Coolier - 新生・東方創想話

妖精と人形使いと

2008/12/22 21:16:35
最終更新
サイズ
14.52KB
ページ数
1
閲覧数
839
評価数
5/22
POINT
930
Rate
8.30

分類タグ


 これは東方二次創作です。
 なので、若干のキャラ崩壊があるかもしれません。







 流れがなく、よどんだ生ぬるい空気で満たされた密室。
 居心地がいい空間ではない。けれど今日も今日とて、外の空気を入れて換気をするわけにもいかない天気模様。我慢する他ないだろう。
 目覚めたアリス・マーガトロイドは窓の向こうを見て、雪が降りしきる様子を確認し、小さくため息をついた。今朝は吸い込む空気と天気を合わせ、目覚めの気分はあまり良いとはいえないようだ。
 外の風は弱くふぶきはしていない。しかし今朝でこの天気は三日目となる。屋根に積もった雪の量もすでにかなりのもの。天候条件とは関係なく、雪おろしをしなくてはいけなかった。
 重い気分を振り払い手早く寝巻きから着替えると、彼女はいつものように友人達が休んでいる部屋へ向かい、目覚めを促した。

「おはよう、みんな。今日は天気はよくないけど雪おろしをするわよ」

 友人達、アリスの手作り人形達は目覚めるや不意に聞かされた注文に、いささか不満げの様子。

「しょうがないでしょ。このままにしておいたら雪で家が潰れて大変。家事をする子以外はがんばってもらうわよ」

 雪の中での屋根の雪おろしが面倒なのは、戻ってきた人形の手入れをしなくてはいけないこともあわせて、アリスも重々承知のこと。しぶる人形達に防水具を身につけさせると、家の外へと見送った。
 それから当のアリスはというと、窓辺の椅子に腰掛けて、人形達にあれこれ仕事の指示を出すだけである。
 天気次第だが、お昼にはだいたいの仕事が終わるだろう。そうあたりをつけて、それまでは本でも読んで過ごそうと決めていた。
 しかし、お昼よりも前に彼女は椅子から立ち上がることになる。
 人形の一人が彼女に来訪者を告げた。

「お客さん?…こんな雪の中を?」

 そう言いつつ窓の外を確認したアリス。そして、外の様子が少々おかしいことに気づき、眉をひそめた。

「こんな真似をするのは誰かしら…」

 人形はただ、知らない相手だとのみアリスに答えた。
 道に迷った妖怪か何かだろうかとあたりをつけ、用心のために数人の人形に一緒に来てもらうことにする。
 玄関の扉の鎖を確認してから、ノブに手をかける。わずかに開けたドアの隙間から来訪者の姿を確認すると、そこに居たのは…。

「はじめまして…。こちら、アリス・マーガトロイドさんのお宅…でしょうか?」

 見知らぬ妖精だった。





 アリスは家じゅうの窓を開け放ち、家にこもった淀んだ空気を外の清涼なものと入れ替えた。
 そして一通り空気が入れ替わったと感じられれば、窓を閉めて居間の暖炉に薪をくべる。来訪者は暖炉に一番近い椅子に腰かけてもらうことにした。この寒空の下をやってきて、体は冷えたことだろう。

「おまたせ。さて、紅茶も入ったところで、まずはお礼を言わなくちゃね」
「い、いえ、そんな…」
「それで、お願いごとって?こんな手土産を押しつけてまで、聞いてほしいこと」

 手土産、マーガトロイド邸の敷地内でだけ雪が降っていないという様子を指して、アリスは妖精の言葉を促した。
 目の前の妖精、本人曰く雪の妖精らしい、は今日、アリスに聞いてほしいことがあるから訪ねてきたとのことだった。
 面倒な話になるのは勘弁してほしいアリスだったが、話を聞くだけでもいいと言って食い下がる様子に仕方なく折れることになった。もちろん、雪の流れを操作して、家の周りだけ雪を降らないようにするという手土産があっての話であるが。
 あとは、一人で魔女の家にやってくる、しかも能天気な空気があまりない妖精に興味が少しだけ湧いたといったところだ。

「実は…。人形作りについて教えてほしいんです」
「具体的にいうと?」
「アリスさんの人形みたいなものを作るにはどうすればいいんですか?」
「妖精じゃあ無理ね」

 緑髪のおさげを揺らして力強く聞いてきた妖精にアリスは冷静に返答する。
 出鼻をくじかれて妖精は口をぱくぱくさせる。
本当のことだというのもあるが、あまり妖精になつかれたくないという思いが強い。森に暮らす者は、妖精には好かれず嫌われずに居るのが好ましいという考えもあるのだ。
 アリスは今回、あまり親身に相談にのる気はなかった。

