魔法の森の外れで屋台営業をやっているミスティア・ローライはいつものように、八ツ目鰻を焼いていると、霧雨魔理沙が通り掛かって来たので呼んだ。
「ミスティアじゃないか。この場所でもやってるのか?」
「そうよ。魔理沙さんはいつになったら…」
「今日は金を持ってるぜ。」
魔理沙は布袋をミスティアに渡した。中を確認したら今までのつけの金額分あった。
「今日は私が御馳走するわ。八ツ目鰻二本分ね。」
「良いのか!?」
「遠慮しないで。」
ミスティアは魔理沙に八ツ目鰻を二本焼いて渡した。
「うまい。酒に合うぜ!」
「そうだ!試作品で作ってみたのよ!食べてみて。」
四個の唐揚げが串に刺さった物を魔理沙に渡した。
「唐揚げうまいぜ!何の肉だ?」
「秘密よ!毎日食べに来るなら、教えてあげてもいいけど…」
「行ってやるぜ!」
あれから、魔理沙はミスティアの屋台に通い続けて、肉料理を美味しそうに食べ続けた。そんなある日。
「ミスティア!?大丈夫なのか!?」
ミスティアが料理中に指を怪我してしまったようだ。
「今日は…料理出来ない。」
「そんな心配よりも、自分の心配するんだぜ!」
「ありがとうございます…」
三日後。
「ミスティア。怪我が治って良かったぜ!」
「今日はミートスープを作りました。」
赤いスープの中に刻まれた肉の欠片が入った料理だ。魔理沙はスープを飲んで目を輝かせた。
「うまいぜ!ちょっと甘いような…」
「スープにリンゴを刻んで混ぜてみました。」
「リンゴ!?気づかなかったぜ。」
「おかわりあるので、どんどん食べてくださいね!」
魔理沙は4杯もおかわりして、お腹がいっぱいになり満足したようだ。
「食べ過ぎたぜ…」
「気をつけてくださいね。」
この関係が五年間続いた。魔理沙は二十歳になり、ミスティアと付き合うようになった。
「魔理沙!永遠亭から健康診断の手紙が来てたよ。」
「そうなのか?明日にでも、行ってくるぜ!」
「気をつけてよ。人間は健康に気をつけないと、死にやすくなっちゃうんだから!」
「大丈夫だせ!」
「なら良いよ。でも、私が魔理沙を長く生きていけるようにするから。」
「ありがとな。ミスティア…」
魔理沙はミスティアを抱き締める。
「本当よ。長くね…」
翌朝。魔理沙は永遠亭で健康診断をしている。検査が終わり、八意永琳が診断結果を魔理沙に伝える。
「魔理沙。至って健康よ。長生きできるわね。」
「良かったぜ…」
「だけど…」
「どうしたんだぜ?」
「魔理沙は人間よね?」
永琳は当たり前な質問を魔理沙にしている。
「人間だぜ!何が言いたいんだ!?」
「幻想郷住人で、人間の平均寿命は約百四十年。私の薬開発する力が上がり、パチュリーの知識で、人間の平均寿命が延びたわ。」
「はっきり言ってくれ!」
「魔理沙の寿命は約三百年よ。」
「な!?三百年…嘘だろ!?」
「事実よ。」
「そんな!?私は…人間…じゃないか…」
魔理沙はその場で気を失ってしまい。目が覚めたときには、家の布団に入っていた。
「魔理沙!大丈夫なの?」
「ミスティア…あれ?」
「永遠亭で急に倒れたと聞いて、心配だったんだから!」
「そうなのか?なら、あれは夢?」
「どうしたの?夢?」
魔理沙は永遠亭から出た診断結果の内容を教えた。魔理沙は夢だと思っている。
「寿命三百年は怖かったぜ。人間やめたくなかったからな。」
「そうなんだ…なら、成功したんだね…」
ミスティアの瞳が魔理沙を見続ける。
「ミスティア?成功…?何がだぜ?」
「よく聞いてね。魔理沙は私と同族になったのよ。三百年までしか…延びなかったのか…」
「え!?同族…」
「魔理沙は私の…誰にも渡さない。だから、魔理沙を妖怪にしたの…」
「私が…妖怪!?どうやって!?」
「料理…食べたでしょ?約五年間。おいしかった?私の肉…」
ミスティアの発言で、魔理沙は嫌な仮説が導き出された。
「ミスティア…嘘だよな?」
「本当なら、もっと長生きする予定だったのにな。」
魔理沙はミスティアに恐怖を感じたのか、震えが止まらない。ミスティアは魔理沙を抱き締める。
「私が守るわ。誰にも渡さない。魔理沙は私のもの…殺させない、自殺も絶対やらせない…愛してるよ…」
人間の霧雨魔理沙は、この世から消えた。新たな存在になった彼女の運命は、幸福か不幸か。彼女にもわからない。
「ミスティアじゃないか。この場所でもやってるのか?」
「そうよ。魔理沙さんはいつになったら…」
「今日は金を持ってるぜ。」
魔理沙は布袋をミスティアに渡した。中を確認したら今までのつけの金額分あった。
