殺人は中間項の削除である。
中間項とは、目標の中途、いわゆる中間地点である。
例えば、XがYを殺したいとしよう。
Xは自己の内面に生じた殺意を外部に現実化することによりYを殺すわけだが、その殺す動機はつきつめると、Y自体の削除ではない。もちろん例外は存在するから、Y自体の削除を望む者もなかにはいるだろうが、ほとんどの場合目標は別のところにある。
たとえばYはXにとって政敵であって邪魔であるから削除したいとする。この場合、XはYが邪魔だからというのが直接の動機にはなっているが、目標は自分の政治的理念を実現することにある。つまり、XがYを殺すのは目標の実現のためであってY自体を消したいからではない。
しかし衝動殺人はどうかという反論もあるだろう。これは単に中間項と目標との混同である。つまり単なる人間の認識、認知力の低さからくる誤謬にすぎない。本当に削除したいのがYそのものであるのなら、Xは別に殺す必要はない。ひとつに、XはYとの縁を断てばよいし、そうすることでXは目標を達成できる。
そうではない。XはYに単純な不利益を与えたいのだという人もいるかもしれない。確かに他者に対して苦痛を与えることが目的となっているものも中にはいると思われる。しかし、Yに不利益を与えたい場合は、Yに不利益を与えたいことが自己の快楽という最終目標と限りなく接着しているため、混同が生じやすいにすぎない。結局は自己の快楽、あるいは自己の実現といったことの反射的効果としてYは殺されているといえる。
だから、殺人は中間項の削除である。殺人の対象となるものはそれ自体が最終目標となっているのではない。
アリスは自律人形を創った。魔理沙人形。アリス人形。霊夢人形である。
アリスは彼女たちのためにドールハウスを用意していたのだが、そのうち魔理沙人形と霊夢人形はよく外へ連れだって出かけるようになってしまった。
やがて、二体は帰ってこなくなった。
けれど、久しぶりに帰ってきた。
アリス人形は少々迷惑そうに、だけれども少しだけ嬉しそうに紅茶を楽しんでいる。魔理沙人形はいつもどおりうるさげにふるまい、霊夢人形はそんな魔理沙につっこみをいれている。もちろん、そんなに詳細な会話を交わしているわけではない。
彼女たちの知能と知識は妖精以下であり、きわめて脆弱な精神構造を有しているから、アリス自身にも彼女たちがどのような脈絡で会話をしているのかわからなくなることがある。
だから――そんなことになるとはアリスもまったく考えてなかった。
ドールハウスは小さな密室だった。縮尺を縮めただけのアリスの家を模したものである。窓ガラスは数点あるもののこれは内側からも外側からも開かないようになっており、扉はひとつしかない。その扉も鍵をかけてしまえば、人形の力ではあけることはできない。
鍵はひとつしかなく、その鍵を持っているのはアリスだ。アリス人形ではない。
つまり、【人形家の密室】がここに存在するのである。
朝、アリスはアリス人形と数体の上海人形を連れて、薬草を摘みにいくことにした。この時点で、魔理沙人形と霊夢人形はまだ動いていた。
アリスは魔理沙人形と霊夢人形が中にまだいることを確認すると、ドールハウスに鍵をかけた。
もう少しだけアリス人形と遊んでほしかったのかもしれない。
さて、夕方になって帰ってきてみると、霊夢人形がバラバラになっていた。
バラバラ殺人ならぬ、バラバラ人形事件である。一応、人形の力でも人形を破壊するのは可能であろう。
ドールハウスはアリスが鍵を開けるまでは密室だったのだから、当然、ドールハウス内で動いているものは魔理沙人形しかいなかった。
咎めるつもりはない。
どうせ人形が人形を破壊しただけのこと。
アリスは冷淡すぎる表情のまま、魔理沙人形に問いただしたのであるが、魔理沙人形は犯行を身振り手振りで否認した。「ちがうちがう」とも言っていた。
確かに動機の面から考えると魔理沙人形が霊夢人形を殺すことは考えにくい。しかし、物理的に犯行が可能なのは魔理沙人形だけのように思える。逆に言えば、動機の面だけで考えるとアリス人形は霊夢人形を殺す動機はありすぎた。魔理沙人形のことがもしかすると――いやそうではなくても、放っておかれたことに対する恨みがあるかもしれない。
