???
「まず、標的を決めて指差すの」
「あまり行儀の良くない仕草ね」
「名前を呼ぶ、でもいいわ。要は標的がわかればいいわけだから」
「今は私たちしかいないから、必要ないわね」
「それはそうね。それで次に、犬とか猫っていうから、標的はその鳴き真似をしてから別の標的を指定して続けるのよ」
「ふむふむ」
「やってみましょう。猫」
「にゃあ、猫」
「にゃあ、猫、猫」
「にゃあ、にゃん。でいいの? 二回言われたら二回?」
「そういうこと。数や鳴き声を間違えたら罰ゲームよ」
「犬猫じゃなくてもいいのよね?」
「いいけれど、猫は可愛いわ」
「納得したわ」
博麗神社
「それじゃあ罰ゲームは、わた……勝者にご飯を奢るってことで」
「待て霊夢、お前、本気で勝ちに行く気だな。目が真剣だぞ」
「安心して。別に魔理沙を狙う気はないわよ。狙いは早苗と文よ」
「あの、私、分社のお掃除にきたんですけれど」
「早苗さんはまだしも、私なんて新聞配達中だったんですよ」
「妖怪の山勢力はいいモノ食べてるって聞いたから」
「妖怪の山でまとめないでくださいよ」
「さ、そんなことより始めましょう、ご飯争奪ゲーム」
「それゲーム名なんですか」
「早苗、猫犬猫猫」
「え、にゃあわんにゃんにゃ。魔理沙さん、蛙蛇」
「いきなり変化球かよ、ケロケロしゃあ~」
「蛇はしゃあなんですか?」
「ニョロの方が良かったか?」
「あの、霊夢さんとしてはこれはセーフですか?」
「うーん、セーフにしておきましょう。さ、続けなさい魔理沙」
「なんだその上から目線は……。次は霊夢、猫猫猫猫」
「にゃにゃにゃにゃ~」
「やべ、可愛い」
「か、可愛い」
「写真撮って……くっ、録音機を持ってくるべきでしたか……」
「金取るわよ。次は文、射命丸」
「射命丸の鳴き声ってなんですかっ。えーと……清く正しい……」
「アウト!」
「アウト!」
「アウト!」
「なんでですかっ! 早苗さんまで!」
「あははは、なんとなく流れで。ごめんなさい」
「早苗は正しいぜ。射命丸文の鳴き声って言えば一つしかないだろ」
「だったら魔理沙さんやってみてくださいよ」
「よしこい」
「じゃあ魔理沙さん、姫海棠!」
「あややややや、って待て、姫海棠って、はたてじゃないか、引っかけとは卑怯だぜ」
「そもそも、どうして私の鳴き声があややややなんですかっ!」
「よし、今日の夕食は魔理沙と文の奢りね」
「はい?」
「なんで?」
「ところではたてさんの鳴き声って、何が正解なんですか……?」
紅魔館
「フラン、猫猫」
「にゃあにゃあ、それじゃあ……」
「妹様、猫猫猫」
「え、にゃあにゃあにゃあ」
「フラン、猫猫猫」
「にゃ、にゃぁにゃん」
「妹様、猫猫猫猫」
「にゃあにゃんにゃあにゃ……って、どうして私ばっかり」
「可愛いからよ。フラン、猫猫猫猫猫猫」
「ちょ、にゃあにゃんにゃいにゃあにゃんにゃ」
「申し訳ありません、ですが、あまりにも、あまりにも、妹様、猫猫猫猫猫」
「にゃ、にゃあーにゃんにゃんにゃ、いい加減に」
「フラン、猫猫猫猫たまに犬」
「お姉様っ! にゃあにゃんにゃいにゃ、わふん。だから私ばっか……」
「フラン、猫!」
「……」
「フラン? 猫」
「にゃあ」
「ふらん、猫猫猫」
「……」
「フラン?」
「……にゃあ」
「あと二回よ」
「にゃあ………………マーーーオ!」
「なんか今のおかしくありませんでしたかパチュリー様」
「美鈴、逃げる準備した方が良いかも」
「あれ、咲夜さんがいない」
「……あの子、時間止めて一人だけ逃げたわね」
「え」
「フラン、猫猫猫」
「マーーーオ! フギャギャフギャアっ!!!」
「ごふっ、ま、待ちなさいフラン、それも、猫の、げふっ、鳴き声では、がふっ、あるけれど……ぐふっ」
とあるマンションの一室
「蓮子、猫」
「にゃあ」
「蓮子、猫猫猫」
「にゃあにゃあにゃあ……あれ、ちょっと待ってメリー、なんで私ばっかり」
「蓮子、猫猫猫猫猫」
「にゃあにゃんにゃふにゃあ……近い近い、なんで近づいてくるのメリー、にゃあ」
「蓮子、猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫」
「にゃ、にゃあにゃ……待ってメリー、近い、近いから、にゃあにゃあ……え、あの、にゃあにゃあにゃふっにゃ……あ……にゃふぅ、あん、にゃ、あん……」
「蓮子」
「にゃあ~~ん」
「まず、標的を決めて指差すの」
