「おや、吸血鬼と同業者じゃないか。何して・・紫もいるのかよ。何してたんだぜ?」
普通の魔法使い霧雨魔理沙は朗らかに尋ねる。
「あら、魔理沙。久しぶりね。」
とレミリアは言う。
「また魔法の相談なの?」
とパチュリーは言う。
「あら・・魔理沙。丁度良かったわ。」
紫は怪しい笑みを浮かべて言うのだった。
「天弓千亦について知らない?」
レミリアが尋ねると・・
「あ〜!あの変な服の奴かぁ!」
覚えていたようだ。
「パチェと考えてたんだけど、咲夜は忙しいのよ。」
パチュリーは考えていたことを話そうと決め・・
「ちょっといい?推測してみたのだけれど。天弓は2,3年前程から力を失っていて、カードを作って流通させれば力を取り戻せると考えた。その時に天狗に話を持ちかけられて利害も一致。そしてカードが流通し始めた。その後、咲夜達が突き止めに行った。」
パチュリーは自分の推論を話す。
「その通りだぜ。ま、あいつを倒してカードの流通を止めさせて異変は終わらせたんだ。(その後、変な百足と戦ったけどな)」
魔理沙はそう締めくくった。
その時・・・
「中々楽しそうな会話をしているな?私も混ぜてほしいな。」
魔理沙の後ろに扉が現れ、顔を出したのは…
「私は摩多羅隠岐奈。後戸の神であり、障碍の神であり、能楽の神であり、宿神であり、星神であり、この幻想郷を創った賢者の一人でもある。こんな所に集まって何をしている?」
隠岐奈は微笑みながらそう聞くのだった。
「摩多羅隠岐奈・・。ノックくらいしてみるのは如何かしらねぇ。」
紫も微笑を浮かべながらそう紡ぐ。
「天弓千亦についてはお前達が推測した通りだ。今の外の世界は、人間達を死に至らしめる程のウイルスが蔓延している。流通も滞りがちだからな。奴が力を失ったことにも納得がいく。」
隠岐奈は外の世界についてを大まかに説明する。
「そうだったのね。幻想郷は問題ないでしょう?」
レミリアは問う。
「問題ないだろう。結界で阻まれる筈だ。なあ?紫。」
「そうね。」
「ほほう・・。私はもう帰るぜ。」
魔理沙は帰ろうとしたその時・・・
「待て。魔理沙。今は二童子になるつもりはある?」
隠岐奈はあの時のように再び魔理沙に問うが・・
「ならんと言ったらならないぜ!そんなのになるつもりはないんだ。」
再び断った魔理沙に隠岐奈は
「悪くは無かった。悪くは無いのだが、何だかなぁ・・と思ってしまうよ。
ともかく、私は気長に待ってるよ。貴方の心変わりを。」
「はいはい。そのつもりなんて毛頭ないぞ。」
魔理沙は帰っていった。
「パチェ。私達もそろそろお暇するわよ。」
「ええ。」
二人は帰っていった。
「・・・やはり私達が創った幻想郷は無事に機能していたようだな。
機能しすぎて、もはや誰にも制御出来ないようだが。それも私達が望んだことなのだろうな。」
「ふふ。あの子達はこれからどうするのか見ものね。」
二人の賢者はこれからの幻想郷の行く末に心踊らせるのだった。 ーThe Endー
普通の魔法使い霧雨魔理沙は朗らかに尋ねる。
「あら、魔理沙。久しぶりね。」
とレミリアは言う。
「また魔法の相談なの?」
とパチュリーは言う。
「あら・・魔理沙。丁度良かったわ。」
紫は怪しい笑みを浮かべて言うのだった。
「天弓千亦について知らない?」
レミリアが尋ねると・・
「あ〜!あの変な服の奴かぁ!」
覚えていたようだ。
「パチェと考えてたんだけど、咲夜は忙しいのよ。」
パチュリーは考えていたことを話そうと決め・・
「ちょっといい?推測してみたのだけれど。天弓は2,3年前程から力を失っていて、カードを作って流通させれば力を取り戻せると考えた。その時に天狗に話を持ちかけられて利害も一致。そしてカードが流通し始めた。その後、咲夜達が突き止めに行った。」
パチュリーは自分の推論を話す。
「その通りだぜ。ま、あいつを倒してカードの流通を止めさせて異変は終わらせたんだ。(その後、変な百足と戦ったけどな)」
魔理沙はそう締めくくった。
その時・・・
「中々楽しそうな会話をしているな?私も混ぜてほしいな。」
魔理沙の後ろに扉が現れ、顔を出したのは…
「私は摩多羅隠岐奈。後戸の神であり、障碍の神であり、能楽の神であり、宿神であり、星神であり、この幻想郷を創った賢者の一人でもある。こんな所に集まって何をしている?」
隠岐奈は微笑みながらそう聞くのだった。
「摩多羅隠岐奈・・。ノックくらいしてみるのは如何かしらねぇ。」
紫も微笑を浮かべながらそう紡ぐ。
「天弓千亦についてはお前達が推測した通りだ。今の外の世界は、人間達を死に至らしめる程のウイルスが蔓延している。流通も滞りがちだからな。奴が力を失ったことにも納得がいく。」
隠岐奈は外の世界についてを大まかに説明する。
「そうだったのね。幻想郷は問題ないでしょう?」
レミリアは問う。
「問題ないだろう。結界で阻まれる筈だ。なあ?紫。」
「そうね。」
「ほほう・・。私はもう帰るぜ。」
魔理沙は帰ろうとしたその時・・・
「待て。魔理沙。今は二童子になるつもりはある?」
隠岐奈はあの時のように再び魔理沙に問うが・・
「ならんと言ったらならないぜ!そんなのになるつもりはないんだ。」
再び断った魔理沙に隠岐奈は
「悪くは無かった。悪くは無いのだが、何だかなぁ・・と思ってしまうよ。
ともかく、私は気長に待ってるよ。貴方の心変わりを。」
「はいはい。そのつもりなんて毛頭ないぞ。」
魔理沙は帰っていった。
「パチェ。私達もそろそろお暇するわよ。」
「ええ。」
二人は帰っていった。
「・・・やはり私達が創った幻想郷は無事に機能していたようだな。
機能しすぎて、もはや誰にも制御出来ないようだが。それも私達が望んだことなのだろうな。」
「ふふ。あの子達はこれからどうするのか見ものね。」
二人の賢者はこれからの幻想郷の行く末に心踊らせるのだった。 ーThe Endー
ただ物語としてはプロローグに位置づけられる内容だっただけに、もっと読んでみたいという想いが生まれました。
これから頑張ってください。応援しています。(学生さんかと思いますがメールアドレスで個人が特定されかねないので気を付けたほうが……)
新作情報をしっかり扱えてる+20点
ストーリーの展開をそこそこ考えることができている+20点
これからに期待+20点
あとはしっかり一つにまとめてタイトルを作品の内容に即したものにするとかなり良くなると思います。期待してます。