Coolier - 新生・東方創想話

「Endless Party ~宴は終わらない~」

2008/06/17 02:52:57
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「円テーブル、椅子…在庫リストの記載数と相違無し、と。それじゃ次、燭台を持ってきた
子は形状と色で別れて並んで。手の空いた子は飾り布を畳んでおいて」
 倉庫部屋に次々運び込まれてくる物品と、手に持った二つの帳簿の内の在庫リストとを何
度も見比べ、数の合致した項目から物品出庫時に付けた記録表にチェックを書き加えていく。
同時に、妖精達に物品を搬入するタイミングや収納位置等の細かい指示を出す事も忘れない。
妖精は自分の仕事を最優先に行おうとするため、任せきりでは無計画な進行になってしまい
効率が悪くなる一方だからだ。
 そうして撤収作業の陣頭指揮を執る妖怪──紅美鈴は今、いつもの大陸風の服装ではなく
ダークスーツに身を包み、流線の美しい長髪も正装にならい暴れる事の無いよう後ろでひと
まとめに束ねている。それはつい1、2時間ほど前まで行われていた紅魔館主催のパーティー…
それも突発的なものではなく、紅魔館当主レミリアの誕生日を祝う一際特別なパーティーに
合わせての服装だった。
 正装、それも男装の出で立ちは美鈴を除けば森近霖之助と、何故か鈴仙(※涙目だった)
しかいなかったため、とても目立つものかと思われた。しかし実際は、受付をはじめとする
雑務や、チルノらお子様の相手などの仕事に追われることが多く、表に立つ機会はほとんど
無かった。ダンスの時間に数合わせ要員として会場内で待機していたこともあったが、結局
ただの一度も踊らずに終わり、パーティー終了後の撤収に至る。
 それでも美鈴は、その束ねた後ろ髪を引かれるような思いを感じてはいなかった。自らの
為すべき事を為し、トラブルに見舞われる事も無く主のためのパーティーを終わらせられて
満足していた。

 記録表の最後に残った項目にチェックが入る。そうして美鈴はほっと一息をつくと、待機
している妖精達の方に振り返って告げた。
「物品の確認、終了しました。これで撤収作業完了です。メイド隊の方の仕事も先程完了し、
お客様も皆お帰りになられたと報告がありました。よって、門番隊の仕事はもうありません」
 妖精達の間から歓喜の声が上がる。
「今、夜勤で門番をしている子達には私から伝えておきます。今日はゆっくり休んで下さい。
みんな、お疲れさまでした」
 美鈴の最後に一言に合わせ、妖精達は一糸乱れぬ動作で後ろ手に組み上半身を直角に倒し、
「「「したっ!!」」」
 声を張り上げた。その瞬間だけ周囲の空間が感電したように震える。そして体を起こすと
我先にと自室へ突撃し、ものの数秒で残ったのは美鈴だけとなった。
 どこであんな挨拶を覚えてくるんだろうなぁ、と思いながら美鈴はその場で大きく伸びを
する。体中からポキポキと音が鳴り、それなりに疲れがたまっている事を思い知らされる。
自分の事ながら美鈴はつい苦笑した。
「美鈴」そんな折、美鈴に声をかけ近づいてくる影があった。「そっちの仕事も片付いたよ
うね」
「あ、咲夜さん。無事に終了したようで何よりです」
「えぇ、貴女もね」
 その影──咲夜をみとめた美鈴は直後、息を飲んだ。咲夜もまた普段のメイド服ではなく、
深い蒼に染められたイブニングドレスで正装していた。フリルや装飾こそついてないものの、
右肩で止めるワンショルダーでありながら人並みにある胸の谷間が垣間見え、左側は腋まで
惜しげもなくさらけ出されている。また、いつもは三つ編みでまとめているサイドヘアーを
今は解いており、むき出しの肩に銀髪をかからせ、毛先の隙間から鎖骨のくぼみがちらちら
覗いている。逆に下半身は腰から足首まで一切にスリットが入らず、露出は完全に抑えられ
ている。
 美鈴の目の前にいる咲夜は、咲夜でありながら別人とも呼べる、艶やかな魅力に満ち溢れ
ていた。思い返すと美鈴は、パーティーの準備から開催中、そして後片付けより現在に至る
まで咲夜と会った記憶が無い。いや、見かけた事はあったかもしれないが、仕事の忙しさと
重なって気に留める暇もなかった。もし仕事中に咲夜と鉢合わせしていたら、きっと仕事に
ならなかったのではないか…と、美鈴は考えていた。
「…私の顔に何かついているのかしら?」
 咲夜の怪訝そうな声に美鈴はやっと、自分が目を大きく開いてガン見していた事に気付き、
「あー」だの「うー」だの言葉にならない声で弁解しようとした。
 咲夜は軽くため息をつくと「まぁいいわ。ちょっとついてきなさい」と身を反転させスタ
スタと歩き出したので、慌てて美鈴もその後を追った。

