺りが様々な大声で満たされます。両手を挙げて喜ぶ人、信じられないという様子で何度もそれを見る人、呆然と立ち尽くす人。
私の横にいる彼女は……私に抱きついてきました。
喜びが溢れてこぼれた涙が、彼女のあどけない笑顔によく映えていました。
目覚めはすっきりしていて、不思議とこの喜びを誰かに伝えたい気分でした。私は魔力に取り付かれたように、気づけば電話の前にいました。残りは二枚となった十円玉を一枚入れ、電話をかけました。
7/
タイミングが悪かったのでしょう。喜びを伝えたいという私の気持ちは、すぐに萎えてしまいました。
『ぐすっ……だってえ……』
「大丈夫。ね、安心して?」
不安な人にこんな事を言えば逆効果なのでしょうか。でも、こういうのになれていない私にとって、今の言葉が精一杯の慰めでした。
「大丈夫だから、絶対受かってるから」
『根拠なんて無いじゃない!』
一緒の高校に入ってから、一緒に過ごしてきた期間。それが何よりの根拠なのに、それは無力の根拠。だって彼女は、まだ未来を知らない中学生の彼女だから。
どうやら私は合格発表の前日に電話をかけてしまったようです。はじめに聞こえたのが、明らかに誤魔化しきれていない彼女の涙声でした。
話しているうちに感情が高まってきてしまったのでしょう、ついには泣き声以外の何物にも聞こえなくなりました。
『頑張っても、C判定だったんだよ? それに受験問題、すっごく難しかった。
早苗はA判定だったじゃない……』
ついには模擬テストの話にまでさかのぼってしまいました。確かにそのとおりなので、言葉に詰まります。
「……聞いて。
明日はどうなるかはわからない。でもね、きっと大丈夫だから。一緒に守矢神社の前でお祈りしたでしょ? あの神社の神様はとってもいい神様。必死に祈った私たちを落とすわけ無いよ」
『……』
その事を思い出しているのか、じっと聞いてくれています。何も考えていませんでした。失敗したら大変な事になるでしょう。でも、それすらも考えました。
私は、成功するんです。
「受かっていたら、一緒に喜ぼう? 泣くまで喜ぼう? きっと楽しいよ。
でももし落ちていたら……一緒に泣こう? 気が済むまで、うんと泣こう? きっと喜びほどじゃないけど、きっとすっきりする。
今から泣いてもきっと得はしないよ。明日のために水分溜めて」
『……』
「いい?」
すすり泣く声が少し聞こえますが、もう大丈夫でしょう。段々とその音が小さくなっているのが聞こえます。
『早苗……』
「うん?」
『……ありがとう』
「いいって」
朝持っていた喜びは共有できませんでした。でもそれはきっと、明日――受験発表日のために貯金されたんでしょうね。
8/
ついに一枚になってしまいました。あの楽しい時間も、あと一枚分の時間しか味わえません。
味わいたいけど、味わうと無くなるもの。味わわなければ、役に立たないもの。十円玉の微妙なポジションが私を悩ませます。
そんな悩みを抱えながら眠ったものだから、こんな夢を見ても仕方がなかったのかもしれません。
暗い夜。私は世界に向かって、別れの挨拶をしていました。
神奈子様がもう一度確認なさいます。本当にいいのか、と。私は少々後ろ髪がひかれる思いでしたが、「はい」と答えました。
あとの事はよく覚えていません。必死に神奈子様に掴まって、こちらに来た事しか。
一生忘れる事が無いはずの大切な思い出のはずなのに、何故夢の中のこの思い出は、こんなに暗く重いのでしょう。まるで黒い雲が体中にまとわりつき、徐々に私のすべてを奪っていくような感覚でした。
入れるかどうか迷い、入れる決心をし、もう一度迷う――。何度繰り返したかわかりません。
私は、自分の中から聞こえる運命じみたものに屈しました。
今頃になって気づきました。幻想郷入りする前に神奈子様に言われた事。悔いはないつもりでしたが、やはり心のどこかで後悔していたんです。
9/
『あ、早苗? 修学旅行お疲れ、楽しかったね』
「うん」
わかりやすく、向こうの時間を教えてくれました。
『飛行機、墜落しなくてよかったねえ。
あんた離陸と着陸のとき私にしがみ付いちゃって。可愛いかったよ』
かあっと顔が熱くなりました。あの時は必死で、何でもいいから救いを求めたかったんです。もちろん、お二人にもお祈りしましたが。
まったく、あんな恥ずかしい事を思い出させるなんて、なんてひどい友達でしょう。
「まったく……。
ところで、今何時?」
『午後九時四十五分ね』
私たちがこちらの世界に旅立ったのは午後十時。その時間に私は、外の世界のすべての人の記憶から消えてしまいます。
つまり、私たちに残された時間はあと十五分。それまでに言わないと。お別れの挨拶を言わないと。
「えっと――」
『ねえ早苗』
言おうとした言葉がさえぎられ、主導権をとられてしまいました。
