【全く世の中、もう丑三つ時なのによくやりますよって】
ここは、博麗神社!
みんなもよく知ってるだろう。
そう、博麗神社!
そんな素敵な神社に音が響くんだ!
『カーン! コーン! カーン! コーン!』
ああ、これは誰かやってるなって、わかる音で霊夢は眠っていたのに起こされたんだ。
全く持って、神聖な神社で不謹慎な事であるよね。
なので当然これは退治しなきゃだね。
「……いや、アリス。アンタ何やってんの?」
「あ、いやこれは、ちょっと」
で、音源がするところに行ってみると、ごくごく定番的にアリスが藁人形に釘を打ち付けてそこで遊んでた。
頭に蝋燭付けて周囲を薄暗くではあるが照らしている。その光に照らされて、素敵なくらいの数を打ち付けているのがわかるよ。
さてさて、それでじゃあ誰を呪って居るのかと言うと、霊夢の顔写真が藁人形に貼ってあった。
「うーわ、アリス! チョーうけるんだけど! 何それ?」
「あ、これは」
呪われてるのが、自身だと自覚した霊夢は、ビビるどころかずけずけアリスと打ち付けてる木に向かって接近してからかい始めたよ。こんなくだらない迷信を全く信じてないよ。
そして、近くまで来ると手を伸ばし、藁人形触り始める。そして、手の所をクイクイして遊び始めた。
「きゃー、痛ぁ。これって、うーわ、心臓を的確に犬・・枯れてるぅ」
「いや、違うの霊夢ねえ。違うの」
「へー、何が違うの? エイ! エイ!」
アリスは必死に否定しているが、特に霊夢は気にした様子もなく人形が痛がる動作をしているよ。
それから、持ってたお祓い棒でアリスの腰を軽く打ち付けたのだった。それだけなのに、へたりとアリスは腰を抜かしてしまうわけ。
「ひぃ!」
「ふん、で? アンタなんのつもりでこんな事してたの?」
さっきまで、ニタニタしていた霊夢は急に醒めたようで、こんどは冷たい目をしてアリスを見下しているよ。
「……ヒデ…フ」
「いや、ぼそぼそ言ってても分からないわ」
「霊夢が、霊夢が。魔理沙を取っちゃうから! 呪ってやろ、呪わせていただこうと思って」
最近、アリスは森の奥で一人、誰も来ない森の奥で一人、魔法使いのあの子は、巫女しゃんと遊んでばっかりだ。
そんなわけで後先考えずに、やってもうたなコレ。
「あ?」
霊夢は恫喝しながらお祓い棒を振り上げる。それはもう、妖怪を切り捨てるようにね。
「ごめん゛なざい゛。でも、魔理沙取らないで、大好きなの」
これは勇気なのか、無謀なのか、そういう事は良く分からない。でも、言いたい事は言ったよ。
「はぁ、アンタねぇ。誰も取ったりしてないわよ」
良く分からないが、結構くだらない事でこういう迷信を信じてアリスはやらかしているってわかった。
そして、退治するのもめんどくさくなったんだ。
「ほ、本当?」
「……ああもう、本当よ」
「あ、ありがとう」
アリスは、蝋とも涙ともつかない物で顔をくしゃくしゃにしながら、喜んだのだった。
「さっさと、片づけて帰りなさいよ」
「霊夢、ありがとう。ありがとう」
母屋に戻っていく霊夢にアリスは礼を言い続けたたよ。
んで、後日アリスは魔理沙に向かって告白したよ。
「魔理沙、私あなたの事が……」
ここは、博麗神社!
みんなもよく知ってるだろう。
そう、博麗神社!
そんな素敵な神社に音が響くんだ!
『カーン! コーン! カーン! コーン!』
ああ、これは誰かやってるなって、わかる音で霊夢は眠っていたのに起こされたんだ。
全く持って、神聖な神社で不謹慎な事であるよね。
なので当然これは退治しなきゃだね。
「……いや、アリス。アンタ何やってんの?」
「あ、いやこれは、ちょっと」
で、音源がするところに行ってみると、ごくごく定番的にアリスが藁人形に釘を打ち付けてそこで遊んでた。
頭に蝋燭付けて周囲を薄暗くではあるが照らしている。その光に照らされて、素敵なくらいの数を打ち付けているのがわかるよ。
さてさて、それでじゃあ誰を呪って居るのかと言うと、霊夢の顔写真が藁人形に貼ってあった。
「うーわ、アリス! チョーうけるんだけど! 何それ?」
「あ、これは」
呪われてるのが、自身だと自覚した霊夢は、ビビるどころかずけずけアリスと打ち付けてる木に向かって接近してからかい始めたよ。こんなくだらない迷信を全く信じてないよ。
そして、近くまで来ると手を伸ばし、藁人形触り始める。そして、手の所をクイクイして遊び始めた。
「きゃー、痛ぁ。これって、うーわ、心臓を的確に犬・・枯れてるぅ」
「いや、違うの霊夢ねえ。違うの」
「へー、何が違うの? エイ! エイ!」
アリスは必死に否定しているが、特に霊夢は気にした様子もなく人形が痛がる動作をしているよ。
それから、持ってたお祓い棒でアリスの腰を軽く打ち付けたのだった。それだけなのに、へたりとアリスは腰を抜かしてしまうわけ。
「ひぃ!」
「ふん、で? アンタなんのつもりでこんな事してたの?」
さっきまで、ニタニタしていた霊夢は急に醒めたようで、こんどは冷たい目をしてアリスを見下しているよ。
「……ヒデ…フ」
「いや、ぼそぼそ言ってても分からないわ」
「霊夢が、霊夢が。魔理沙を取っちゃうから! 呪ってやろ、呪わせていただこうと思って」
最近、アリスは森の奥で一人、誰も来ない森の奥で一人、魔法使いのあの子は、巫女しゃんと遊んでばっかりだ。
そんなわけで後先考えずに、やってもうたなコレ。
「あ?」
霊夢は恫喝しながらお祓い棒を振り上げる。それはもう、妖怪を切り捨てるようにね。
「ごめん゛なざい゛。でも、魔理沙取らないで、大好きなの」
これは勇気なのか、無謀なのか、そういう事は良く分からない。でも、言いたい事は言ったよ。
「はぁ、アンタねぇ。誰も取ったりしてないわよ」
良く分からないが、結構くだらない事でこういう迷信を信じてアリスはやらかしているってわかった。
そして、退治するのもめんどくさくなったんだ。
「ほ、本当?」
「……ああもう、本当よ」
「あ、ありがとう」
アリスは、蝋とも涙ともつかない物で顔をくしゃくしゃにしながら、喜んだのだった。
「さっさと、片づけて帰りなさいよ」
「霊夢、ありがとう。ありがとう」
母屋に戻っていく霊夢にアリスは礼を言い続けたたよ。
んで、後日アリスは魔理沙に向かって告白したよ。
「魔理沙、私あなたの事が……」
なのに中身が戸隠なのが残念です。