少なくとも仲良くやってきた魔理沙人形と霊夢人形よりかは動機があるといえた。
しかし問題は魔理沙人形とアリス人形のいずれがやったことにしろ、人形のやったことであるということである。
つまり、アリスは事情聴取しようにもそれは不可能である。
いったいどうやってバラバラになったのか聞こうにも会話が成立しないため、どうしようもない。
さて困ったことになった。
と、不謹慎ながらもアリスは少し笑っていた。
魔理沙人形はしばらくはここにいるだろう。自らの潔白が証明されるまでは少なくとも愛でることができそうだ。
とりあえずドールハウスを点検してみることにした。
ドールハウスの構造は一階建ての木造建築である。魔法的な付与はなされていない純物理的な建築であり、ちょうど丸太小屋を想像してみればわかりやすい。一応部屋ごとに分かれており、部屋ごとにドアもついている。すべて木造ではあるもののぴったりとはまるように計算されているので、防音効果もばっちりだ。
実際、アリスの住んでいる家もそうなのである。
霊夢人形がバラバラにされていた場所は――バラバラになった霊夢人形のパーツが置いてあった場所はというべきか――霊夢人形に割り当てられた部屋の中であり、どのドアの鍵をそっと引っ張ってみると中にあったという状態である。この小さなドアには鍵はかかっていないが、先にも述べたとおり防音効果はある。
魔理沙人形が弁解するところによれば、しばらくの間、テーブルに座ってじっとしていたらしいが、霊夢人形がずっと部屋から出てこないので不審に思い、覗いてみると部屋の中でバラバラになっていたらしい。
「死亡フラグ。死亡フラグ。れいむ」
と、魔理沙人形はしきりに訴える。
確かに、密室で自室にこもるのは死亡フラグ。しかし、この場合、密室に囲われた状況下で二人きりであったのなら、フーダニットは言うまでも無いことではないのだろうか。魔理沙人形が嘘をついている可能性がもっとも高く、そしてもっとも自然である。
加えて、これも言うまでもないことであるが、自律人形は自らバラバラになることはできない。考えてもみて欲しい。まず自分で自分の身体を切断する場合、右手を使ってどんどん切断していくとしよう。そうすると最後に頭と右手のいずれか一方は切断されずに残ってしまう。アリスの創る人形の場合、頭を切断してしまうとそこで思考が途切れて切断することができなくなり、右手を床にたたきつけるなりしてはずしたとしても、頭と胴体を同時にはずすことはまず無理だろう。
したがって、このように自律人形が自らの手足を使ってバラバラになることは不可能であり、バラバラにするにはなんらかの外部的な力を加えるしかないのである。
アリスは首をひねる。
わからない。
魔理沙人形は嘘をつけるような子じゃなかったはずだ。数日のうちに固定化されたキャラクターに従うとすれば、おそらく嘘はついていない。けれど物理的にはほとんど魔理沙人形にしか不可能だった。
とりあえずわからないのは気持ちが悪かったが、考えてもわからないことは多い。
魔法を学ぶ者にとって、わからないことは多く、解らないことに対する割り切り方を学ぶことも必要だった。だから、アリスはひとまず容疑者である魔理沙人形をドールハウスの中に監禁し、アリス人形は家の中に置くことで、両者を分断した。
こうしておけば第二の事件は起こらないだろうと考えたのである。
しかし、実際には朝起きてみると、ドールハウスの中の魔理沙人形はバラバラになっていた。
鍵を探ってみたらちゃんとある。盗まれた形跡はなく、アリス人形はいつものように微笑をたたえながら座っているだけだ。
しかし、もう絶対的に明らかだった。
犯人はアリス人形しかありえない。なぜならこの家の中で絶対的に自由な意思を持って動けるのはもはやアリスとアリス人形しかいないからだ。あとは方法がわかればすべてが明らかになると考えた。
思考――する。
アリスは思考する。アリス人形はいつもと同じく長いすに座って、手袋をはめて、紅茶をすする動作をし、そして、微笑を選択した。
わかるの?
