「レミリアー!その小道具とってー!」
「オッケー!」
「おい霊夢!そろそろ出番だぞ?」
「えっマジ⁉」
ある日の朝『私立紅魔学園』では少女たちがバタバタと走り回っていた。
いつもは名門お嬢様学校らしくおとなしい雰囲気を醸し出している紅魔学園だが、今日は別だった。それもそのはず今日は一年に一度の学園祭なのだ。まあ正式名称は『 scarlet devil academy school festival 』つまり要約すると『紅魔学園の学園祭』だが。まあいちいち紅魔学園までいれるものはいないので以降は学園祭と省略する。
年に一度とあってみんなが気合いをいれていた...
「ちょっとレミリア!ドレス着付けなきゃいけないんだからはやくきてみょん‼」
「あっハイハイ‼わかったわ!わかったから引っ張らないで妖夢!」
私レミリアはクラスメートの妖夢に引っ張られながらも愚痴をこぼす。
「そもそも何で私が主役なのよ⁉」
「いまさらすぎみょん⁉」
「だって何で私なのかわかんないんだもん。」
私はぷくーっと頬を膨らませて妖夢をにらむ。委員長である妖夢はあきれたようにため息をついた。
「何言ってるみょんレミリア。クラス1いや学校1美少女であるあなたが主役をやるのが一番いいに決まってるわ!」
「そんなこと言われたってー私別に美少女じゃないしー?」
「ジーザス‼(ああもう‼)黙ってくるみょん‼あと三十分しかないんだから‼」
「何で今ちょっとかっこつけたの?ねえ?」
「うっさい‼」
「むぅ...」
私は反論をやめ諦めたように妖夢のあとをついていくのだった。
「あーっレミリアさんやっときましたねー!」
2ーAとかかれた教室に入るとさとりの声にみんなが振り向いた。私は妖夢の無言の圧力に逆らえずおとなしく衣装係のさとりのところまでいく。
「じゃあレミリアさんそこにじっとたっていてください。ドレスを合わせますから。」
「はいはい。」
そうしてさとりが私にドレスを着せている間に隣にいた霊夢に声をかける。
「そもそも高校二年生にもなってシンデレラはなくない?」
「んなの知らないわ。魔理沙に聞いてよ言い出しっぺあいつなんだから。」
「えっ⁉そうなの⁉」
「あら知らなかったの?」
「全然...」
「あらそう。ちなみにあんたを主役にしたのもあいつよ。」
「よっし魔理沙後で泣かす。」
私は思わずこの場にいない魔理沙に殺意を込める。そんな私に苦笑しながら「まああいつはこういう恋愛もの好きだからねぇ。」と霊夢は笑うのだった。
「‼...な...なんか寒気がするんだぜ...」
「あら魔理沙大丈夫?もふもふの人形つくってあげましょうか?」
「いや遠慮しとくぜ。」
「うわあ...めっちゃいるじゃない観客...」
「当たり前でしょ。文化祭ってお祭りよ?保護者もいるし勿論全校生徒がいるわ。決まってるじゃない。」
「...帰っていいですか?」
「ダメだぜ☆」
ゴスッ
「痛いのぜ...」
綺麗な笑顔で拒否する魔理沙の頭にげんこつを落とす。
「まぁまぁ...フランちゃんもみてるんだし楽しみなさいよ。」
「フランだけならまだいいんだけど...」
と私はため息をつく。
「あー...もしかしてあの親ばかメイドも来てるとか?」
図星な霊夢の言葉に無言でうなずく。
「御愁傷様ね。」
「助けて?」
「無理」
「デスヨネー...」
痛みに悶える魔理沙を華麗に無視した私たちは会話を交わす。
そんなこんなで時間は来てしまい...
「次は2ーAのだしものでシンデレラです‼」
司会役の妖夢の声が聞こえてきたので私は諦め舞台にたつ。ちらっと舞台袖をみると霊夢たちが無言のグッドサインをしていた。そして劇は始まった。
「おつかれレミリア。」
「ありがと」
あれから一時間後劇を終えた私たちは校門へ向かっていた。
あの劇は大好評でフランも目を輝かせながらみていた。
いま校門へ向かっている理由は次からは私たちが当番だからだ。
今回の文化祭では校門でお出迎えするクラスをいくつかに分けていた。で午後からは私たちがB組と交代なのだ。
「それにしてもおまえ綺麗だったぞ?いやあおまえを主人公にして正解だった。」
「私はまだ許してないからね?」
「許してくれよ。今度おまえの好きなイチゴパフェ奢るからさ?」
「あらそう?しかたないわね。それなら許すわ。」
「レミリアってチョロいわよね。」
「同感です。」
「私もそう思うみょん。」
「こらそこ‼黙りなさい!」
そんな感じでじゃれあいながら校門へ向かう。そして校門につくと私は笑顔を浮かべて...