「魔道書の一つも読めないでしょ。それじゃ、ただのお人形さんを作るので精いっぱいよ」
「それ以上は無理なんですか…?」
「私の常識の中では無理ね。そもそも、どうして作りたいなんて思ったの?」
「あ、それはですね…」

 そしてこのときアリスは好奇心から、少し相手の方に歩み寄り過ぎたかと思った。

「あ、いや…やっぱりそれはアリスさんに言っても仕方のないことなんで…」

 しかし、逆にここは妖精がアリスから距離を置くことで落ち着いた。妖精は弱い笑みを浮かべて、アリスの質問の返答を断った。
 このとき、アリスはこの妖精に対する接し方を改めようか、と自分の中で軽く思案する気分になるのだった。

「そうね。個人的なことを聞いてごめんなさい」

 とりあえず、ものは試してみよう、ということでアリスは妖精に魔道書を見せてみることにする。そのことを告げて、彼女は妖精を居間に残して書庫へと向かった。
 ―――あの妖精、『遠慮』したのよね…。
 書庫で初歩中の初歩の魔道書を探しつつ、アリスは内心呟く。
 彼女が動機を聞いたときの妖精の表情は一瞬、しかし確実に喜びの感情を浮かべた。それを見て失敗したかとアリスは思ったのだが、次の瞬間には妖精は目をそらし、再び彼女の方を見たときに苦笑いのような表情で返答したのだった。
 それがアリスには妖精が自分に遠慮したように見えた。

「妖精が遠慮、ね…」

 変わった妖精だとは最初から思っていたが、ここまでとは。
 しかし、相手が遠慮というものを知っているならば、もう少し親身になって相談に乗ってあげてもいいかもしれない、とアリスは思った。
 自分がこう考えることまで妖精が考慮に入れていたとしたら、それは違った意味で妖精の頭脳に対する認識を改めなくてはいけないこと。それは流石にないだろう、アリスにとってはあってほしくないことである。

「って、こんなには要らないわね」

 ふと気づけば、あれこれ思案しているあいだに、いつのまにか手の中の魔道書の数は抱えるほどになっていた。慌ててその中の二、三冊を手に取ると、居間へと戻る。
 ―――おまたせ…。
 そう言葉を発そうとしたが、喉まで出てきたところで止まってしまった。居間で一人、はたから見ると奇行をとっていた妖精を見たために。
 しかし、足音で察したのか、妖精の方はあわててソレをポケットの中に押し込んだ。

「えっと、別に気にしないわよ。人形と話すくらい、よくあること…でしょう?」
「………」

 ここまで見ると、アリスはこの妖精が自分のところへと来た動機についても、ほとんど予想がついてしまっていた。
 ―――友達が居ないのね…。

「…すみません、こういう動機で」
「いいわ、うすうす予想はしてたから…」

 アリスは、笑顔がゆがむのが自分でもわかった。
 動機を尋ねたときの表情からして、なにか悩みごとが関係しているとまでは予想できていた。それに加えて、どうして自分が人形を使うようになったのかといった過程を考えれば、この動機はあまりにも普通のものだ。
 ほんの数秒前まで後者ができていなかったわけだが。

「けど、妖精が一人で居るのはお勧めできないわよ」
「すみません、他の妖精はどうしても怖くて。話しかけられなくって…」

 ―――これも、チルノみたいな自然のゆがみに含むのかしら。
 とはいえ、これは自然に淘汰される側の歪みだろう。妖精の力など人間に毛が生えた程度であって、一人では生きていくことは難しいはずだ。自分のように…。

「…まあいいわ。とりあえず、持ってきた魔道書を見てみましょう」
「ありがとうございます」

 一瞬奇妙な思考にとらわれかけたが、自己否定するのも、人形に話しかける生活を推奨するのも気が乗らないアリスは、その話題を無視することに決めるのだった。
 ―――同情したって何も得がないわ。
 少々親身に話に乗るは良しとしても、自分と重ねるまでのことは明らかに無駄な思考である。