と聞いているかのようだった。
「ああ、わかったわ」
とアリスは答えた。
「あなた、いつのまに人形を遣えるようになってたの?」
そうとしか考えられなかった。
帰ってきたあの二体の人形はおそらく、すでに自律をやめた普通の人形だったのだろう。殺されていたのはずっと前。
ここに帰ってくる前のこと。
そう考えればすべてが説明つく。魔理沙人形と霊夢人形はすでに自律を停止させられており、一定の式にしたがって動くただの人形になりさがった。そして、おそらくはアリスに気づかれないようにきわめて自然な動作で命令を行えるように少しずつ調整したのだろう。
すなわち、霊夢人形と魔理沙人形はいつのまにか、アリスの人形ではなくなっていた。
アリス人形の人形になっていたのである。
なにしろ時間は無限にあっただろうから、問題なく動作できるまで何度も繰り返すことはできる。
あとは具体的にどうしたのか。
端的に言って、霊夢を壊したのは魔理沙人形でしかありえない。これは魔理沙人形をあやつることで簡単に可能だろう。
そして魔理沙人形はどうやって壊したのか。
残された謎は右手をどうやってばらしたのか。いや左手かもしれない。どうやって自分で自分をバラバラにできたのか。たとえ操ることができたとしてもこればかりは不可能じゃないだろうか。
「いつからというわけではないです」
と、アリス人形はきわめて流暢に話しだした。
驚く暇もない。
「あなたその口調……」
「これだって別にたいしたことじゃないです。妖精の皆さんに会話を学び、そのうち妖怪に学び、慧音先生に学び、永琳先生に学び、紫先生に学び、少しずつ知識を蓄えていっただけです。そんなことどんな生命体だってしていることでしょう」
「それもそうね。じゃあ人形を遣うことを覚えたのも、誰かに教えてもらったの?」
「それはあなたを観察して自分で覚えたのです」
「魔理沙人形はどうやって壊したのか聞いてもいい? 独りではバラバラにできないように思うのだけど」
「ああ、気づいてなかったんですか。簡単なことです。人形の思考経路を別に頭から命令するようにしなくてもいいわけです。ですから、ね。おなかで考えるように変えただけですよ。おなかが本体だとすればあとは簡単でしょう。まず両足をバラバラにします。首もとります。この時点で軽くゴアシーンですね。その後、左手をとります。あとは右手と胴体だけの状態になりましたね。あとは重力です。天井近くで何度も何度も落下します。実験では百回ほど繰り返せばさすがに壊れました。まあ一夜あれば十分に時間はありますよね」
「そう……。じゃあ最後に聞くけれど、どうしてそんなことをしたのかしら?」
「それは、あなたが魔理沙人形のことを少なからず想っていることを知ったからです。わたしは魔理沙人形のことも霊夢人形のことも嫌いでした。だからバラバラにしたんです。いいですか。わたしはわたしです。あなたではありません。あなたの分身でもありません。あなたが現実的に魔理沙さんというお方に好意を抱いているかどうかなんて、わたしには関係ないでしょう。わたしはわたしの信じるところと利益にしたがって行動しただけです。つまり――」
「つまり、あなたの愛が欲しかった」
展開予測なんて夢の又夢なんだぜ……。
御見それしやした。
いえ、アリス人形が人形を遣えるようになっているであろう事は解っていたのですが、動機がまさか…
つまり冒頭の文章でいうところの実現すべき政治的理念が「アリスからの愛」であったとは思いませんでした。自ら学ぼうとする能力が他の二体と一線を画するほどの大きさであったのも、自らの秘めた才能を自力で引き出し、モノにできたのも…全ての原動力は目標達成を欲する切実な想いだったのですね。
主人の知らない内に妖精から大妖まであらゆる者に師事していたという事実に、その行動力にただただ驚くばかりです。
