よっしゃ、小傘! 今年も福引に来たぜ!
あ、魔理沙。こんにちは
福引チケット30枚!
……確かに30枚確認しました。
『福引チケット10枚で夢のチャンスと書いて、ドリームチャンスは1回』
これは商工会加盟店で買い物するともらえる福引チケットを、魔理沙は実家からうまい具合にゲットしてきたこの秋空の下での話である。
商工会によって設営されたテントには、受付兼福引水先案内人の小傘が背中に祭と書かれたダサいハッピを着させられて笑顔振りまき福引に対して欲深き人々の対応をしていた。
特等とか当たったら、すごーくお腹いっぱいになるよと乗せられてこの仕事を買ってでたのである。一応時給も最低賃金出てる気がする。
「へへへ、去年は50回引いたが、一番良いので、東方求聞口授だったが、今年こそは特等を狙うぜ!」
去年3回当たった、東方求聞口授は3等で今年も淡々と魔理沙を狙って居る。
「去年は50回引いたの? でも、今回は3回だけだよ。勝てるの?」
「今年は少数精鋭って事だぜ!」
去年は、2人の目の前にあるガラガラ回すあの弾が出る福引マシーンを数を頼りに高速回転したが思うような結果が得られなかった。
だから、今年は1回1回丹精込めて、ガラガラする作戦だった。
「なるほど、少数精鋭……まあ、どうぞじゃあ3回」
そして、手先に魔力的な何かを込めて魔理沙は、福引マシーンを回し始めたのだった。
「行くぞ、し~が~ふ~た~り~を~わ~」
「何そのへんな掛け声?」
へんな掛け声と聞いたところで、コロンと福引マシーンから受け皿にその色によって、等級が決まる珠が排出されたのだった。
「……白。……いや、違う。これはアイボリーカラー! 特等か?」
「あ、これ。単純に機材が古くて白がくすんでいるだけ。6等おめでとう!」
カランカラン!
クリスマスでジングルする時のベルをけたたましく、小傘は6等を祝福した。
その大音の中、小傘は傘を持ってる片方の手で、渡しにくそうな動作をしながら魔理沙にポケットテッシュを手渡した。
「6等? よし! テッシュ? テッシュ! 幸先良いな! って言うと思ったか?」
「あ、のり突っ込み? それはご馳走じゃない」
派手な演出で少しは驚いたらしいが、わずかに小傘の喉を潤した程度である。
まだまだこんなところでは終われない。魔理沙はポケットテッシュをポッケにしまって次への戦闘態勢を整え始めた。
「しかたない。次に行くぜ」
「当たって砕け、うらめしやー!」
全身の胆力を指先に集中的何かで魔理沙は、再び福引マシーンと相対そして挑みかかった。
「お前はもう。死んでるぜ!」
「……あたた」
結局それは、去年と同じ高速回転なのだが、その辺はもう誰にも分からない。
そして、勢いよく福引マシーンからは弾が排出されたのだった。
「よっしゃ! 青色! 小傘のテーマカラーと一緒! 特等か?」
「あーと、それは年末青色申告、じゃあ問題、私は東方神霊廟では3面道中でこんにちは! という事でこれは何等でしょうか?」
「もしかして3等?」
再び、けたたましいベルの音がカランカランと耳がキンキンするくらいがちょうどいいってもんだ。
そして、綺麗な青色の包装紙で包まれた一冊の東方求聞口授が魔理沙に贈呈されたのだった。
「3面道中でこんにちはだぜ! ピチューン!」
貰った東方求聞口授を魔理沙は上空5000mに向かって勢い良くピチューン!
「わ? 何てこと、私が逆に驚かされた!」
こういう場合は、お腹が膨れるのかそれとも減るのかは、小傘と似たような系統で嫉妬の人のジャッジ次第なんだ。
パルスィ『妬ましい!』
「まだだ。まだ負けたわけじゃ無い。ラストチャンス!」
「夢をあきらめないで!」
自身のみの力だけじゃ駄目だ。このラストチャンスで特等を当てる為に魔理沙はあたりをキョロキョロしはじめここに二人しかいないことを確認。
「……小傘、これでどうだ?」
紙幣を取り出し、小傘に手渡す。必殺技の賄賂買収アタックにて、この福引を攻略すると決心したのである。
「えっと?」
「ん? 足りないか? 次の出る珠が特等だった事にしようぜ」
そういうと、もう一枚紙幣を小傘に握らせる。
「あの、お金を渡されても」
「じゃあ、なんなら特等なんだ?」
全く、欲深な奴だぜとやれやれしながら魔理沙は聞いたのだった。
「だって。もう特等出ちゃってるんだもの」
「……!!」
もう、特等が遠い所に嫁いで行ってしまった事を知った魔理沙の眼が点になってしまう。
その驚きで、お腹が満たされたれる事が小傘にとっての一番の賄賂なのだが、もう遅かったのであった。
それでも、まだ1等の北海道お土産熊の木彫りが残っているから捨てたもんじゃない。
勢いこそ落ちたものの、本当のラストチャンスに全てを掛けてイザ出陣だ。
「逝くぜ! ファイナルファンタスティック~!」
コロン
「・・・・ほら魔理沙。もう一個ポケットテッシュあげるから」
あ、魔理沙。こんにちは
福引チケット30枚!
