「よう! 私と霊夢にはこんな昼さがり呑気にお茶なんか飲んでる暇はないぜ!」
「こんにちは魔理沙。よくぞ私が呑気にお茶を飲んでいることを見破りました。偉いわね」
「そうだろ! そうだろう! あーっと、ついでに私の分はあるか?」
「あら、残念ね。呑気にお茶飲んでる暇が有ったら、良かったかもしれなかったね」
「おっと、それは残念だ。神社の縁側でまったりお茶を飲むのもそれはそれで良かったかも知れない残念だ」
「……過ぎてしまった事は、もうどうしようと戻らないのよ。それで、お茶を飲む暇がないってどういうこと?」
「そうだった。今日は博麗神社に眠るというお宝がある! それを発掘に来たぜ!」
「お宝ねえ……魔理沙。それって、私の事よね?」
「霊夢は眠ってないだろ?」
「じゃあ、私が眠っていたらお宝だったの?」
「眠った横顔に無駄に落書きされても良い霊夢なら或いわそうかもしれないな」
「何それ? そんなことされたら、何かしらの報復があるでしょうね」
「そうだろ? それにな霊夢にはお宝以上の何かがあるだろ。自分をもっと大事にしなきゃダメだぜ。女の子なんだからな」
「ちょっと、何その発言意味不明なんだけど。まあなんか言われてみると確かにそんな気がする気がするわね。で? え? という事は本当にお宝がこの神社にあるって言う事?」
「そうだぜ、霊夢。だからお茶なんて呑気に飲んでる場合じゃないんだ!」
「どうしよう。どうしよう。どうしよう。もしかして、実はこの湯飲みが骨董品的価値感から1000万円なんてオチじゃないわよね?」
「残念、それは絶対ないんだぜ」
「え? なんで?」
「実はそれ先週の丑三つ時、こっそり1000円で買ったのとすり替えて置いたんだ」
「え? 丑三つ時? ちょっと、私の湯飲をどうしたの?」
「いや、あっと。墓穴を掘ったな。あの時私は箒で素振りしてだけ。な、はずなんだ。それなのになんか色々あって湯飲みが割れてしまうとは思わなかった。なぜそうなったかは、未だに分からない」
「……お気に入りだったのに」
「霊夢のお気に入り……でもまあ今まで気が付かなかったわけだし」
「ひどいわ。湯飲みを弄ばれた私の事、湯飲みに対する私の思い。あのね。魔理沙には乙女心が分からないの?」
「これでも、乙女心がわかるつもりだったんだがな。……勝手にすり替えておいたことは謝る」
「いいわ。素直に謝ったから良しとします」
「お、おう。すまないな」
「それで、お宝って言うのは?」
「いやこれは、資料は無いがすっごく価値がありそうなんだ。そうに違いない。私にはわかる」
「なるほど、その根拠からお宝の手がかりはあるの?」
「いや、本当に生憎ないんだ。多分そうに違いないという直感しかないんだ」
「つまり全く分からないけど。お宝がありそうなうちの神社の謎を問いてお宝を発掘ってわけなのね」
「ああ、そうだな。そういうことなんだ。きっと、霊夢があっと驚く財宝の類が博麗神社に眠っているに違いない」
「うちにそんなお宝あるのかしら?」
「霊夢が思っているよりも、素敵で数奇な宝物があるのかもしれない」
「あなたは私以上にこの神社を知っているというの?」
「いいや、私はこの神社の事なんて今も昔も分かってはいない。それでも、お宝が有るっていう事は誰よりもそれを知っていると思うんだ」
「これから、2人で宝物を探した思いでが宝物だっていう落ちじゃないわよね?」
「それは最後の砦にとっておこうぜ。3時間位探してみて駄目だった時はそういう事にしようじゃないか。ああそうしよう」
「2時間までなら、それで譲歩しても良いわ」
「待て2時間30分!」
「2時間10分」
「2時間20分!」
「2時間15分、これ位以上は譲歩しないわ。2時間15分探して見て宝物が見つからなかったら2人で宝物を探した思い出が宝物だった事にするわ」
「いいぜ! 分かった! 2時間15分で発掘調査してやるぜ! 私はその辺を掘ってみるから霊夢はあの辺を掘ってくれ!」
「わかった」
「あれ、地面が思ったよりも固い」
「魔理沙、お宝探しはもう始まっているのよ」
「なんか、霊夢が掘って居るところ柔らかそうだな」
「頑張って、魔理沙! 大丈夫だから。あとで、吠え面をかいて2人で宝物を探した思い出が宝物だったって公開しても後悔させないから」
「こんにちは魔理沙。よくぞ私が呑気にお茶を飲んでいることを見破りました。偉いわね」