「読める?」
「一部は…」
「一部でも読めるなら立派なものよ。この程度の魔道書には認めてもらえるようね」

 この妖精の力はアリスが思っていた以上らしい。
 それからしばらく、アリスは妖精の疑問やらに答えながらお昼までの時間を過ごすことになった。午後からはアリスが人形を作る様子を妖精に見せて過ごした。
 そして、日が傾きかけてきた頃に妖精は、アリスに礼を述べて去っていくのだった。
 降りしきる雪の中、帰っていく妖精の周りだけ雪が降っていない奇妙な光景を眺めながらアリスは小さくため息をついた。





 妖精は怖い。
 緑髪の妖精は心の底から震えた。
 最初のうちは、なんて話しかけたらいいのかわからない、くらいの抵抗感だった。それがいつの間にか、見るだけでも恐ろしく思えるようになっていくことに。
 恐怖はしだいに膨れ上がり、今では彼らから身を守るために武器が欲しいと思うほどにまでなっている。

「あんたも一緒に外であそぼーよ」

 今までは声もかけてこなかったのに、ここ数日で急に積極的に家の外までやってくるということが、さらに彼女の恐怖の膨張を加速させた。
 緑髪の妖精は手作りの人形を胸元で強く抱きしめながら、じっと息を殺す。
 扉にはきちんと鍵がかけてあるし、窓のカーテンも閉め切り、家の中の様子を外からは確認できないようにしてある。居ないふりをすれば、今日も家の外の彼女等は去っていくと緑髪の妖精は思った。

「人間をいじめて遊ぼうよー」

 恐ろしい。
 人間にとって、冬に遭難することがどれだけ大変なことなのか、外の妖精たちはわかっているのだろうか。おそらく分かっているだろう。
 そして、分かっていながら笑って人間をおもちゃにできる彼女等と自分との間には、同じ妖精であっても決定的な違いがあるのだろう、と彼女は思った。
 ―――でも、こんな風に考えるのは私だけよね…。
 ただ、緑髪の妖精は同時に、同じ妖精を恐れる自分を蔑視する感情も持っている。このような感情を理解してくれる者は、それこそ自分の想像の中ぐらいにしか居ないと思っていた。
 ―――人形だけでいい…。
 できることなら、困ったときに一緒に戦ってくれる者が良かった。
 現在、彼女の胸の中に居る人形は、残念なことに身動き一つ取れない。しかし近いうちに、森の魔法使いに習った通りの人形を作って、パートナーとできるかもしれない。
 ―――そうしたら、もっと外で遊べるかな…。
 今は怖くても、一緒に居てくれる友達がいれば外で遊ぶのも怖くないかもしれない。
 昨日のように天気が悪くて誰も出歩かないような日でなくとも、家の外に出られるかもしれない、と思うと、自然と緑の髪の妖精は胸が暖かくなる気がした。

 ぱりん。

 「え…?」

 何かが割れる音。続けて、床に何かが散らばる音。
 後者を聞いたときにはすでにそれが何の音かは、緑の髪の妖精にもわかっていた。窓ガラスが外から割られた音だ。
 その音で、家の中に居れば大丈夫だという意識で平静を保っていた妖精の心は急激に揺さぶられる。
 割れた窓からは冷たい風が吹き込むにもかかわらず、彼女の肌からは気持ちの悪い汗が滲み出た。わけがわからず、妖精はただ胸に抱いた人形を強く抱きしめて、ひたすら落ち着こうと努める。
 しかし…。

「いないのかなぁ」

 割れた窓から手が入ってきて、カーテンがめくられる。すると、向こうから家の中が見えるようになるだけでなく、こちらからも窓の向こうが見えるようになり…。

『やっぱりいたぁ』

 一人ではない。窓に張り付いてこちらを凝視する妖精達の姿が目に飛び込んでくるのだった。
 穴から手を入れ、彼女等は窓の鍵を開け、家の中へと入ってくる。
 ―――なんで…なんで?
 自分の恐怖は一種の思い込みと信じていた妖精には、その様子は現実とは思えなかった。
 けれども、現実に妖精達は窓から入り込み、ベッドの上で人形を抱き締め震えている緑髪の妖精へと歩み寄る。そして、腕を掴んで無理やり立ち上がらせようと引いた。

「な、なに?」
「ほら、人間を撃ちにいこーよ」
「なんで…?」
「森の妖精は今日は弾幕が打てるからよ」

 わけがわからなかった。弾幕が打てるというのはともかく、それでどうして人間を打つ必要があるのだろうか。ただ道に迷わせるだけではないのか。
 緑髪の妖精はきちんと理由を聞かないことには彼女等についていきたくはなく、腕を掴む手を振り払う。そして、どういうことなのか説明してほしい、と意思を伝える。
 しかし、それは妖精達には届かない。