……確かに30枚確認しました。
『福引チケット10枚で夢のチャンスと書いて、ドリームチャンスは1回』
これは商工会加盟店で買い物するともらえる福引チケットを、魔理沙は実家からうまい具合にゲットしてきたこの秋空の下での話である。
商工会によって設営されたテントには、受付兼福引水先案内人の小傘が背中に祭と書かれたダサいハッピを着させられて笑顔振りまき福引に対して欲深き人々の対応をしていた。
特等とか当たったら、すごーくお腹いっぱいになるよと乗せられてこの仕事を買ってでたのである。一応時給も最低賃金出てる気がする。
「へへへ、去年は50回引いたが、一番良いので、東方求聞口授だったが、今年こそは特等を狙うぜ!」
去年3回当たった、東方求聞口授は3等で今年も淡々と魔理沙を狙って居る。
「去年は50回引いたの? でも、今回は3回だけだよ。勝てるの?」
「今年は少数精鋭って事だぜ!」
去年は、2人の目の前にあるガラガラ回すあの弾が出る福引マシーンを数を頼りに高速回転したが思うような結果が得られなかった。
だから、今年は1回1回丹精込めて、ガラガラする作戦だった。
「なるほど、少数精鋭……まあ、どうぞじゃあ3回」
そして、手先に魔力的な何かを込めて魔理沙は、福引マシーンを回し始めたのだった。
「行くぞ、し~が~ふ~た~り~を~わ~」
「何そのへんな掛け声?」
へんな掛け声と聞いたところで、コロンと福引マシーンから受け皿にその色によって、等級が決まる珠が排出されたのだった。
「……白。……いや、違う。これはアイボリーカラー! 特等か?」
「あ、これ。単純に機材が古くて白がくすんでいるだけ。6等おめでとう!」
カランカラン!
クリスマスでジングルする時のベルをけたたましく、小傘は6等を祝福した。
その大音の中、小傘は傘を持ってる片方の手で、渡しにくそうな動作をしながら魔理沙にポケットテッシュを手渡した。
「6等? よし! テッシュ? テッシュ! 幸先良いな! って言うと思ったか?」
「あ、のり突っ込み? それはご馳走じゃない」
派手な演出で少しは驚いたらしいが、わずかに小傘の喉を潤した程度である。
まだまだこんなところでは終われない。魔理沙はポケットテッシュをポッケにしまって次への戦闘態勢を整え始めた。
「しかたない。次に行くぜ」
「当たって砕け、うらめしやー!」
全身の胆力を指先に集中的何かで魔理沙は、再び福引マシーンと相対そして挑みかかった。
「お前はもう。死んでるぜ!」
「……あたた」
結局それは、去年と同じ高速回転なのだが、その辺はもう誰にも分からない。
そして、勢いよく福引マシーンからは弾が排出されたのだった。
「よっしゃ! 青色! 小傘のテーマカラーと一緒! 特等か?」
「あーと、それは年末青色申告、じゃあ問題、私は東方神霊廟では3面道中でこんにちは! という事でこれは何等でしょうか?」
「もしかして3等?」
再び、けたたましいベルの音がカランカランと耳がキンキンするくらいがちょうどいいってもんだ。
そして、綺麗な青色の包装紙で包まれた一冊の東方求聞口授が魔理沙に贈呈されたのだった。
「3面道中でこんにちはだぜ! ピチューン!」
貰った東方求聞口授を魔理沙は上空5000mに向かって勢い良くピチューン!
「わ? 何てこと、私が逆に驚かされた!」
こういう場合は、お腹が膨れるのかそれとも減るのかは、小傘と似たような系統で嫉妬の人のジャッジ次第なんだ。
パルスィ『妬ましい!』
「まだだ。まだ負けたわけじゃ無い。ラストチャンス!」
「夢をあきらめないで!」
自身のみの力だけじゃ駄目だ。このラストチャンスで特等を当てる為に魔理沙はあたりをキョロキョロしはじめここに二人しかいないことを確認。
「……小傘、これでどうだ?」
紙幣を取り出し、小傘に手渡す。必殺技の賄賂買収アタックにて、この福引を攻略すると決心したのである。
「えっと?」
「ん? 足りないか? 次の出る珠が特等だった事にしようぜ」
そういうと、もう一枚紙幣を小傘に握らせる。
「あの、お金を渡されても」
「じゃあ、なんなら特等なんだ?」
全く、欲深な奴だぜとやれやれしながら魔理沙は聞いたのだった。
「だって。もう特等出ちゃってるんだもの」
「……!!」
もう、特等が遠い所に嫁いで行ってしまった事を知った魔理沙の眼が点になってしまう。
その驚きで、お腹が満たされたれる事が小傘にとっての一番の賄賂なのだが、もう遅かったのであった。
それでも、まだ1等の北海道お土産熊の木彫りが残っているから捨てたもんじゃない。
勢いこそ落ちたものの、本当のラストチャンスに全てを掛けてイザ出陣だ。
「逝くぜ! ファイナルファンタスティック~!」
コロン
「・・・・ほら魔理沙。もう一個ポケットテッシュあげるから」
今日は絶好調でしたね先生!
買収しようとするところが特によかったです
問題感があるのでは