「今日は私が御馳走するわ。八ツ目鰻二本分ね。」
「良いのか!?」
「遠慮しないで。」
ミスティアは魔理沙に八ツ目鰻を二本焼いて渡した。
「うまい。酒に合うぜ!」
「そうだ!試作品で作ってみたのよ!食べてみて。」
四個の唐揚げが串に刺さった物を魔理沙に渡した。
「唐揚げうまいぜ!何の肉だ?」
「秘密よ!毎日食べに来るなら、教えてあげてもいいけど…」
「行ってやるぜ!」
あれから、魔理沙はミスティアの屋台に通い続けて、肉料理を美味しそうに食べ続けた。そんなある日。
「ミスティア!?大丈夫なのか!?」
ミスティアが料理中に指を怪我してしまったようだ。
「今日は…料理出来ない。」
「そんな心配よりも、自分の心配するんだぜ!」
「ありがとうございます…」
三日後。
「ミスティア。怪我が治って良かったぜ!」
「今日はミートスープを作りました。」
赤いスープの中に刻まれた肉の欠片が入った料理だ。魔理沙はスープを飲んで目を輝かせた。
「うまいぜ!ちょっと甘いような…」
「スープにリンゴを刻んで混ぜてみました。」
「リンゴ!?気づかなかったぜ。」
「おかわりあるので、どんどん食べてくださいね!」
魔理沙は4杯もおかわりして、お腹がいっぱいになり満足したようだ。
「食べ過ぎたぜ…」
「気をつけてくださいね。」
この関係が五年間続いた。魔理沙は二十歳になり、ミスティアと付き合うようになった。
「魔理沙!永遠亭から健康診断の手紙が来てたよ。」
「そうなのか?明日にでも、行ってくるぜ!」
「気をつけてよ。人間は健康に気をつけないと、死にやすくなっちゃうんだから!」
「大丈夫だせ!」
「なら良いよ。でも、私が魔理沙を長く生きていけるようにするから。」
「ありがとな。ミスティア…」
魔理沙はミスティアを抱き締める。
「本当よ。長くね…」
翌朝。魔理沙は永遠亭で健康診断をしている。検査が終わり、八意永琳が診断結果を魔理沙に伝える。
「魔理沙。至って健康よ。長生きできるわね。」
「良かったぜ…」
「だけど…」
「どうしたんだぜ?」
「魔理沙は人間よね?」
永琳は当たり前な質問を魔理沙にしている。
「人間だぜ!何が言いたいんだ!?」
「幻想郷住人で、人間の平均寿命は約百四十年。私の薬開発する力が上がり、パチュリーの知識で、人間の平均寿命が延びたわ。」
「はっきり言ってくれ!」
「魔理沙の寿命は約三百年よ。」
「な!?三百年…嘘だろ!?」
「事実よ。」
「そんな!?私は…人間…じゃないか…」
魔理沙はその場で気を失ってしまい。目が覚めたときには、家の布団に入っていた。
「魔理沙!大丈夫なの?」
「ミスティア…あれ?」
「永遠亭で急に倒れたと聞いて、心配だったんだから!」
「そうなのか?なら、あれは夢?」
「どうしたの?夢?」
魔理沙は永遠亭から出た診断結果の内容を教えた。魔理沙は夢だと思っている。
「寿命三百年は怖かったぜ。人間やめたくなかったからな。」
「そうなんだ…なら、成功したんだね…」
ミスティアの瞳が魔理沙を見続ける。
「ミスティア?成功…?何がだぜ?」
「よく聞いてね。魔理沙は私と同族になったのよ。三百年までしか…延びなかったのか…」
「え!?同族…」
「魔理沙は私の…誰にも渡さない。だから、魔理沙を妖怪にしたの…」
「私が…妖怪!?どうやって!?」
「料理…食べたでしょ?約五年間。おいしかった?私の肉…」
ミスティアの発言で、魔理沙は嫌な仮説が導き出された。
「ミスティア…嘘だよな?」
「本当なら、もっと長生きする予定だったのにな。」
魔理沙はミスティアに恐怖を感じたのか、震えが止まらない。ミスティアは魔理沙を抱き締める。
「私が守るわ。誰にも渡さない。魔理沙は私のもの…殺させない、自殺も絶対やらせない…愛してるよ…」
人間の霧雨魔理沙は、この世から消えた。新たな存在になった彼女の運命は、幸福か不幸か。彼女にもわからない。
あとは文章というか技術を磨けば、よい小説になりそうです。
このオチを書きたいがためだけに短い状況描写を入れたとも受け取れてしまうので、なぜ魔理沙がミスティアの屋台に通うようになったのか、交際するまでにどんな展開があったのか、どうしてミスティアは魔理沙を好きになったのか、そういったところをしっかりと書くことが出来れば読み応えのある素晴らしい作品になると思います。次を期待しています。
愛の重いミスティアがよかったです
5年経っても言動に変化がない魔理沙に違和感を覚えましたが、これも妖怪化の影響なのかと思えば納得がいきました
前作に引き続きろくな目に遭わない魔理沙が素敵でした