よう、チルノ。
あ、魔理沙何か用?
今日はな、チルノに杜撰フライを持って来たんだぜ
え? その揚げ物、杜撰フライって言うんだ。
『海の無い幻想郷だから、杜撰を食べたことのある者は少なかった』
そんな、貴重な杜撰を魔理沙は何処からか手に入れてきて、普段からお世話になっているチルノ閣下にお供えしにやって来たのだった。
「そうだぜ、新鮮な杜撰に衣をつけて油で揚げたんだぜ」
「へー、それで、味は?」
「那珂は茨城、外は富山で富嶽百景だぜ!」
それはすなわち、日本の東側。東方である。
その中央には山梨である、○でこのサクヒンの山梨、落ち無しである。
「なんて、分かりにくい例え」
「そこは、杜撰フライだからなしょうがない」
貝殻に忘れてきた気持ちは、杜撰のスープのそこに溶けてなくなってしまった。
天空に輝くお星様を見て、杜撰が何を思っていたかはもはや誰にも分からない。
「しょうがないんだね」
「おう、じゃあ、食べてみろよ」
オイスターソースを、杜撰に掛けてさあ、召し上がれ。
「いただきます!」
「おう! 喰ってその杜撰を口の中いっぱいに広げて私に感謝しろよ」
「うん!」
杜撰フライをチルノは食べてみた。
口の中には、杜撰が広がって満たされた。
チルノは杜撰の味に、泣いた。
割と本気で泣いた。
あ、魔理沙何か用?
今日はな、チルノに杜撰フライを持って来たんだぜ
え? その揚げ物、杜撰フライって言うんだ。
『海の無い幻想郷だから、杜撰を食べたことのある者は少なかった』
そんな、貴重な杜撰を魔理沙は何処からか手に入れてきて、普段からお世話になっているチルノ閣下にお供えしにやって来たのだった。
「そうだぜ、新鮮な杜撰に衣をつけて油で揚げたんだぜ」
「へー、それで、味は?」
「那珂は茨城、外は富山で富嶽百景だぜ!」
それはすなわち、日本の東側。東方である。
その中央には山梨である、○でこのサクヒンの山梨、落ち無しである。
「なんて、分かりにくい例え」
「そこは、杜撰フライだからなしょうがない」
貝殻に忘れてきた気持ちは、杜撰のスープのそこに溶けてなくなってしまった。
天空に輝くお星様を見て、杜撰が何を思っていたかはもはや誰にも分からない。
「しょうがないんだね」
「おう、じゃあ、食べてみろよ」
オイスターソースを、杜撰に掛けてさあ、召し上がれ。
「いただきます!」
「おう! 喰ってその杜撰を口の中いっぱいに広げて私に感謝しろよ」
「うん!」
杜撰フライをチルノは食べてみた。
口の中には、杜撰が広がって満たされた。
チルノは杜撰の味に、泣いた。
割と本気で泣いた。
杜撰を揚げて食うのが幻想郷なのですね