「あれ、ここは…」
 咲夜は大きな扉の前で立ち止まる。並んで歩いていた美鈴は扉を見上げて声を漏らした。
「…もしかして、片付け忘れとか、ありました…?」
 美鈴はやってしまった、という表情で恐る恐る咲夜の顔を覗き込むが、咲夜は何も言わず
扉の取手に手をかける。力を込めてそっと押すと、扉は音も無く奥へと開いた。
 その先に広がる空間は、つい先刻までパーティー会場として使用されていた大広間だった。
パーティーが催されていた時は多数の円テーブルが席巻し、天井や壁の至る所に配置された
飾り布、無数の燭台に灯る蝋燭から放たれる揺らめきを反射しきらびやかに輝く装飾の数々…
光と彩りに満たされた眩しい空間であった。しかし今は、明るさはパーティー時の半分以下
にまで落ち込み、もともと壁や天井に施された飾り以外に装飾と呼べるようなモノは無く、
ただただ広い空間だけが無味乾燥に広がっているだけだった。咲夜が部屋に足を踏み入れる
と、靴音が大広間全体に響き寂しさを強調する。とてもパーティーが行われた部屋と同一の
場所であるという実感が美鈴には湧かなかった。
 しかしそんな感傷に浸る間もなく咲夜は先に行くため、美鈴はさっさと大広間の扉を閉め
咲夜について行かざるをえなかった。
 こうして美鈴が咲夜の後ろにつくのは二度目になる。この時も美鈴は、咲夜の背中に目を
奪われた。前から見た時と同様に背中も左側は大きく開いており、肩甲骨や背筋がはっきり
浮き出ている。白絹にも劣らぬ滑らかな肌に表れる陰影は、日常見られるものではないため
美鈴はつい意識してしまう。しかし少し前にガン見して怪しまれたのを思い出し、なるべく
自然に咲夜の横に並んだ。これも二度目である。
 そうして視界の前方を遮るモノが無くなると、美鈴はある事に気付いた。大広間の中央付
近に何かが置いてある。門番という職務上、遠くにあるモノを判別する能力に長けている美
鈴にはそれが直径30cmくらいの小さな円卓と、円卓を中心に挟んで位置するよう置かれ
た椅子であるとわかった。円卓の上にはワインクーラーに入ったシャンパンボトルが一本と、
クリスタル製のシャンパングラスが2脚。
(あんなものをしまい忘れたのかなぁ…そもそも出した記憶も無いような…)
 美鈴が首を傾げている間に、二人は円卓の側に立った。
「美鈴」
「あ、はい、すぐ片付けますね」
「何をバカなこと、言ってるのよ」
 コツン、と美鈴は頭を小突かれた。
「え?」
「いいから。椅子に座りなさい」
「???」
 わけも分からず、言われるがまま美鈴は椅子の片方に腰をおろす。咲夜はワインクーラー
からボトルを静かに引き抜き、慣れた手つきでホイルと針金を外す。ボトルを左手に持ち、
右手にナイフを取り出すと、垂直に持ったボトルの表面にナイフを走らせる。すると軽快な
音と共にボトルの口がコルクをはめたまま真上に吹っ飛び、切り口の滑らかなボトルが左手
に残った。ナイフをしまい、落ちてきたコルク入りの口を右手で受け止め、二つのグラスに
シャンパンを注ぐ。シャンパンの泡が弾ける音まで反響しているような気がする程の静寂の
中、咲夜が椅子に座ってシャンパングラスを片手に掲げた時点でやっと、美鈴もどういう事
かを理解し、グラスを手に取る。
「お疲れさま、美鈴」
「咲夜さんも、お疲れさまでした」
 キィン、と儚くも透き通った音が大広間に響く。二人ともシャンパンを軽く飲み干し、二
杯目を美鈴が注ぐ。
「高そうなシャンパンですね。それに美味しい。手をつけておいてなんですけど、いいんで
すか?」
「無論、お嬢様には内緒よ。まぁ、バレたら貴女にも一緒に怒られてもらうけど』
 そんなぁ、と美鈴が情けない声を上げ、一呼吸置いてから二人同時に笑い合う。瞬く間に
グラスは空になり、美鈴は三杯目を注ぎながら咲夜に問いかけた。