むぅなるほど、これは大変面白い。この続きと申しますか今後の一人と一体の話も見てみたいものです。
人形とはいえ間接的に霊夢まで巻き添えになってるし
正直頭のおかしいアリスの行動に他キャラを巻き込まないで下さい
そもそもアリスが魔理沙好きなのは地霊殿の設定で公式に否定されましたよね
いいとこから発想を持ってきますね。
ミステリとしてのオチはやや弱いかもしれませんが、
展開じたいが早いのでふつうに驚きました。「ああ、そういうことか!」と。
それより何より秀逸なのは全編の雰囲気。
7番さんにももちろん感謝しています。
これは多分なにか創った人ならわかる心境だと思うのですが、一番ダメージになるのは放置プレイですからね。
読んだという認識をこちらに伝えようという意図はそれだけで嬉しいものです。
そのうえで個人的見解を述べさせていただきます。
まるきゅーが思いますに、二次創作はどの程度の配分かは不明なるも、作者の恣意が必ず混入するものです。公式の遵守はしなければならないと考えますが、一方で何かを創作することは、畢竟、その公式を犯しているのと変わりません。つまるところ人形遊びです。創作者は、特に二次創作をしているものは多かれ少なかれ人形遊びをしているようなものです。
その認識がまずひとつ。そして読者も脳内で俺幻想郷を創り上げているのですよね。つまり、読者も共犯でしょう。
ただ二人で遊んでいるわけではありません。おのおのが自分勝手に人形遊びをしているのです。このことが特定の視点から見てみると、結構不気味で気持ち悪い変態的なことだというのも、十分正当性があります。特に二次創作者は公の場でそれをおこなっているのですから、特にそう思われてもしかたのない面があるのかもしれません。
この点につきまして、誰かが誰かを好きであるとか嫌いであるとか、マリアリという観念はきわめて恣意性に富んだ事柄だと言わざるを得ません。これはメタ的な指摘になっておりますが、あくまで人形にとってはアリスは魔理沙が好きであるのかもしれないという視点なのですよね。
加えてみれば、好きという感情もオンオフではないですし、好きではない=嫌いとは限らない。
つまり思いこみ。その思いこみは読者といっしょ、作者といっしょです。そうであるとするならば、ふざけんなこのやろー俺の霊夢を巻き込みやがってという言葉でさえも作品の批評としては十分に成り立つと思います。なぜなら当該作品の正当性を高めてくれていますから。
つまり、少なくともそういった恣意や思いこみといったものが存在することを外部的に証明してくれているからです。
つらつらと言い訳してきましたが、うん一言でいえば
マリアリは俺のジャスティスなんだ。ごめんな。
最後にまるきゅーの最終目標について。
終局的には人形遊びを越えて、人形劇がやりたいという感じです。
比喩表現は誤謬が混入する恐れが高いですし、それを口に出すのも下品ですが、楽しむことを第一義としたいために、念のため記しておきます。
それにしてもアリス人形は無駄に凄いなぁ
妖精程度の知能なのに人間と同程度の知能を有しているように思える
>>7
公式で否定されたも何も最初からそんな設定存在しない完全二次創作なわけだが・・・
そんなに公式が大事なら二次創作なんぞ読んでないで公式だけやってりゃいいだろうに
それに特定キャラに対して頭のおかしいなんて言葉使うのは間違っている
東方キャラは現実世界の常識に当てはめれば頭のおかしい奴しか居ない
ただ、親(でいいんですよね?)の愛を欲していただけというのが、
ゾクっとすると同時に切なくなりました。
他の人形2人は、どういう気持ちで自律を停止されたのだろうとか、
今後、アリスと人形がどうなるんだろうとか、色々と想像させられました。
素晴らしい作品をありがとうございました!
