Coolier - 新生・東方創想話

ほっぺをさすりながらこうようを観ました。

2019/11/01 22:20:47
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「今日は風流を気取って、こうようしたもみじを見ながらお酒を飲みたいと思います」

「それは、なるほど風流ですね。文様、でもまだ紅葉の季節はちょっと早いですよ」

「あ~、それに気づいてしまいましたか。この辺りはまだまだですね」

「えっと、じゃあ。紅葉を見ながらお酒は無理ですね」

「よく言うじゃないですか。こうようしないなら高揚させよう犬走って」

「初めて聞きました」

「……今作りました」

「……」

「という事で、何かそうですね。椛の恥ずかしい話でも暴露してください。そして、恥ずかしさのあまりほっぺを高揚させて下さい」

「嫌です」

「そういうと思ってましたよ。椛さん。だから、今日は私が椛をこうようさせてみようと思いまして」

「どういうことですか?」

「ふふふ、椛さん」

「なんですか? なんで、近づいてくるんですか? ちょっと、え?」

「も~み~じ~」

「ちょ、顔が近い……です」

「……私が接近してこうようしました? ほっぺた、真っ赤になりました?」

「あ、え?」

「……うーん、イマイチですね。もしかして、私って魅力ないですか?」

「いや、そんな事は無いと思いますよ。そすですね。同性の私から見ても文様は十分魅力的だと思いますよ」

「それは、本当ですか?」

「本当ですよ。もしも私が男性だったら今頃……危ないですよ。危険がデンジャーです」

「まあ、椛ったら大胆なんだから! そのお、もみじさえよければべつにどうせいだってその……」

「あ、今鏡を見ればこうようが見れますよ」

「残念、鏡はもってないんですよ」

「そうですか。残念でしたね」

「……秋は悲しみの季節ですね」

「え? 急にしんみりしてさっきまでこうようしてたのにどうしたのですか?」

「いや、ちょっと、失恋しまして」

「あっと」

「そうだ、こうようしたもみじを見ながら風流じゃないですけど。やけ酒に付き合って下さいよ」

「……その、まだ」

「まだ、なんですか?」

「まだ、多分失恋したわけじゃないですよ」

「え? 本当ですか」

「し、知りません」

「……椛さん!」

「な、なんですか?」

「ほ~ら、実は持ってたこの鏡で見てください! 高揚した椛さんが見れますよ」

「ばか!」
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コメント



0.360簡易評価
1.100名前が無い程度の能力削除
近いのか遠いのか曖昧な2人の距離感が好き
2.90奇声を発する程度の能力削除
二人の距離感が良かったです
4.100名前が無い程度の能力削除
あらあらあらあら!結局二人ともこうようが見れたみたいでなにより!
5.100名前が無い程度の能力削除
なんて言ったらいいのか分からないけどいい
なんか なんか...
10.100名前が無い程度の能力削除
可愛い
11.100サク_ウマ削除
良いですね
12.100封筒おとした削除
会話文だけでここまでかわいい
13.100ヘンプ削除
二人がとても可愛いですね!
14.90南条削除
かわいらしくていいと思いました
タイトルからもうかわいい
15.100モブ削除
はあーあ!はああーあ!会話だけで表現できるって素晴らしいなあ。面白かったです。
16.100名前が無い程度の能力削除
すばらしかった
17.100名前が無い程度の能力削除
かわいい!かわいい!
20.100終身削除
甘々で良いなぁ…椛の受け答えが業務的な感じ崩さないのかなぁと思って読んでいたら最後の方でポロッと漏らすのが欲しいものが出てきた感じがして本当に良かったです