「咲夜さんはどちらにいたんですか?」
「お嬢様のお付きよ。ダンスの間は食器の片付けとかの指示に動いたりもしたけれど」
「あれ、ダンスには参加していないんですか?」
「えぇ。一曲目の時はお嬢様のお相手を捜すのにお付き合いしたけど、二曲目からは『私は
大丈夫だから、貴女の仕事をなさい』と言われてね」
 美鈴の目に一瞬、少し寂しそうな咲夜が映ったように見えたが、傾けたグラスの向こうに
顔が隠れ、卓上に置かれた時には消えていた。
「…妹様のお誘いを断ったそうね?」
 ビクッと全身を震わせ美鈴の動きが固まる。
「いや、その」しどろもどろになりながらも、美鈴は言葉を選び釈明する。「私は数合わせ
ですから。お客様に余りを作るわけにはいきませんし」
「ふーん」
 再びグラスを手に取り、中身を空にする。
「じゃぁ、美鈴も踊っていないの?」
「あはは…。咲夜さんと違って、ダンス中はずっとここにいたんですけどねぇ」
 バツが悪そうに美鈴は頭を垂れる。そんな美鈴を咲夜は正面からじっと見ていた。
 確かにホスト側、それもスタッフとしての参加ならば自らよりも客を最優先にするのは当
然のことである。
 しかし、咲夜の目の前にいる美鈴は、美鈴だと説明されなければ分からないまでに男装が
似合っている。本来の長身に加えて、日頃の修行の成果か体格が並の女性よりしっかりして
いるため、ダークスーツがこの上無く決まっているのだ。これで胸さえ目立たなかったら、
長身の優男に間違えられてもおかしくない。
 …こんな「カッコいい誰か」を目にしてダンスのパートナーに誘わない者がいるだろうか、
と咲夜は疑念を抱いた。妹様以外にも誘ってきた相手がいて、しかし美鈴はその全てを断っ
たのではないか。
「でも、これだけは信じてください。踊るのがイヤだったわけではないんです」
「…本当に?」
「はい。仕事でなければ私も参加したかったですね」
「そう」
 それを聞いて咲夜は、おもむろに席を立ち上がった。突然の行動に美鈴は目を丸くしたが、
構わず咲夜は美鈴の脇に立ち、すっと美鈴に右手を差し出した。
「私もよ、美鈴」
 たった一言で、美鈴はその瞳に光を取り戻した。差し出された手を取って立ち上がる。
「えーと、一番最初の曲…咲夜さんがここにいた時の曲はどんなだったか、覚えてます?」
 円卓から少し離れて、美鈴は尋ねた。
「そうね、だいたいは覚えているわ」
「では、それで」
 咲夜は理解したように頷き、二人は人一人分程度離れて向き合う。その距離を咲夜から近
づき、美鈴は両腕を広げて咲夜を迎え入れる。美鈴の左手と咲夜の右手が組み合い、美鈴の
右手が咲夜の背中に回って抱き寄せる。咲夜の左手が美鈴の左肩に添えられると、二人の体
はほとんど密着状態になった。
 そのままの姿勢で二人は暫く固まっていたが、美鈴の目配せを合図に二人は同時に足を踏
み出し、円卓の周囲を回るように踊り始めた。円舞曲──ワルツである。
 今、大広間にあるのは、美鈴と咲夜を除けば小さな円卓が1台と、椅子が2脚のみである。
それは二人のワルツを邪魔するモノは何も無いが、同時にワルツを踊るための曲を奏でるモ
ノも無い事を意味する。二人がステップを刻む毎に鳴る靴音だけが大広間に反響し、短い静
寂が反響と反響の間に挟まれる。それでも二人は、頭の中に残る曲だけでステップを刻み、
ターンを切り、円卓の周囲を回る。美鈴がリードし、それに咲夜がついて行く様は、無音の
空間の中にあって示し合わせていたように一致していた。
 そして「頭の中の曲」が終わりを迎えてもなお二人は踊り続ける。大広間にこだまする靴
音も耳に届いていない。抱き寄せた体越しに伝わる互いの鼓動が二人を揺らす。飽きること
を知らぬように、ただただ円卓を回り続けていた。

