Coolier - 新生・東方創想話

東方禁忌録 人妖の反乱 エピローグ

2022/04/03 11:59:08
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人妖異変解決から一週間が経ち、小鈴は元気を取り戻しました。妖怪化した一部の人里の人間達は元の姿に戻りました。ですが、妖怪化の記憶は残っていました。慧音はこの歴史をどうにかするために、紫の手助けにより、その歴史を消しました。

「これで、妖怪化した歴史を消せたが…不自然にも人間がいなくなった歴史は、どうにもならない。」

「こればかりは、仕方無いわ。」

慧音と紫は酒を飲みながら、夜を開けた。











魔理沙は魔法薬の代償で、魔法が使えない。だが、パチュリーに呼び出されて紅魔館に向かうことになりました。

「咲夜。パチュリーは何で私を呼んだんだ?今の私は魔法が使えないんだぜ。」

「パチュリー様に聞かないとわからないわ。」

咲夜は魔理沙を図書館まで案内すると、姿を消した。

「魔理沙。待ってたわ…」

「私を呼んだんだ理由を説明してもらうぜ。」

「魔理沙。魔法を取り戻したくない?」

「な!?」

パチュリーの思わぬ発言に動揺する魔理沙は、震えながらパチュリーに発言する。

「あの薬…私は……でも、どうやって!?」

美鈴が図書館に入ってきて、魔理沙に魔法薬の液体が入った小瓶を渡した。パチュリーは魔法薬を飲むように魔理沙にいった。

「飲んだらいいのか?」

「この魔法薬は魔理沙の魔力の一部を調合した物。魔法を取り戻すのに時間が必要になるわ。」

「魔法が取り戻せるなら飲むぜ!」

魔理沙は魔法薬を飲み、暫くすると僅ながらだが、魔理沙から魔力を感じた。

「後一年間修行すれば、魔法が使えるようになるわ。」

「パ、パチュリ―……うわぁぁん…」

魔理沙が我慢できずに、泣き出してしまった。パチュリーは魔理沙を抱き締めて、魔理沙の悲しみを受け止める。

「魔理沙は頑張ったわ。泣いて忘れなさい。あの悪夢はもう…訪れない。」

魔理沙はパチュリーの腕にしがみついた。パチュリーに抱き締められたまま泣いたので、恥ずかしいようだ。

「魔理沙。」

「何だよ……」

「可愛かったわよ。」

「私に可愛い…やめろ!」




鈴奈庵では店番を完全にサボって、売り物で読書をしている本居小鈴がいた。その隣には、博麗霊夢が小鈴の頭を撫でている光景があった。

あの異変解決後に霊夢は、博麗の巫女をやめて、紫が新たな巫女見習いを見つけてきたのだ。霊夢に弟子ができたのだが、霊夢に似たのか修行をせずに遊んでいる。

「お姉ちゃん。神社に行かなくていいの?早苗さんが『霊夢がいなくなって寂しいです!』と言ってたよ。」

「早苗が?もう少しだけ…」

霊夢は人里で独り暮らしを始めたのだ。神社に行かなくなってからは、暇があれば小鈴に会っているのである。

「霊夢様!今日こそは神社に来てください!」

巫女見習いが霊夢を迎えに鈴奈庵に来たようだ。

「え―?今日は忙しいから。」

「何回も忙しいと言ってますよね?行きますよ霊夢様!」

霊夢は巫女見習いに連れ去られる寸前に、小鈴に助けを求めるが。

「お姉ちゃん。サボったらダメだよ。」

「小鈴ちゃん!?」

小鈴は霊夢を巫女見習いに任せて、お見送りするのだった。
完結しました
イレイザー
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コメント



0.簡易評価なし
1.無評価わたしはみまちゃん削除
おつかれさまでした