蛇足
「――というわけで、見ますか? ペナンガラン」
「見ないわっ! なんでそんなグロいもん見たがるのよ……ったくぅ」
色々考えたが、面倒臭くなったので幻想入りしたペナンガランが現われて女の子を襲っていたから自分が倒した、で押し通すことにした咲夜だった。
霊夢の方は放っておけば忘れるだろうとノータッチ。まぁ後で霊夢とお嬢様の間で何かあるかもしれないが、それはその時考えることにしよう。
「はぁ……もういいわ。今夜のごはんなに?」
「――今の話の流れから、で、ご飯なあに? と繋げられるタフさこそが、私がお嬢様をお慕いする一番の理由でございますわ。本当に、もう、逞しくあらせられて」
「バカにしてんの?」
「滅相もない……それで、今夜は久々に肉など如何でしょうか? ちょっと筋張っていますが“精気に溢れすぎな若い男の良い肉”が仕入れられたのですが」
「……お前こそ、どうしてさっきまでの話からそんなモン食えって言う流れにできるンだよ。理解に苦しむわねまったく……棄てっちまいなさいそんなモン」
「畏まりました。では今夜は海老とオマール貝のパエリアもどき炒飯でございます」
「普通のも普通に用意してるんかい!」
「それはもう、廃棄するかどうかはお嬢様次第でしたので」
咲夜は穏やかに微笑んだ。
面白かったです!
蛮奇の設定も面白いです
幻想郷の一幕といった感じがとてもよかったです
蛮奇のツッコミが面白かったです