Coolier - 新生・東方創想話

悪いやつは世直しピチューンだ

2022/08/31 22:35:40
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【道端に皆がなんとなくイメージできそうな十兵衛がつけてそうな眼帯をチルノは拾ったのだった】

 シャキーン!柳牛チルノ十兵衛物見遊山!(十兵衛が付けてそうな眼帯シャキーン)
わー、すごいねチルノちゃん大剣豪見たい!
 うーんじゃあ、大ちゃんも、今日から佐々木大五郎!(小次郎破れたり!)
ちゃーん!(もうこれ、すぐ元ネタが分かる人ってそそわに居るんだろうか?)

(えーっと、ものもらいになるからそういうの拾っても、眼に装備しちゃだめだよ)


『こうして、2人は剣豪になって世直しの旅に柳牛の庄(湖のあたりの妖精のいそうな場所)から出発したのだった』



 世直しするといっても、敵はどこに?そして、敵は悪いやつなのか??



 刀を持って歩いてるやつはきっと悪いやつに違いない。
 廃刀令にとか刀狩りとかそういう事じゃなくて、銃刀法いはんだからそういう事しちゃ駄目。


「チル、柳牛チルノちゃん! あそこに、遊んで……悪そうな事しそうな奴がいるよ!」

「え? あ、魔理沙がいる」

 んで、魔理沙は2人が世直しの旅をしているなんて知らないし、2人に気が付いてない。
 でも、手にはいつもの箒を持っている。ただ、それだけだってのに、あの箒は、仕込み刀に違いない。
 つまり、魔理沙は遊んでくれる倒すべき悪いやつっていう寸法だ。あとで、寸志を妖精保護の名目で支給されるでしょうからそれでいいね。
 
 そして、その時がやって来るのだた。

「シャキーン! 魔理沙! 覚悟!」
「お? え? チルノ? と大妖精?」
「ちゃーん!」
「ちゃーん?」

 そんなこんなで、シャキーンと魔理沙の前に急に表れたのである。こんなんされても、魔理沙はポカーンとするしかないってね。
 
 ちなみに、チルノも大妖精も、チルノが十兵衛がつけてそうな眼帯をしてるだけで、いつもどうりの恰好だった。

「魔理沙、この眼帯が眼に入らないか?」
「ひかえ、ひかえおろー!」
「ええっと、ハハー。で良いのか?」

 なんとなく、魔理沙は理解した。多分これ、ちりがみ問屋のご隠居が隧道を暗渠し世の中を瑕疵する話だ。

 それで、出てくる籠印のかわりにあの伊達政旨が付けてそうな眼帯で表そうとしてると推測したのである。

「極悪非道の魔理沙! 極悪非道だから! ピチューンだ!」
「えー、なっとくできないぜー」
「じゃあ、成敗だ!」

 チルノは、納得しなかった魔理沙を屈服させねば、この先の人里が暗黒道に落ちてしまうような気がしたので、弾幕を発射!

 それを、よけようと思えばよけられたさ。でも、魔理沙はわかってくれたらしく、というか、チルノの後ろで大妖精がお願いお願いと手を合わせてた。

 だから命中してくれたのであった。

「ピチューンってやられたじぇい!」

 魔理沙は当たった反動っぽく、どっかに飛んでった。

 こうして、世直しの序章はチルノの完勝てことで、世界は少し平和になれた木下がした。

「ビィクトリー! だね! 大納言ちゃん!」
「そうだね、チルノちゃん!」



 だが、まだ二人の旅は始まったばかりだ。滅びた悪はまだ、魔理沙だけでこの世界には怨嗟の声がまだまだ跋扈している。

怨嗟の妖怪『えんさ~ですよぉ」

リリーホワイト『……春……の敵だ』

 アレは、いまから600年前の事であった。……やっぱ、10億年前とか極端なのにしていい?リリーホワイトVSエンサーインフルの戦いがあった。

 だが、そんな話はいまかんけいねぇ!!!!欲しいのは、怨嗟じゃなくて、悪役つまり悪厄だそうだろう?なぁ、鍵山さん。

「……あー、にとりさんにとりさん」
「はい、何でしょう? 雛さん」
「つまりこれって、チルノちゃんと遊んであげてっていうメッセージみたいなものなんでしょうか?」
「そういう事じゃない? ほら、チルノが眼帯つけてやって来たよ。夏候醇の真似?」

 さて前方より、世直し道中のチルノと大妖精が視認出来た。で、眼があった瞬間にチルノが笑顔になって急いでやって来た。

「はーはっはっは! 鍵山雛は悪を集めて溶かす悪いやつだ! 私が成敗する!」

 ちなみに、まだ眼帯つけてるけど、柳牛チルノ十兵衛とかそういうのもう覚えてない。
 その心が時間に酔って風化してしまっても残るものがあるとすれば、無駄な正義感!!
 
