Coolier - 新生・東方創想話

本当

2024/05/20 15:42:56
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私はなんだろう、何のために居るんだろう

幻想郷を守るため?
大切な人と過ごすため?

同じ人間から恐れられるため?
幻想郷のシステムの中に組み込まれただけのただの道具?











違う(違わない)
違う!(違わない)
私は(あなたじゃない)
私はッ…(あなたは”道具”)
私はヒトよッ(人の形をした道具)
やめて…(命を持つものではないただの…道具)


ガバッ
「やめてッッ!!!」
「うぉッ!?びびったぁ、どうした急に」
「まり、さ?」
「おう、魔理沙さんだぜ〜」
「なんでここに」
「お前宴会中に寝やがったからな〜、その看病だぜ」
「そういえば…」
スゥッ(襖が開く)
「あら、もう起きたのね」
「アリス…」
「急に倒れるからびっくりしたわ」
「…悪いわね」
「まぁ、疲れが溜まってたんでしょう?しょうがないわよ」
「…」
「てか、早苗達どこ行ったんだ?」
「宴会の片付けしてるわよ」
「あ、私…片付けないと」
「いや、安静にしておきなさいよ」
「いい、できるから」
「いくらお前でも人間なんだから…」
「良いってば…」
タッ
「ちょ、霊夢」
パシッ
「良いからッ…」
「!?」✕2
バタンッ
「なにかあったの?」
「どうしました!?」
「急に大きな声が聞こえましたけど、なにか?」
「ッ…今は、独りにして頂戴」
「…」
「??」✕4
タンッ
ヒュォォッ
「あの、本当に何が…」
「喧嘩…ですか?」
「いや…そんなもんじゃねぇよ」
「だったら何が起きたっていうの?」
「我慢の限界が来たのよ…扱いに」
「…!」




ーーーーー
無縁桜の木の上
「…」(やっちゃったなぁ…、出来るだけ傷つけないようにしてきたのに)
「いつにもまして暗い顔ね」
「紫…」
「あの子達はどうしたのよ、居たでしょう神社に」
「…」
「喧嘩でもしたの?」
「違う…」
「鬼ごっこ中?」
「違う…」
「じゃあ…」
「もう良いから…独りにしてちょうだい」
「…無理ね」
「ッ…」
「母親として娘の悩みは聞かないとだめでしょう?」
「何が、母親よ…」
「あら、だめかしら」
「別に…」
「そう、じゃあ悩み聞かせて頂戴?」
「嫌よ…」
「どうして?」
「聞いても自分にとって都合の良い答えが返ってくるとは思えないから」
「…どういう返答だったらあなたにとって都合がいいのかしら」
「知らない…」
「それじゃあ分からないわね」
「だから、言わない」
「…じゃあ、命令なら言うの?」
「は?誰があんたの命令なんかに」
「…幻想郷の創設者として博霊霊夢に命ずるわ、なぜここに来たのか答えなさい」
「…ッ」
「霊夢?」
「ぁ、うぁ…ッ」
ポロポロ
「えッ!?ちょ、霊夢?」
「うぅぁッ…」
「な、泣くことないじゃないのよ…もう」
ヨシヨシ
「うぅぅッ…」



ーーーーー
「落ち着いた?」
「…うん」
「急に泣き出すから驚いたわよ」
「ごめん」
「別に怒ってるわけじゃないわよ」
「」
続く(また更新する)
千羽鶴
coolier@net
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コメント



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1.90名前が無い程度の能力削除
良かったです。