「紅魔学園の学園祭へようこそ‼」
とお客様を出迎えるのだった。
さあ!私たちの学園祭はまだまだこれからよ‼
「オッケー!」
「おい霊夢!そろそろ出番だぞ?」
「えっマジ⁉」
ある日の朝『私立紅魔学園』では少女たちがバタバタと走り回っていた。
いつもは名門お嬢様学校らしくおとなしい雰囲気を醸し出している紅魔学園だが、今日は別だった。それもそのはず今日は一年に一度の学園祭なのだ。まあ正式名称は『 scarlet devil academy school festival 』つまり要約すると『紅魔学園の学園祭』だが。まあいちいち紅魔学園までいれるものはいないので以降は学園祭と省略する。
年に一度とあってみんなが気合いをいれていた...
「ちょっとレミリア!ドレス着付けなきゃいけないんだからはやくきてみょん‼」
「あっハイハイ‼わかったわ!わかったから引っ張らないで妖夢!」
私レミリアはクラスメートの妖夢に引っ張られながらも愚痴をこぼす。
「そもそも何で私が主役なのよ⁉」
「いまさらすぎみょん⁉」
「だって何で私なのかわかんないんだもん。」
私はぷくーっと頬を膨らませて妖夢をにらむ。委員長である妖夢はあきれたようにため息をついた。
「何言ってるみょんレミリア。クラス1いや学校1美少女であるあなたが主役をやるのが一番いいに決まってるわ!」
「そんなこと言われたってー私別に美少女じゃないしー?」
「ジーザス‼(ああもう‼)黙ってくるみょん‼あと三十分しかないんだから‼」
「何で今ちょっとかっこつけたの?ねえ?」
「うっさい‼」
「むぅ...」
私は反論をやめ諦めたように妖夢のあとをついていくのだった。
「あーっレミリアさんやっときましたねー!」
2ーAとかかれた教室に入るとさとりの声にみんなが振り向いた。私は妖夢の無言の圧力に逆らえずおとなしく衣装係のさとりのところまでいく。
「じゃあレミリアさんそこにじっとたっていてください。ドレスを合わせますから。」
「はいはい。」
そうしてさとりが私にドレスを着せている間に隣にいた霊夢に声をかける。
「そもそも高校二年生にもなってシンデレラはなくない?」
「んなの知らないわ。魔理沙に聞いてよ言い出しっぺあいつなんだから。」
「えっ⁉そうなの⁉」
「あら知らなかったの?」
「全然...」
「あらそう。ちなみにあんたを主役にしたのもあいつよ。」
「よっし魔理沙後で泣かす。」
私は思わずこの場にいない魔理沙に殺意を込める。そんな私に苦笑しながら「まああいつはこういう恋愛もの好きだからねぇ。」と霊夢は笑うのだった。
「‼...な...なんか寒気がするんだぜ...」
「あら魔理沙大丈夫?もふもふの人形つくってあげましょうか?」
「いや遠慮しとくぜ。」
「うわあ...めっちゃいるじゃない観客...」
「当たり前でしょ。文化祭ってお祭りよ?保護者もいるし勿論全校生徒がいるわ。決まってるじゃない。」
「...帰っていいですか?」
「ダメだぜ☆」
ゴスッ
「痛いのぜ...」
綺麗な笑顔で拒否する魔理沙の頭にげんこつを落とす。
「まぁまぁ...フランちゃんもみてるんだし楽しみなさいよ。」
「フランだけならまだいいんだけど...」
と私はため息をつく。
「あー...もしかしてあの親ばかメイドも来てるとか?」
図星な霊夢の言葉に無言でうなずく。
「御愁傷様ね。」
「助けて?」
「無理」
「デスヨネー...」
痛みに悶える魔理沙を華麗に無視した私たちは会話を交わす。
そんなこんなで時間は来てしまい...
「次は2ーAのだしものでシンデレラです‼」
司会役の妖夢の声が聞こえてきたので私は諦め舞台にたつ。ちらっと舞台袖をみると霊夢たちが無言のグッドサインをしていた。そして劇は始まった。
「おつかれレミリア。」
「ありがと」
あれから一時間後劇を終えた私たちは校門へ向かっていた。
あの劇は大好評でフランも目を輝かせながらみていた。
いま校門へ向かっている理由は次からは私たちが当番だからだ。
今回の文化祭では校門でお出迎えするクラスをいくつかに分けていた。で午後からは私たちがB組と交代なのだ。
「それにしてもおまえ綺麗だったぞ?いやあおまえを主人公にして正解だった。」
「私はまだ許してないからね?」
「許してくれよ。今度おまえの好きなイチゴパフェ奢るからさ?」
「あらそう?しかたないわね。それなら許すわ。」
「レミリアってチョロいわよね。」
「同感です。」
「私もそう思うみょん。」
「こらそこ‼黙りなさい!」
そんな感じでじゃれあいながら校門へ向かう。そして校門につくと私は笑顔を浮かべて...
「紅魔学園の学園祭へようこそ‼」
とお客様を出迎えるのだった。
さあ!私たちの学園祭はまだまだこれからよ‼