「あまり行儀の良くない仕草ね」
「名前を呼ぶ、でもいいわ。要は標的がわかればいいわけだから」
「今は私たちしかいないから、必要ないわね」
「それはそうね。それで次に、犬とか猫っていうから、標的はその鳴き真似をしてから別の標的を指定して続けるのよ」
「ふむふむ」
「やってみましょう。猫」
「にゃあ、猫」
「にゃあ、猫、猫」
「にゃあ、にゃん。でいいの? 二回言われたら二回?」
「そういうこと。数や鳴き声を間違えたら罰ゲームよ」
「犬猫じゃなくてもいいのよね?」
「いいけれど、猫は可愛いわ」
「納得したわ」
博麗神社
「それじゃあ罰ゲームは、わた……勝者にご飯を奢るってことで」
「待て霊夢、お前、本気で勝ちに行く気だな。目が真剣だぞ」
「安心して。別に魔理沙を狙う気はないわよ。狙いは早苗と文よ」
「あの、私、分社のお掃除にきたんですけれど」
「早苗さんはまだしも、私なんて新聞配達中だったんですよ」
「妖怪の山勢力はいいモノ食べてるって聞いたから」
「妖怪の山でまとめないでくださいよ」
「さ、そんなことより始めましょう、ご飯争奪ゲーム」
「それゲーム名なんですか」
「早苗、猫犬猫猫」
「え、にゃあわんにゃんにゃ。魔理沙さん、蛙蛇」
「いきなり変化球かよ、ケロケロしゃあ~」
「蛇はしゃあなんですか?」
「ニョロの方が良かったか?」
「あの、霊夢さんとしてはこれはセーフですか?」
「うーん、セーフにしておきましょう。さ、続けなさい魔理沙」
「なんだその上から目線は……。次は霊夢、猫猫猫猫」
「にゃにゃにゃにゃ~」
「やべ、可愛い」
「か、可愛い」
「写真撮って……くっ、録音機を持ってくるべきでしたか……」
「金取るわよ。次は文、射命丸」
「射命丸の鳴き声ってなんですかっ。えーと……清く正しい……」
「アウト!」
「アウト!」
「アウト!」
「なんでですかっ! 早苗さんまで!」
「あははは、なんとなく流れで。ごめんなさい」
「早苗は正しいぜ。射命丸文の鳴き声って言えば一つしかないだろ」
「だったら魔理沙さんやってみてくださいよ」
「よしこい」
「じゃあ魔理沙さん、姫海棠!」
「あややややや、って待て、姫海棠って、はたてじゃないか、引っかけとは卑怯だぜ」
「そもそも、どうして私の鳴き声があややややなんですかっ!」
「よし、今日の夕食は魔理沙と文の奢りね」
「はい?」
「なんで?」
「ところではたてさんの鳴き声って、何が正解なんですか……?」
紅魔館
「フラン、猫猫」
「にゃあにゃあ、それじゃあ……」
「妹様、猫猫猫」
「え、にゃあにゃあにゃあ」
「フラン、猫猫猫」
「にゃ、にゃぁにゃん」
「妹様、猫猫猫猫」
「にゃあにゃんにゃあにゃ……って、どうして私ばっかり」
「可愛いからよ。フラン、猫猫猫猫猫猫」
「ちょ、にゃあにゃんにゃいにゃあにゃんにゃ」
「申し訳ありません、ですが、あまりにも、あまりにも、妹様、猫猫猫猫猫」
「にゃ、にゃあーにゃんにゃんにゃ、いい加減に」
「フラン、猫猫猫猫たまに犬」
「お姉様っ! にゃあにゃんにゃいにゃ、わふん。だから私ばっか……」
「フラン、猫!」
「……」
「フラン? 猫」
「にゃあ」
「ふらん、猫猫猫」
「……」
「フラン?」
「……にゃあ」
「あと二回よ」
「にゃあ………………マーーーオ!」
「なんか今のおかしくありませんでしたかパチュリー様」
「美鈴、逃げる準備した方が良いかも」
「あれ、咲夜さんがいない」
「……あの子、時間止めて一人だけ逃げたわね」
「え」
「フラン、猫猫猫」
「マーーーオ! フギャギャフギャアっ!!!」
「ごふっ、ま、待ちなさいフラン、それも、猫の、げふっ、鳴き声では、がふっ、あるけれど……ぐふっ」
とあるマンションの一室
「蓮子、猫」
「にゃあ」
「蓮子、猫猫猫」
「にゃあにゃあにゃあ……あれ、ちょっと待ってメリー、なんで私ばっかり」
「蓮子、猫猫猫猫猫」
「にゃあにゃんにゃふにゃあ……近い近い、なんで近づいてくるのメリー、にゃあ」
「蓮子、猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫猫」
「にゃ、にゃあにゃ……待ってメリー、近い、近いから、にゃあにゃあ……え、あの、にゃあにゃあにゃふっにゃ……あ……にゃふぅ、あん、にゃ、あん……」
「蓮子」
「にゃあ~~ん」
面白かったし可愛かった。100点満点!ありがとうございました〜。
みんなひたすらかわいらしかったです