人を傷つけるのは、簡単だ。生きていれば1回ぐらいある。だから、人は言葉を選ぶ。だけどあれは…
「………」
私は、なにも言わなかった。
「私の事、好き?」
正直、魔理沙のことは好きだ。ただ言うのが、伝える事が出来なかっただけ。…と言ったら言い訳だ。答えられなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後ろからついてくる魔法使いの心は、酷く傷ついていた。
「ねえ」
平常心を装う。
「あの日の質問、まだ答えてないから」
魔理沙は足を止め、涙目で笑う。
「バカっ!」
泣いている。帽子を涙で染め、ヤケになり帽子を地面に叩きつける。
私はその帽子を拾い、魔理沙の頭にのせる。手の震えが止まらなかったが、バレてはいない。
「じゃあさ」
私の手より震えた声だった。
「どっちなの、結局」
緊張をこらえ、大声で言った。
「好きに決まってんじゃん!!」
終わり
「………」
私は、なにも言わなかった。
「私の事、好き?」
正直、魔理沙のことは好きだ。ただ言うのが、伝える事が出来なかっただけ。…と言ったら言い訳だ。答えられなかった。
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後ろからついてくる魔法使いの心は、酷く傷ついていた。
「ねえ」
平常心を装う。
「あの日の質問、まだ答えてないから」
魔理沙は足を止め、涙目で笑う。
「バカっ!」
泣いている。帽子を涙で染め、ヤケになり帽子を地面に叩きつける。
私はその帽子を拾い、魔理沙の頭にのせる。手の震えが止まらなかったが、バレてはいない。
「じゃあさ」
私の手より震えた声だった。
「どっちなの、結局」
緊張をこらえ、大声で言った。
「好きに決まってんじゃん!!」
終わり