放っておけば本物の魔理沙すら殺しかねないですね。
>>37
まぁ、
なんだかんだで10点付けてるしただのツンデレかと
アリスの愛を独占するのが目的で、既に殺人(形)は成されていたのならわざわざバラバラ殺人を演じる必要もないように思えますが。同時にこれは快楽殺人(形)でもあるということですか。
しかし、なんだろうな。葬式ってわりと笑いが溢れている空間だったりしますね。普段会わない人と出会ったりして、親族は哀しいのだろうが、それ以外のいわゆるお客さんの人たちはやっぱり他人事なところがあるわけですよ。
だから葬式は悲しみだけで満たされているわけではなく、笑いが混在している、かなり奇妙な空間だというのがまるきゅーの感想です。
親の愛>そのつもりで書きました。でも直接的に書いてない。君が決めるんだ。
ツンデレ、二次創作うんぬん>君が決めるんだ。
人形遊びと人形劇の違い>君が決めるんだ。
なぜバラバラ殺人を演じたか。>想像で足りる。君がきめry
便利すぎるよ。きみきめ。森博嗣は天才すぎて困る。
ともあれども。どもども。
51さん
霊夢が巻き込まれていたというのは確かに不条理に感じるかもしれませんね。
不快なのもわかる。けれどこれが伝えたい形なのです。
53さん
カタコトで難しいことをあえてしゃべってみせるところに媚びたところがあったりして。
それを自ら用意するところがアリスの(そして彼女の世界の)弱さであり、それにわざわざ知人を模した形を使う辺りが彼女の異常性ですね。
綻びを内蔵した世界はいつかは自壊し、結局残るのは自身とその写像だけ。
面白いお話でした。
ただ、やはり話が先行してキャラクターの扱いがぞんざいだったと感じたのでこの点数で。
例えお人形遊びだとしても形を借りている点では変わりが無いので、借りた以上はちゃんと大切に扱い、傷がついたら返すまでに修繕するなどのフォローは大事だと思います。
その辺りは作中のアリスも同じですね。彼女も本来はその辺も完璧なはずですが、恋は熱病、恐るべし。
7氏の感想も、まるきゅー氏の言うとおり正当性のあるものだと思います
いつの時代でも批判も評価も表裏一体だと思ってます
氏の作品には人形遊び以上の、本当の人形劇だと称賛してもいいくらいです。
>霊夢人形の役割は最初から第三者
自分と同じ感想持ってる人がいるとは・・・
いやはや、二次創作は奥が深くて素晴らしいですね
もう少し救いが欲しかったよ
しかもレイム人形もマリサ人形も壊れちゃってるし、非道い
ろくな扱いを受けないアリスが可哀想
いとうひろぶみ
残り10%はもう少し人間(形)関係の描写があるといいかな~とか思ってしまった。
魔理沙人形と霊夢人形が仲良くする様を寂しそうに見るアリス人形。
そのアリス人形を見て必死に魔理沙人形との仲を取り持とうとするアリス。
そうすれば最後のオチの威力も上がったんじゃないかな~とか思ったり思わなかったり。
いやでも人形は序盤に書いてあった事の手段だし、混ぜすぎ注意かな……。
そう一人で勝手にモンモン考えてしまう程に面白かったです。
しかし人のジャスティスに口出しするほど無粋ではないつもりなんだ
単純にミステリー?かどうかはわかりませんが、お話としてはそれなりに読み応えがあったと思います。
よかった
霊夢人形が、自立を解かれた時はアリス人形の思いを受け入れて静かに逝ったのだろうか?
妖精以下の知能だったとしても、感情があったのであろうから色々想像してしまう。
ひとえにアリスの愛を求めて。
私はこの話のアリス人形が可愛くて仕方ないです。