「人間を撃つのがそんなにおかしい?」
「そんなの――!」

 反論しようとした次の瞬間。緑髪の妖精は突き飛ばされていた。
 背後にあったのがベッドだったため、それ自体は大した意味があるわけでもない。しかし、視界を再び持ち上げたとき、目の前の妖精達が自分に向けて弾幕を打とうとしている様子を見たとき、心に走った衝撃は生易しいものではなかった。

「黙ってついてきなよ」

 流石の彼女も、この恐怖が思い込みだとはもう思わない。自分が居る状況は間違いなく異常なのだと、心の底から思った。
 ―――逃げよう。
 この選択は間違いなく正解だろう。問題なのは、それを導き出すのが遅すぎたことだけだ。緑髪の妖精はもはや自分が袋のネズミ状態であることに、数秒の思考の後、ようやく気付くのだった。

「やだ…」

「あー、もうっ!どうしてこんなときばっかり紅白巫女みたいに勘が的中するのかしら…」

 ………。





 毒づくというよりは、喚き散らすように。ひとりごちるというよりは、誰かに八つ当たりするように。独り言というにはあまりにも大きな声が緑髪の妖精の家に響いた。

「アリスさん…」
「そんな目で見ないで。別にあなたを助けにきたヒーローじゃないんだから」

 窓から顔をのぞかせている金髪の女性に、その場のすべての妖精達の視線が注がれていた。
 その多くが、どうしてこんな場所に森の魔女が来るのかという疑問と、少なくない畏怖の籠った目。ただ一人のみが喜びに満ちた目で彼女を見ているのだが、当のアリスはそれを極力無視するつもりのようだ。

「レティ・ホワイトロックの方は片付いたから、もう妖精には大した力はないわよ」
「そ、そんなはず…」
「もっとも、どっちにせよ異変のどさくさで弾幕を撒き散らそうなんて考えている、人騒がせな妖精にはきちんと灸をすえてあげる必要があるけど」
「げ…」

 苛立ちを隠そうともしないアリスに睨まれて、妖精達は蛇に睨まれた蛙よろしく、凍りつくのだった。
 その後の妖精達のことだが、それは詳細まで語ることもないだろう。
 これから先、異変で力や気持ちも大きくなったとしても、はめを外して人々に迷惑をかけることはないだろうという程度に、きついお仕置きをうけたとだけ言えば十分伝わるはずだ。





「…ハァ」

 青空に輝く太陽。その光を白く反射する雪景色。
 扉の隙間からそれを眺めながらも、アリスの気分は晴れなかった。
 それは彼女の人生の中で限りなく面倒な現状を憂いているため。そして、目の前にその元凶といえる存在が居るためだ。

「アリスさん。お疲れですか?」
「それがわかってるなら、自分の家に帰ってくれる?」
「ですが、なにかお礼をしたいんです。あ、お風呂沸かしましょうか」

 家の周りだけ雪が降らないようにする、妖精に似合わない力量。妖精なのに魔道書を読めるほどの能力向上。妖精が攻撃的になっているふし。それらと近頃の寒さを結びつけて、アリスはレティ・ホワイトロックに苦情を申し出ると同時に、弾幕勝負をしかけた。
 昨日の時点では異変と呼ぶかも迷うほどの些細なことではあったが、毎年恒例のことのため、今年は魔法の森に来たのかと思えば、疑いはほとんどなかった。
 結果的にはレティ・ホワイトロックの挨拶がわりの大量降雪を未然に防げたのだが…。
 ―――その後がまずかったわ…。
 帰り道にも面倒なことが待っているという予感がアリスにはあった。そして帰り道、偶然にも彼女は緑髪の妖精の家の横を通り過ぎることになった。
 面倒なことだとは思ったが、見た以上はとめないわけにもいかず…。

「お礼なんていらないから」
「そうはいきません!」

 玄関先で扉を挟み、妖精と見つめ合うアリス。妖精の目はキラキラと輝いているように見えた。

「とにかく、帰って」

 これ以上話を聞いても面倒なこと以外にはなりそうにないと、アリスは妖精の目から逃げるように扉を閉めた。

「あ、アリスさーん!」

 アリスは思う。そもそも、妖精達は緑髪の妖精を少々強引に遊びに誘っていただけではないか。その遊びの内容からして自分が止めに入ったのであって、緑髪の妖精を助けたわけではない。あのまま放置しておいても、緑髪の妖精は嫌な思いをする以外に被害などなかったはずだ。
 どこにアリスが感謝されるいわれがあるだろうか。
 しかし緑髪の妖精は思う。アリスさんかっこいい。アリスさん素敵。あぁアリスさんアリスさんアリスさん…。