『明日、打ち上げをやるんだけど……早苗これるかな?』
「え、ちょっと、明日は……」
明日。すなわち修学旅行の次の日。当然その時には私はもうあっちにはいません。
思わず正直な感想が先走ってしまいました。
『すっごくさ、修学旅行楽しかったよね。もう一回行きたいなあ』
「うん。また、行きたいね」
少し感情が入ってしまいました。何人もの転校する友達を見送りましたが、みんなこんな気分だったのでしょうか。
『長く感じられるけど、卒業ってすぐなんだよね。卒業したら、みんなばらばらになるし……ばらばらに……』
最後の言葉が、感情がたっぷり染みこんだ湿り気の多い言葉に感じられました。
『でもね、私たちが思い出を忘れなかったら……いや、例え忘れたとしても、きっと誰かの歴史に刻まれたと思うの』
何を言っているんでしょう。素直で、誰にでもわかるようなシンプルな事しか言わなかった子なのに、何故今の言葉はこんなにも複雑なのでしょう。
「えっと、何を言いたいのか……」
『忘れる事を白状だって言うけど、本当にそうなのかな。
私は……その思い出に頼らなくても生きていけるようになったら、記憶っていうのは消えるんじゃないかと思うな』
心という鐘に言葉という撞木を叩きつけられたような気分でした。
忘れる事は悲しくて、失礼な事だから、覚えておかなくてはならない。ずっとそう信じていました。
認めたくはありませんが、彼女がなんと言いたいのかうっすらと私の中に染みこんでいきます。信じられないことですが、それでも、間違いありません。
『ねえ早苗。明日、来れない?』
わずかな悲しみが篭った言葉。細くても決して切れない魔法の糸のように、私たち二人の間に架かりました。なら私も、その糸を繋げておかなくてはなりません。
「……行く。絶対行くから」
最善の言葉でした。後悔なんてものはありません。何故する必要があるのでしょう。
「あの……」
『うん?』
「反対するようで悪いけど。
私は、ずっと覚えているからね」
『……うん。
明日、朝十時に駅前集合ね。絶対、来てね』
「うん。また……明日」
それが最後の言葉です。いや、間違えました。私の歴史の中で、最も新しい彼女の言葉、ですね。
そうでした。ひとつだけこの世界にいう事があったのでした。
「お待たせしました、幻想郷。
私のゆりかご、そしてお墓はこの世界。よろしくお願いしますね」
もうセピア色の十円玉はありません。でも大丈夫。セピアは、しっかりとこの胸に焼き付けられましたから。
10/
森の中のセピア。それは、まだ幻想郷になじめない人のための最後の情け。それに出会える人はすごく少ないけれど、困ったらぜひ探してほしい。
思い出を、一瞬だけの『今』に。
でも二つだけ、ほんの二つだけ条件がある。
それの助けを得たら、きっぱり諦めをつけること。
もうひとつ。それの助けを得たければ、セピア色の十円玉を、必ず持ってくること。
悪い点は話の繋がりがわかりにくいところでしょう。物語がぶつ切りになっています。特に4/はひどく何が起こっているのか一瞬わからず、頭に疑問がはりつきます。
小さな点ですが、文章的な指摘。
『この世界から飛び出す以上、この悔いは仕方のないことなのです。』
指示語の連続であるばかりか、早苗の心情を一人称的に語る場合、その『悔い』を語るのがベスト。あとあと語るのなら伏せておくべき事柄といえそうです。
ついでに言えば、『失礼ながら無邪気な声』もわかるが、誰にとって失礼か混乱する恐れがありますね。もうちょっと文章量を増やせる場所かもしれません。『嬉しいプレッシャー』も様々な色合いがありそうですから、説明すると良いかも、ですね。
ラスト。
『それの助けを得たら、きっぱり諦めをつけること。』
諦めという言葉のニュアンスはわりと負の感じですね。なんとなく言いたいことは伝わるのですが、ぼんやりとした感じになってしまいます。説明を入れると、壊れてしまうかもしれませんので、ここは言葉の選択を慎重にするべき場面だったのかもしれませんね。
総括。
文章であと一歩踏みこんでくれれば、いい作品になった気がします。
逆に言えば文章力不足。
センスが良いなぁと感じたので、ほめほめ。のびしろもありそう。加えて早苗さん補正。
あまり長く語って興ざめになりかねない事を言ってしまうのもよくないので、簡潔に。
>>9の名前が無い程度の能力様
柔らかい文章を書きたかったので、そう言っていただけるととても嬉しいです。
繋がりがわかりにくい事ですが、作者として頭の中で片付けていたため、そのような事になってしまったのだと思います。
次回作から常に気をつけて書きます。
文章が足りなかった事も、言葉の選択が少々よくなかったことも同様に反省します。
色々とありがとうございました。