「そうだろ! そうだろう! あーっと、ついでに私の分はあるか?」
「あら、残念ね。呑気にお茶飲んでる暇が有ったら、良かったかもしれなかったね」
「おっと、それは残念だ。神社の縁側でまったりお茶を飲むのもそれはそれで良かったかも知れない残念だ」
「……過ぎてしまった事は、もうどうしようと戻らないのよ。それで、お茶を飲む暇がないってどういうこと?」
「そうだった。今日は博麗神社に眠るというお宝がある! それを発掘に来たぜ!」
「お宝ねえ……魔理沙。それって、私の事よね?」
「霊夢は眠ってないだろ?」
「じゃあ、私が眠っていたらお宝だったの?」
「眠った横顔に無駄に落書きされても良い霊夢なら或いわそうかもしれないな」
「何それ? そんなことされたら、何かしらの報復があるでしょうね」
「そうだろ? それにな霊夢にはお宝以上の何かがあるだろ。自分をもっと大事にしなきゃダメだぜ。女の子なんだからな」
「ちょっと、何その発言意味不明なんだけど。まあなんか言われてみると確かにそんな気がする気がするわね。で? え? という事は本当にお宝がこの神社にあるって言う事?」
「そうだぜ、霊夢。だからお茶なんて呑気に飲んでる場合じゃないんだ!」
「どうしよう。どうしよう。どうしよう。もしかして、実はこの湯飲みが骨董品的価値感から1000万円なんてオチじゃないわよね?」
「残念、それは絶対ないんだぜ」
「え? なんで?」
「実はそれ先週の丑三つ時、こっそり1000円で買ったのとすり替えて置いたんだ」
「え? 丑三つ時? ちょっと、私の湯飲をどうしたの?」
「いや、あっと。墓穴を掘ったな。あの時私は箒で素振りしてだけ。な、はずなんだ。それなのになんか色々あって湯飲みが割れてしまうとは思わなかった。なぜそうなったかは、未だに分からない」
「……お気に入りだったのに」
「霊夢のお気に入り……でもまあ今まで気が付かなかったわけだし」
「ひどいわ。湯飲みを弄ばれた私の事、湯飲みに対する私の思い。あのね。魔理沙には乙女心が分からないの?」
「これでも、乙女心がわかるつもりだったんだがな。……勝手にすり替えておいたことは謝る」
「いいわ。素直に謝ったから良しとします」
「お、おう。すまないな」
「それで、お宝って言うのは?」
「いやこれは、資料は無いがすっごく価値がありそうなんだ。そうに違いない。私にはわかる」
「なるほど、その根拠からお宝の手がかりはあるの?」
「いや、本当に生憎ないんだ。多分そうに違いないという直感しかないんだ」
「つまり全く分からないけど。お宝がありそうなうちの神社の謎を問いてお宝を発掘ってわけなのね」
「ああ、そうだな。そういうことなんだ。きっと、霊夢があっと驚く財宝の類が博麗神社に眠っているに違いない」
「うちにそんなお宝あるのかしら?」
「霊夢が思っているよりも、素敵で数奇な宝物があるのかもしれない」
「あなたは私以上にこの神社を知っているというの?」
「いいや、私はこの神社の事なんて今も昔も分かってはいない。それでも、お宝が有るっていう事は誰よりもそれを知っていると思うんだ」
「これから、2人で宝物を探した思いでが宝物だっていう落ちじゃないわよね?」
「それは最後の砦にとっておこうぜ。3時間位探してみて駄目だった時はそういう事にしようじゃないか。ああそうしよう」
「2時間までなら、それで譲歩しても良いわ」
「待て2時間30分!」
「2時間10分」
「2時間20分!」
「2時間15分、これ位以上は譲歩しないわ。2時間15分探して見て宝物が見つからなかったら2人で宝物を探した思い出が宝物だった事にするわ」
「いいぜ! 分かった! 2時間15分で発掘調査してやるぜ! 私はその辺を掘ってみるから霊夢はあの辺を掘ってくれ!」
「わかった」
「あれ、地面が思ったよりも固い」
「魔理沙、お宝探しはもう始まっているのよ」
「なんか、霊夢が掘って居るところ柔らかそうだな」
「頑張って、魔理沙! 大丈夫だから。あとで、吠え面をかいて2人で宝物を探した思い出が宝物だったって公開しても後悔させないから」
宝物があった
無くなったのか見つかったのか
二人のいちゃいちゃっぷりがセリフだけでも十分に伝わってきました。好きです。
ほんとにあったのかよ!
よきレイマリでした