それは、いつもの光景のはずだったんだ。
ドカーン!というエクスプロージョンがあいさつ代わりに大発生!
そう何にもしてないのに、なぜか大爆発がその図書館では日常的に起きる。
そして、それがきっかけで始まるんだ。
「パチュリー、今日はこれを死ぬまで借りていくぜ!」
今日の魔理沙は美味しくできる料理の書(ま、魔法じゃないんだからね! わ、ワタシの手作りなんだからね。た、食べないの?というタイトル)を、図書館からどろぼ、狩りだして来たんだ。
「ちょ、魔理沙。待って持ってかないで」
図書館の主であるパチュリーがそれを止めることなどできない。
魔女としては格段に上であるが、魔理沙の活発な元気な雰囲気には勝てない。
「うふふ、これは良いサンプルを手に入れたわ」
旧作だったころの魔理沙を思い出させる笑みを、勝利を確信した魔理沙が浮かべる。
「……魔理沙、許さない!」
「パチュリー後で返すから怒るなよ」
もはや誰もが見飽きた日常な光景だった。
「……先生。やっちゃって下さい」
ところがその日は、違うのだった。
異質な、亜空間から召喚されたそのおじさんは、主人に従う小悪魔のように静かに背後の影に控えていた。
魔理沙は気が付くことができなかったのだ。
「泥棒する悪い子はしまっちゃおうね」
全身ピンク色の毛むくじゃらしたそのおじさんは、魔理沙をしまっちゃうんだ。
「え? そのおじさんをなぜパチュリーが」
魔理沙がそのおじさんを視認したときすでに遅しなんだ。
「切り札は作っておくものよ」
どや顔するパチュリー!
だって、それはもうすでに勝利を確信しているから。
「やめろ。しまわないでくれ」
とんで逃げようとしてたはずなのに、魔理沙は床に縛り付けられたように動けない。
なぜ?それは誰にもわからない。
「ううーん。泥棒しちゃう悪い子はしまっちゃおうね」
おじさんは、魔理沙を優しく抱え、お姫様抱っこでどこかに連れて行った。
「ま、待て。待ってくれ! 私は悪くない。泥棒じゃないんだ。借りてるだけ。借りてるだけ!」
「だめだよ~しまっちゃおうね」
「そうだ。引き分けにしよう。盗った物は返すから。引き分け引き分け……もう、私の負けでいいから」
「悪い子はしまっちゃおうね~」
言い訳する魔理沙をおじさんが運んでいく。
口は周るが、魔理沙はなぜか抵抗できなかったんだ。
これは少女監禁の罪?
それは、パチュリーのテーマ少女密室の音楽が中和している。
法律うんにゅんじゃない。これはにゃんにゃんだろうニャー
「人の物を死ぬまで借りちゃう我儘な子はしまっちゃおうね~」
そもそも、みーんな我儘な子はしまわれちゃうんだ。
「ひ、ひぇぇ? 待ってしまわないで」
「さあ、しまっちゃおうね~」
歳のわりに若干小柄な魔理沙の為に用意されていた石室のような物に魔理沙は入れられてしまった。
こうして、魔理沙はしまわれちゃってもう二度と泥棒することができなくなっちゃったんだ。
ドカーン!というエクスプロージョンがあいさつ代わりに大発生!
そう何にもしてないのに、なぜか大爆発がその図書館では日常的に起きる。
そして、それがきっかけで始まるんだ。
「パチュリー、今日はこれを死ぬまで借りていくぜ!」
今日の魔理沙は美味しくできる料理の書(ま、魔法じゃないんだからね! わ、ワタシの手作りなんだからね。た、食べないの?というタイトル)を、図書館からどろぼ、狩りだして来たんだ。
「ちょ、魔理沙。待って持ってかないで」
図書館の主であるパチュリーがそれを止めることなどできない。
魔女としては格段に上であるが、魔理沙の活発な元気な雰囲気には勝てない。
「うふふ、これは良いサンプルを手に入れたわ」
旧作だったころの魔理沙を思い出させる笑みを、勝利を確信した魔理沙が浮かべる。
「……魔理沙、許さない!」
「パチュリー後で返すから怒るなよ」
もはや誰もが見飽きた日常な光景だった。
「……先生。やっちゃって下さい」
ところがその日は、違うのだった。
異質な、亜空間から召喚されたそのおじさんは、主人に従う小悪魔のように静かに背後の影に控えていた。
魔理沙は気が付くことができなかったのだ。
「泥棒する悪い子はしまっちゃおうね」
全身ピンク色の毛むくじゃらしたそのおじさんは、魔理沙をしまっちゃうんだ。
「え? そのおじさんをなぜパチュリーが」
魔理沙がそのおじさんを視認したときすでに遅しなんだ。
「切り札は作っておくものよ」
どや顔するパチュリー!
だって、それはもうすでに勝利を確信しているから。
「やめろ。しまわないでくれ」
とんで逃げようとしてたはずなのに、魔理沙は床に縛り付けられたように動けない。
なぜ?それは誰にもわからない。
「ううーん。泥棒しちゃう悪い子はしまっちゃおうね」
おじさんは、魔理沙を優しく抱え、お姫様抱っこでどこかに連れて行った。
「ま、待て。待ってくれ! 私は悪くない。泥棒じゃないんだ。借りてるだけ。借りてるだけ!」
「だめだよ~しまっちゃおうね」
「そうだ。引き分けにしよう。盗った物は返すから。引き分け引き分け……もう、私の負けでいいから」
「悪い子はしまっちゃおうね~」
言い訳する魔理沙をおじさんが運んでいく。
口は周るが、魔理沙はなぜか抵抗できなかったんだ。
これは少女監禁の罪?
それは、パチュリーのテーマ少女密室の音楽が中和している。
法律うんにゅんじゃない。これはにゃんにゃんだろうニャー
「人の物を死ぬまで借りちゃう我儘な子はしまっちゃおうね~」
そもそも、みーんな我儘な子はしまわれちゃうんだ。
「ひ、ひぇぇ? 待ってしまわないで」
「さあ、しまっちゃおうね~」
歳のわりに若干小柄な魔理沙の為に用意されていた石室のような物に魔理沙は入れられてしまった。
こうして、魔理沙はしまわれちゃってもう二度と泥棒することができなくなっちゃったんだ。