「ふふ」
 唐突に咲夜が口を開く。
「美鈴がこんなにも力強くリードしてくれるなんて、思いもしなかったわ」
 リズムを崩さないように注意しながら、美鈴の耳元に囁く。
「見た目だけじゃなくて、中身も男の人だったりして…」
 美鈴の心臓が一際高鳴る。その鼓動は体を通して咲夜にも伝わった。
「あら、図星?」
「そんなわけないですよ!? 咲夜さんが一番よく知ってるくせに…」
「ふふ、ムキにならないの」
 静かに笑う咲夜とは対照的に、美鈴は誰の目から見ても──誰もいないのだが──明らか
なほど強い動揺が見て取れた。それでもステップが滅茶苦茶にならないよう、咲夜に負担を
かけないように美鈴は踏ん張った。
「がんばるのね」
「それはもう」
 一呼吸、間を置いて美鈴が答える。
「咲夜さんですから」
 組んだ手に少しだけ、力が込められる。ほんの少しだけ鼓動が早まったのが伝わる。
「そう」咲夜の声のトーンが、少し落ちた。「それじゃしっかり支えてね。私のこと」
規則正しく刻まれるステップの音が突然、磨き抜かれた床に摩擦をかけたような耳障りな
音にかき消された。直後、咲夜の上半身が美鈴の右手から離れ、後ろに倒れた。
「!」
 咄嗟に美鈴は組まれたままの左手を軽く引いて倒れ込む速度を殺す。間を置かずに右足を
一歩踏み込ませ、その勢いで咲夜の腰に右腕を回し、自らも前傾姿勢になりながら咲夜の体
をとらえた。
 刹那、二人の視線が交錯した。体が密着しているのはもとより、顔がワルツの時よりも、
相手の瞳に自分の姿が映り込むぐらいに接近していた。そのままの状態で1秒、2秒と短い
ようで果てしなく長い時間が経過する。
 咲夜が目を閉じ、
 美鈴が目を閉じ、
 唇が重なる。
 お互いの呼吸が一つに混じり合い、
 甘く熱い流れとなるのを堪能する。
 結びつきは思いのほか早く解かれ、蕩けるような空気が開いた端から漏れ出す。美鈴が自
分と同時に咲夜の上半身を起こすと、咲夜はそのままスーツの襟元に顔を埋めた。
「…部屋に、行きましょうか」
 だが、美鈴の予想を裏切り咲夜は顔を埋めたまま首を横に振る。
「お嬢様も妹様もとっくの昔にお休みになられたわ。パチュリー様は図書館だし、妖精達は
この時間、誰一人として自室の外にはいない…」
 布を通しているためくぐもったような響きにはなっているが、咲夜の声は顕著に熱を帯び
ていた。
「…ココが、いい…」
「もう…仕方ないですね、咲夜さんは」
 咲夜の頭を頂点から2、3度、髪を梳くように撫でおろす。その動作に合わせゆっくりと
咲夜は顔を上げる。
 再び唇は重なり、口の中の柔らかいモノが絡み合う。