「……そ、そうですね! 私は悪を集めるわるーい神様ですよー! 頭から食べちゃいますよ」

 棒読みだが、精一杯の悪役表現に全米が泣いた。

「チルノちゃん! 悪い河童のにとりもいるよ。妖怪しりこだまライダーだ」(妖怪しりこだまライダーとは、一切合切知らん)
「あぁ? 今なんて?」
 
 しりこだまライダーは、しりこだまライダーと呼ばれたことについてそれは大妖精の挑発と受け取り激怒大陸しておるもようである。ヨーソロー!

「ご、ごめん。なさい」

 あーあ、大妖精はびびっちまったな。こんないたいいけいけいなななない妖精をビビらせてどうするん?そこに〇〇はアディオス?

「まあまあ、にとりさん」

 子供のすることだって、悪神様がしりこだまライダーをなだめた。それから、まあ遊んであげましょうって感じである。

「ああそうだね。私は悪い河童だよ。しりこだまにして喰っちまうぞ」
あふん
 にとりが、先生攻撃だ。鍵山氏からしりこだまをあはんクイット取り出すと、それをポポロッカみたいににとりに投げつけたのだった。

 ※鍵山氏は人間とは異なる内臓をしているので、良い子は真似されちゃダメだぞ。
 
 それが、剛速球となって、大妖精に命中!

「うわ、やだこれ何? チルノちゃん助けて」(鍵山氏のしりこだまは人類のしりこだまよりかは清潔に出来て居るらしいが、やっぱ駄目だよ。こういうのよくねぇよ。)

 全身しりこだままみれし、大妖精殿ご乱心でござる!

 必死の抵抗むなしく、ご乱心でござる。

「よくも、大ちゃんをいじめたな! 許さないぞ」

 そういうと、チルノはおもむろの肩を露出させた。これはもしや、吹雪なのか?氷の妖精で、サクラ入れ墨入ってないから、ただの吹雪なのか?

「チルノちゃんの相手は私ですよ!」

  2対2のバトルだ!……バトルだ。バトル描写だ。

 にとりはてにのこってたたしりこだまをふたたびてのなかであつめてそれからそれをふたたびだいようせいのいるところにとうてきだだいようせいはそれをかいひしたぞ
 かぎやましはにこにこようすをみているちるのもにこにこようすをにているたぶんこれっておたがいめとめでびりびりしてるかんじ
 そんなかんじでたたかてるよ
 でもってねぐいーんぐわーんぎゃおーんして

「つ、つよい。さすが、チルノちゃん私の負けです」
「もう悪い事するなよ」
「はい、すみません!」

 鍵山氏は悔いあらためると、万事解決だ。表ざたにしねぇでそーりー。

「あ、雛待って!」
「気がそれたね! 未だ!」(未定)
「う、これは?」

 そして、にとりにもその時がやって来たようだ。
 鍵山氏がやられた間隙をぬって、大妖精の反撃がさく裂したのだった。
 さんざん、しりこだままみれにされたんだ。だったら反撃は、アレしかないよね。

「うわぁ。なにこ!」ピチューンAAA

 にとりは、封神されてどっかに飛んでった。こうして悪は去ったのだった。


「やったね! チルノちゃん悪はさったよ!」
「そうだね。大ちゃん! でも、ほらあそこにもっと悪そうなの居るよ! 退治しなきゃ!」
「うん、チルノちゃん! やっちゃえ!」
「おい、そこの悪党!」

 頭につけた眼帯を絞め直した先に見えたその悪は、ひまわり畑を不法占拠してると有名なあの人だった。
 願わくば、その人に遊びと真面目の間の精神が伝わらんことを……あ、通じなかった。
バットエンド!!
戸隠
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コメント



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1.100名前が無い程度の能力削除
本当にネタの尽きない人だ。
眼帯の表現が面白かったです。
4.100名前が無い程度の能力削除
面白かったです