「一人でいる妖精は、これからは要注意対象…」

 意味のない言葉をつぶやきながら、謎のキラキラした目から放たれたプレッシャーを思い出し、肩をぐったりとさせるアリスだった。
 なお、余談であるが、それから魔法の森マーガトロイド邸付近で、アリスによく似た人形を抱いた緑髪の妖精が見られるようになったとか、ならなかったとか。また、家に引きこもりがちで、人形だけが友達、そんな緑髪の妖精の姿をアリスが見ることは二度となかったとか。
初めてSSを書かせてもらいました。

東方の道中ザコについて書いてみたかったのと、盲目な恋も程度によっては健康的だよなぁ、って考えから、こんな文章ができました。
異変についての考えは三月精の拡大解釈です。
全体的に拙いかもしれません。評価、感想をいただければ嬉しいです。
幽霊A
簡易評価

点数のボタンをクリックしコメントなしで評価します。

コメント



0.660簡易評価
5.40名前が無い程度の能力削除
おい、冒頭のアリスのセリフで「雪下ろし云々」や
他のセリフの「炊事をする子以外は云々」もまるっきり三月精と同じだろ?
自分で考えたアリスのセリフを書け。

話は面白いものでしたけど。
一妖精との出来事というのは面白い話です。
が、冒頭にも書いたそれでマイナス。
6.無評価名前が無い程度の能力削除
≫5
雪おろしだけでそこまで同じと思われるとは…。
これからはオリジナル性によく気を付けます。
12.60名前が無い程度の能力削除
確かに、既存の書籍等で使われている台詞をそのままパクるのは感心できません。
それはともかく。
たまたま知能が高かった為に同族を怖がる妖精が、友達代わりに人形を動かすことを
望んでアリスの元を訪れる、という発想は面白いと思います。
アリスのキャラ付けも単に親切なのではなく、他者と距離を置きたがる様は原作に近いと
感じました。
結果的にアリスが彼女の危機を救ったことで懐かれてしまうくだりは、読んでいて微笑え
ましかったです。
ただ、気になったことが二点。
一つ目は、一箇所だけ「スニー」という名前が出ていること。
名前を出すのなら初めてアリス邸に来た時に名乗らせるべきですし、出さないのならこの
一箇所は「あんたも一緒に外であそぼーよ」で済ませるべきでしょう(私個人としては、
オリキャラはできれば名前を出さない方がいいと考えていますが)。
もう一つは、この妖精の外見。
「緑髪の妖精」と書かれていますけど、この描写だと一般に東方ファンは大妖精を連想して
しまいます。オリキャラはなるべくなら原作キャラと被らない外見に設定するべきかと。
指摘が細かくなりましたが、ストーリーはきちんと筋が通っていましたし、作品の雰囲気は
良いと思います。
これからも頑張ってください。
13.80名前が無い程度の能力削除
こういうアリスの性格大好きです。
とても初めてとは思えないほどおもしろかったです。
次回作も期待してます、またアリスの話だと嬉しいなあ。
14.無評価名前が無い程度の能力削除
≫12
感想、アドバイスありがとうございます。
修正して問題のない箇所は、編集して加筆させてもらいました。

≫13
ありがとうございます。
これから精進します。
17.20名前が無い程度の能力削除
窓ガラスぶち破って暴力で強制したあげく人間いたぶりに行こうとする妖精始めてみた。
18.70名前が無い程度の能力削除
あえてアリスと妖精を仲良くさせなかったのは、妖精と妖怪との付き合い方としていいと思います。

また、冒頭の部分も「妖精とアリスの話ってことで、三月精を本歌取りしてイメージを添えたのかな?」と思えまして、私は別に不快なものではありませんでした。

もっとも、全体が短いのでまずく見える部分はあるのでしょう。山と谷のメリハリに欠けることも含め、もうちょっと長くしてもよかったかと思います。

また、妖精が暴力で仲間に言うことを聞かせようとするのはちょっと違うかな、とも思いました。そんな面倒くさいことをするより、つまんない子は仲間はずれにして遊びに行こうっ!の方が「子供」の行動としては(あくまで個人的に)ありそうに思えましたから。

キャラ性の確立はしっかりしていたので、シナリオ立てをもっと練りこめば更に良くなると思います。