「まったく、踊りたかったのならそう言えば、それぐらいの暇は与えてやったのに」
「こうなるのを見越して次々と仕事をやらせた者が吐く言葉ではないわね、レミィ」
「まぁまぁマスター、ここはお嬢様に感謝です。ほら、パーティーの第三幕、始まりますよ」



 宴はまだ、終わらない。
 原案:ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/41116/1212753641/341-343、345
 スペシャルサンクス:スレ住人
 ネタ元とさせていただいた方々及び住人の皆様へ、ありがとうございます。

 以前に一度投稿した時も、ネタ元となる絵があったんですよね。たまには自力でもって、
ネタを出してみたいところです。

 やはり美鈴&咲夜さんは美しいですね。紫様や幽々子様も美しい方ですが、単騎では成し
えぬ相乗効果がありますね。パーフェクト。過去から現在に至るまで、この二人に匹敵する
ような組み合わせはほとんど記憶にありません。きっと未来でもそんな気がします。 

 咲夜さんが突然アレなのはスイッチが入ったからです。よくあるパターンというヤツです。
デキる顔の裏側は甘えたがり。ベタともいいます。様式美は大切ですね。

 妹様がいないのは大人の時間はおねむ中だからです。まぁ実際は三人ほど興味が無いとか
そんなところかもしれません。レミリア→自覚無し パチュリー→自覚有りで一歩引き、
小悪魔→自覚有りでノリノリ こんなところですかね。何の自覚かは秘密です。
 私も分かりません。

 幻想郷は美しいですね。それはもう、他の言葉が当てはまらないくらい。
ママンズ命
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コメント



0.2450簡易評価
5.100名前が無い程度の能力削除
涙が出る程美鈴が格好いいです。
そして咲夜さんのギャップ(?)による可愛さで悶絶しそうになりました。
……実は妹様以外には「美鈴」では無く「格好いい誰か」と認識されてたとかどうでしょう。
18.無評価ママンズ命削除
>涙が出る程美鈴が格好いい
ありがとうございます。私の中では美鈴のカッコ良さは幻想郷イチです。
>咲夜さんのギャップ
対外的には美鈴に負けず劣らずのカッコ良さも、美鈴の前では一人の女の子に…。
愛は素晴らしいですね、本当に。
ちなみに美鈴も咲夜さんの前では男前度がハネ上がります。気づいていただけてたら幸いです。
>実は妹様以外には
なるほど…その考え方は面白いですね。
私の中で美鈴と咲夜さんは純愛大前提なためそういうパターンは思いつきませんでしたが、
そういう視点で見ると、たしかにそんな感じもするかもしれませんね。
自分で書いておきながら意図せぬ新発見というヤツです。
23.100名前が無い程度の能力削除
これはいい、咲夜さんも美鈴との一時の非日常が醸し出す場の熱にうかされて一人の女として酔いに酔えた事でしょう。
二人の幸せを願わざるを得ない。
24.100名前が無い程度の能力削除
凛々しい美鈴と淑やかな咲夜さんの二人だけの一時。
私の理想のままの二人がいてびっくり、
最後まで読み、理想を上回る素敵な作品だった事にまたびっくり、と
嬉しくて堪らない素敵なお話でした。ああ、ママンズ命さんの美X咲はいいなぁ、いいなぁ。
ありがとうございました。もしよろしければ、
また素敵で凛々しい美鈴と、綺麗で艶やかな咲夜さんのお話を読ませて下さいませ。
27.無評価ママンズ命削除
>一人の女として酔いに酔えた
大切です。重要なポイントです。テストに出たらサービス問題です。
人前で女性的一面を出せない咲夜さんが、そのベールを優しく剥ぎ取られ悦びに浸る…。
その時の表情を想像するだけで床を転げまわることができますね。というか転がりました。
>二人の幸せを願わざるを得ない。
毎日願っています。この二人が幸せにならずして誰がなるというのでしょう。

>理想を上回る素敵な作品だった
>嬉しくて堪らない素敵なお話でした
ぎゃぁ、褒め殺す気ですか。恐縮至極です。虚数域にまで縮みそうです。逆転現象。内臓が外に!?
この茶番はボーダー商事の提供でお送りしました。
閑話休題。
こちらこそありがとうございます。
私は私の思う美を追い求め足掻いているのですが、それを理解していただけるというのは私も嬉しいです。
次回も期待されているということなのですが…ちょっと今回のは外れてしまっているかもしれません。ちょっとどころでもないようですが。
ともあれ、またネタがまとまる機会があれば書いてみたいと思います。